咏「京太郎、ちょこ欲しいかい?」

京太郎「えっ、チョコくれるんですか!? もちろん欲しいです!」

咏「そーこなくっちゃねぃ。ほい」

京太郎「……桐箱?」

咏「ほれ、遠慮せず開けてみー?」

京太郎「は、はい」ガサゴソ

京太郎「…………」

京太郎「…………えーと、咏さん、これは一体」

咏「ん、見りゃ分かるっしょ。ちょこだよちょこ」

京太郎「……ああ、なるほど。猪口っすか……」

京太郎(しかも何故か二つ入ってるし……)

咏「あ、かたっぽは私の分なー」ヒョイ

咏「ほら、京太郎も自分のちょこ持った持った」

京太郎「あ、はい」ヒョイ

京太郎・咏「…………」

咏「……おっそろだねぃ♪」

京太郎「……? そうですね」

咏「そんじゃ、早速♪」つ[酒瓶]

京太郎「!? ちょちょちょちょっと咏さん!」

咏「うん?」

京太郎「駄目っすよ、俺未成年なんですから」

咏「えー」

京太郎「お付き合いしたいのはやまやまですけど。今俺16なんで」

咏「16? あれ、そうだっけ? てっきり18くらいかと」

京太郎「まあ、なんにせよ未成年なんで飲酒は無理っす」

咏「お堅いこったねー。きょうびのヤンキーなら、高坊にもなりゃ酒の味くらいとっくに覚えてるもんだと思ってたけどねぃ」

京太郎「いやいや、俺は別に不良じゃないですから。見かけで判断するのは勘弁してくださいよホント」

咏「ほほー、よりにもよってお前さんがその台詞を吐くかい……

  初対面の時に私を『お嬢ちゃん』呼ばわりした不届き者は一体どこのどいつだったかねー?」

京太郎「……わ、わっかんn」

咏「あ゛?」

京太郎「すみませんでした……」ペッコリン

咏「……ま、でも飲めないってのを無理に飲ませてもしょーがない……か。んじゃ、再来年までお預けってことでー」

京太郎「いや、再来年じゃ俺まだ無理ですって」

咏「いやいや、再来年には18になってるんだからさ……いけるっしょ」

京太郎「?」

咏「『わっかんねー』って顔してんなー……このニブちん」

京太郎「えーっと……?」

咏「はぁ……ま、それが京太郎らしいといえばらしいんだけどねぃ」

京太郎「な、なんか、すみません」

咏「とにかく! 再来年だよ、再来年! わかったかい!?」

京太郎「(いつになくすごい気迫……)わ、わかりました」

咏「約束だかんね、再来年。それまでに男として、しっかり覚悟決めとけよー」


――2年後――


京太郎(俺は咏さんと酒を飲む約束を果たそうと思ったら、いつの間にか三々九度を交わしていた……な、何を言って(ry)

咏「~♪」


カン