淡「誕生日ぃ?」
京太郎「そ。確かお前今日じゃなかったか?」
淡「んん…?んー…?」
京太郎「違ったっけ?」
淡「うんむむむむむ…あっ、ホントだ!私今日誕生日だ!」
京太郎「おいおい…本人が忘れてどーするよ…」
淡「いーじゃん別にー。私が祝うわけじゃないんだしー」
京太郎「それはそうだけどな…で?」
淡「『で?』ってなに?」
京太郎「いや、何か欲しいもん無いかって。やりたいことでもいいけどさ。1年に一回の行事なんだ、欲しいもんねだってもバチは当たらんだろ」
淡「んー、欲しい物ねー……ないかも?」
京太郎「へ?何も?」
淡「何も」
京太郎「マジで?」
淡「だってー、やりたい事って言ってもやりたかった事が麻雀だしー、欲しい物って言ってもお菓子ぐらいしかないしー…何かって言ってもねー………ないね!」
京太郎「つまり誕生日プレゼントは要らないと?」
淡「あ、それは何かヤダ!損した気分するもん!」
京太郎「じゃあ何がいいんだ?」
淡「んんんー…そう言われてもなー…何もなー…あ、晩御飯奢ってくれたらそれでいいや」
京太郎「晩飯って…」
淡「どーせキョータロー金欠でしょ?」
京太郎「いや、確かにそうだけど。はっきり言わなくても良くねぇ?」
淡「だったらいーじゃーん、安上がりで済んでさー」
京太郎「別に良いけど…良いけど何かさぁ…」
淡「服とかアクセサリーとかもいいけどさ、やっぱり人間丼一杯のラーメンとかの方が幸せじゃん。温かいしお腹膨れるし」
京太郎「わかるようなわからないような…」
淡「もー、めんどくさいなー。気安い仲で気安いご飯を気安く食べるっ!それ以上の幸せなんて無いの!わかったらほら!早く食べにいこっ!」グイグイ
京太郎「わかったわかった、準備するからちょっと待てって」
淡「んふふー、ラーメンがいいかなー?お茶漬けがいいかなー?あ、ピザもいいなー♪」
京太郎「のっけからお茶漬けはさすがにおかしいだろ…」
カンッ
最終更新:2016年01月15日 16:52