京太郎「今日が決勝か…なんでだろ、麻雀じゃなくてそれ以外で修羅場になりそうな気がする」

京太郎「…ふぅ、まあ、少しぶらつくか」


京太郎「あれって、妹尾さん?」

佳織「大丈夫…私なら大丈夫…」

京太郎「どうかしたんですか?」

佳織「は、はい!な、なんだ須賀君か…ちょっと、ちょっとだけ怖くなったの」

京太郎「…プレッシャーか?」

佳織「すごいね、須賀君。相変わらずなんでも解るんだね。うん…ちょっとだけ怖いんだよ。智美ちゃんや部長は私に期待してくれてる…でもね、私はそれに応えれるかわからないんです」

ギュ…服の裾を握りしめ

佳織「麻雀の勉強をして、モモちゃんに色々と教えてもらって勝ち続けてる。でもいつ迄それが続くか解らない…勝てなくなったら、期待されなくなったらと思うと少しだけ怖いんです」

京太郎「力が欲しいんですか?」

佳織「うんうん…力なんていらない。ただ、自信が欲しい」

ギュ…京太郎が佳織の手を握る。

京太郎「俺は楽しみにしてるんですよ…妹尾さんが俺のステージにきてくれる事を。だから今回が最後です。一回目は出会った時、二回目は麻雀、三回目は今回。三顧の礼なんてね…あれ、これ間違ってるか」

佳織「えっ…どういう事?」

京太郎「ただこれは…そのなんか気持ち良くなるみたいだから気をつけてくださいね」

佳織「気持ち良くって…」

京太郎(……この人に…ほんの少しだけ自信を持てるよう力を)

ドクン…

佳織「えっ、これ、なに…あっ…」

ドクン…ジュワッ…

佳織「ハァ…ハァ……今の…なに?」

京太郎「おまじないです」

佳織「お、おまじない…?」

京太郎「はい。おれにもよくわからないんですけどね」

佳織「そ、そうなん…だ…ハァ…」カァァ








京太郎「決勝…清澄、龍門渕、鶴賀、風越。これは楽しい麻雀が見れそうだ」









美穂子「よろしくお願いします」

純「よろしく」

優希「よろしくお願いします」

睦月「よろしくお願いします」







純「俺が親だな」

優希(タコスパワー、ぜんかいだじぇ!)

美穂子(この子…一番やっかいね)

睦月(妹尾さんに繋げればどうにかなるはず…)








美穂子(様子を見る)

純「ツモ、500オール!」








美穂子(鶴賀を削っておかないとあの役満の子は危ない)

純(流れが操れない)

睦月(削られないように…)

コトン…

優希「ロン、一本は8300!」

睦月「は、はい…」








優希(このまま連荘だじぇ!)

純(また聴牌できてない…)

美穂子「ツモ、1000オール!」








美穂子(龍門渕を止める?まだ、清澄の子が落ち着いてから)

優希(跳満聴牌だじぇ!)

純「ツモ、1100.600」

睦月(あがれない…)








美穂子(…清澄は親を流せばどうにかなるはず)

純(はやすぎるだろ)

優希「今度こそ、ツモ、6000.3000!」









美穂子(これ以上は暴れさせてはいけない!)

敬愛の芽発動!

優希「…来なくなったジェ…」









純(っ!なんだ今の感覚)

優希(大三元聴牌!!)

美穂子(勝つのは私達…風越よ!)

慈愛の一撃発動!

睦月(これで…)

コトン

美穂子「ロン、清老頭、32000です」








美穂子 7700 ツモ

純(あがれない…)

睦月(…とばされないように)

優希(力がでないじぇ…)

美穂子「ツモ、2000.3900」









美穂子(鶴賀を飛ばせるかしら?)

純(よし、聴牌!)

優希「ツモ、1000.2000!」







優希(やっぱりタコス成分が…)

睦月(あと二局…)

美穂子「ロン、3900」

純(当てられた)









純(取り返さないと…)

睦月(これで最後…)

優希(私はまだ諦めないじぇ!)

コトン

美穂子「ロン、8000です」

美穂子 148200
純 90500
優希 112200
睦月 48600

先鋒戦が終了しました。











アナウンサー「それでは今の試合について藤田プロにお話を聞いてみたいと思います」

靖子「風越の一人勝ちだろ。清澄の三倍満を止めて、役満で親を流す…風越だけレベルが違った」

アナウンサー「ですが片岡選手も序盤、高打点をだしていましたが…」

靖子「清澄は二人のプロの影ちらつく…あの二人みたいな火力なら今ごろ全員飛んでいるがな」

アナウンサー「プロといいますと?」

靖子「それは伏せさせてもらおう。だけど…今年の長野は本当に二枠になって正解だった」

アナウンサー「そうですね。複数人のプロの推薦により今年の長野県大会は団体戦二枠、個人が5枠用意されています」

靖子「こらからの試合はさっきよりもひど…凄いのが見れる」

ーーーーーーー

京太郎「美穂子さんの一人勝ちか…優希ももうちょっと集中力があればな」











美春「よろしくお願いします」

智紀「よろしく」

まこ「よろしくお願いします」

佳織「よろしくお願いします」







美春「私が親…」

まこ(鶴賀の役満に気をつけろと言われても……牌の切り方が独特すぎる)

智紀(自分の打ち方を突き通す)

美春(振り込まなければ勝てる)

コトン…

佳織「ロン、8000です」








佳織(…なんだろう、大丈夫な気がする!)

美春(まだ、まだ大丈夫…)

まこ「ツモ、1000.2000!」











佳織(親番…ここで稼がないと!)

まこ(この盤面ならこっちじゃ…)

未春(き、キャプテン…)

智紀(…させない!)

智紀「チー」

理論の華発動!

まこ(流れ…盤面が変わった?)

まこ以外「聴牌」

まこ「ノーテン…」










佳織(えっと…これで満貫かな?)

智紀(……)

未春(私なら大丈夫…私なら…)

コトン

まこ「ロン、2000!」

佳織(…っ…あがれた)








智紀(鶴賀がくる…)

まこ(これはあがれんの…)

未春(まだまだ…)

佳織「ツモ、緑一色?8000.16000!」










まこ(…読み間違えた?)

智紀(最後の親番は流させない!)

理論の華発動!

佳織(あれ…こなくなった?)

佳織、未春「ノーテン」









まこ ツモ 満貫

佳織(よし、できた!)

まこ(あれは不味い顔じゃ…ずらすか)

先見の先眼発動!

まこ「ツモ、2000.4000!」








佳織(…あがれない、清澄のひとのせいなのかな?)

未春(このままトップで…)

智紀(…これ)

コトン

まこ「ロン、3900」








まこ(連荘狙いの安上がり…流石に追いつけそうにないの)

智紀(これから…)

未春(意外に私できる!)

コトン…

佳織「ロン!タンヤオドラ4、12000です!」

まこ(ドラ麻雀じゃと!)








智紀(これを上がったら逆転できる…)

まこ(緑一色聴牌!)

先見の先眼発動!

未春(な、なにが起きてるの?)

香織(須賀君…私に力を貸してください!)

開闢の幸運発動!

まこ(これなら通る…)

コトン

香織「ロン、国士無双、48300です!」

香織(や、やったよ、須賀君!)







まこ(はやすぎるじゃろ…)

智紀(もう一回!)

未春(華菜ちゃん…)

佳織「ツモ!2000.4000!」

未春 109500
智紀 75700
まこ56100
佳織 149200

次鋒戦が終了しました











靖子「役満二回に満貫三回…凄まじいな」

アナウンサー「私もここまで凄まじい試合は初めて見ました」

靖子「清澄と龍門渕がいなければここで鶴賀が全てを蹂躙して終わってただろ」

アナウンサー「そうかもしれません…。風越もよく頑張りましね」

靖子「……魔物を抑えた二人の戦士に護られたただの平民だっただけだろ」

アナウンサー「毒舌ですね」

靖子「そうか?事実は事実だ。褒められるとしたら間違いなく清澄と龍門渕だ」





京太郎「…藤田プロがプロらしい事を言ってる…あれ、プロだったからあってるのか」

京太郎「ぶらつくか」

ゆみ「須賀君?」

京太郎「ああ、お久しぶりです」

ゆみ「モモに来ているとは聞いていたが…元気にしているのか?」

京太郎「ええまあ」

ゆみ「そうか」

京太郎(……しゃべる事が思いつかない)

ゆみ「君の眼からみて鶴賀は全国に行けそうか?」

京太郎「えっ?」

ゆみ「だから、」

京太郎「いや、言ってる事はわかるんですが俺になんで聞くんですか?」

ゆみ「私は君がモモや妹尾を超える魔物だと思っている」

京太郎「……」

ゆみ「だから私は君の意見が聞きたい」

京太郎「…今からが本番です。清澄の竹井、原村、宮永の三人、龍門渕の国広、透華、天江の三人…この六人は俺の知り合いの中で俺と普通の麻雀が打てます」

ゆみ「そうか。先は長いな…」

京太郎「それが麻雀ですよ」









京太郎「珈琲かコーラか…」

ポチ…

京太郎「えっ?」

久「珈琲にしときなさい」

京太郎「久か…次の試合、期待してるから」

久「頑張れ勝てるのか?じゃないのね」

京太郎「……隣にくるんだろ?」

久「ふふふ…覚えてたんだ」

京太郎「まあな」

テクテク…

一「あれ、京太郎何してるの?」

久「京太郎?」

京太郎「おう、一か。清澄に居た頃から仲良くしてる…」

久「竹井久よ。貴女は龍門渕の国広さんで合ってたかしら?」

一「そうですけど…」

久「私の京太郎に何かようかしら?」

一「私のって…どう言う事なのかな?」

京太郎「えっ、あの、その…」

久「貴方には関係ないでしょ。ねえ京太郎」

ギュ…腕を組み

一「か、関係ある!京太郎は私達の家に泊まってた!」

久「京太郎が龍門渕家に泊まってた?…ど、どう言う事なのかしら?」

ぎゅうぅぅう…

京太郎「いや、あのその」

久「京太郎!」

一「京太郎!」

アナウンス「間もなく決勝中堅の試合が始まります。選手の方は会場におこしください」

久「…試合が終わったら尋問ね」

一「そうだね…試合が終わったら大切な話があるから」

久「まあ、勝つのは私だけど」

一「負け犬ほどよく吠えるって知ってる?」

久「なっ…口だけはうまいのね」

一「っ!」

久「…決着は…」

一「試合で決める!!」












久「よろしくお願いします」

一「よろしくお願いします」

智美「よろしくお願いします」

星夏「よろしくお願いします」

一(この人だけには…)

久(負けない!)









久「私が親ね」

久(よし、順調…)

星夏(手がすすまない…)

智美(逃げ斬るぞー)

コトン…

一「ロン、1000」

久(流された…)

一「ふん…」

久(……そっちがその気なら私にも考えがあるわよ)ゴゴゴ










久(これが来た…ならこっち)

逆転させし者発動!
悪運の因果律発動!

星夏(き、キャプテン…)

一(…流れが変わった。でも貴方の出番なんてこないよ!)

幻影の奇術師発動!

智美(まだまだ大丈夫…のはず)

コトン…

一「ロン、12000!」

久(攫われた…)ピキピキ











一(聴牌…)

星夏(これでいいはず…)

智美(な、泣かないぞ…)

久「ツモ、四暗刻単騎.8000.16000」

一「なっ…!」

久「どうしたのかしら?」ニヤニヤ








一(ここで流れを止めていかないと…)

星夏(まだいけるはず)

智美(ワハハ…モモ、すまん)

久(これが来た…普通はこっちをきるのよね。でもまあ、私は私の信じる方を切る)

逆転させし者発動!
悪運の因果律発動!

ヒュ、バン!

久「ツモ、4000.8000!」

一(態度悪いな…)







一(…止められないな。最初に意地を張ったのが悪かったかな?)

星夏(……聴牌にもならない…)

智美(聴牌ったぞ)

久「ツモ、4000.2000!」








一(……またこうなった)

星夏(このままじゃ駄目なのに)

智美(やばいのに止めれないなー)

久(もう少し無理してみようか!)

逆転させし者発動!
悪運の因果律発動!

久「ツモ、6000オール!」






久(これでよしっと…)

一(…それはさせないよ!)

手品師の因果律発動!

一「ポン!」

久(ずらされた…)

一同「聴牌」








久(…有効牌しかこない、これは駄目かしら)

智美(頑張って凌ぐぞー)

一「ツモ、2100.4100!」








久(…特定条件で防げるのかしら?)

一(またか…でも止めないと)

手品師の因果律発動!

一「チー!」

久(……条件を見つけないといけないわね)








久(少し様子を見る…親だけど無闇矢鱈に突っ込むよりマシだわ)

星夏(清澄が降り気味?)

智美(攻めるから今か?)

一「ツモ、3900オール!」







久(おかしな所はない…でも私のアガリを二回止めた。デジタルではない何かを持っているはずな)

星夏(またベタ降り?)

一「ツモ、4000オール!」









久(……解らないか。でもまあ、それならそれで仕方ないか)

久「立直!」

一(…ずらしても意味が無い。はぁ、もう少し稼ぎたいんだけどな)

星夏(…現物)

智美(アンパイをきるぞ)

スッ…シュ、バン

久「ツモ、4200.8200!」







一(…まだ、ボクにだってできる!)

一「立直!」

智美「それ、ポン」

久(なんでずらすのよ!)

一「ツモ、2000.4000!」







久(オーラス…)

星夏(やった、数え役満聴牌!これさえあがれば…)

一「ツモ、300.500」

星夏「えっ?」

星夏 66900
一 101000
久 132700
智美 97400


中堅の試合が終了しました。









アナウンサー「全国の魔物とはこれ以上なのでしょうか?」

靖子「それはない。あれ以上など小鍛冶プロが山ほどいると言ってるのと同じだ…」

アナウンサー「それはすごい事ですね」

靖子「麻雀牌が握れなくなる高校生が続出しかねないがな」

アナウンサー「今回の試合についてどう思われましたか?」

靖子「龍門渕は守りの得意な打ち手、清澄はエース級の対決だった。他は生き残った事だけで褒めて良いと私は思う」

アナウンサー「なら清澄のエースは竹井ということなのでしょうか?」

靖子「そうでもない…私の経験が確かなら大将はあれを凌ぐ打ち手だ」










廊下

久「…いい勝負だったわ」

一「嫌味ですか?」

久「違うわよ。ただ、また良かったら私と打ってくれないかしら?」

一「……機会があれば」

久「そう、ありがとう。それとね 私、まだ京太郎の恋人じゃないから」

一「えっ?」

久「あら、京太郎の事が好きなんでしょ?」

一「なっ、そ、そうだけど…」

久「なら好敵手ね」

すっ…手を差し伸べ

一「…負けないから」

ギュ…

久「こっちこそね」











久「後は頼むわよ」

和「できる限りの事はします」

久「…まあ、何時も通りの和なら大丈夫か」

和「私はぶれません」

久「そうね、京太郎も見ているしね」

和「す、須賀君は関係ないです!」カァァ

久「はいはい、それじゃあ私は少し遅いランチに行ってくるわ」

和「はい」

ーーーーーーーー

一「ごめん透華、追いつけなかった…」

透華「上出来ですわ。私がここから華麗に逆転する…理想的な展開ですもの」

一「ふふふ、透華らしいや」

透華「見ておきなさい、私の活躍を!」





純代「よろしくお願いします」

透華「よろしくお願いします」

和「よろしくお願いします」

桃子「よろしくお願いします」






和(親……気にせずにいきます)

コトン…

透華(原村和…この方がのどっちなのでしょうか?)

純代「ツモ、2000.3900」







和「……」

シュ、コトン…

純代(ノータイム…)

透華(私の親、ここで華麗にあがる!)

桃子「ツモ、立直ツモ七対子ドラ2…3000.6000」

透華(立直ですって?………少し、ホンキでいきますわ)

零度発動






桃子(雰囲気が変わったたすよ…)

透華(……)

純代(これで…)

和「ツモ、4000.8000」








和「…ポン」

シュ、バシ…

透華(……)

桃子「ツモ、6000オール」

純代 53800?
透華 83000?
和 135800
桃子 121400?







和「立直」

透華「……」

純代(降りる…)

桃子(私は誰にも振り込まない…)

コトン…

和「……」

桃子(なんでツモらない?まさか…)

和「ロン、4200」









和(連荘)

桃子「立直」

コトン…

純代(…これで聴牌)

コトン

桃子「いいんっすか、それ。ドラっすよ?ロン、16000」

純代「えっ?」





和(連荘)

桃子「立直」

コトン…

純代(…これで聴牌)

コトン

桃子「いいんっすか、それ。ドラっすよ?ロン、24000」

純代「えっ?」









和(少し和了を優先します…)

大天使のどっちver3発動!

桃子(高くて役満…)

純代(……)

コトン…

和「ロン、12000」







純代(キャプテン…)

和(……)

透華(……)

桃子「ツモ、3000.6000」






純代(……どうすればいい)

透華(……)

桃子「立直」

和「ロン、7700」

純代 11800
透華 80000
和 157700
桃子 144500


副将戦が終わりました










アナウンサー「……」

靖子「今年の長野は本当に魔境だな」

アナウンサー「全国決勝を観てる気分になりますね」

靖子「…優しいな。今回の勝負、龍門渕、鶴賀、清澄の三人の実力は拮抗してた。差が出たとしたなら運の差だ」

アナウンサー「…そうなんですか」

靖子「ああ。風越のあの副将も良いデジタルの打ち手だったが格が違いすぎた。例えるなら戦車対自動拳銃みたいなものだ」

アナウンサー「厳しいのですね」

靖子「優しい言葉は誰にだって吐ける」








和「後は頼みました」

咲「うん、頑張ってみるよ」

和「咲さんなら大丈夫ですよ」

咲「……龍門渕の天江さんは京ちゃんに似た感じがしたから油断できない」

和「須賀君ですか?」

咲「うん…でも勝って全国に行くよ」

和「はい!」

ーーーーー

透華「面目ありませんわ…」

衣「任せろ。今の衣には義兄様から貰った力がある…それに今日は勝つ為に打つ」

透華「…そうですわね。勝ってファミレスに行かないといけませんわ」

衣「…そうだな。またエビフライを食べよう」









大将戦開幕


華菜「よろしくお願いします」

咲「よろしくお願いします」

衣「よろしくたのむ」

ゆみ「よろしくお願いします」








咲(…聴牌)

ゆみ(あと一手…)

華菜(なんで聴牌できないんだよ!)

コトン…

衣「ロン、3900」








衣(役満……これを直撃さしたら勝てる)

コトン

ゆみ「ロン、3900」

衣(くっ…)










華菜(…まだだ、まだ諦めないし!)

咲(……)

ゆみ(振り込まなければいい…)

コトン…

衣「ロン、24000」

ゆみ「なっ!」











華菜(…キャプテン)ウルウル

咲(聴牌できない)

ゆみ(どうにかしなければ…)

コトン…

衣「ロン、24000」









咲(……和了れないよ)

華菜(……っ)

ゆみ(落ち着け…ここで落ち着かないとモモ達の頑張りが無駄になる)

コトン…

衣「昏鐘鳴(こじみ)の音が聞こえるか?世界が暗れ塞がると共に――おまえたちの命脈も尽き果てる!!ロン!四暗刻単騎!」

ゆみ(っーー!)










ゆみ(……すまない、モモ)

咲(置物と変わらないよ…)

華菜(はぁ…まだ大丈夫)

コトン…

開闢の満月発動!

衣「…いつもの衣なら慢心し、このまま遊んだだろう。だが、今の衣は義兄様との約束、透華達と約束がある…だから果てろ。ロン、24000」

華菜 -16100
衣 184000
咲 157700
ゆみ 68040

大将戦が終了しました。
一位の龍門渕、二位の清澄が全国に行きます。













靖子「あの二人が間違いなく全国トップクラスの実力者だ」

アナウンサー「二人?清澄の宮永もですか?」

靖子「そうだ。唯一、天江衣から直撃を貰わず凌いでいる。それにあいつは態と和了しなかったようにも見えた」

アナウンサー「それはどういう…」

靖子「本人にしかわからない。私は今日、全国決勝を見た気分だよ」

アナウンサー「私もです」












京太郎「……流石だな、衣。すこしぶらつくか。ここにいたら久と一になにを言われるかわからないからな」

美穂子「……」

スッ…人気の無い所に行く

京太郎「あれって…」

ダッ…

美穂子「……」ポロポロ

階段の裏手で膝を抱えて泣いている

京太郎「…」

スッ…上着を美穂子に被せて

美穂子「えっ?」ポロポロ

スタ…隣に座り

京太郎「…お疲れ様でした」

美穂子「す、須賀君?」

京太郎「…俺ちょっと上着を何処かにおいてきたんで落ち着いたら一緒に探してくれません?それまでまってますんで」

美穂子「上着ならここ…」

京太郎「泣きたい時に泣けばいい。俺と美穂子はそういう関係だったはずだ…強がらなくていい。キャプテンなんて俺は美穂子を呼ばないし、気が済むまで泣けばいい。俺がそうしたように」

美穂子「っ!」

ギュッ…京太郎の服の裾を掴む

美穂子「…ごめんなさい…」ポロポロ

京太郎「馬鹿だな、ありがとうって言う所ですよ」

美穂子「…そうね、ありがとう京太郎」大泣きし

ーーーーーーー

十分後

美穂子「もう、大丈夫」

スッ…服の裾を離して

京太郎「そうか、俺の上着を探しに行かないとな」

美穂子「そ、その事なんだけど…私が見つけて岩手に送ってもいいかしら?」

京太郎「…ならお願いしようかな」

美穂子「はい。ちゃんと洗って返すわ」

ギュー 上着を抱きしめて

美穂子「そろそろ行かないと華菜達が待ってる」

京太郎「そうか。また今度ゆっくり話そう」

美穂子「ええ…」

美穂子「また」

京太郎「ええ、また」

ーーーーーーーーー

京太郎「久とご飯に行く約束をしてたからとりあえずメールするか」

♪~

京太郎「はやいな」

京太郎「父母会か…俺が行くわけにはいかないな。さてどうしたものかな」

京太郎「……抜け出せないか聞いてみるか」

ーーー

久「珍しい…京太郎が踏み込んでくるなんて。どうしようかしら」





From 竹井久
9時にあの公園で待ってるわ

京太郎「今、8時だから…急がないと間に合わねえ」

ダッ…

ーーーーーーー

公園

久「それで私を呼び出してどうかしたのかしら?」

京太郎「いや、久に会いたくてな」

久「全く…そういえば私、京太郎に聞きたい事があったのよ」

京太郎「えっ?」

久「龍門渕家に数回泊まったらしいわね」

京太郎「なんでそれを…」

久「一が教えてくれたわ…さて、理由をきりきりと吐いてもらいましょうか!」

京太郎「えっと……まあ、いいか。あれは買い物に行ってた事で…」

説明中

久「つまり麻雀で勝ち続けた結果こうなったと」

京太郎「まあ、そういうことです」

久「第一級フラグ建築士ね…全く」

京太郎「フラグなんて建ってませんよ」ワハハ

久「刺されるビジョンもみえないのがタチが悪いわ」

京太郎「それって褒めてますか?」

久「褒めてるのよ」

京太郎「そういえばこれからどうしますか?」

久「……」

久「新幹線の時間にはまだあるんでしょ?少し話しましょう」

京太郎「いいぞ」

ーーーーー

久「京太郎、私達は二位だったけど全国に行くわ」

京太郎「……」

久「あの時の約束は覚えてるかしら?」

京太郎「俺の今居る高校、宮守と全国で闘うって話だな」

久「そうよ。だから来週、結果を楽しみにしてるわよ」

京太郎「知ってたのか」

久「当たり前じゃない」
?
京太郎「…大丈夫だ。シロ達と俺は確実に全国に行く」

久「信頼してるのね」

京太郎「仲間だからな」

久「私達の事は?」

京太郎「大切な友人だな」

久「もう…切り返しがうまいから皮肉るが言えないじゃない」

京太郎「 皮肉を言わなくていいじゃないか」

久「いやよ。京太郎の前では素で居るって決めたんだから」

京太郎「なんだそれ」

久「わからなくてもいいわよ…そろそろ時間ね」

京太郎「送って行こうか?」

久「別にいいわよ。私はこっちをもらっていくから」

チュ…

京太郎「…っ!また、勝手に!」カァァ

久「顔を真っ赤にして…子供ね」

京太郎「ひ、久のせいだろ!」

久「それじゃあね、京太郎。全国で会いましょう」

京太郎「…ああ、全国で会おう」

ーーーーーーーーーー

京太郎「…さて岩手に帰るか」


京太郎「よし無事に乗れたぞ」

岩手に帰ります

ーーーーーーーーーー


京太郎「…やべえ…眠い」

カピー「パカパカ(なんだ種馬主、帰ってきてたのか?」

京太郎「あ、あのカピーさんなんでそんななに怒ってるんですかね?」

カピー「パカパカ(合宿中に12人で乱行パーティーをしたからだろ」

京太郎「待て、俺はそんな事してないぞ」

カピー「パカパカ(…記憶がないとは幸せだな」

京太郎「さらりと恐ろしい事を言われた気がする。それよりアトランティスはどうだったんだ?」

カピー「パカパカ(魚料理と言って人魚が出てきたから半殺しにして太陽にぶち込んできた。全く、私は女だぞ」

京太郎「……それってやばくないのか?」

カピー「パカパカ(大丈夫だ、良い年して霧になって女を孕ませるジジイや色気を振りまくしかない嫉妬女は全治三週間だからな」

京太郎「頭が痛くなってきた」

カピー「パカパカ(守銭奴と仲良くしたい?女神像か指輪を砕けるばそれでいいだろ……真面目に応えるとアレは成りたくてなった守銭奴ではない。金の重要さを知らないと生きていけない環境にいた存在だ」

京太郎「貧乏って事か?」

カピー「パカパカ(そこは伏せる。そうだな…強制力二つと神託……今度東京に行って会う事になったらそれでいいだろ。難しい事は考えるな」

京太郎「最近、そればっかりだぞ」

カピー「パカパカ(主が万能すぎるからだろ」

京太郎「それって良い事だろ」

カピー「パカパカ(それを私に聞くな」

京太郎「はいはい…まあ、東京に行く機会はあるから覚えとく」

カピー「パカパカ(まあ、全ては私達以外の意思だからな」










京太郎「学校どうしようか…疲れてるしゆっくりしときたいんだが…」

京太郎「休むか……今日は寝るぞー」

ーーーーー

夕方

ピンポーン

京太郎「はーい」

ガチャ

京太郎「おう、久しぶりだなエイスリン」

エイスリン「英(まだ三日しか経ってないよ。それより京太郎、体調大丈夫?」

京太郎「ああ、まあ大丈夫だ。お土産もあるし上がって行くか?」

エイスリン「英(うん、私も久しぶりに京太郎とお話したいし」

ーーーーーーーーー

エイスリン「英(長野はどうだった?」

京太郎「楽しかったぞ。大会も見てて面白かったしな」

エイスリン「英(清澄と龍門渕が勝ったんだよね。試合の中継見てたけどドキドキした」

京太郎「そうだな…俺も見ててハラハラしたよ」

エイスリン「英(私達も今週だね」

京太郎「…大丈夫。勝つのは俺達だ」

エイスリン「英(そうだね…勝つのは私達だよ」

京太郎「そういえば晩飯作ってたんだが食べて行くか?」

エイスリン「ウン!英(なにを作ってたの?」

京太郎「……」

京太郎「ハヤシライスだ」

エイスリン「英(京太郎の料理は美味しいから好きだよ」ニコニコ

ーーーーーーーーー

京太郎「どうだ?」

エイスリン「オイシイヨ」

京太郎「そうか」ニコニコ

エイスリン(相変わらず、料理を褒められると嬉しいんだね)

エイスリン「アーン」

京太郎「えっ、いや、同じのだし」

エイスリン「アーン」」

京太郎「…アーン」

パク…もぐもぐ

エイスリン「オイシイ?」

京太郎「…エイスリンの味がする」

エイスリン「えっ?」カァァ

京太郎「なんてな」ワハハ

エイスリン「バカ…」

ーーーーーー

ガチャガチャ…

京太郎「こうやって洗い物を一緒にしてると夫婦みたいだよな」

エイスリン「英(二回も夫婦になってるんだから普通だよ」

京太郎「エイスリンと二回も家族になってるのか…幸せだな俺」

エイスリン「英(私も幸せだったよ」

京太郎「過去形なのか…俺捨てられるのか、悲しいな」

スッ…京太郎の顔にてを添えて

エイスリン「英(私は京太郎を捨てないよ」

京太郎「えっ?」

エイスリン「英(京太郎が私を捨てるんだよ」

何を言ってるんだろう…京太郎には記憶がない。記憶がないのに捨てられたとは酷い言い方だと自分でも思う。

「エイスリン…」

聞き慣れた彼の声がする。下を向いた顔を恐る恐るあげる。彼と視線が合う瞬間に彼の顔が私に迫ってきた。

「っ…!」

少し乱暴だけど彼の唇が私の唇を塞ぐ。私は彼の身体を抱きしめて、彼の口の中に舌をいれた。ハヤシライスの味がするがそんな事はどうでもいい…懐かしいのに初めてのそれを私は淫らな音をたてながら味わって行く

「えっ、…え、すり…クチュ…」

彼が離そうとするが離さない。

もう止められないし、止まるつもりがない。彼は良く私に言っていた。男からキスをしたなら責任をとらないといけないと…ならとってもらおう。私の子宮はもう彼の精子を待ちわびてるのだから

「ぷはぁ…英(責任とってね、京太郎」

息が乱れ、頬が熱くなる。私はまた京太郎に抱かれる事が嬉しくて仕方がないのだ

「…ここでやるのか?」

頬をかきながら訪ねてくる。あの癖は覚悟をきめかねてる時の癖だ。

「英(当たり前だよ。私は京太郎に抱かれたいの)」

そう言って私は服を脱いでいく。制服を脱ぎ、下着を脱ぎブラジャーを外してストッキングだけはつけておく。これは京太郎が好きだからだ。

「英(ほら見て京太郎、私のここ濡れてるんだよ?」

彼の目の前で態と秘部を弄る。彼に見られてる事とこれからの事で私の秘部からは大量のみつが溢れていた。

ギュ…

彼が私の事を抱きしめてくれる…これは合図だ。彼は次に

「もう知らないから…俺の子を孕むまで抱くぞ」

繋がりが欲しい彼らしい言葉。私はそっと彼のズボンボタンを外し、そこに手をいれる。そこにはパンツ越しにでもわかる京太郎の一物があった。

「英(愛してる、京太郎」

私は彼を抱きしめ耳元で囁いた。

「英(俺もだ、エイスリン。愛してるぞエイスリン)」

塞達には悪いが私は今日、あの薬を持ってきている。生まれるのはちょうど来年の3月あたりか…それでもいいかもしれない。

私は彼に押し倒されながらそう思った。















後日談

孫「ねえ、おばあちゃん。おじいちゃんってどんな人だったの?」

おばあちゃん「優しい人だったよ。浮気をして良いって言ってるのにおばあちゃんだけを愛してくれた人」

孫「でも僕、おじいちゃんが浮気ばっかりしてたって聞いたよ?」

おばあちゃん「あれは違うのよ。寝てるおじいちゃんをおばあちゃんとおばあちゃんの友達が色々したからそう思われてるだけ」

孫「そうなんだ…おばあちゃんはおじいちゃんと居れて幸せだった?」

おばあちゃん「ああ、幸せだったよ。70数年いっしょに居たけどいつも幸せだった」

孫「そうなんだ…僕、末っ子だからおじいちゃんを知らないんだ」

おばあちゃん「誇りなさい。貴方のおじいちゃんは立派なひとだった」

孫「そうなんだ…。またくるね、おばあちゃん」

おばあちゃん「ああ、さようなら……さて私もそろそろかね、京太郎…少しばかり遅れたが私もそっちにいくよ。また二人でハヤシライスを作らないとね」


END