【合宿二日目】


京太郎「眠い……限界まで出し切ったんだからしょうがないよな……」

京太郎「朝だしなんかするかな」

京太郎「まだ時間あるし寝よ」

京太郎「……押し入れって狭いな」











良子「京太郎、好きだ!」

憩「いえ、ウチの方が好きですーぅ!」

良子「いや!私の方が好きだ!ラブだ!」

憩「京太郎くん!」

良子「京太郎!」


憩良「「どっちを選ぶ!」」※二人とも裸です


京太郎「うわああああああ!」

真佑子「あっ、須賀さん、おはようございます」

京太郎「おはようございます!」キリッ

京太郎(何だ今の夢……)

京太郎(いい夢だったな……)ポーッ







京太郎「あ、良子さーん!」

良子「きょ、京太郎?」

良子(よくよく考えたら何やってたんだ私!)

良子(京太郎と混浴なんて……)

京太郎「どうしたんですか?」

良子「どうもしてないどうもしてないノープロブレムだよ、今日も特訓?」

京太郎「はい!よろしくお願いします!」


良子「ここは……こう……」

京太郎「……なるほど、でこう、と」

良子「そうそう、そんな感じだ」

良子(京太郎、いつも真面目だな……)

良子(今日の夢にも……///)

京太郎「次はどうするんですか?」

良子「」ドキッ

良子(真剣で、色々と私のことを考えてくれていて……)

京太郎「良子さん?顔真っ赤ですよ?」

良子「そ、そうか?すまなかった」

良子(……理屈じゃないのかもな)

良子「次は――――」

京太郎「ふぅ~むなるほどなるほどなるほど~」

京太郎(夢のことを考えたら全然わからないんだぜ!)










照「ロン、48900」ギィン


照「……ふぅ」

京太郎「よっ、対局終わったのか?」

照「うん」

京太郎「じゃあ暇つぶしに何かしゃべるか」

照「いいの?」

京太郎「いいって何がだ?」

照「京、戒能さんとばっかり話してるから」

京太郎「ああ……特訓してるだけだよ、うん」

照「そうなんだ、よかったぁ」ホッ

京太郎「?何がいいんだ?」

照「ううん、なんでもない」



京太郎「次、俺と打たないか?」

照「えっ?」

京太郎「この前言っただろ?私に勝てたらって」

照「あ……うん」

京太郎「じゃあ勝ってやるよ、今この場所で」

京太郎「五か月前みたいに!」ゴッ

照「…………」

照「わかった、受けて立つよ」

照「全力で捻る、前とは違う」




開局

憩「よろしくお願いしますーぅ!」

菫「よろしく」

京太郎「よろしくお願いします」

照「……よろしく」

照(憩と菫……か)




京太郎(良子さんから教わったコピー術……)

京太郎(他人の打ち筋を真似するものだけど、良子さんは「降ろす」とか言ってたんだよな)

京太郎(よくわかんねえけど、今回は……怜さんを意識してみよう)


同コンマのため、流局


京太郎(照相手には東一局が鍵、まずは温存しつつ和了りにいく!)

菫(……よくわからないが、個人戦上位者と戦えるんだ、存分に射抜く!)ギィン



京太郎「ノーテン」

憩「ノーテン」

菫「テンパイだ」

照「ノーテン」

京菫(全然ダメだった……)

照「…………」ゴッ

【照魔鏡】発動!

照(菫……憩も変わらない)

照(……京)

照(また見えなくなってきてる……?)




東二局
京太郎 24000
親 憩 24000
菫 28000
照 24000



同コンマのため、流局


照「…………」

京太郎(……!)スチャ

京太郎(なんだ、この感じ……照に和了られる?)

京太郎(これは出さないでおくか……)トン

憩「ノーテン」

菫「テンパイ」

照「テンパイ」

京太郎「ノーテン」

京太郎(二連続流局って幸先悪くねえか?)




東三局流れ二本場
京太郎 22500
憩 22500
親 菫 29500
照 25500



照(憩が使うのは極端な支配)

照(その後の自分の流れを悪くする代わりにその局に和了りにいく)

照(そしてその流れを徐々に回復する)

照(それともう一つ、厄介なのがある……)

照「ロン、1900」

照(和了した人の流れを悪くする)

憩「…………」

照(でも、もう何回と視てきた)

照(その支配も菫の射抜きも、私には通じない)


東四局
京太郎 22500
憩 20600
菫 29500
親 照 27400

憩(照ちゃんに和了られてもうたか……)

憩(そういえば、照ちゃんと京太郎くんと打つのっていつぶりやったっけ……)

憩(……まあええ)

憩(今は京太郎くんの手伝いや!)






憩「リーッチ!」ピキィィィン!

照「っ……」

菫「……」

京太郎(やばい、何もできてねえ……)

憩「ツモ、リーチ一発三暗刻」

憩「裏2で3000・6000や!」



南一局
親 京太郎 19500
憩 32600
菫 26500
照 21400


京太郎(……!)ビクッ

京太郎(憩さんが……振り込む?)

憩「……」トン

照「ロン、1000」

憩「はいはーい」

京太郎(何だったんだ……今の)

京太郎(ってかそんなことより……)

京太郎(テンパイできてるのに……どうして和了れないんだ……)



南二局
京太郎 19500
親 憩 31600
菫 26500
照 22400

同コンマのため、流局


憩「テンパイ」

菫「テンパイ」

照「テンパイ」

京太郎「……ノーテン」


南二局一本場
京太郎 16500
親 憩 32600
菫 27500
照 23400


照「ツモ、400・600」

京太郎(照……連続で和了れてないな)

京太郎(ってことはアレも出しにくいはず……)

京太郎(……あれ?アレって何だっけ?)

京太郎(何かが……引っかかってる……?)


南三局
京太郎 16100
憩 32000
親 菫 27100
照 24800


照「カン」

照「カン」スチャ

照「……」トン

菫(暗槓二つ……少なくとも70符か)

菫(……ここか?)

照「ロン、2600」

菫「……はぁ」


オーラス
京太郎 16100
憩 32000
菫 24500
親 照 27400


憩(オーラス……)

憩(ここで和了れば、ウチは勝てる)

憩(照ちゃんに……京太郎くんにも!)

憩(……絶対に和了る!)

【孔穿つ閃光】発動!






憩「……カン!」

憩「リーチ!」

京太郎(…………)

京太郎(オーラス、それももう終盤なのに、なんでテンパイできないんだ……)

京太郎(体にまとわりついてた変な感じもなくなったし)

京太郎(このまんまで照に勝てるのかな……)

照(憩がリーチしたときは注意が必要)

照(それも特に役無しテンパイ)

照(だから多分今回も……)

照「…………」スチャ…

照(……今回は私の負け、か)

照「……」トン

憩「ロン」

憩「リーチ一発河底、裏6」

憩「16000や!」


結果
憩 46500
菫 24000
京太郎 18600
照 10900


京太郎「」チーン

照「」チーン

菫「」チーン

菫(焼き鳥二位、っておかしくないか)

菫(男女のチャンピオンに勝ったとは言えど……)

京太郎(焼き鳥でこの順位で照に勝ったって……)

京太郎(ちっとも嬉しくねえ……)

京太郎「照!」

照「何?」

京太郎「次だ!次こそお前に勝ってやる!」

照「……わかった」

京太郎「首を洗って待ってろよな!」






京太郎「何もしてないのに疲れた……」

京太郎「昼飯食いに行くか」

京太郎「……勝ちたいなぁ」

京太郎「遊んでるだけじゃダメなのかな……」

良子「京太郎、どうかした?」

京太郎「あ、お疲れ様です」

良子「そっちこそ。さっきの対局見てたよ」

京太郎「そうなんすか……恥ずかしいです」

良子「……ドントマインド」

良子「私だって高校生に負けることはあるし、それこそ小鍛治プロ以外のプロは誰だってそう」

京太郎「小鍛治プロって何なんですか一体……」

良子「誰だって負けるし焼き鳥にだってなる、それで落ち込んだら――――」

良子「ハムッ、ハフハフ、ハフッ!」

良子「こうやって食べたり、笑い飛ばしたりすればいいんだよ」ニコッ

京太郎「……そうっすね、ありがとうございます」

良子「ふふっ、どうってことないよ」

恒子「あ!須賀くんこんなとこにいた!」

恒子「さーさー!お姉さんたちのところに来ようか!」ズルズル

京太郎「えっ、ちょっ、何なんですかもう!」ズルズル

ガララ ピシャッ

良子「…………」

良子「……今日も一人か、ふふっ」







京太郎「まさか……」

恒子『量が多すぎて食べられないから代わりに食べて!』

京太郎「なんて用事だったとは……」

京太郎「あー腹いっぱい、この後どうしよ」

臨海監督(以後臨)「また暇なのか?」

京太郎「お察しの通りですよー」

臨「ふむ、じゃあ私が稽古をつけよう」

臨「須賀も勝ちたいだろ?」




臨「まずはこの手牌……何を切る?」

京太郎「そうですね……これでしょうか」

臨「む……正解だ」


臨「ではこれは?」

京太郎「これですね」


臨「これは?」

京太郎「これです」


臨「……これは?」

京太郎「これですね、考えるまでもありませんよ」

臨「……正解だ……」ズーン

京太郎(あれ?監督さんがなぜか落ち込んじゃったぞ?)

臨(せっかく集めてきた問題なのに……)シクシク









臨「リベンジだ!」

京太郎「何ですかいきなり」

臨「このまま負けるわけにはいかない!さあ特訓だ!」

京太郎「えぇ……休ませてくださいよ」

臨「No fight, no life!」

臨「休む暇など与えないぞ!」

京太郎「嫌だー!」






臨「一問目!」デデン!

京太郎「はい」トン

臨「さて点数は!」

テテッ テレテレッ テレレレッ!

京太郎「おおっ!高得点!」

ヒューゥン…

京太郎「ダメだった……」

京太郎「ってなんで仮装大賞風なんですか!」

臨「余計なオプションを付けることで気を逸らす!」

京太郎「気を逸らさせたら特訓の意味ないですよ!」

臨「うぐっ……た、確かに」

京太郎「それじゃあ二問目お願いします」デデン

臨「……はい」

臨(なんか立場逆転してる……)





京太郎「ただいま帰りましたー」

郁乃「お帰り~」

真佑子「お帰りなさい」

京太郎「二人とももう帰ってきてたんですね、何してたんっすか?」

郁乃「ん~京太郎くんの呼び方についてな~」

京太郎「呼び方?」

真佑子「ゴミ虫とかフンコロガシがお似合いですねって話してたんですよ」ニコッ

京太郎(さらっとなんつーこと言ってんのこの人)



郁乃「まあ今のは冗談やから~」

京太郎「冗談なんですか……」

真佑子「まさかそんな(冗談な)わけないじゃないですか」

京太郎「ですよね、そう(冗談)ですよね!」

真佑子「はい、勿論です」

真佑子「あ、私お風呂行ってきますね」

郁乃「行ってらっしゃ~い」

京太郎「行ってらっしゃーい」

ガチャ バタム

京太郎「さて、二人になったわけなので何かしましょうか」

郁乃「ええな~何しよか?」





郁乃「京太郎くん、イメチェンとかせえへん?」

京太郎「イメチェン……ですか」

郁乃「せやで~」

京太郎「……」ハッ!

京太郎「女装はしませんからね!」

郁乃「女装か~それもええけど~」


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  |::::::::::::::::::心 _/.)^._ イ´::::::::∧\::::::::::::::::}    郁乃「だいじっこ!」
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  ji:ル   /::::人__,,斗宀'"  i \|ノ;:::/i
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京太郎(片目がやたらキラキラしてる!?)

郁乃「ふふっ、驚いたやろ~」

京太郎「これを俺にしろ……と」

郁乃「せやで~」

郁乃「あ、その前に……今のどうやった?」

京太郎「今の……ですか」


京太郎「好きです」

郁乃「せやろ~」

郁乃「……」

郁乃「へっ?」カァァ

郁乃「す、好き……?」

京太郎「なーんてね、ウソですよー」

郁乃「京太郎くんが私のことを好き……いやでも私はこんな体やし、それに照ちゃんや憩ちゃんやって……」ブツブツ

京太郎「聞いてないや」

京太郎「でもイメチェンか……やってみよっかな」

京太郎「目をキラキラさせて……」

真佑子「ただいま帰りましたー」

京太郎「試してみよう!」


               ,..  / ヽ ´⌒> 、
             /             \
            /      |  }!      \⌒
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           /ィ  :|  \∧  | /| |! トー―
           | _|VT示r ∨j/示rx/ V(               京太郎「だいじっこ!」
            レ1(  弋,り   弋り {ソ V            __
             |/V{   ___   从|>ー―――r―――/ /
             ___/>、 V /  イ7   /     /――-、  \
          ___/   | | ー 77 /   /     /      ー―
         ノ  (    | |  / /    /     /
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     /        !   ∨∨ /  /(
  _/\     /|/   ∨ / / /  ⌒ヽ
 ー  / \    / 人   〈 /  /       |
   し′     ̄  ,  >==≠  | /⌒ ト{_
             |    | |/    |/|   |::::}!
             |   \| {___/::/|   |::/

真佑子「……」

京太郎「だいじっこ!」

真佑子「……」

真佑子「部屋間違えましたー」

京太郎「ちょっと待ってー!」




京太郎「時間になったし風呂に行くか」

京太郎「昨日みたいなことは……ないだろうな」



カポーン

京太郎「ふぅ……」

京太郎「いいお湯だなー」

京太郎「月も綺麗だし、さいっこーだなー」

京太郎「……はぁ」

京太郎「誰か来ないかな……」

ガララ

京太郎「!」ビクッ




えり「はぁ……」

えり「福与アナは全くいつもいつも……」イライラ

えり「お風呂に入ってリラックスしましょう」

えり「というかなんでお風呂リポートまでしなくちゃいけないんですか、翌朝……」

ガララ

えり「あぁ……月がきれ……い……」

京太郎「……えっ」

えり「」

京太郎「」

恒子『そーそー、23時以降は須賀君がいるから入っちゃダメらしいよー』

えり「……」

えり「はわわわわ!」

京太郎「見てません!何も見てませんから!」フリッ

えり「し、失礼しました!」ダダッ

京太郎「あ、足元!石鹸!」

えり「えっ?」ツルッ

京太郎(やばい!風呂場で転んで頭打ったらシャレにならない!)

京太郎「間に合え!」




京太郎「ッ!」ダキッ

ドンガラガッシャーン

えり「……ん……ぅ」

京太郎「大丈夫ですか?」

えり「は……い」

京太郎「ふぅー良かった良かった、頭打って仕事ができなくなったりしたら大変ですからね」

えり「すみません……」

京太郎「いいっすよ、立てますか?」

えり「あ……」

京太郎「あのー?」←えりの下敷きになっている

えり「あっ!すみません!」ガバッ

京太郎「だから大丈夫っすよ、いつつ……」

えり「あ、足が……」

京太郎「壁にぶつけちゃっただけなんで大丈夫ですよ」

京太郎「それじゃあ俺上がるんで、針生アナはゆっくりしていてください」ニコッ

ガララ ピシャ

えり「………… 」

えり「須賀くんはケガをしてまで私を……」

えり「…………」

えり「ありがとう、って言ってませんでしたね……」

えり「今度お礼をしないと……でもどうすれば?」

えり「男の人はどんなものがいいのでしょうか……」

えり「…………」ウーン

えり「…………」コクッ

えり「…………ふぁ」

えり「寝てはいけません!しっかり考えないと……」コクッ

えり「…………」コクッ

えり「何も思いつかないです……」





【二日目】終
















【合宿三日目】開始


京太郎「んーまだちょっと痛いな……」

京太郎「天気もいいし、朝もまだ早いし、何しようかな」


真佑子「むにゅ……」

京太郎「多治比さん……幸せそうに寝てるな……」

京太郎「親睦を深めるために、久しぶりにやるか!」


【須賀京太郎の!寝起きドッキリ大成功!part12】デデーン!


京太郎「おはようございまーす」ヒソヒソ

京太郎「今回はですね、この、多治比真佑子さんにですね」

京太郎「寝起きドッキリをしかけたいと思いまーす」


京太郎「まずは多治比さんのですね、ほっぺたをつまんでみたいと思いまーす」ヒソヒソ

京太郎「失礼しますねー」ムニッ

真佑子「うみゅ……すぅ……」

京太郎「まだ起きないみたいなのでもうちょっと強めに……」クニクニ

真佑子「むにゃ~~~~」

京太郎(あ、なんか可愛い)

真佑子「……」ガシッ

京太郎「あっ」

真佑子「……須賀……さん?」

真佑子「えっと……何を?」

真佑子「私の上に馬乗りになって、顔をのぞきこんで……///」カァァ

京太郎「あ……」

真佑子「…………」

真佑子「女性の寝込みを襲おうとするとか、さいってーですね」ジトッ

京太郎「す、すみませんっしたー!」

真佑子「とりあえず黙ってくださいこのカス虫外道が」

京太郎「はい……」



真佑子「なるほど、寝起きドッキリですか」

京太郎「……すみません」

真佑子「いえ、私も勘違いして汚い言葉を言ってしまったので……おあいこ、ということで」ニコッ

京太郎「あ、ありがとうございます!」

真佑子「だからうっせーつってんだろ」
真佑子(頭を上げてください)

京太郎「えっ……」





雅枝「合宿最終日は何をしてもええ」

雅枝「部屋で休むのもええし、誰かと打つのもええ」

雅枝「ゆっくりと羽を伸ばすことやな」

雅枝「ほな今日も頑張っていこか」

「「はい!」」










京太郎「何でもしていいって言われてもな……」

京太郎「何しよう……」

照「京、また暇なの?」

京太郎「またって何だよまたって」

照「じゃあ……何か話さない?」

京太郎「話?そうだな、するか」






京太郎「じゃあ、今回の合宿、どうだった?」

照「……楽しかったよ」

京太郎「ってかよく考えたら照だけ一回合宿行ってないんだよな」

照「白糸台合宿のこと?」

京太郎「うん、またみんなで合宿とか旅行とかしたいよなー」

照「……そう」

照「…………」

照「京は、この合宿どうだった?」

京太郎「俺か?楽しかったぞ」

京太郎「まあまだ終わってねえけど、特訓したり喋ったりそれに風呂だって……」

照「お風呂?」

京太郎「いや!何でもないぞ!」

照「?」

照「私も……楽しい」

京太郎「この合宿が?ってさっきも言ってたじゃん」

照「……ううん」

照「私も、京と喋ったりするのが楽しい」ニコッ

京太郎「!……そ、そうか俺もだぞ」

照「ふふっ、良かった」

京太郎(照が笑ったとこなんて最近見てなかったよな……)

京太郎(なんで照なんかにときめいてんだ俺……)






昼1

京太郎「適当に卓を回ってみるかな……」

淡「ふっふー容赦しないよー」

咏「へへっ、お前は私にゃ勝てねえよ!」

泉「私を嘗めてもろたら困りますね」

恭子(何やこの卓……)

京太郎(面白そうだな、見てみるか)


【東一局】

咏「ロン!32000!」

恭子「メゲるわ……」

咏「私の勝ちだねぃ~」

淡「ぶー!開幕数えなんてずっこいずっこい!」

咏「実力なんだからしょうがねえだろー」

恭子「うっ」グサッ

淡「次面子変えてやろー」

恭子「あうっ」グサグサッ

泉「末原先輩……」

恭子「ええんや……私は所詮凡人……ふふ、あはは……」トボトボ

京太郎「末原さん、どっか行っちゃったな」

京太郎「追いかけてみよう!」


恭子「……はぁ」

京太郎「末原さん、暇ですか?」

恭子「えーっと、須賀くんやったっけ……」

京太郎「はい、俺今暇なんで何か話しませんか?」

恭子「……うん、ええよ」




京太郎「とりあえずお茶でも」

恭子「ミルクティーか、嫌いやないで」

京太郎「それならよかったです」

恭子「それで、何話そか」

京太郎「そうですね……「魔物」について、とか」

恭子「魔物……宮永姉妹とかみたいな人種か」

京太郎(やっぱりあの二人は相当なんだな……)

京太郎「全然勝てないですよね、あいつら」

恭子「……そっか、須賀くんはあの二人と幼馴染やったっけ」

京太郎「ええ、一応」

恭子「せやったら須賀くんも相当の打ち手なんやろ?男子個人戦チャンピオンやし」

京太郎「いや全然ですよ、照と咲に勝てたのなんて両手で数えられるくらいですし」

恭子「……須賀くんは、どう思うんや?」

恭子「宮永姉妹に荒川憩、神代小蒔に天江衣、大星淡とか三尋木咏、高鴨穏乃……あの次元を」

京太郎「んー……凄いとは思いますけど、勝てない相手ではないですよ」

京太郎「大体、勝てないって最初から思ってたら何もできませんよ」

恭子「……やっぱり、せやな」

京太郎「だから諦めないでもう一回挑戦すればいいんですよ!」

恭子「……うん」

恭子「よし、もう一回やったるわ!」


  •  ・ ・ ・ ・

  •  ・ ・


照「ロン、1000」

照「ロン、2900」

照「ロン、6100」

照「ロン、8400」

照「ロン、12900」

照「トビですね」

恭子「メゲるわ……」


恭子の好感度がぐぐぐーんと上がった!



京太郎「末原さん頑張ってるといいな」←京太郎は上の結果を知りません

京太郎「よっと、食堂到着」

京太郎「今日は何食べよっかな」


淡「あ!京太郎だ!」

京太郎「ん?ラーメンが宙に浮いてるぞ?」

淡「もーなにそれー!」

京太郎「ラーメンが喋った!?」

淡「いい加減にしないと怒るよ」ゴゴゴゴ

京太郎「あいよ、お前も今から飯か?」

淡「そだよー」

京太郎「淡は何食べるんだ?」

淡「んー今日はちょっと暑いからそばにしようかなー」

淡「京太郎は?」

京太郎「俺はカツカレーだな」

淡「へー」



淡「おいしー!」ズルズル

京太郎「食べながら喋るんじゃありません」

淡「京太郎はつまんないなー」

京太郎「ちゃんとしないお前が悪い、そんなんじゃ誰も嫁にもらってくれないぞ」

淡「いいもん!私がお婿さんになるから!」ズルズル

京太郎「何言ってんだこいつ」

淡「それにどうせ京太郎が貰ってくれるし……」チラチラ

京太郎「はぁ……」

京太郎(なんか期待した目で見てるけど、なんて返せばいいんだ?)







京太郎「そういえばiPS細胞というので同性の間でも子供ができるらしいです」

淡「へっ?」

京太郎「淡が嫁にもらうんだったら渋谷さんとか大人しい人の方がいいんじゃねえの?」

淡「……京太郎のバカ」

淡「ごちそうさまでした!」

京太郎「えっおい淡!」

ガララ ピシャッ

京太郎「……どうしたんだあいつ?」








京太郎「飯を食べ終わったら眠くなってきたぞ……」

臨「須賀!須賀!手伝ってくれ!」

京太郎「なんですか?」

臨「ちょっと昼飯を作ろうと思っていたんだ、その缶詰を開けてくれるか?」つ缶切り

京太郎「別にいいですけど」

臨「じゃあ頑張ってくれ」ササッ

京太郎「なんで屋外?なんでそんなに離れるんだ?とりあえず開けてみるか」カチッ

缶詰「どもーシュールストレミングでーす」モワッ

京太郎「くさっ!なんだこれ!」

臨「よくやったぞ須賀!」



京太郎「滅茶苦茶くせえ……」

臨「まあまあ、これあげるから」

京太郎「サルミアッキ?」

臨「なかなかいい味だよ」

京太郎「それじゃあ……」パクッ

京太郎「まずっ!なにこれ!おえっ!」

臨「そうか?おいしいんだけどな」モグモグ

京太郎(味覚と嗅覚大丈夫なのかこの人!?)



臨「昼飯も食べ終わったことだし、特訓しようか」

京太郎「この状態でですか……」





臨「準備はいいな?」

京太郎「はい……」プーン

臨「今回の課題は私から和了ること!一度でも振り込んだらその時点で失格だ!」

京太郎「めんどくさそーですね……」

臨「それでは始めよう」


京太郎「ロン」

京太郎「ツモ」

京太郎「ロン」

京太郎「ロン」

京太郎「ロン」



臨「」チーン

京太郎「課題クリアですね!」

臨「……ああ、そうだな」ガクーン








京太郎「もう夕方か……あとは都会に戻って打ち上げして終わりだな」

京太郎「最後、何をしよう」

咏「遠き山に~♪」

京太郎「おっ、何やってんだ?」

咏「ちょっとネト麻をねぃ、やってみる?」

京太郎「まだ途中じゃねえの?」

咏「いや……」

『ロン、16000』

咏「これで終わり」

京太郎「こえーよお前……」

咏「んじゃ、やってみそ」








京太郎「よっと」ポチッ

咏「はぁ?何切ってんの?」

京太郎「こっちの方がはやく和了れね?」

咏「いや今のはそっち切るべきだろ、ほらさっきの有効牌」

京太郎「げっ、マジだ……ツモ切りっと」

咏「あっバカ!」

京太郎「えっ?」

『ロン、24000』

京太郎「と、とんだ……」

咏「言わんこっちゃない、次私の番な」

京太郎「おう……」ショボーン









【叙○苑】


京太郎「ただの合宿の打ち上げになんつーとこ来てんすか……」

良子「費用は府と都が持ってくれるからね、それにガールばっかりだし」

京太郎「だからってこれはもう……おかしすぎるでしょう」




照「京」

京太郎「んっ、照か」

照「とりあえずこっち来て」グイッ



淡「サンチュだけ食べまくる!」

菫「ちゃんと冷麺とかも食え」

照「カルビ頂戴」

京太郎「はいよ、ピートロは?」

照「……いい」

菫「照もクッパとかしっかり食べろ」

照「焼肉は楽しまねば焼肉に非ず、カルビはやく」

菫「もう肉は頼まないぞ」

照「あうっ」

淡「京太郎!ハラミ頼んで!」

京太郎「はいはい」

菫「須賀……お前からも言ってやってくれないか」

京太郎「えー……だって肉を焼かないと意味ないじゃないですかー」

菫「……むぅ」

淡「スミレは太るのが怖いんだよ」ヒソヒソ

京太郎「そういう淡はどうなんだ?」ヒソヒソ

淡「私は食べても太らないタイプだからね!」ババーン

照「同じく」

菫「くっ……須賀ァ!ただちに供給を停止させろォ!」

京太郎「えぇ……」

京太郎「とりあえずこれでも食べててください」<ピートロ

菫「むぐっ」

淡「京太郎ってば大胆!」

京太郎「何がだ」

照「でも菫はピートロが一番好きだったはず」

菫「…………」

菫「須賀!どんどん焼くんだ!」

淡「あ!ハラミとカルビとピートロくださーい!」

照「満足満足」ホッコリ



「お待たせしましたー」

京太郎「よーしじゃんじゃん焼くぞ!」






京太郎「まずはナスからだ!」ジュージュー

照「えっ」

淡「え」

菫「は?」

京太郎「な、ナスくらいいいじゃないか……」

照「……まあいっか」

淡「だね!」

菫「言いだしっぺは私だしな」

京太郎「よし焼けたな、みんな取ってけー」

照「……おいしい」モグモグ

淡「この火加減、京太郎はわかってるなー」モグモグ

菫「うむ、おいしいな」モキュモキュ

淡「やっぱり京太郎は私のお嫁さんになるべきだね」

照菫京「「「ぶふぉっ!」」」

京太郎「何て事言い出すんだよいきなり!」

菫「けほっ、二人はそういう関係なのか?」

照「あり得ない……うん」

淡「なにそれ酷いよ!」

京太郎「とりあえず黙って食べなさい」ペシッ

淡「いったーいぃ……」






京太郎「ようやく解放された……」トボトボ

えり「あ……」

京太郎「は、針生アナ!?」

えり「こん、ばんは……」

京太郎「その、昨日はほんとにすみませんでした!」

えり「そんなことはないです、須賀くんに助けられたんですから」

京太郎「でも……ちらっと見てしまいましたし……」

えり「見……///」カァァ

えり「忘れてください!///」

京太郎「すみません!」

えり「……とりあえずあっちの部屋に行きましょう」

京太郎「……はい」



えり「顔を上げてください、ね?」

京太郎「……」

えり「須賀くん、悪いのは私の方だったんですから」

えり「お詫びと言ってはなんですが……その……」

えり「一つだけ、なんでも言うことを聞きます」

京太郎「……えぇぇぇぇ」

京太郎(どうしよう……針生アナに命令ができるって結構夢みたいだけど……うむむ……)





えり「……挿れますね」

京太郎「お願いします……んっ」

えり「ここが膜……でしょうか」コツン

京太郎「はい、おそらくは……いたっ!」

えり「ごめんなさい!……初めて、ですから」

えり「もう……動いていいですよね」



えり「いっぱい……出ましたね」

京太郎「なんかすみません……針生アナ気持ち良すぎですよ」

えり「ありがとうございます、あとお互い初めてなんですからいいですよ」

京太郎「そろそろ動きますね」ゴロッ

えり「あー……こっちもたくさん溜まってますね」

えり「頑張って出しましょうね」

京太郎「……お願いします」



恒子(いやー針生アナと須賀くんがここにいるっていうから来てみたけど……)

恒子(ナニしてるんだあの二人!)









京太郎「あーすっきりしたー」

京太郎「針生アナの膝枕も堪能できたし実に満足だ!」

臨「須賀じゃないか」

京太郎「つかぬ事をお伺いしますけど……トイレで一体何を?」

臨「日課のレーションとプロテインをな」

京太郎「マナーだけはしっかり守るんですね」

臨「そろそろ戻るか、須賀も来ないか?」

京太郎「はい、よろこんで!」



京太郎「一人だったんですね」

臨「サトハたちが他の場所に行ってしまったみたいでな……はぁ」

京太郎「俺で良ければお付き合いしますよ」

臨「センキュー、でもあらかた食べたからそろそろデザートにしようかな……」

京太郎「じゃあ何か持ってきますよ」

臨「よろしく頼むよ」








京太郎「うーん……今並んでるのがないな……」

「お客様、アイスでしたら個室までお運びいたしますが?」

京太郎「そんなサービスが!」

「はい、ご利用なさいますか?」

京太郎「ぜひお願いします!」



臨「それで来たのがこれ……と」

京太郎「迂闊でした……」

臨「スプーン1本か……まあいい」

臨「須賀、食べさせてくれ」

京太郎「食べさせてくれって……はぁ」

京太郎「はい、あーん」

臨「あ、あーん」カァァ

臨「っ」モグッ

京太郎「おいしいですか?」

臨「うむ、なかなかだな」

臨「次はお前の番だ、あーん」

京太郎「い、いや!俺はいいっすよ!」

臨「私だって恥ずかしかったんだ!お前も同じ目に遭うべきだ!」

京太郎「でもこれじゃあ間接キスになっちゃいますよ!」

臨「あ……ぅ……///」

臨「うるさい!とにかく食べろ!」

京太郎「ちょっ」モグッ

京太郎「あ、おいしい」

臨「よし、次は私の番だな」

京太郎「……はぁ」

京太郎「あれ?そもそもスプーンもう一本頼めばよかったんじゃ……」

臨「あっ……」







雅枝「これで近畿・関東合同合宿は終わりや」

雅枝「次会うときは国麻の卓や、それまでに各々精進するように」

雅枝「それでは……解散!」

「「お疲れ様でしたー」」


臨「須賀」

京太郎「何すか?」

臨「これが私のメールアドレス、大阪に戻ったら連絡してくれ」

京太郎「はい、お疲れ様でした」

臨「うむ、お疲れ」







真佑子「あ、須賀さん」

真佑子「これ、私の連絡先です。よければメールくださいね」ニコッ

京太郎「それはどうも」

真佑子「それではまた!」

京太郎「さようならー」








【清々荘】


京太郎「部屋に帰って来たぞ」

京太郎「寝る前に何かするかな」

京太郎「監督さんにメールしてみよっかな」

京太郎「あんまり当たり障りのない感じで……」

京太郎『こんばんは』

京太郎『早速メールしてみました』ピッ

ヴーッ ヴーッ

臨『おお!学校関係とか仕事関係以外で初めてメールを出した!』

臨『ありがとう須賀!』

京太郎「なんだろうすっごい既視感」

京太郎「つまりプライベートではメールしたことがない……」

京太郎「恋人とかもいなかったのか?」

京太郎『突然ですが、以前に恋人がいたことはあるんですか?』ピッ

ヴーッ ヴーッ

臨『……まさか』

臨『恥ずかしながら、彼氏いない歴=年齢の生き遅れだよ』

臨『自分で言ってて傷つくな……』

京太郎「やり手のキャリアウーマンって感じなのに意外だな」

京太郎『きっといい人が見つかりますよ』ピッ

ヴーッ ヴーッ

臨『そうだな』

臨『須賀とも出会えたことだし』

臨『そのときはよろしく』

京太郎「えっ、よろしくって何!?」

京太郎「まあ確かに監督さんスッゲー綺麗だけど……」

京太郎「……こんな会話淡としなかったか?」




京太郎「時間もあるし他の人にもメールしてみるか」

京太郎「そうだな……」

京太郎「針生アナに送ってみようかな」

京太郎「そういえば耳掃除と膝枕……よかったなぁ」ホッコリ

京太郎「さて何て送ろう」




京太郎『こんばんは』

京太郎『初めてのメールですね』

京太郎『針生アナは国麻にも来るんですか?』ピッ

ヴーッ ヴーッ

えり『こんばんは』

えり『一応最終戦の実況を任されているのですが、私にできるのかどうか不安で』

ヴーッ ヴーッ

えり『すみません、こんな情けないメール送ってしまって』


京太郎『そんなことないですよ』

京太郎『針生アナなら大丈夫です』

京太郎『頑張ってくださいね』ピッ

ヴーッ ヴーッ

えり『ありがとうございます』

えり『私も須賀君のこと応援していますから』

えり『そちらこそ頑張ってくださいね\(^o^)/』


京太郎「何故か俺が終わってる……」

京太郎「顔文字とか使い慣れてないのかな?」

京太郎「そう思うとなんか既視感が……まあいっか」


京太郎『それではまた今週末、ですね』

京太郎『おやすみなさい』ピッ


京太郎「さて寝るかー」




【10月第3週 休日】終