穏乃「ねぇ、京太郎………」

京太郎「そんな悲しそうな声を出さないでくれよシズ」

俺は今にも泣きそうなシズの頭を撫でると彼女はピクンと身体を震わせた。

穏乃「京太郎……身体が熱いよぉ……ぎゅっとして…?」

潤んだ瞳で自分の身体を俺に擦り付けるシズ。そんなシズに俺はただ彼女の頭を撫でてなだめる事しか出来ない。
何故ならシズのいう『ぎゅっと』はその………下品な話なのだが……いわゆる性行為であり、俺はそんな経験なんざ一切ないチェリーな童貞な訳でして…。

穏乃「んん…ああ……ふぅぅ……!」

京太郎「シ、シズ……胸を俺の背中を擦り付けるのは止めてくれないか…?」

穏乃「無理だよぉ……だってぇ…我慢出来ないんだからぁ……」

俺の制止も聞かず、はぁはぁと息を荒げながらシズは尚も身体を擦り付ける。もうここ数日はこんな調子なのだ。

発情期

憧の話だとシズは今、この状態らしい。今までは何とか抑えられていたみたいだったが、男である俺が常時シズの近くにいる様になったせいで今回のは今までのよりも『スゴイ』んだとか。

憧『アンタはシズの彼氏なんだから!きっちりと受け止めなきゃダメなんだからね!男なら責任とりなさい!』

指を突き付けながら憧は俺にそうは言ったものの、肝心の俺の方はヘタレかましている状態で未だにシズを抱く事が出来ずにいたのであった。

穏乃「きょうたろぉ……してぇ…ぎゅっとしてぇ……」

だけどこのままではいけないのは分かっている。シズがストレスのあまり爆発するのも時間の問題だ。

京太郎「やっぱり…やるしかないんだよな…」

俺は覚悟を決め、シズの身体を引き寄せ、くっと持ち上げた。

穏乃「あうん……♪」

甘える様な声を出して俺の首に手を回すシズをお嬢様抱っこした俺は、すうっと深呼吸をしてベッドの方へと向かうのであった。

カンッ