京太郎「ん…?あれは…」

   「おい、どうしたんだお前?こんなところで」

   「なぁ、なぁってば…せめてなにか反応は示してくれんかなぁ…」ポリポリ

   「ん、腹減ってんのか?つっても今は持ち合わせ少ないしなぁ…ん~~~~~~……」

   「……………………なぁ。ウチ、来るか?」




―――――――――
―――――――
――――



京太郎「た、ただいまー…」ガチャッ

パタパタパタパタ…

憧「おかえりなさい、きょうたろ…」

もこ「…」ギュ…

憧「」ピシッ

京太郎「は、ハハハハハハ………」

憧「…………なに、その子」

京太郎「…………拾っちゃった」

憧「…………」

京太郎「ハハハハハハ………」

憧「…………」







憧「元のとこに捨ててきなさい」ズビシッ

もこ「!?」ビクッ

京太郎「ひどくない!?」

憧「当たり前でしょ!アンタ人一人養うのがどれだけ大変かわかってんの!?」

京太郎「だ、だからってほっとけないだろ!?こんな子が道端でぽつんとたたずんでたんだぞ!」

憧「そ・れ・で・も!ていうか道すがら交番とかあったでしょうに!」

京太郎「いや、でもちゃんとした飯を食わせてもらえたかどうか…」

憧「アンタよくその構図で捕まらなかったわね!?」

京太郎「そっちかよ!」

もこ「…!?…!?」おろおろ

京太郎「あー、もう大きな声出すから動揺しちゃってるじゃないか…よしよし」ナデナデ

憧「あたしのせい?あたしのせいなのこれ?」

もこ「……っ!」テレテレ

憧「アンタも大概チョロいな!」

もこ「!」ビクッ

憧「あーもう!あー、もうっ!!」プンプン

京太郎「…」スタスタ

憧「な、なによ…何か言いたい事でもあるの」ヒキッ

京太郎「…」スッ

憧「…っ」びくっ

京太郎「……」ナデ…

憧「ぁ…」

京太郎「ごめんなー、こんな俺でごめんなー」ナデナデ

憧「う、うう~~~~~………!」カァァァァ





白望「………ちょろいん」

憧「!? ふ、ふにゃ~~~~!!」ドゴッ

京太郎「うごっふぅ!?」

憧「あっ…!ご、ごめん京太郎!」アセアセ

もこ「っ…!っ…!」おろおろ

京太郎「大丈夫、大丈夫…しかし威力強くなったな…」プルプル

白望「憧はいつまでたっても暴力系…」

憧「し、シロさんが変な事言うからでしょ!?」

白望「……憧に叱られた。京、慰めて…」ムニュ

京太郎「うぇいっ!?」

白望「ん……いい匂い……」スリスリ

憧「こ、こらーー!離れなさい!」グイグイ

白望「や……」ムニュムニュ

京太郎(ああやっべぇ煩悩がががががが!!)

憧「こ……んのぉっ!」ベリッ

白望「ぬくもりが……ああ、ダルい……」ぐでん

憧「ぜーっ……ぜーっ……ぜーっ……」

もこ「」おろおろ

京太郎「………なんだこのカオス」




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



憧「…………で?」

京太郎「はい?」

憧「その子はご飯だけ食べさせてくのか、ウチで面倒見るのか……よ」

京太郎「そりゃあ……………」

憧「…………なんて、聞かなくてもわかってるわよ。どうせ面倒見るんでしょ?」

京太郎「あー……うん」

憧「…そ。あんたが決めたことならもう言わない」

京太郎「……そんなに嫌か?」

もこ「……」ぎゅ

憧「別に…そういうわけじゃ…うー…」

京太郎「じゃあ一体何が……」



白望「……猫」

京太郎「へ?」

白望「にゃおん…」ギュウ

京太郎「っととと…」ガシッ

憧「っ!」ガタッ

京太郎「憧?」

憧「ぁ……な、なんでもないっ!」プイッ

京太郎「…………あっ」

憧「~~~~~~!!」カァァァァァァァァ

京太郎「………構ってもらえる時間が少なくなりそうだから?」

憧「~~~~~! ばかっ!知らないっ!!」バタバタバタバタ…



シーン……



京太郎「………かわいいなぁ」

白望「ん…」クイクイ

京太郎「ん?」

白望「ちゅ…んむ……」

京太郎「!?」

白望「……ぷはっ」

京太郎「………シロさん?」

白望「憧がいないから…今は私の時間……」スリスリ

京太郎「あー…コイツもいますよ?」

もこ「……っ!」がるるるるっ

白望「…んー……一緒に甘える?」

もこ「………おねー……ちゃん……」スリスリ

京太郎(一瞬で手懐けおったこいつ)

白望「ん……よしよし……」

京太郎「って、そういや名前聞いてなかった……なぁ、なんて言うんだ?」

もこ「対木……もこ……」

京太郎「もこ、か。これからよろしくな、もこ」ナデナデ

もこ「ん…よろしく…お願いします……ご主人さま…」

京太郎「なんかものすごい呼び方されてる!?」


カンッ









バァン!!

憧「こ、こらーーー!あたしを差し置いて甘えタイムとは何事かーーー!!それと、もこ!そ、そんなご主人様なんていやらしい呼び方…だ、駄目なんだからね!!」

白望「……のぞき?」

憧「ふなっ……」

もこ「……」ジー

憧「う……ぁによ……」

京太郎「あー、憧?こっちゃこい、な?」

憧「は、はい……旦那様ぁ……♪」

白望(憧も相当なものだと思うなぁ……)


モイッコカンッ