これは俺が夏休みに体験した話なんだが…アレはインターハイの個人戦が開始するころだった

初参加のIHでいきなり優勝を決めた咲達にその後マスコミの対応に追われ、普段は部長や染谷先輩がやっていた個人戦にむけての

データのまとめを俺一人でやるハメになり俺も咲達とは違った意味で疲労困憊だった。だからあの日の夜俺は気付けなかったんだ

何時もの様にベットで横になってたとき、ふと部屋の開いたのが分かった。そして扉を開けたナニカかが少しずつ近づいてくる気配が伝わってきたんだ

そして一歩、また一歩と近づいてきたナニカは手を伸ばせば届く距離にまで接近して、少しの時間がたった後全身に軽い圧力を感じた

最初俺は寝ぼけててカピーがまた部屋に忍び込んできたんだと思った。何故かって?実家に居る時はペットのカピーが自分の寝床から脱走して

俺のベットに入ってくることがよくあったからな

話を戻すけど、俺は感じた圧力からまたカピーが圧し掛かって来たのかと思いそのナニカを抱きかかえそのままベットの中に引き込んだんだ

そして夜が明けて頭が覚醒するにつれて昨夜の事を思い出した俺は今更ながら昨夜の出来事が有りえない事に気付いた

部の世間体の事もあり俺は一人だけ違うホテルで深夜に部員の仲間が来ることは殆どありえない

部屋もオートロックが掛かってるから、鍵の閉め忘れは無いし俺が開けるか、ホテルのマスターキーで開けるしか侵入する方法は無い

そして、俺自身誰かを招き入れても無いし、マスターキーで入るなら前もって連絡が来るはず、なのに昨夜はそんな連絡は無かった

そもそもカピーは家に居るからここに来ること自体ありえないんだ。それじゃあ今も俺の腕の中にいる存在は何なんだ?

頭が完全に覚醒したと同時に背筋に冷たいものを感じた俺は意を決して目を開けた…そしたら

京太郎「俺の腕の中にスタイルのいいおさげの巫女さんが居たんだよ!」

嫁田「うん。もげろ京太郎」

その後百物語に参加していた男子全員と乱闘騒ぎになったのは別のお話

カン