ネリー「あれー?京太郎いないのー?」
京太郎「いつでもお傍に居りますよ、お嬢様」
ネリー「うん、オブラートを突き破る気持ち悪さだね」
京太郎「ええい、うっさいわ!......それで、何だよ」
ネリー「男友達が京太郎くらいしかいなくってさ。ちょっと付き合ってよ」
京太郎「カップル用のペアチケット?......いいのか?俺で」
ネリー「気にしない、気にしない。京太郎も嬉しいでしょ?」
京太郎「悔しいが否定できんな......。つーかどんな映画何だ?」
ネリー「結構人気らしいよー。今年一番泣けるラブストーリーって」
京太郎「こそばゆいな、何か。ラブストーリーって聞くと」
ネリー「さては京太郎、彼女いない歴イコール年齢?」
京太郎「失礼だな!いやそうだけども!」
ネリー「須賀君はホモなんですか?」
京太郎「せっかちでも嘘つきでもねーよ!?普通に女の子の方がいいから」
ネリー「そんなこと言う割には彼女作ろうとしないよね」
京太郎「確かに今すぐ彼女を作りたいってわけじゃないけどさ」
ネリー「ちょっと話題を戻そうか」
京太郎「つーか逸らしたのネリーだけどな。」
ネリー「てへぺろ☆」
京太郎「というわけで開園時間は?」
ネリー「なんだよもー。んーと、二時くらいかな」
京太郎「二時なら少し遊んでから観るか?」
ネリー「ぬいぐるみとかとってよ、得意でしょ?UFOキャッチャー」
京太郎「ネリーはほんとに......。飯はどうする?」
ネリー「飲み水ならあげよう」
京太郎「ははは、面白い冗談だ」
ネリー「密かに練習してきた弁当を持ってくるからその辺で食べよっか」
京太郎「ふーん、大丈夫なんだか」
ネリー「ほっぺが落ちるって言わせてやるもん」
京太郎「まぁ、楽しみにしておくよ」
ネリー「観てからは時間ある?中途半端な時間だし遊んで行こうよ」
京太郎「向こうに何があるか調べとかなきゃな」
ネリー「面倒だから任せた!」
京太郎「もっと協力的にいこうよ!」
ネリー「やっぱり?」
京太郎「許されないだろ、それは」
ネリー「よかったね、私が優しくて」
京太郎「楽じゃないなぁ、お守りも」
ネリー「料金は京太郎持ちで」
京太郎「ルールは私自身ってくらい横暴だ」
ネリー「レアだよ。こういう態度をとるのは」
京太郎「碌でもないけどな......。」
ネリー「割と満更でもないくせに」
京太郎「んー、まあ、な」
ダヴァン「お二人とも仲がいいデス」
智葉「まるで夫婦だな」
カンッ!
最終更新:2015年10月02日 12:58