東京
某ファミレス

小「はぁ……」

福「どったのすこやん?悩み事?」

小「うんちょっとね……」

福「京太郎君のこと?」ニヤニヤ

小「ブフーッ!!」

小「ケホッエホッ……ちょっちょっと何言ってるのこーこちゃん!?」

福「あれ~? 違ったかな~?」ニタニタ

小「う……違わないけど……」

福「へっへ~とりあえず白状しちゃいなよぉ~」ニマニマ

小「うぅ~……」



小「実は……京太郎君に嫌われたかもしれない……」

福「……え?」

小「だってだって。最近なんだか余所余所しいし、京太郎君からの連絡も減ってきてるし」

小「私って麻雀以外に取り柄ないし、実家暮らしだし、そこまでスタイル良いわけじゃないし、歳一回りも離れてるし……」ウルウル

福「アラフォーだし」

小「アラサーだよぉ……」ズーン

小「やっぱり私みたいなアラサーなんかよりも若くて可愛い子の方がいいのかなぁ……」メソメソ

福(あちゃーこりゃかなりの重症だわ)

福「だ、大丈夫だって! きっと京太郎君にも色々事情があったんだよ!」

小「そうかなぁ……」

福「そうだって! ほら、今日は帰ったほうがいいよすこやん!ね!」

小「うん……またね」

福「またねー」



福「うーむ。どうしたもんかねえ。私がどうこう出来ることでもないしなあ(ピロリロリン)っとメールだ」

福「えーっとどれどれ……って、こりゃあ」

後日
東京
某ファミレス

カランカラーン
福「おっ来たねー。京太郎君こっちこっちー」

京「すみません福与さん。急に会いたいなんて言ってしまって」

福「恒子でいいよ~。どうせ予定空いてたしね。しかしわざわざ長野から来るとか凄いね~」

京「夏休みですし、丁度麻雀部の練習も無かったんで」

福「それで? 相談したいことって何かな?すこやんのこと?」

京「はい。そのことなんですが」



京「俺って、健夜さんにつり合っていないんじゃないかって……」

福「……うん?」

京「だって健夜さんって、永世七冠で国内無敗で世界ランク元2位とか凄い人じゃないですか」

京「それに対して俺麻雀すげー弱いし、遠くに住んでるから中々会えないし、歳一回りも離れてるし……」

京「俺みたいな奴よりも、もっと健夜さんにふさわしい人がいるんじゃないかって……」ズーン




福(はーへーふーんそーかそーか。そういう感じなのねー)

福「ちょっと待ってね」メルメル

福「まあすこやんのことなら多分問題ないんじゃないかなー」

京「はぁ……」

福「といってもこういう事は二人で話し合った方が良いと思うんだよねー」


カランカラーン
福「っと来た来た」

小「こーこちゃん?いきなり呼び出して一体何の用って……京太郎君?」

京「す、健夜さん?」



小「ちょ、ちょっとこーこちゃん!これってどういうこと!?」

福「まあまあ落ち着いて。後は若い?二人に任せて私は退散するよー。それじゃ、頑張ってー」

小「疑問形にしないでよ!!ていうか全然事態把握できてないんだけど!?」

福「ほいじゃーねー」

小「こーこちゃん!?」



小「……」

京「……」

「「あの……」」

小「き京太郎君からどうぞ!」

京「いや健夜さんから!」

小「……」

京「……」

小「……京太郎君ってさ、私の事もしかして嫌いになったり」

京「そんなことないです!!」

小「……本当に?」

京「本当です!」

小「本当の本当に?」

京「本当の本当です!!」

小「そう、なんだ。私てっきり京太郎君に嫌われちゃったのかとばっかり……」

京「そんな!むしろ俺の方が健夜さんにつり合わないんじゃないかと……」

小「そ、そんなことないよ!全然無い!!」

京「……なんだか俺達、とんだ思い違いをしてたみたいですね」

小「うん」

京「俺、健夜さんのこと、好きです」

小「うん。私も、京太郎君のこと、好きだよ」

夕方
とある街角


小「そういえばこれからどうするの?」

京「そうですね。一応ホテル取っておいたんでそっちに向かおうかと」

小「へー。そ、そうなんだ……」




小「あ、あのさ」

小「京太郎君のホテル……行ってもいいかな?」

京「」



後日
ラジオ収録現場


福「ふくすこインハイレディオ~!」

福「さあ今日も始まりましたふくすこインハイレディオ! 進行は私福与恒子と」

福「年下の彼氏が泊まるホテルで甘酸っぱい一夜を過ごした小鍛治健夜プロでお送りしまーす!」

小「ま、まだキスまでしかしてないよ!!」

福「……」

小「……」

小「何言わせるの! ってこーこちゃん何で知ってるの!?」

福「すこやんおちついておちついてすこやん」


キャーヤダモー
ダレカーシュウロクトメテー


津「マジか」

文「マジか」

伝説「マジか……オエエエ」



その日ネットのあらゆる所で祭りが起こりラジオを聴いていた京太郎は盛大にお茶を吹いて部長にぶっ掛けてしまうのですが
それはまた別の話


終わり

おまけ

福「やっほー京太郎く~ん」ムニムニ

京「ふっ福与さん!? その、当たってます……」カァァ

福「もー恒子で良いって言ったじゃん。それにこれは当ててるの♪」

小「こ・ー・こ・ちゃ・ん!!」ゴゴゴゴ

福「おっすこやんやっほー。ってすこやん?ちょっと落ち着こ?ほんの冗談だってば。ね? なんかヤバいオーラ出ちゃってるからぁ!」


グエー


京(二人とも仲良いなあ……)