お題『腐部屋のてるてるとここの照が遭遇したらどうなるのか見てみたい』

京太郎「…ちゃん。照ちゃん!」

照「…ん?」パチッ

照「…あれ?私…」

京太郎「やっと起きた」

照「…?」キョロキョロ

照(…ここ、どこ?)

京太郎「大丈夫か?うどん食って店出て、歩いてたらいきなり倒れたんだぞ?照ちゃん」

照(うどん?なんでうどんなんて…あれ?私、さっきまでネットしてて、眠くなっちゃって…ああ。やっちゃった。アミバとの口喧嘩中に寝落ちちゃったのか)

照(っていうことは、これは夢かな?ああ、嫌だなぁ。アイツに逃げたって思われてたら)

照(実際は私の優勢だったのに) ※劣勢でした

照「私は…」

照(取り敢えず早く起きなきゃ。変な体制で寝たら体痛くなるし、風邪ひいたら菫にも怒られる…)

京太郎「さっきの店の人に道も聞いたし、ようやく照ちゃんもわかる道に出て、家に帰れる…って、どうしたんだよそんな不思議そうな顔で…」

照(…ん?)

照「…イケメンだ」

京太郎「えっ」

照「…あれ?ここ…長野」キョロキョロ

京太郎「や、やだなぁ、照ちゃん。そんな、いきなりイケメンだなんて、ちょ、恥ずかし…」

照(あどけない感じの可愛い顔した、かなりのイケメン…)

照(この子なら…)

照「ねえ、少年」

京太郎「…はい?」

照「ちょっと質問に答えて欲しいんだけど」

京太郎「…どうしたの?照ちゃん」

照(なんで私の名前を?…まあいいや)

照「大事な話なんだけど」ジーッ

京太郎「う、うん」ドキッ

京太郎(な、なんだ?照ちゃん、なんだか急に雰囲気が…いつものポヤポヤじゃなくって、鷹みたいに鋭い…)

京太郎(こんな照ちゃんも新鮮で良い…!!)

照「挿すのと挿されるの、どっちが好み?」

京太郎「…は?」

照「掘るのと掘られるのでは?」ズイッ

京太郎「…おっしゃってる意味が分かりかねるのですが…」

照「ガチムチの男と、超絶美形な中性的な男、どっちが好み」ズズイッ

京太郎「て、照…さん?」

照「これは、とても大事なことだよ。ねえ、答えて。お願い…!!」ジーッ

京太郎(は、初めて見る…!こんなに力のある照ちゃんの瞳…!!)

京太郎(まるで、ネコ科の大型獣に獲物にされたような緊張感!…肉食系の照ちゃんとかなにそれエロい…!)

京太郎(…けど、なんか俺の本能が全身全霊を持って警報を鳴らしてるぞ!?誰だこの子は!!)


照「ねえ」ズズイッ

京太郎「うぐぐ…」ズサッ

照「ねえ、君。ちょっと。何にもしないから、私と一緒に東京に行かない?」

照「上野駅のトイレに、君にピッタリなデートスポット知ってるんだ。あ、それとも、駅前のサウナに行こうか。大丈夫。足首にロッカーの鍵巻いて、声を掛けてくれた人にホイホイ付いて行ってホテルでその様子をカメラに納めてくれれば…」

京太郎「だ、だだだだだ、誰だお前は!!」

照「…誰?誰って…」

照「宮永照」

京太郎「嘘だっ!!!」

照「ほら、行こう」グイッ

京太郎「ちょっ!?いやぁあ!」

照「ほら、ほら。さあ。行くよ」グイグイ

京太郎「いやあああ!?なんか怖いいいいい!?」

照「不思議だな。普段だったら現実の知らない男の人相手にこんな事したら反撃が怖いから絶対出来ないのに、君にだったらこれぐらいしても大丈夫な気がするよ」ズーリズーリ

京太郎「うおおおおおっ!?なんだ!?照ちゃんなのにこの人力強ええ!?わけわかんねー!」

京太郎「…いや、俺の身体が照ちゃんに逆らうことを拒否してるのか!?おおおおいいいいい俺の身体!!ここは抗え!なんだかよくわかんねえけど、ここは抗わなきゃマズイ場面だあああ!!」

照「よいしょ。よいしょ。あとで動画をすこニャン達にも見せてあげよう。ふふ。私がこんな大手柄を立てたなんて知ったら、アミバは悔しがるぞ」ズーリズーリ

京太郎「いやああああああああああ!!!」

「ま、まて!!」

照「…ああ?」

照「きょ、京ちゃんに手を出すな!」

照「なんだお前は」

照「み、宮永照だ!」

照「宮永照は私だ」

照「違うよ!私だよ!」

照「私だって」

照「だから私…って、もういいよっ!京ちゃんに何をしようとしてたの!」

照「へえ、京ちゃんっていうのかこの子は。何って…ガチホモに目覚めさせるという崇高な使命が」

照「そんなの絶対にゆるさないよ!!」

照「…許さないだと?」

照「そ、そうだよ!京ちゃん嫌がってるじゃない!離してよ!」

照「嫌だね」

照「そ、それに、ホモ…だ、なんて、き、気持ち悪い」

照「なんだと?…お前、言ってはいけないことを言ったな」

照「くっ…!」ビクッ

照「ホモを気持ち悪い?ふざけるなよお前。私を本気で怒らせた。それに弱そうな外見をしているな。潰す」

照「わ、私だって負けないよ!不良っぽい外見してるけど、貴女だって十分弱そうだし!」

照「は?何言ってるんだお前。髪に変な角みたいな癖付けやがって。その角へし折ってやろうか」

照「そ、そっちこそ、どんなに凄んだって、なんだかポカーンとした雰囲気消せてないんだからね!」

照「良い度胸だ。ぶっ飛ばしてやる」ジリッ

照「わ、私だって…京ちゃんを守るためなら…」ジリッ


京太郎(なんなんだこれは)

照「はああああ!!」

照「やああああ!!」

菫「ロン(ダブルラリアット)」ゴシャァ!!

照照「「ごふうっ!!?」」

京太郎「あ、今朝のスケバンの人」

菫「やあ、少年」

照「す、菫…?どうしてここに…」

照「あれ、帰ったんじゃ…」

菫「記者と淡は帰したが、私だけまだ残った」

照「それってもしかして、この異変を察知して、私が心配で…?」キラキラ

菫「いや。観光で」

照「…」

照「す、菫!助けて!なんか変な女が私の邪魔をするんだ!」

照「ち、違うよ菫!この変な女がいきなり京ちゃんを攫おうとして…」

菫「同じ声でしゃべるな。というか、分裂するな。酷く迷惑だ」

照「ぶん…」

照「れつ…?」

菫「なんだ。ドッペルゲンガーか?どっちかあるいはどっちも」

照照「「私、こんなヤツと全然似てない!!」」

京太郎「…」

菫「…めんどくさい」

京太郎「えーっと…俺、多分どっちがどっちかわかるっすけど…」

菫「おお、流石だな」

京太郎「は、はあ…」

菫「けど大丈夫だ」

京太郎「へ?」

菫「取り敢えず、二人共倒すから」

京太郎「たお…」

菫「ロン(腹パン)」ドゴォ!!

照照「「ごふううう!!?」」

照(菫は…)

照(夢のなかでも)

照(怖かった…)

照「」ドサッ

照「」バタッ


照「…」

照「…あれ?」パチッ

京太郎「あ、起きた」

照「…京ちゃん?私…」

京太郎「照ちゃん、覚えてない?うどん食べ終わって、俺と店員さんがダベってる間に寝ちゃったんだよ」

照「え…」

京太郎「で、道も聞いたから、照ちゃんおぶってそのルート辿ってる最中」

照「あ…」

京太郎「もうすぐだぜ。家」

照「も、もう、いい…よ。降りるよ。私、自分で歩ける…」

京太郎「もうちょっと」

照「い、いいって…」

京太郎「いいじゃん」

照「だ、だけど…」

京太郎「こうして照ちゃんおぶってると、さ。照ちゃんの重みを感じて」

照「そ、それって、私が重いって事…?」プクッ

京太郎「ははは。ううん。そうじゃなくって…」

照「…じゃあなに」

京太郎「この重さが、この先俺が守んなきゃいけない人の重みかーって。噛み締めてるとこだから」

照「…カッコつけ」ギュッ

京太郎「…へへ」

終わり