まあ、アラサーの女達の結婚への思い入れは凄まじいものがあるからな。
東京での修行中に教えてもらっていたプロ達に、雑用をしていたお礼としてディナーに誘われて、ノコノコと行ってみたんだが、
まず攻めが凄い。はやりさんなんてミリ単位で隣まで寄ってくる。震える手でジュースを飲む俺をみて

「今日は帰さないよ、
京太郎君☆」

という顔をする。
草食系男子はいつまでも肉食系女子には勝てないんだよ☆…みたいな。
絶対、和が着ていた服よりはやりさんが着ている服の方が露出度は高い。っつうか、それほぼセクハラじゃねえか。龍門渕のメイドですかアナタは。
で、三尋木プロが俺に触る。やたら触る。

戒能プロと恒子さんも負けじと俺に触る。
戒能プロ、顔を真っ赤にして目もあわせられない京太郎君はイノセントですねとか言ってる。ルー大○か? 畜生、帰りてぇ。
身だしなみも凄い、まず香水がくせぇ。目の前の料理の匂いが全くしない。消せ。8×4で消せ。つうかシャワーで落とせ。
で、やたら聞く。一丸となって彼女がいないのかだの好きなタイプはどんな女性だとか。片っぱしから聞く。プライバシーとかそんな概念一切ナシ。
そしてただただ、争う。右の健夜プロが俺にあーんしようとすると、左のはやりさんが俺の口に料理を入れようとする。俺は自分で食べる事が許されない。畜生。
しばらく時間が経った後、「どうしたあまり食べてないじゃないか京太郎君?」などと、靖子プロがニヤニヤしながら野菜スティックをくわえて俺に差し出す。畜生。
で、アラサー達、ワインが入った瓶を空けた後に、再び度数高そうな酒を水の様に飲む。

「今日は大人公認だぜ、京太郎も飲んだ飲んだ」

とか三尋木プロがにやけた顔で俺の舞絵にグラスを置く。アナタ、酒どころか絶対薬入れてるだろ?
野依プロも「酔っちゃった!京太郎素敵!」とか言う。プンスコすんな、俺もプンスコすんぞ。
晴絵さんが「酔っ払っちゃったね…」とか言って、戒能プロが「京太郎がビーストと化して私達を襲っても抵抗出来ませんね」とか言う。
わっかんねー。畜生、何を期待してんだ、わっかんねー。

まあ、おまえら、婚期の遅れた麻雀打ちにディナー誘われたら、要注意ってこった。