• 118日目・朝-

京太郎「さて、朝だけどどうするかなぁ」

京太郎「さて、誰かの部屋に行ってみるか……って言っても二つしかないんだけど」

京太郎「さて、入るかな」コンコン

ガチャッ

一「まぁ京太郎だよね」

京太郎「なんだよまぁって」

一「別に……入る?」

京太郎「なんで?」

一「良いから、どうする?」ニコニコ

京太郎「入るぞ?」

一「どうぞどうぞ」スッ

京太郎「うぃーもがっ」

一「みんな眠ってマース」

京太郎「な、なんでだよ!?」ボソッ

一「そりゃ寝起きドッキリだよ、誰にしかける?」ボソボソッ

京太郎(なんだと?)


京太郎(どういういたずらしてくれようか?)ムムッ


京太郎「」グィッ

一「きゃっ!?」

ドンッ

一(か、壁ドンッ!?)カァァッ

京太郎「一、目をつむれ……」ボソッ

一「ッ!!?」グッ

一(く、来るの!?来るの!?)

京太郎「ふん」ギュッ

一「ふが」

京太郎「……」

一(なんで、鼻つままれてるんだろ?)

京太郎「じょ、冗談でしたー」テヘ

一「……」グッ

京太郎「へ?」

ドカッ



衣「朝御飯だー」

透華「朝御飯ですわね」

純「なんでお前ほっぺた腫れてんだ?」

京太郎「……さ、さぁ?」

智紀(あれは……)チラッ

歩(間違いない……)チラッ

一「ふんっ」モグモグ






京太郎「朝御飯美味かったぁ~」

京太郎「他の部屋行くかなぁ」ウン

京太郎「ハギヨシさーん」コンコン

ハギヨシ「おや、どうしました?」

京太郎「少し良いですか?」

ハギヨシ「はい、どうぞ」スッ

京太郎「どうもです」

ハギヨシ「ふふっ、どうしました?」

京太郎「ハギヨシさんは、悩みとか無いんですか?」

ハギヨシ「……無いわけではないですよ」

京太郎(あれ、既視感が……)

京太郎「たとえば?」

ハギヨシ「私がいなくなったら龍門渕家はどうなるのかと、いや、正確には私が安心して透華お嬢様や衣様を任せられるに人間がいないことが悩みです」

京太郎「え、なにかあるんですか?」

ハギヨシ「えぇ、私がいなくなったら……京太郎君に後を継いでもらいたいと、いかがでしょう?」フフッ

京太郎「……」





京太郎「ふざけないでください」

ハギヨシ「京太郎君?」

京太郎「勝手にいなくなるとか、ふざけんなよ」グッ

ハギヨシ「私の代わりなら、京太郎君に任せ」

京太郎「だからっ!代わりはいるとか、そんなこと衣や透華の前で言えるのかよハギヨシさん!」グィッ

ハギヨシ「ッ!?」

京太郎「本気でなにかあるなら、どうしてもなにかしたいなら、透華たちに言ってください」

ハギヨシ「……」

京太郎「あいつらが悲しむことぐらい容易に想像できるでしょう?」

ハギヨシ「……そうですね」

京太郎「龍門渕の家族の一員なんでしょう、ハギヨシさんは?」

ハギヨシ「そうですね」フッ

京太郎「だから―――」

ハギヨシ「いやはや、京太郎君がそこまで私に惚れこんでいるとは意外でした」フフッ

京太郎「へ?」

ハギヨシ「いえ冗談ですよ、茶目っ気です」

京太郎「はぁ!?」

ハギヨシ「いえいえ、本当に申し訳ない」

京太郎「ふ、ふざけないでくださいよ本当に!もう帰りますからね!」フィッ

ハギヨシ「まぁまぁ」

京太郎「まぁ、本当に冗談で良かったですよ、あいつらも……俺も悲しいし」ハハッ

バタンッ

ハギヨシ「……あんな熱い言葉を受けては、どうしようもありませんね」フフッ







京太郎「まったくもう、ハギヨシさんは、でもよかったぁ」ホッ

京太郎「出かけるかなぁっと」グッ

京太郎(へへへっ)

京太郎(適当に歩くかなぁ)







京太郎「ここが会場かぁ……まだ開いてないのは当然か」ゴクッ

京太郎「ん、あれって……野依プロ?」

理沙「ッ!?」タタタッ

京太郎「ぬおっ!」ビクッ

理沙「須賀!須賀京太郎!」ビシッ

京太郎「ちょ、なにかしました!?」

理沙「別に!」プンスコ

京太郎「なんで怒ってるんです?」

理沙「怒ってない!暴食!」

京太郎「まぁ、そうなんですけど」アハハ

理沙「はやり、言ってた!」

京太郎「あぁはやりさんから、ですよね……確か一世代前の憤怒だったと?」

理沙「そう!ごめん!急いでるから!」

京太郎「そうなんですか、わざわざお時間ありがとうございました」ペコッ

理沙「別に!また!」タタタッ

京太郎「……なんだったんだ?」

理沙(男の人に声かけたのはじめて!)タタタッ

京太郎(……はやりさんの知り合いだからな、癖があるのは当然か)






  • 昼-

京太郎「昼はおづするかなぁ」

京太郎(昼過ぎになんないとみんな来ないみたいだしなぁ)

京太郎(ここは!)

京太郎「咏さんに電話、してみっかなぁ」

プルルルッ

咏『もしもし、どうしたん?』

京太郎「お昼一緒にどうですか?」

咏『ん、オッケーだよ、会場近くならあたしも今から近いし~』

京太郎「……つもる話しもあるので」

咏『……うん』

京太郎「それじゃ」プツッ

(気合いれないとな)

京太郎「うるせぇよ」





カランッ

京太郎「……どうも」

咏「うん」

京太郎「……わかってますよね?」

咏「うん、わかってるよ」ハハッ

京太郎「なんで、黙って―――」

咏「とりあえずお腹一杯にしようよ、ね?」ニコッ

京太郎(……)





京太郎「わかりました、ちゃんと話してくださいね?」

咏「うん、ちゃんと話すから」ニコッ

京太郎「まったくもぉ」

咏「えへへ、隣行っていい?」

京太郎「……どうぞ」スッ

咏「ありがと!」ギュッ

京太郎「だ、抱きつかないでください」

咏「えー」

京太郎(本当にあとで話してくれるんだろうなぁ!)





咏「一杯食べたし、場所移そうか!」

京太郎「ん、了解です」

咏「えっと、京ちゃんが泊まってるとこにしようぜー」

京太郎「……どうしましょう?」

咏「うちでも良いよ、ちょっと距離あるけど」





  • 三尋木咏家-

京太郎「さて……」

咏「わっかんねー……とは言わないけどさ」ハァッ

京太郎「なんで教えてくれなかったんですか……咏さんが大罪だったって」

咏「教えられるわけねぇじゃん」

京太郎「どうして?」

咏「怖かったから」

京太郎「怖かった……?」

咏「大罪ってのは巨大な力を得る代わりに大罪が着いてるんだよ……他の大罪にいなかったかな、力を使いすぎて体にキテる奴」

京太郎(池田とか、恭子さんとかか?)

咏「覚えがあるんなら話は早いんだけど、あまりに酷使しすぎると体に後遺症が残る」

京太郎「はい?」

咏「まだ大丈夫なんだろうけど、生命力っていうかその類のもんが無くなんだよ……まぁ弱ってても他の大罪に倒されて大罪が無くなる可能性もあんだけどさ」

京太郎「大罪って無くなるんですか?」

咏「ん、ただ暴食は他の大罪を喰う力を持ってる」

京太郎「え、喰う?」

咏「そう、魔物を喰う力、それによって他の大罪を喰える、しかも相手が弱ってなくてもそれができるのは暴食だけ……敗北ってのは、ある意味では大罪からの解放なんだけどさ」

京太郎「大罪からの、解放……?」

咏「そう、大罪なんて力は使用者の生命力を削っていく……だから慕ちゃん、旧暴食・色欲の子は誰かが力を使いすぎて後遺症を発生したりする前に、全員の大罪を喰おうとしたってわけだ」

京太郎「ちょ、ちょっと……」

咏「サイコ的な力、オカルト的な力をもっとも発揮しやすいのは麻雀というゲーム、だから大罪なんてもんが発現するのは麻雀をしている奴らだけ、まったく馬鹿な話だよ」ハハッ

咏「結果、慕ちゃんははやりんを除いた全員を喰って……生命力が弱まってたところをはやりんにやられた」

京太郎「弱ってる時にやられて……」

咏「そう、慕ちゃんは暴食を失った……はやりんの大罪だけを残してね、結果がこの状況……その後にどうなったかなんてのは知らんし、わっかんねー」

京太郎「そこは、はやりさんに聞くしかないと?」

咏「でも、怖かったから……だから、京ちゃんには教えたくなかった……納得、してくれたかな?」

京太郎「……はい」コクリ

咏「ん、良かった」ニコッ




咏「それでさ京ちゃん……どうする?」ギュッ

京太郎「……一応聞いておきます、どうするとは?」

咏「決まってんじゃん♪」



京太郎「一緒にいますか、夜までですけど」

咏「オッケー、今が1時だから、夜まで6時間かな!?」

京太郎(七時……まぁそれでいいか)

咏「ね、外行く?家にいる?それとも、ベッド?あ、お風呂!?京ちゃんマニアックだなぁ」カァッ

京太郎(なんだこのテンション、わっかんねー)



京太郎「咏さんはエロいなぁ~」ポンポン

咏「なっ!わ、わかんねー!」

京太郎「わかんないことないでしょ、まぁ普通に話でもしてましょうよね?」

咏「まぁ、うん」コクリッ



京太郎「そういえば今日、野依プロに会いましたよ」

咏「ん、理沙ちゃん?」

京太郎「はい、やっぱ怒ってるようにしか見えませんでした」

咏「いやぁ、一ヶ月もすれば大体わかるよ、あの子緊張しぃだから……たぶんだけど京ちゃん相手に緊張したんだろうね」

京太郎「俺相手に?」

咏「仮にも有名人だし、それに男だしさ」

京太郎「男の人苦手なんですか?」

咏「うん、アラフォーたちはね」

京太郎「ん?」

咏「なんでもないって、まぁ根気よく話してれば仲良くなれるってー」アハハ



咏「京ちゃん、先、先っぽだけだから」ハァハァッ

京太郎「なんですか、発情中のネコですか、変態ですか、若干引きますよ」

咏(……ちょっと興奮したかも)

京太郎(ん……悪寒が?)ゾクッ





京太郎「そういえば健夜さんなんですけど」

咏「ん、すこやん?」

京太郎「異常に強くありません?」

咏「そうだね、あれが大罪じゃなくて良かったよ……まぁ結局大罪面子は私もふくめて誰もすこやんには勝てなかったからねぇ、正直今の世代でも勝てないよあれには、わっかんねー」

京太郎「どうやって勝つのが正解ですかね?」

咏「ん、今じゃ無理だろうなぁ、あれに勝つには天性の才能が必要だよ……今の状態を一部でも引き継いで人生を再開できれば別なんだろうけど……まぁ、そんなことできないっつーの!」アハハ

京太郎(なるほどなぁ)







  • 夜-

咏「それじゃ、またね京ちゃん!」

京太郎「はい、気を付けて」フリフリ


京太郎「……さて、晩御飯どうするかなぁ」

京太郎(みんな着いたってメール届いてる)

京太郎「みんなと食べる御飯は美味いなぁ」

透華「当然ですわね!」

衣「家族だからな!」

智紀「龍門渕ファミリー……」

純「なんか危なそうだな」

一「純君と京太郎が黒いスーツ来て立つだけで威圧感凄そう」

透華「おもしろいこと言いますわね!」

歩「やめましょうお嬢様!」

ハギヨシ「ふふっ」

京太郎「衣、どうだ?」

衣「どうだとは?」

京太郎「いや、特になんでもないんだけどしいていうなら調子?」

衣「実に良好だぞ!ファミレスに行ったからだな!」

京太郎「おう、来年も再来年も連れて行ってやるからな!」

衣「来年はまだ自分の力で行ける!」エッヘン

京太郎「そうかそうか、なら良かったよ」ナデナデ

衣「うん!」ニコッ



衣「ん」ギュッ

京太郎「衣?」

衣「温かい」ニコッ

京太郎「……そっか」ニッ






  • 夜-

京太郎「夜かぁ……」フゥ

(行くんだろ?)

京太郎「……ああ、行くか!」スクッ





  • 公園-

京太郎「……さて」

はやり「ん、待ってたよ~」

白望「ダル……」

恭子「そんな言うほど待ってませんやん」

淡「遅いぞ京太郎ー!」

華菜「遅いし須賀ァ!」ニッ

京太郎「さて、また大集合ですけど……どうして?」

はやり「インターハイのルールを違反することになるかもしれないから一応言っておこうかと思ったんだよ☆」

京太郎「インターハイに出てる同士での麻雀ですか?」

はやり「そうそう、あとこの状況の異常性についてだね」

京太郎「……大罪を潰し合わないから?」

華菜「潰し合う?」

恭子「どういうことです?」

はやり「大罪同士は戦うのが普通なんだよ、それでもこうして全員が残ってるってことはなにがあってもおかしくない」

京太郎「つまりは……」

はやり「その通り、大罪同士が争わないことによっておこる以上に関しては全員で対処することになるから、ネ?」

京太郎「了解です」

淡「うん、オッケー!」

白望「ダルいけど……うん」

恭子「異常ってなんですか、やりますけど」

華菜「了解だし」

はやり「それじゃ、またねってことで今日はこれで解散!」パンッ

京太郎(異常……ねぇ)





  • 自室-

京太郎「さて、寝るかなぁ~」パチンッ

京太郎(カピーはそろそろ帰ってきたかな?)


  • 118日目終了-








?「ん、いらっしゃい」

京太郎「あれ?」

?「ここからだって話はしただろ?」

京太郎「あぁ、確か言ってた」

?「うん、覚えてたならあら怒らない」ウンウン

?「二週目のためのことか、まぁここからカテゴリ別に分けようか」

?「気にするな、5日丁度に戦いを始めてもあと一日あるから私に聞きたいことがあったらそこでも、それ以降でも聞ける」フフッ

?「さて、二週目のためのなにが知りたい、特典やらそこについての軽い説明くらいするぞ」

?「教師ルートについてだね、ある特殊なアイテムを手に入れるか、EDを見て『?の牌』を手に入れるのが良い、現状じゃ瑞原はやりがあとED2をクリアするだけだな」

?「特典としてはプロ勢や大人勢との好感度が初期からそこそこ高い」

?「さらに言うと、選べる高校が初期の三校と宮守と阿知賀が可能になるわけだ」

?「まぁ難易度は若干高いがな、ちゃんと一周をクリアした上での状態ならそこまで難しいこともないだろう」

?「ちゃんとした闘牌は少ないけれど、悪くはないと思うぞ……教師と生徒なんてことにもなるが」ハハッ

?「それじゃ、頑張って……応援してるよ」







  • 119日目・朝-

京太郎「朝だな!」

京太郎「他の部屋行くかぁ」

京太郎「再び」コンコンッ

歩「ん、京太郎どうしたの?」

京太郎「なんとなくだ!」

歩「じゃあ寝起きドッキリしようよ」

京太郎(一と同じ思考だと?)



京太郎(純にどっきりしかけるかな!)

歩(純さんってのは意外!)






京太郎「歩、寝たのか……早いなぁ」

京太郎(だが俺は)スッ

純「うぅん……」zzz

京太郎「浴衣の上から失礼!」

ムニュッ

純「んぁ……ん?」パチッ

京太郎(起きるのはえぇ)

純「……」

京太郎「お前って女の子だったんだな」キラッ

純「ッ~~~!?」カァァッ

ボッ

京太郎(ぐふっ……悔いなしっ……!)ガクッ

純(お、女の子って、胸揉まれたぁっ!)カァァッ






京太郎「朝御飯おいしいなぁ」

智紀「なんか、痛そう?」

京太郎「んなわけないだろ」アハハ

衣「どうしたのだ純?」

純「な、なんでもねぇって!」

透華「顔が赤いですわよ、風邪なんてごめんですわよ?」

純「大丈夫だって!」

一(これはやらかしたなぁ)

歩(寝るんじゃなかった、見逃した!)






  • 会場-

京太郎「京太郎それじゃあしっかりな」

透華「二回目なんですから当然でしてよ!」

京太郎「鶴賀とは別になるか同じになるか……」

一「それじゃあね!」

京太郎「おう、しっかり見てるからなー」




京太郎「はぁ、ドキドキするなぁッ」

『龍門渕高校……』

『Bブロックです!』

京太郎(周囲がざわついてるな……)

京太郎「Bブロックは他には……宮守に永水、挙句に姫松もで……上に行けば臨海まであんのか、リベンジだな」

京太郎(どうなることやらって感じだな)ハァッ



京太郎「お疲れー」

透華「Bブロック……臨海との再戦になりますわね」

純「負けねぇぜ」

一「試合は明々後日だね」

智紀「めぼしい高校は無いみたいだし、一戦目は楽みたい」

衣「今度は勝つぞ!」ゴッ

京太郎「おう、頑張れよ!」

歩(私が出ることにはなりませんように!)グッ



  • 昼-

京太郎「さて、どうするかなぁ……」ウム

京太郎「ん、どうするんだ?」

透華「まぁ智紀に京太郎が預けた情報を見るのが妥当ですわね」

智紀「ついでに敵情調査も」

純「臨海女子の試合を見てくる必要もあるだろうからなぁ」

ハギヨシ「そこは私が見てこようと思っています」

一「萩原さんなら安心だしね」

衣「よし、頑張るぞ!」

歩「私も偵察、頑張ります!」グッ





京太郎「一はどうだ、やっぱ臨海と同じブロックって思うところあるか?」

一「そりゃぁね、悔しかったし」

京太郎「……去年泣いてたしな」

一「う、うるさいよ!」

京太郎「まぁ去年とは違うってとこ見せてやれよ」ニッ

一「当然だよ、去年までのボクとは違うんだから」ニコッ



  • 昼過ぎ-

京太郎「どうするかなぁ」

京太郎「出かけるかなぁ!」

京太郎(さて、適当に歩くか!)



京太郎「あれ、福与さん」

恒子「須賀君じゃん!」

京太郎「あれですか、明後日からの試合の打ち合わせとか?」

恒子「そうそう、まぁどこが勝ちあがるかすこやんはわかってるって言ってたけど」

京太郎「さすがだなぁ」

恒子「やっぱり年の功って奴だね!そういえばこのあとまた打ち合わせだった、それじゃあね!」フリフリ

京太郎「はい、それじゃ」フリフリ




  • 夕方-

京太郎「さて、どうするか!」

京太郎「また出かけるかなぁ」

京太郎(また歩くぜ!)




京太郎「おっと」ドンッ

??「きゃっ」トサッ

京太郎「す、すいません」スッ

??「あ、すみません、どうも」スクッ

京太郎「えっと針生プロ?」

えり「あ、す、須賀京太郎さん?」

京太郎「はい、咏さんからお話しはかねがね」

えり「はい、こちらも三尋木プロと噂は聞いてますよ」

京太郎「よろしくお願いします、で良いんですかね?」

えり「まぁ、これから色々会うこともあるでしょうから」ニコッ

京太郎「じゃあ、よろしおくお願いします」ペコッ

えり「はい、よろしくお願いします」ペコッ

えり「それじゃ私はこれから打ち合わせがあるので」

京太郎「はい、それじゃ」

えり「はい、また」ニコッ






  • 夕方2-

京太郎「ん、どうすっか」

京太郎「どっち行くかな」


京太郎「みんなの部屋に行くかな」


京太郎「さて」コンコン

京太郎「……あれ?」


歩「ん、京太郎か」

京太郎「ん、歩だけか?」

歩「うん、みんなはそれぞれどっか行っちゃって」

京太郎「大方風呂とか清澄とかに会いに行ったかだな」

歩「そうだねぇ、入って良いよ」

京太郎「なんか話でもするか、暇だろ」

歩「まぁね」


京太郎「ゲームでもするかぁ」

歩「いやらしいのじゃなきゃね」

京太郎「お前はどんなのを想像してんだよ、携帯ゲームとかにしとこうぜ」

歩「ちょっと待って、出すから」

京太郎「おう」


  • 昼-

京太郎「さて、どこと食べるかなぁ」



京太郎「あぁ、なんか胃が痛いなぁ」

透華「明後日は鶴賀の試合ですわね」

一「部屋で見れば良いよねぇ」

智紀「直に見たいけど」

京太郎「そしたらついてくぞー」





京太郎「歩は補欠だけど、しっかりな」

歩「だからわかってるって、これでも強くなってるってことは知ってるでしょ?」

京太郎「まぁ知ってるんだけどな」

歩「じゃあ信用してよね」

京太郎「……なんだかお前、ほっとけないんだよなぁ」

歩「……なんか恥ずかしいんだけど」カァッ





  • 自室-

京太郎「ん、電話だと?」

はやり『もしもし京ちゃん、はやりんだよ☆』

京太郎「どうしました?」

はやり『ちょっと厄介なことがあってね、みんなに集合かけたんだけど、良いかな?』

京太郎「ん、みんなにですか……」


京太郎「じゃあ行きます」

はやり『じゃあ場所は昨日の公園ね!』

京太郎「了解です」

プツッ

京太郎「さて、どういうことだ?」






  • 公園-

京太郎「お待たせしました」タッタッタッ

恭子「揃ったなぁ」

華菜「で、なんで呼ばれたし?」

白望「ダルい、早く」

はやり「わかったってば~」

淡「む~早く帰んないと怒るられるー」

はやり「うんうん、さてさて今すぐ全員でこの場で大罪奪い合う?」

京太郎「!?」

はやり「そう、誰もそんなことしたくないよね……そう、そんなんじゃ十年前の二の舞みたいになっちゃうからね」

京太郎(はやりさんが勝ち残ったっていう十年前のか……)

白望「なんでそんなことを?」

はやり「強制力だよ、私たちが争わないから大罪を回収しようとする強制力……トシさん曰くそれが今回“宮永咲”って子になった」

京太郎「ッ!?」

淡「え、咲が!?」

はやり「うん、覚醒ははじまったばかりだからまだそれほどじゃないけど元々が強いみたいだね、いずれ自分から回収しだすよ」

京太郎「そんな、咲を害みたいに!」

はやり「トシさんからの話しかないけど、強制力に負けたらそれなりに大きい後遺症が残るよ……大罪持ちはね?」

華菜「須賀、間違いなく害だよ、宮永は」

京太郎「おい池田ァッ!」

はやり「咲ちゃんを助けるなら、早めに倒してあげるしかないよ……暴食の力、でね?」

京太郎「ッ……クソッ!」ドカッ

白望「八つ当たりしてもしょうがない」

京太郎「でもっ……でもなぁっ……」

はやり(ごめんね、京ちゃん……でも本当なんだよ?)



  • 自室-

京太郎「あぁ、どうすりゃいい?」パチンッ

京太郎(咲を倒す……みんなを助けるために……)


  • 119日目終了-






?「いらっしゃい」

京太郎「昨日も来たはずなんだけどなぁ」

?「だろうけど、記憶が曖昧になるのは仕方ないことだよ」

京太郎「ん~」

?「さて、今日は何が聞きたい?」

?「決戦のことか……そこまで難しくはないはずだ、現状じゃあな」

?「朝にどうするかを決めて決戦をするのは夜だ、そこまでは準備、特殊なイベントばっか」

?「まぁ決戦前の準備、みんな色々手助けしてくれるだろうから頑張りな」




?「あぁあと言っておくと、大罪を喰えるようになったけど……」スッ

?「喰うことをお勧めしておくよ、大罪との深い関係を持ってるよね?」

  • 池田華菜(憤怒)
  • 末原恭子(嫉妬)
  • 小瀬川白望(怠惰)
  • 瑞原はやり(強欲)
  • 大星淡 (高慢)

?「持ってるのはこの五つだね」

?「明日、全員と会うことになるから喰っておいても良いかもね、絆がある状態じゃ喰う時に麻雀は必要ないから、まぁ取っておいて正解だったってこと」

?「……でも心を持ってる『瑞原はやり』は喰わないで置いた方がいいかもね」

?「それじゃ、明日以降、頑張って」ニコッ







  • 120日目・朝-

京太郎「俺が……咲を倒す?」

京太郎「なにが強制力だ……そんな立場に咲を置いてけるか……」

(そう、それでいい、さて仲間を先に選択しよう……地獄までついてきてくれるようなやつをな)

京太郎「咏さんだな」ウン

(三尋木咏、プロレベルを呼ぶのは良いな)

京太郎「あと一人……」

京太郎「透華、だな」

(最初期から一緒の二人か)

京太郎「まぁ、そうなるな……咲とも付き合いが長いし」

(さて、行くか)

京太郎「おう、二人に連絡してから……出かけるかな」スッ


京太郎「……」

(大罪、喰っておけ力になる)

京太郎「なに言ってんだお前は」ボソッ

(忠告だよ……お前だって喰った方が良いとは思ってるんだろ?)

京太郎「俺は……」ピタッ


京太郎「喰うか……」

(寝るぞ)

京太郎「……は?」

(こっちから向こうの世界に行くにはそれが一番早い)

京太郎「……」

(わざわざ戦わずに喰う方法はそんぐらいだ)

京太郎「……帰るのか」ハァッ






  • 嫉妬の部屋-

京太郎「恭子さん」

恭子「ん、どうしたん須賀君?」

京太郎「すみません……事情の方は」

恭子「わかっとるよ」

京太郎「あ、えっと……」

恭子「そっちの須賀君じゃない方の須賀君が教えてくれたからね」

京太郎(余計なことを……)

恭子「えぇよ」

京太郎「でも、こっから大会が!」

恭子「須賀君にもらったって言ってもええ力やからね……信じとるよ、大事な幼馴染助けてき?」

京太郎「……了解、です」スッ








  • 憤怒の部屋-

京太郎「えっとだな……?」

華菜「さっさとしろよ」

京太郎「良いのか、個人戦……」

華菜「あたしの実力舐めんなよ?んなもん自力でどうにでもなるし」

京太郎「……本当、か?本当に良いのか?」

華菜「良いって言ってるだろ馬鹿、さっさとしろし、京太郎」ニッ

京太郎「……ありがとな、華菜」スッ







  • 怠惰の部屋-

京太郎「あぁ、すまんな」

白望「ん~なにが?」

京太郎「そのままの意味だよ」

白望「ダルいから早く、別にどうでも良いし……このまま面倒なことになるぐらいなら早くしてもらった方が良い」

京太郎「おう、色々と悪いな……」

白望「……ん」ニコッ

京太郎「じゃあ」スッ







  • 高慢の部屋-

京太郎「淡」

淡「ん、キョータロ、えっと……や、優しくしてね?」

京太郎「なに勘違いしてるんだ?」

淡「へ?」

京太郎「いや、大罪を喰うんだぞ?」

淡「だ、だってそっちのは『京太郎が喰いに来る、心の準備しておけ』って言ってたから!」カァッ

京太郎「あぁ、それに関しては、うん、すまん」

淡「もぉ~早くしなよ!」

京太郎「良いのか、あっけないな」

淡「まぁ高校100年生は大罪が無くなった程度じゃまったく気にしないんだよ!」ビシィッ

京太郎「……ありがとな」ニッ

淡「ん!」ニコッ

京太郎「……」スッ








  • 強欲の部屋-

京太郎「さて……」

はやり「ダメだよ、絶対にダメだから!」

京太郎(いつになく、真面目だな)

はやり「だめ、やだよ……もう疲れてるでしょ?」

京太郎「でも、ここで俺だけが喰わないと大変なことになるんでしょう、咏さんから聞きました」

はやり「ダメだって、お願い、やめてよ京ちゃん!」グスッ

京太郎(犯罪くせぇ)

はやり「ね、やめてくれない?」ポロポロ

京太郎「いえ、それでも俺が……」

はやり「そんなに、あの子を救いたい?京ちゃん、もしかしたら壊れちゃうかもしれないよ?」

京太郎(俺は……)







京太郎「わかりました」

(おい!)

京太郎「しょうがねぇだろ」

はやり「良かった」ガクッ

京太郎「ちょ、はやりさん!?」

はやり「良かったよ、京ちゃん……」ギュッ

京太郎「はい……」

(喰わないんだったら連れて行ったらよかったんじゃないか?)

京太郎「そんなこと言っても後の祭りだろ、それに……これで良かったんだよ」フッ








  • 昼-

京太郎「ん、ふぁ~」

京太郎「ちょっと疲れたな」ヨット

京太郎「さて、昼か……どうするか?」

京太郎「よし、宮守のみんなと合流しよう!」グッ





京太郎「久しぶりです」

豊音「久しぶりだよー!」ダキッ

エイスリン「ヒサシブリ!」ダキッ

京太郎「ぬおっ!」

京太郎(やっこい!)

白望「ん」

京太郎「お、おうシロ!」

白望「さっきぶり」ボソッ

塞「久しぶりだねー」

胡桃「一緒に御飯するんでしょ?」

京太郎「ん、そうですね……トシさんは?」

塞「今日は忙しいって」

京太郎「なるほど、そうでしたか」

塞「じゃあ食べに行こうー!」

豊エ「オー!」



胡桃「こうやって京太郎と一緒にっていうのも久しぶりだね!」

京太郎「そうですねぇ」


京太郎「胡桃さん、オカルトの調子はどうです?」

胡桃「うん、おかげさまでね」グッ

胡桃「京ちゃんとこにも負けないよ!」

京太郎「はは、それは楽しみですね」

胡桃「ふふん!」エッヘン

京太郎(まぁそう簡単にはいかないよなぁ、お互い)



  • 昼過ぎ-

京太郎「それじゃ」

豊音「またねー」フリフリ

エイスリン「アソビニキテ!」

京太郎「了解です」ニッ

塞「お互い正々堂々って伝えておいて」

胡桃「勝つけど!」

京太郎「はい、そのように伝えときますよ」

白望「……頑張って」

京太郎「……おう」グッ


  • 夕方-

京太郎「さて、どうするかな」

京太郎「龍門渕か、ハギヨシさんの部屋か……」

京太郎「……」コンコンッ



京太郎「歩か」

歩「かってなに?」

京太郎「また置いて行かれたか」ブワッ

歩「そうじゃないって!」

京太郎「まぁ良いか、とりあえず入れてくれー」

歩「はい、どうぞ」

京太郎「ふぅ……」

歩「今夜、なにかするの?」

京太郎「へ?」

歩「お嬢様が、言ってたから」

京太郎「そうだな、お前らも見に来ればわかるさ……この力の行く末をさ」

歩「?」

京太郎「なんでもない」ナデナデ

歩「ちょ、やめてよ!」カァッ






  • 夕方2-

京太郎「最後の息抜きってところか……」グッ

京太郎「なんだかこの状況になって怖くなったのか……人と話したいな」

京太郎「ん~」コンコンッ








ガチャッ

衣「京太郎……?」

京太郎「衣、だけか?」

衣「うむ、お留守番だ!」

京太郎「そうか、ちょっと話せるか?」

衣「今晩の、か」スッ

京太郎「おう」


京太郎「咲を助けるためだから、な」

衣「透華と咲が打ち合ったらそれは……ルール違反になるんじゃないのか?」

京太郎「そこは俺の太いパイプでな、しかもインハイの場所も借りれたし」

衣「今までのことが役に立ったな」

京太郎「咏さんと透華と咲、なんの縁なんだか」ハハッ

衣「思うところがあるのか、やはり」

京太郎「そうだな……さて、行ってくる」

衣「うん」ニコッ




  • 会場-

京太郎「……さて」

咏「待たせたね京ちゃん」

透華「えぇ、まだ宮永さんは来てませんのね」

京太郎「はい……」グッ

咏「大罪の争いか、十年越しだなぁ」ハハッ

透華「大罪とか本当にオカルトすぎてわけがわかりませんけれど、京太郎のためですわね」

咏「へぇ……言うじゃん、私も京ちゃんのためにわざわざ来たんだし?」

京太郎「あ、あの……こ、今回は咲を助けるために、ね?」

透華「わかってますわよ」ゴゴゴッ

咏「私たちが争うのはまだこの時じゃないからねぇ」ゴゴゴッ

京太郎「あ、あの……ふ、二人とも?」

「京ちゃんから呼び出されたのは私もだけどね?」ゴッ

京太郎「ッ!」

咲「お待たせ」ニコッ







京太郎「咲、お前をそんなクソみたいな役目からとっとと解放する」

咲「私が回収するよ、京ちゃんの大罪……あぁ、あとあそこで見てる強欲も」フフッ

はやり「ッ」ビクッ

京太郎「……ギャラリーはそこそこいるからなぁ」

透華「京太郎と仲が良い方は一通りですわね」

咏「ん~さっきの惚気のせいで一分殺気も浴びたけどねぇ」ハハッ

咲「京ちゃん、大人しく負けてくれないかな?」

京太郎「断る……」

咲「なら、強制的にもらうよ……もう6つも大罪持ってるんだもん、どうなっちゃうかわかんないよ?」

京太郎「だな、だけどさ……こうするのが一番だ」

咲「負けても被害者を自分だけにする気だったんでしょ?」

京太郎「ははっ、やっぱ付き合いが長いとバレるなぁ」

咲「当然だよ、京ちゃんのことは大体わかるんだから」ニコッ

京太郎「はは、じゃあはじめようぜ」ゴッ

咲「そうだね」ゴゥッ

透華「わたくしたちのこともお忘れにならないように!」ズズッ

咏「さて、本気で行くぜ!」ボゥッ

京太郎(間違いは許されないぞ……)

咲「親は、京ちゃんかぁ」

咏「三体一だけど平気かい?」

咲「はい、全部倒します」ゴッ

透華「なんでしょう、疎外感……」




京太郎「行くぞ!」
  • P能力『マギウス・スタイル』発動
 効果:天江衣の“魔を断つ力”を使用できる
 効果2:専用能力しか使用できなくなる

咏「わっかんねーけど、やれるだけやるっつーの!」

透華「さて、熱くなってきましたわ!」

咲「へぇ、おもしろい」ニコッ
  • EX能力『強制力』発動
 効果:自分のオカルトが強化される
  • P能力『魔王の戦場』発動
 効果:自分以外のP能力をすべて無効にする






京太郎「力を借りますよ、エイスリンさん!」

エイスリン「ガンバッテ!」

京太郎「よし!」ニッ
  • 能力『アートリック』発動
 効果:前の和了判定を強制的に最上位にする

咲「見てる人たちにも友達一杯だね」ゴッ
  • 能力『魔神の風格』発動
 効果:自分の和了判定を最下位にし次の点を100にする










京太郎「借りますよ塞さん!」

塞「塞いじゃって!」

京太郎「了解!」
  • 能力『心鎮壺のレプリカ(喰)』発動
 効果:相手の能力を無効にする

咲「無駄だよ!」
  • 能力『魔王の魔手』
 効果:効果の対象にならない

咏(ここは、邪魔をしないで見てるか)

透華(冷えてきましたわね)

京太郎「チィッ!」










京太郎「見せてやるよ……」キュィンッ

咲「眼が、青く!?」

京太郎「見えてる!」
  • 能力『牌を殺すということ』発動
 効果:発動された能力すべてを無効にする


京太郎(さっきから、能力発動の時になにも……)

(そうだ、この状況でお前の持つ絆が力を貸している)

京太郎(は?)

(これが、絆の力だ)

京太郎「なにがなにかわかんねぇけど……やるか!」キュィン
  • EX能力『絆』発動
 条件:自分が持つ絆が10以上
 効果:すべての能力がクリティカルになる


◇効果処理開始

京太郎「これが―――牌を殺すということだ!」ザンッ
  • 能力『牌を殺すということ』
 効果:自分の能力以外のすべての能力を無効にする

咲「なっ!」
  • 能力『魔王の魔手』無効

  • 能力『心鎮壺のレプリカ(喰)』不発

咲「牌の感覚がっ!」
  • 能力『魔神の風格』無効

京太郎(そして俺の牌譜が描かれる!)
  • 能力『アートリック』
 効果:前の和了判定が最上位になる

◇効果処理終了








京太郎「テンパイ」パタッ

咲「私もだよ」パタッ

咏「チッ、さすがにきっついねぇ」

透華「焼き鳥、屈辱ですわ」











京太郎(ちっ、互角か!)

(二人もそろそろ温まってきたみたいだな、お前もそろそろやれ)

京太郎(どういうことだ?)

(そのままの意味だよ、俺も強力してやる)











京太郎(いや、使わないさ)

(宝の持ち腐れだな)

京太郎(そういうつもりで喰ったわけじゃないしなぁ)

(ふん、馬鹿が)

京太郎「さて、フルスロットルで、行くぜ!」
  • P能力『クリア・マインド』発動
 効果:すべての能力がチェーン可能になる

咏「今度は、逃がさないぜ!」ゴッ
  • P能力『鳥の詩』発動
 効果:和了判定を一つ上げる

透華「せめて、役に立って見せますわ」スゥ
  • P能力『冷やしとーか(真)』
 効果:和了判定にて出た安価数値を二倍にする

咲「あぁもう」イラッ
  • P能力『魔王の緊急指令』
 効果:自の能力すべての使用回数を元に戻す











京太郎(良い調子だ!)

咏(まぁ、どうにでもなるんじゃね、知らんけど)

透華(先ほどから……)

咲「あははっ!麻雀って楽しいよね!」











京太郎「なぁ、咲……強制力になったお前は、次がツモれるってわかったりするのか?」

咲「どうしたの今更、当然だよ、この力はすごいよ」ニコッ

京太郎「楽しいか?」

咲「もちろん、だって完成する手がなんとなくだけど、見えるんだよ?」

京太郎「そうか、だったらさ、俺を相手にしても見続けてみせろよ!」キュィン
  • 能力『卓の死点』発動
 効果:オカルト80以上の全員を点数判定-30する

咲「また目が青く、でも!」
  • 能力『魔神の風格』をチェーン発動
 効果:自分の和了判定を最下位にし次の点を100にする

京太郎「無駄だ!トップ・クリア・マインド!……デルタ・アクセル・シンクロォォォッ!」ゴゥッ!
  • 能力『トップ・クリア・マインド』発動
 効果:能力の発動を無効にする

咲「なっ!?」
  • 能力『魔神の風格』無効

透華「しかし、敵は京太郎だけではなくってよ?」
  • 能力『凍結とーか』
 効果:相手は点数プラス効果を持つオカルトを発動できない












京太郎(……喰う!)

(お前、味方相手でも見境ないな)

京太郎(美味そう!)

(あぁ、馬鹿っぽい)

京太郎「」ギンッ
  • 能力『魔物喰い』チェーン発動
 効果:対象のオカルト能力を無効にし次のコンマ下二桁を01にする

透華(な、なんで私ですの!?)

咲(京ちゃん、私の味方してくれるの?)パァッ
  • 能力『魔王の邪眼』チェーン発動
 効果:自分以外のすべての点数を-20











京太郎(な、この力……!?)

(あいつが一回お前とつながったのを覚えてるか?)

京太郎(お、おう)

(欠片の力、瑞原はやりが力を貸してくれてる)

京太郎「……そっか」ククッ

咲「どうしたの京ちゃん?」

京太郎「大罪としてつながってるとか、喰ってるとかだけでなにかつながりがあると思ったら全然違うんだよ」

咲「え?」

京太郎「そうだ、これは俺だけの力じゃない」ハハッ

咲「……」

京太郎「俺たちの絆パワーでお前を倒す!」

咲「へぇ」


京太郎「力を借ります。はやりさん!」

はやり「京ちゃん、頑張って☆」

京太郎「いただくぜ!」ゴッ
  • 能力『強欲』チェーン発動
 判定:クリティカル
 効果:対象の能力を奪い、増減効果の場合有利な方に+10される

咲「ッ!賢しい!」
  • 能力『魔王の断罪』チェーン発動
 効果:ここまでのチェーンで発動した能力すべてを無効にする
 効果2:この効果にチェーンはできない

咏「おっと、踏み台にぐらい使えるだろ」フッ
  • 能力『火力の極致』をチェーン発動 ※チェーンできないものにも可能
 効果:対象の能力を無効にし、相手のオカルト力と同じ数値だけ点数をプラスする

京太郎(ありがとう咏さん、まだまだやるか!)










京太郎(これで、終わりにする)

咏(追撃はしない、優しいねぇ)

咲(こ、こない?)


◇効果処理開始

咏「さて、押しつぶすぜ!」ゴッ
  • 能力『火力の極致』
 効果:対象の能力を無効にし、相手のオカルト力と同じ数値だけ点数をプラスする
 対象:宮永咲オカルト『100』

咲「なんでこんなっ!」
  • 能力『魔王の断罪』無効

京太郎「咲……俺がそこから引きずり出す!」ゴッ
  • 能力『強欲』
 効果:対象の能力を奪い、増減効果の場合有利な方に+10される
  • 対象:宮永咲『魔王の邪眼』
 効果:自分以外のすべての点数を-20

咲「な、なんでッ!?」
  • 能力『魔王の邪眼』強奪

京太郎「次は透華だ!」ギンッ
  • 能力『魔物喰い』
 効果:対象のオカルト能力を無効にし次のコンマ下二桁を01にする

透咏咲「なんで!?」

透華(今日は厄日ですわ!)
  • 能力『凍結とーか』無効


京太郎「咲!」キュィン

咲「ッ!?」

京太郎「今のお前とでは、見えてるものが違うんだッ!」ダンッ
  • 能力『卓の死点』発動
 効果:オカルト80以上の全員を点数判定-30する

◇効果処理終了









京太郎「くっ、さすがにキツイなぁ」タンッ

咲「あはは」タンッ
  • 『卓の死点』効果適用

咏「オーラスか」タンッ
  • 『卓の死点』効果適用

透華「ほんと、凄まじいですわ、ね」タンッ
  • 『卓の死点』効果適用

咲「でも、これで流れればっ!おしまい!」タンッ

京太郎「……悪いな咲」

咲「え?」

京太郎「ロン……清老頭……役満だ」

咲「そ、んな……」

咏(終わったね)

透華(終わりました、の?)

京太郎「……これで、終わりだ」スッ



◇順位
トップ 京太郎 79+89=168
二着 咏     65+101=166
三着 咲     79+00=79
ラス 透華   00+00=00






咲「わ、たしは……回収、しないと、なのにっ」

京太郎「悪いな……」スッ

咲「これが?」

京太郎「あぁ、これが絆の力だよ」

咲「そっか、そうなんだ……」

(喰うなら弱ってる今だぞ?)

京太郎(わかってるよ……)

京太郎「いくぞ」スッ


咏「はぁ、ひと段落ってね」

透華「なんの役にも立てませんでしたわ」

咏「まぁまぁ、ずっとあんたの話は聞いてたのに合同合宿の時もまともに話してないからね、つもる話もあるでしょ。知らんけど」

透華「ありませんわよそんな話、だってお互いのことなんて京太郎から聞いてますもの」

咏「まぁそうだけどね、あの子も一緒で」

透華「そうですわね」








豊音「京ちゃんが勝ったよ!良かったよぉー!」

胡桃「で、これってなんだったの?」

塞「さぁ?」

エイスリン「スゴカッタ!」

白望「うん、良かったんだよこれで、めでたしめでたし」フッ


美穂子「はぁ、これで安心ね……なにがなんだかわからないけれど」ニコッ

華菜(良かった、あいつらが仲睦まじげに話してる時の怖いキャプテンはいなくなった!それにしても、良くやったし……京太郎!)グッ


雅枝「結局なんやったんや?」

洋榎「盛大な告白ってわけでもなかったし」

絹恵「エキシビジョン?」

恭子「そんなわけあらへんです……でも、よし良くやったな京太郎君」フフッ


照「……帰ろうか、淡」

淡「良いの?」

照「うん……咲とは、これからだから」

淡「そっか」ニコッ

淡(やったね、京太郎!)ニコッ


はやり「はぁぁ~良かったよぉ~」ガクッ

晴絵「……なにが?なんか変な感覚したけど」

健夜「なかなかやるね、あの子たち」ハハッ

はや晴「!?」


睦月「凄まじかったな」

桃子「そうっすねー」

佳織「優勝、したいね」

智美「ワハハ、いやしんぼさんめ」

ゆみ「そうだな、図々しく優勝の座を目指すとしよう」


一「勝ったぁ!」

智紀「良かった、透華残念だったけど」

純「そこは触れないでやれよ?」

歩「それにしても本当に良かったですねぇ」

衣「うむ、なんの戦いだったかまったくわからないが京太郎が勝って私は嬉しいぞ!」





ハギヨシ「あ、京太郎君と宮永さんが倒れましたよ」

「!?」

透華「ハハハ、ハギヨシぃ!」

咏「もういなくなってんじゃね、知らんけど」

純「さすが」

一「頭が上がらないねぇ」

智紀「たぶん一生」

歩「それじゃ行きましょう!」

美穂子「私も行きます!」

白望「私も」

はやり「私もだよね☆」

桃子「うわキツイ、私もいくっすよ!」

透華「では、行きますわよ!」ダッ!

ダッダッダッ

咏「どこに運んだか聞いてなくね、知らんけど」タッタッタッ











京太郎「ん……」

「よう」

京太郎「あれ、ここって……夢の」

「まぁそうだな、もう強欲しか残ってないが、それを喰わない選択をしたのはお前だ……つまり」

京太郎「争わないと強制力が?」

「そうだ、次はまた宮永咲かもしれないしそうじゃないかもしれない、それとお前は戦い続ける」

京太郎「また、同じことをするさ、はやりさんは俺の身をことを思って拒絶したんだから」

「そうか、好きにしろ」

京太郎「おう……」

「そろそろ起きろ、待ってる人間が山ほどいるぞ」

京太郎「おう」




京太郎「んぅ……」

透華「起きましたの!?」

京太郎「……おう、咲は?」

咏「そこにいるぜぃ」

京太郎「ん、起きた?」

はやり「京ちゃんよりは疲労が少ないんじゃないかな?」

白望「喰われただけなら問題ないはず」

トシ「生憎、強制力を喰うなんてはじめて見るからねぇ」

恭子「まぁあえて言うなら……」

白望「起きたけどね?」

京太郎「早く言ってよ!?」

淡「もう起きてるけどね!」

咲「あはは」

京太郎「……大丈夫か?」

咲「うん、ちょっと前からおかしかったんだけど、もう大丈夫だよ」ニコッ

京太郎「おう、なら良かったよ」

桃子「良かったっすね~」

京太郎「モモ、明日試合なんじゃないのか?」

桃子「あ」

純「忘れてたな」

智紀「笑止」

桃子「きょ、京さんが起きたんで私はこれでお暇しますっす!」ダダダッ

京太郎「ていうかここホテルの部屋か」

ハギヨシ「はい、それではみなさん、出ていきましょうか」

咲「私も?」

透華「当然ですわ!」グイッ

咲「あぁ、京ちゃん~!」

バタンッ

京太郎「あはは……」








それから、まぁ色々あったよ

弱体化した大罪の面々のみんなだけど、俺の喰い残しが若干ながらあったのか体にしみついたオカルトか……みんな、大罪に似たようなことをしていた

龍門渕もっていうか、準々決勝じゃ純は神代さんとシロと漫さん相手っていう結構厳しい戦いだけど奮闘

智紀は俺の情報が役に立ったのか巴さんとエイスリンさんと由子さんとやりあったけど、ごめん相変わらず情報少なかったな

一は相変わらず安定した打ち筋で、春さんと胡桃さんと洋榎さん相手に頑張ってたけど、洋榎さんはさすがの強さだ

透華は冷え冷えの状態で初美さんと塞さんと絹恵さんの三人とだったけれど、塞さんが試合終了後、ずいぶん疲れてたから控え室まで連れて行ったら透華にめちゃめちゃ怒られた

衣は、まぁさすがだったよ、相手も霞さんと豊音さんと恭子さんが相手だったけど相手にとって不足なしだった、正直俺じゃ勝てるかわかんねぇよな

そして準決勝では姫松と有珠山と臨海が相手で、まぁ色々あったわけだが……龍門渕は……










『そして優勝は、出場二回目!長野代表の龍門渕高校だぁぁぁぁぁ!』


京太郎「やったぁぁぁぁぁぁ!」

純「なんで誰よりも喜んでんだよ」

透華「や゛り゛ま゛じだわ゛ぁ゛~!」ビェェン

一「ほらほら、目立っちゃってるから」

透華「どう゛ぜん゛でずわ゛!」

衣「やったぞぉぉ!」ダキッ

京太郎「やったなぁぁ!」

智紀「……計算内」グスッ

京太郎「お前も嬉しいくせになぁ」ナデナデ

智紀「と、当然!」

一「と、ともきーが」

純「大声だした……!?」


えり「で、では今の心境を聞いてみたいと思います」ヒキッ

透華「やりましたわよぉぉぉ!」

一「だからぁ」

京太郎「龍門渕万歳!」

智紀「ジーク・リュウモンブチ!」

衣「至極当然である!」

透華「今夜は私たちの祝勝パーティーでしてよぉ!みなさん歓迎いたしますわぁ!」

\ワァァァァァ!!/


京太郎「……大丈夫なんっすか?」

ハギヨシ「こんなこともあろうかと会場の準備はしてあります」フッ





  • パーティー会場-

透華「152番ですわ!」

洋榎「マジで、ビンゴしたんか!?こんなわけわからん数のビンゴで!?」

透華「愛宕洋榎さんにはこのハワイ旅行家族分をプレゼントいたしますわ!」

絹恵「やったなお姉ちゃん!」

洋榎「さすがセレブや!」

透華「良くってよ良くってよ!まだまだ商品はありましてよ!」

衣「賞金は無いが、純金はあるぞ!」

 \オォォォォッ!/

京太郎「あはは、楽しそうですね」

ハギヨシ「思ったより多かったようですが、なんとかなりそうですね」

京太郎「……出ていくって件はどうするんです?」

ハギヨシ「……」

京太郎「冗談じゃないことぐらいわかりますよ」

ハギヨシ「お嬢様たちを置いて出ていくことなんてできませんよ、今の私には」フッ

京太郎「そりゃ良かった」ニッ


透華「98番ですわ!」


ハギヨシ「おっとビンゴのようです」

京太郎「え、ずるい、俺まで全然開いてない!」

ハギヨシ「では私は行ってまいります」フフッ

京太郎「こんなビンゴほんとにすんのかよ」

純「どうした?」

一「なにかあったの?」

智紀「残念そうな顔」

京太郎「はは、いやな……俺ってたぶんお前らから離れられないなって」

純「ど、どうしたんだよいきなり」

京太郎「まぁ確かにそう言いたくなるだろうけどさ……透華や衣」


透華「34番!」

衣「おぉノノカ!お前には……超効果抜群、高級豊胸グッズと豊胸マッサージ店への年間パスをプレゼントだ!」




京太郎「純」

純「オレか?」

京太郎「一」

一「ボク?」

京太郎「智紀」

智紀「……?」


透華「88番!」


京太郎「それに歩」

歩「ん?」ヒョイ

京太郎「ハギヨシさん」

ハギヨシ「はい?」

京太郎「……みんながいる龍門渕が俺は大好きだ」ハハッ

京太郎「だから俺はきっと……」


透華「1番!」


京太郎「お、ビンゴ!行ってくる!」タタッ


純「あいつらしいな」

一「うん、京太郎らしい」

智紀「でもあれが京太郎」

歩「ですね……あれが京太郎です」

ハギヨシ「そんな彼だから―――」フフッ


透華「京太郎には私をプレゼントですわぁ!」ダキッ

衣「ずるいぞ、衣もだ!」ダキッ

京太郎「ちょ、やめろ!やめろください!やめてっ!なんか殺気が!」





咲「京ちゃぁん!」

はやり「浮気は許さないぞ☆」

咏「年増が言ってらぁ」

白望「どの口が」

桃子「言うんっすかねぇ?」


ハギヨシ「沢山の人に好かれるんでしょう」

純「それが問題を起こしそうなんだよなぁ」


京太郎「ちょ、離せ二人とも!」

透華「京太郎!今すぐ誰が好きか選ぶんですのよ!」

京太郎「はぁ!?」

透華「京太郎の彼女候補は立候補!選ばないようならここで決着をつけますわ!」

ドタドタドタッ

健夜「京太郎君!私だよぉ!」

はやり「いいや私だね!」

咏「それはどうかな?」

晴絵「私に決まってるよね!」

衣「片腹大激痛!」

透華「さぁ京太郎、選びなさい!」

京太郎「えっと、ハギヨシさん!」

ハギヨシ「御意」

透華「おどきなさい、ハギヨシ!」

ハギヨシ「フフッ、友人の頼みですので申し訳ありません、ではある程度の場所までお運びします」ニコッ

京太郎「助かります!」

シュバッ

衣「ハギヨシが命令を……?」

透華「拒否した……ふ、ふふふっ、フフフフッ、えぇ良いですわ、貴方がその気なら!京太郎を」

はやり「京ちゃんを捕まえた人が京ちゃんと一晩過ごすんだゾ☆」

オォォォォッ!!

透華「私の出番が!」

衣「やれやれ……行くぞぉ!」

純「ったく、行くか!」

智紀「こういうの苦手……」

一「行かないの?」

智紀「……行く」

歩「負けませんよぉ!」


透華「京太郎は、龍門渕のものですわぁぁぁぁッ!」







結局、あの後俺がどうなったのかはともかくだな

あれから二年経った今、俺はフリーだってことは確かだ

そして麻雀を続けているってこともな……

『長野県、男女混合麻雀大会個人戦高等部決勝戦が、今開始されます!』

三年生の俺は、あれからさらに強くなったと思いたい

『清澄高校三年、帰ってきたインターミドルチャンプ、原村和!』

和「よろしくお願いします、またオカルトだらけですか」ハァ

『鶴賀学園三年、消えるリーチと捨て牌、東横桃子!』

桃子「嶺上さんが敗退とは驚きましたっすね」

『龍門渕高校三年、男子個人戦インターハイ二連覇、須賀京太郎!』

和「迷子になって不戦敗です」ハァ

桃子「相変わらずっすね」ハハッ

京太郎「まぁへんにしっかりされてもなぁ?」

桃子「確かに……」

『そして昨年インターミドルチャンプ、清澄高校一年、夢乃マホ!』

マホ「お願いします」ゴッ

まぁ大罪が二人も残ってれば新しい強制力が生まれるのは当然なわけだ……

桃子「今年もっすか」

和「マホは強いですよ?」

そりゃそうだろう、わかってるさ

マホ「大罪、回収させてもらいます!」ゴゥッ

京太郎「あぁ……俺たちの絆パワーでお前を倒す!」ゴッ

きっと俺たちは、戦い続ける

麻雀って、楽しいからな!


  • カンッ-