―――全国麻雀大会・インターハイ一日目―――


――清澄控え室――



久「さーて、会場に着いたんだけど、のど渇いちゃった、ということで……」

久「須賀君、買出しに行ってきてちょうだい。」

優希「犬!ついでにタコスも買って来るんだじぇ!」

和「私の分の飲み物もお願いします。」

まこ「ついて早々買出しとはのう……わしは水でええわい。」

京太郎「了解、咲はどうする?」

咲「あ、京ちゃん私も一緒に行くよ。」

久「あら、咲は私たちと一緒に対策立てるためにお留守番よ?」

咲「……へ?」

京太郎「咲、気を使わなくてもいいんだぞ?俺一人でも大丈夫だし。」

咲「でも……」

和「宮永さん私たちには今やるべきことがあるんですよ?」

京太郎「そうそう、お前は大会に集中してろって、な?」

咲「うん……」

京太郎「じゃ、ちょっくら買出しに行ってきま~す。」

まこ「……で、京太郎を体よくこの場から離した理由はなんじゃ?」

久「さっすがまこ、気付いてたのね?」

久「実はここに来る間に気になることがあったの」

和「気になることですか?」

久「男子の個人に気になる名前があってね。」

まこ「ちょっとまて、なんでわしら女子に男子個人戦が関係あるんじゃ?」

久「もう、まこはせっかちね、それはこれから話すから聞いててちょうだい。」

久「で、気になる名前ってのが茨城の小鍛治って人よ。」

和「小鍛治って言ったら国内無敗と言われた小鍛治プロの小鍛治でしょうか?」

久「そう、そう多くはない苗字よね。」

久「そして下の名前が"京太郎"という名前。」

咲「え?京ちゃんと同じ名前なんですか?」

久「そうなのよ、面白い偶然だと思わない?」

まこ「たまたまじゃろうに……」

久「どうしても気になってね?」




――同時刻・白糸台控え室――



淡「きょーたろーのど渇いたー」

京太郎「へいへいわかりましたよお嬢様。」

京太郎「今から買出しに行きますけど先輩達は何かいります?」

照「オレンジジュース。」

尭深「ん、私はお茶があるから……」

誠子「スポーツドリンク頼むわー。」

菫「私の分も頼む適当でいい。」

京太郎「じゃあ早速行って来まーす」

菫「いつもすまないな。」

京太郎「いえいえ、気にしないで下さい。」





――同時刻・宮守控え室――



京太郎「荷物多い……重い……あと東京は遠い……」

トシ「すまないね京太郎、荷物まで運んでもらっちゃって。」

京太郎「なんのこれくらい……」

シロ「歩くのダルい……」

胡桃「シロは須賀君におぶって貰ってて歩いて無いでしょ!」

豊音「京太郎君大変そうだったよー。」

エイスリン「キョータロー、ダイジョウブ?」

京太郎「ダイジョウブ……」

胡桃「余り大丈夫じゃなさそう!?」

塞「シロ、いい加減京太郎君からおりてあげて……」

シロ「おりるのもダルい……」

京太郎「み……水……」

トシ「京太郎、これで全員の飲み物を買ってきておくれ。」

京太郎「じゃあいってきま~す」

シロ「掴ってるのもダルくなってきた……」

塞「……ってシロはなにナチュラルに京太郎君におぶさったままなの!?」




――同時刻・実況席控え室――



健夜「ごめんね、京太郎君、荷物持ってもらっちゃって。」

京太郎「ついでですから気にしないで下さい健夜さん。」

恒子「いやーすこやんにこんなイケメンな弟さんがいるとは……」

恒子「しかも茨城の男子個人の地区予選をトップ成績で通過してるとか。」

京太郎「いえいえ、たまたまそのときはバカヅキしてただけですって。」

京太郎「あと俺には優秀な先生がついていますから。」

恒子「初めて二人に会ったときは彼氏かと思うほど仲良かったから。」

恒子「一瞬『アラフォーに高校生の彼氏!?』って文言が浮かんじゃいましたよ!」

京太郎「健夜さんはアラサーですよ!」

健夜「何言わせてるの!?というか突っ込むところはそこ!?」

恒子「京太郎君とすこやんは息ぴったりだね。」

京太郎「福与アナもノリがいいですね。」

恒子「私の事は恒子でいいよ。」

京太郎「では失礼ながら恒子さんって呼ばせていただきます。」

恒子「もう、そんな堅苦しくなくていいよー?」

京太郎「いえいえ、目上の方に失礼なことは出来ませんよ。」

恒子「京太郎君ってば、かたーい!」

健夜「二人とも仲いいな……」

京太郎「そうだ、二人とものど渇きませんか?俺ちょっと買いに行ってきますけど。」

健夜「え、そんな悪いよ、京太郎君大会控えてるでしょ?」

京太郎「男子個人は始まるまでまだ日数あるから大丈夫ですよ。」

健夜「それでも練習とか対策とかあるんじゃ……」

京太郎「そこはあとで健夜さんに頼ります」(キリッ)

健夜「うふふ、そういうところは昔から変わらないんだから。」

恒子(こんな空気作られたら入って行き難いよ!)

恒子「じゃ、じゃあ私はお茶で!」

健夜「私もお茶で。」

京太郎「わかりました、では行って来ます。」



――自販機前――


京太郎(清澄)「えーとタコスとかは買ったから……」

京太郎(白糸台)「自販機の場所はっと……」

京太郎(宮守)「シロさん掴るならちゃんと掴ってください……」

シロ「……ん。」モゾモゾ

京太郎(小鍛治)「お茶二つと俺は何にしよう……」


京太郎(清澄)「ん?」
京太郎(白糸台)「お?」
京太郎(宮守)「あ」
京太郎(小鍛治)「……え」

京太郎「「「「あれ俺がいる?」」」」

シロ「ダルすぎて京太郎が増えて見える……」




――さて、現状を説明しよう、今俺達は只ならぬ因縁を感じて

互いに自己紹介し、互いに今までの人生の経緯の情報を交換し合っている。

ここにいる『須賀京太郎』達は(一人は小鍛治の性を名乗っているが)元は1つ1つの分岐点から

分かれて行った者だと推察出来る。



そんなことを頭で整理しながら俺の人生紹介は終わった(清澄の京太郎)


京太郎(清澄)「っとこんな感じか。」

京太郎(白糸台)「長野の俺はそんな風に生きてきたのか……」

京太郎(小鍛治)「というか部員からの扱いがぞんざい過ぎないか!?」

京太郎(宮守)「俺もそんな感じの扱いはされてないぞ……」

シロ「まったくだな、京太郎の扱いがなってない……」

京太郎(宮守以外)(この人は一体なんなんだろう……)

京太郎(白糸台)「じゃあ、次は俺について話していくぞ。」

京太郎(白糸台)「あれは今から十年位前かな?そのとき親父の転勤が決まって――」





――十年位前・長野――

京太郎父「おーい、京太郎早くしろー。」

京太郎「ちょっとまってーぼくのおもちゃが見つからないのー」

京太郎母「まったくあの子ったら落ち着きが無いんだから……」

京太郎父「誰に似たんだろうなー」チラッ

京太郎母「あなたじゃないの?」

京太郎父「そんなことは無い、と思いたい……」

京太郎「みつかったー」

京太郎父「それじゃ出発するか、予定より10分遅れてるけど急ぐ訳でもないからいいか。」



――東京――


京太郎父「車だと結構遠く感じたな。」

京太郎母「途中渋滞に捕まったから余計に時間取られちゃったわね。」

京太郎父「とりあえずご近所さんに挨拶回りしておかないとな。」

京太郎母「ええと、お隣さんの苗字は……>>30ね。」

白糸台の人物安価(幼馴染+京太郎が白糸台に入る動機になる人物になります)


30 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage] 投稿日:2012/09/04(火)

17:54:58.87 ID:4BthoBZMo
宮永で




安価てるてる

――インターホンがなる、大人が二人と金髪少年のがいた、如何にも活発に動き回る少し落ち着

きが無い男の子だった。


京太郎母「お隣に引っ越してきた須賀と申します。」

京太郎母「お父さんかお母さんはいるかしら?」

照「……今はいないです。」

京太郎母「あら、そうなの親御さんには今度またいるときに挨拶しに来ますね~。」

京太郎母「ほら京太郎も挨拶なさい。」

京太郎「すがきょうたろうです、よろしくね!」

照「……こちらこそよろしくね。」


両親に連れられてきたその男の子は京太郎と名乗り、それから数日後、良く家に来るようになっ

た。


「てるちゃん、あーそーぼ!」


男の子は周りに同年代の人間がいないからか、それとも母が仕事でいない私を慮ってか知らない

が私に良く会いに来てくれた。


京太郎「きょうはなにしてあそぶ?」

照「えっと……麻雀って知ってる?」

京太郎「なにそれー?」


元々インドア派の私は日がな一日中一人で牌を弄くってた。

決して最近引っ越してきたから迷子になりやすいとかそういう理由でインドア派になったとかで

は断じてない。


照「遊び方は私が教えるから、やってみない?」

京太郎「うん!」


~~~

京太郎「わっかんねー、すべてがわっかんねー!」


この男の子堪え性が無いのか直ぐに投げ出してしまった。

いや、そもそも小学に上がりたての子供に麻雀のルールを覚えろというのが土台無茶な話なのだ

ろうか……


照「少しずつ覚えていくしかないね。」

京太郎「それよりも、おそとであそぼーよー!」

照「外でなにするの?」

京太郎「えーと、サッカーとか野球とか?」

照「ボール遊びとか好きじゃない……」


男の子はうーんと悩みながら考えている。


京太郎「じゃあおままごとでもする?」

照「うん、それならいい。」




京太郎が夫役をする、私は奥さん役をする、至って普通のおままごとだ。

お互い夫婦ごっこの関係を満喫しつつおままごとにそろそろ飽きてきた頃、ふと自分の"家族"に

ついて思い出した。

遠くに住んでいる父親と妹についてだ。

姉妹そろって両親から教わって覚えた麻雀。

覚えたての麻雀を上手く出来て両親から「才能がある」とおだてられ、得意気になっていた。

だがそれは妹も同じだった、いやそれ以上だった。

事実、妹は直ぐに得意気な私の鼻っ柱を叩き折ってくれた。

衝撃だった、妹は何をやらせても私に劣ると思っていたのに、私が好きな麻雀では負けないと思

っていたのに。

気付くと私は憤慨していたのだ、『私の方がお姉さんなのに』、『私の方が先に麻雀を始めたの

に』、『私の方が麻雀を好きなのに』

そんな思いが私動かしてしまっていたのだ。

それから妹は私の顔を伺いながら、且つ子供ながらの大金の(お小遣い程度だが子供にしては大

金だ)を奪われないよう、±0を取り続けるようになった。

そんな歪な打牌に気付いたのか両親は私たち姉妹を引き離すようにしていったのだ……

そんことを思い出して感傷に浸ってしまっていた私は顔に出ていたのか、傍らにいた男の子に心

配を掛けさせてしまった。



京太郎「てるちゃんどっかいたいの?」

照「ううん、ちょっと家族のことを思い出してただけ。」


そして私は家族に関して男の子に語りだす。





京太郎「へーてるちゃんにいもうとがいたんだー」

照「うん、喧嘩別れしたみたいなもんだけどね。」

京太郎「じゃあいつか、あいにいってなかなおりしないとね!」


男の子の無邪気で屈託の無い笑顔が私の胸に突き刺さる。

果たして妹に会ったとして素直に謝れるのだろうか、妹は許してくれるのだろうか、そもそも会

わせてもらえるのだろうか。

そんな考えを逡巡させながら弱気な返事をしてしまった。





――今から数年前――

京太郎「それで照ちゃんは高校は何所に行くんだっけ?」

照「一応は白糸台に行くつもりだよ。」

京太郎「そっか~照ちゃんほど腕前なら白糸台に行くよな~、やっぱり目標は全国大会で優勝と

か?」

照「当たり前」フフン

照「その時は京ちゃん応援よろしくね?」

京太郎「麗しのお姫様の為ならこの須賀京太郎喜んで馳せ参じます!」跪き

照「んふふ、何それ。」


そんなやり取りをしながら数年後、私はIHで優勝し、京ちゃんは白糸台高校を入学した。


照「京ちゃん無事入学おめでとう。」

京太郎「ありがとう、しかし結構ギリギリの入学でしたよ……」

照「わざわざ一芸入試で無理して入らなくてもよかったのに……」

京太郎「いいのいいの、照さんと同じ高校に同じように入学したかったんだから。」

照「え?なんで?」

京太郎「だって照さんどっか抜けてるとこあるし、ほっとけないんだよなー。」

照「そんなことはない、はず、たぶん、おそらく……」

京太郎「だって照さん、歩けば迷う、忘れ物をしてされに忘れ物を作る、料理すると大惨事」

照「うぐぐ」

京太郎「こんなお姉さんほったらかす方がおっかない」ケラケラ


この青年は小さい頃からの付き合いで私の弱点や汚点を山ほど知っている。

このままでは上級生としての威厳が迷子になってしまうので上手く話を逸らす。


照「そういえば京ちゃん部活はどうするの?やっぱり麻雀部?」

京太郎「うん、わざわざ一芸入試にしてまで入学したんだし照さんと同じとこに入ってみようか

なって」

照「じゃあ放課後麻雀部に案内するよ。」

京太郎「麻雀部に行くまでの間、迷子にならないといいなー」

照「流石に通いなれてる高校で迷子にならないよ!」

京太郎「では、よろしくお願いしますね、"照先輩"?」

照「うむ、先輩に任せなさい」





――放課後――


―私は今校内をうろうろしている、別に道が分からなくて迷っている訳ではない。

ただ京ちゃんのクラスを聞き忘れていて一年生教室を右往左往しているのだ。


照「京ちゃん、何所にいるんだろう……」ウロウロ


傍から見れば三年生が一年生教室の前をうろうろしているのだ、それなりに目立つ。

そうこうしているうちに一年生から声を掛けられた。


京太郎「照さん、なにうろうろしてるんですか?」

照「ひゃ!?」ビクン


突然かけられた声によって、変な声を出してしまう、これは恥ずかしかった。


照「あ、京ちゃん、もう、びっくりした……」

京太郎「あはは、すいません、照さんの後姿が見えたもんで、つい。」

照「もー!もー!」プンスカ

京太郎「そんなに怒らないで下さいよ、それより案内してくれるんですよね?麻雀部に。」

照「あ、そうだった、それじゃあ付いてきて、京ちゃん。」

京太郎「はいはい」

照「ここの高校は結構広いから慣れるまで迷っちゃうかもしれないからちゃんと付いて来るんだ

よ?」


ちょっと先輩らしくお姉さんぶってみる。

しかしそんな気分は即座に上級生の威厳と共に壊されてしまう。


京太郎「その口ぶりからすると照さん、散々迷ったんだな……」

照「うぐ!?」

京太郎「……あー、やっぱり。」

照「迷ったっていっても、ほんのちょっとだけだよ……」フイッ

京太郎「……これは相当迷ってたな。」


そんなやり取りをしているうちに部室前に着く。

後輩たちが整列して私に向かって御辞儀しているのを見て、京ちゃんは面を食らっているようだ

った。


京太郎「あの照さん、麻雀部っていつもこんな感じなの?」ボソボソ

照「大体いつも通り」





彼は落ち着かないのかしきりにそわそわしていた。


京太郎「うう、視線が痛い……」


それもそうかもしれない、仮にも白糸台のエースが何所の馬の骨とも知らぬ男と一緒にやってき

たのだ、視線が集まらない訳が無い。

そんな彼にこれから一癖も二癖もある部員たちの目に晒される破目になることを予期して一言言

っておいた。


照「京ちゃん、頑張れ。」

京太郎「へ?」


彼が素っ頓狂な声を上げたあと、猛獣がひしめきあう檻の扉を開けた。




――白糸台麻雀部部室――


うちの麻雀部では入部テストと称して振り分けを行う。

入部希望者は入部テストで力量を量り、何軍に入れるかが決まる。

隣で部長が入部希望者の振り分けをしている。

そろそろ彼の番だ、応援はしたいが一応身内だからといって彼一人を贔屓にするのは良くないの

で心の中で応援する。

そんな気持ちが顔に出ていたのか隣にいた菫に声を掛けられた。


菫「なぁ、彼、えーと須賀京太郎と言ったか、照がいつも話題に出しているのは彼のことか?」

照「あー、うん、そう。」

菫「一応麻雀特待生として入ってきたんだ、それなりに期待して良いのだろう?」

照「その点は心配しなくていい、私が直々に教えてきたんだからな」フフン

菫「エースのお墨付きか、その腕前、とくと見せてもらおう」

菫「しかしなんでわざわざ白糸台に入ったのか……」





京太郎「よろしくお願いします。」
モブA子「よろしくお願いします。」
モブB子「よろしくお願いします。」
モブC子「よろしくお願いします。」


東一局目0本場

京太郎(配牌はそこまで悪くないな……)

京太郎(とりあえず様子見と行きますか……)


13順目

タンッ

京太郎(親と下家が張ったか……親の方は結構でかそうだし潰しておくか。)

京太郎(下家おそらくこっちだな……)タンッ

モブC子「!ロン!2600!」

京太郎「はい」

モブA子(満貫潰された……)


東三局目0本場

京太郎(俺の親番か……配牌が酷いな。)

京太郎(でもまぁ何とかしますか。)

京太郎(とりあえずタンヤオあたりにでもしとくか?)


16順目

京太郎(俺以外全員張ったみたいだが……皆さんが欲しい牌は全部止めてるんだな、これが。)

京太郎(あと二順だから俺を止めとかないとまずいぜ?)

18順目

モブA子「聴牌」

モブB子「聴牌」

京太郎「ノーテン」

モブC子「聴牌」

京太郎「あ、すいません、流し満貫です。」

モブA子「うわーないわー」

モブB子「マジ……」

モブC子「はい点棒」

菫「…………」





オーラス

京太郎(これでオーラスか……二回流し満貫と差込二回で俺の持ち点は38500点か。)

京太郎(よし、このまま流しちゃおう!)

流局

モブA子「聴牌」

モブB子「ノーテン」

京太郎「ノーテン」

モブC子「ノーテン」

「「「「ありがとうございました」」」」





菫「なぁ照、1つ聞きたいんだが彼はいつもあんな打ち方なのか?」

照「きょ、京ちゃんは結構シャイなだけだから……」(震え声)

菫「対局者の手を全部止めたり流し満貫を二回もやるのがシャイというのか……」

照「京ちゃんはすごく気遣いが上手いからかな、人の欲しい物が分かるみたいで……」メソラシ

菫「実にいやらしい打ち手に育ったんだな……」

菫「まぁいい、どの道、須賀は一軍辺りに入れる予定だったし。」

照「え?そうなの?」

菫「うちは慢性的な男手不足だ、女子に比べて男子部員が余りに少ないからな。」

照「男子は麻雀で進学するなら他の高校に進学するね……」

菫「ああ、だから白糸台に来たのが不思議だった。」

照「それは"幼馴染の私"(←ココ重要)を追ってきたからだね!」

菫「彼も妙な女に引っかかったもんだな……」

菫(それに彼がいれば照の面倒を見なくて済みそうだからという理由もある。)






菫「ということで新たに入った部員だ、各自自己紹介を頼む。」

京太郎「一年の須賀京太郎です、よろしくお願いします!」

淡「一年の大星淡、よろしくー」

菫「若干言葉遣いが気になるが……まぁいい。」

菫「私は三年の麻雀部部長、弘世菫だ、よろしく」

誠子「二年の亦野誠子だ!よろしくなー!」

尭深「二年……渋谷尭深……よろしく……」

照「そしてオオトリ!三年!麻雀部のエース!みみゃながてる!よろしく!」

*1 ))


そんなこんなで楽しい事故(自己)紹介は終わった。


菫「えーと、須賀、だったな、いつも照から話を聞いてる。」

京太郎「あ、はい、あなたが菫さんですね、こちらこそいつも照さんからお話を聞かせてもらっ

ています。」

菫「その、なんだ、多分"普段の"照のことは君に任せることになるだろうからよろしく頼むな。


京太郎「あー、はい、そういうことですか、分かりました、任せてください。」

「「お互い苦労しますね(するな)……」」

白糸台episode
『虎と猛獣使い』