合宿三日目


京太郎「…今日からがやばい気がする」

京太郎「とりあえず飯を食べにいこう」

京太郎「隣のホテルのバイキングに行くのも面倒だし、ここのホテルでいいや」

ーーーーーーー

理沙「京太郎!」

京太郎「あっ、おはようございます」

理沙「おはよう!」

京太郎「今から朝食ですか?」

理沙「そう!」

京太郎「良かったら一緒にどうですか?」

理沙「行く!」

京太郎「良かった、一緒に食べた方が美味しいですよね」

理沙「うん!」

ギュウ…

理沙「はやく!」プンスカ

京太郎「はいはい、慌てなくても時間はまだまだありますよ」

理沙「ない!」

京太郎「えっ、だって…」

理沙「一緒!」プンスカ

京太郎「なんでそんなに真っ正面から言うんですか、流石に照れますよ」

理沙「事実!」

京太郎「なら少し早く行きますか」

理沙「うん!」

理沙「アーン」

パク、もぐもぐ…

京太郎「これ、お返しです」

パク…もぐもぐ…

理沙「美味しい!」プンスカ

京太郎「それは良かった」

理沙「京太郎!」

京太郎「はい?」

理沙「全国!」

京太郎「ああ、出ますよ」

理沙「頑張って!」

京太郎「ありがとうございます」

理沙「終わったら!福岡!」

京太郎「……そういえば最近いってませんでしたね」

理沙「待ってる!」プンスカ

京太郎「でもそっちの両親が…」

理沙「大丈夫!大人!」

京太郎「大人が大人なんていいませんよ」

理沙「いじわる…」シュン…

京太郎「わかりました、また全国が終わったらそっちに行きますね」

理沙「約束!」

京太郎「ええ、約束です」






朝2

京太郎「……そうか、福岡に行ってもいいのか」

京太郎「そろそろ義姉さん達が弛むころだから様子を見に行こう」

ーーーーーーーー

コンコン

京太郎「義姉さん達、起きてるか?」

シーン…

京太郎「バイキングにいってるのか?いや、それは絶対にないな」

コンコン

京太郎「義姉さん、起きろー」

京太郎「しぶといな…どうするか」

京太郎「良子義姉さんにかけてみるか…」


良子「もしもし…」

京太郎「もしもし、良子義姉さん?」

良子「……」

良子「貴方…こんな朝にどうかしたんですか?」

京太郎(あなた?まあ、いいや)

京太郎「いや、とりあえずドアの前にいるから開けてくれ」

良子「そ、そうなんですか!ちょっと待ってくださいね」

ガチャ…

京太郎「やっとあいた…、義姉さん達はやく…」

クチュ……っ…!

約一分

良子「朝はやっぱりディープに限りますね…」寝ぼけ眼

京太郎「な、な、な…朝から何を色ボケてるんだよ!正座だ正座!健夜義姉さんも早く起きる!!」

健夜「ふぇ…なんで京君がいるの?」

京太郎「そんな事はどうでもいいからはやく正座!」

健夜「は、はい!」











昼1.

京太郎「朝からデンジャラスすぎるだろ…全く」

京太郎「トイレに行こう…色々ありすぎて賢者にならないといけない気がする」

はやり「ギュルビーン☆」

京太郎「は、はやりさん…どうかしたんですか?」

はやり「京太郎君が何処かに行きそうだから着いてきちゃった☆」

京太郎「いやはやりさん、俺は今からトイレに…」

はやり「うん、知ってるよ☆」

京太郎「なら通してくれませんか?」

はやり「いやだって京太郎君、賢者になりにトイレに行くんだよね☆」

京太郎「そ、そんな事はないですよ」オドオド

はやり「それは嘘だよ☆だって京太郎君、合宿にきてから肌のノリがいいもん☆」

京太郎「そ、そんな事でなんでそうなるんですか?」

はやり「直感かな☆それよりもね…」

スッ…ギュ…

はやり「はやりが抜いてあげようか☆」

京太郎「な、何を言ってるんですか!仮にもプロなんですから体を大事に…っん!」

くちゅ…くちゅ…ジュル…

はやり「冗談なんかじゃないよ☆はやりは常に京太郎の事は本気なんだから☆」

京太郎「……」

京太郎「なら余計ダメです…」

はやり「理由を聞いてもいいかな☆」

京太郎「俺は貴方が怖いです…あの時の感覚がまだ残ってます」

はやり「それは私が悪いけど…今は関係ないよね☆」

京太郎「関係大有りです」

はやり「えっ?」

京太郎「なんの覚悟も無く、貴方に恐怖心しか抱いてないのに貴方を抱いたらあの時と同じですから」

はやり「…別にいいんじゃないかな☆」

パチン…

京太郎「あんたが良くても、俺はよくないんだよ。今でも俺が怖くて少し震えてるのにそんな事を言わないでくれ。拒絶したっていいんだ。親の責任ははやりん姉ちゃんの責任じゃないんだよ」

はやり「な、なんで…なんでその事を京太郎が知ってるの?」

京太郎「少し調べたら解る事だろ…義姉さん達がはやり姉ちゃんを近づけたくない理由も多分それが原因なんだろ」

はやり「ならおかしいよ…なんで京太郎は私の事を責めないの?おかしいよ…私のお父さんは京太郎の両親を…」

京太郎「……」

京太郎「それははやり姉ちゃんに関係ある事なのか?」

はやり「えっ?」

京太郎「今、はやり姉ちゃんがしようとしてる事とそれは関係があるかって聞いてるんだよ」

はやり「そ、それは…」

京太郎「もう良いんだよはやり姉ちゃん」

はやり「だ、駄目だよ…」

京太郎「俺もはやり姉ちゃんも充分に苦しんだんだ」

はやり「それ以上言ったら私…」

京太郎「もう過去に振り回されなくていいんだよ」

ギュ…

京太郎「…今まで苦しい思いをさしてきてごめん。俺なんかの為に尽くしてくれてありがとう。俺はあんたを赦す」

はやり「……で、でも…はやりの血の半分は!」

京太郎「全て赦す。はやり姉ちゃんははやり姉ちゃんだから」

はやり「あっ…ありがとう…京太郎……ごめんね、少しだけ胸借りるね…」

京太郎「ああ…周りには誰もいないから大丈夫だ」

ぎゅぅう…胸元にはやりの顔をやり抱きしめる

はやり「うわぁぁあああん…ごめんね…本当にごめんね…怖かった…本当は全部怖かった!…いつ京太郎が気づくのか……愛も無く抱かれるかもしれないことや……いつ蔑まれるのか…全部全部怖かったんだよ…うわぁぁあああん」

京太郎「……」ただ抱きしめて

はやり「うわぁぁあああん…」









はやり「ありがとうね☆京太郎☆」目が真っ赤

京太郎「どういたしまして…話し方は変わらないんですね」

はやり「慣れてしまったからしかたないよ☆」

京太郎「そうなんですか」

はやり「あと京太郎」

京太郎「はい?」

スッ…ギュ、クチュ…ぷはぁ

はやり「次からは真剣に京太郎の事を狙うから、夜道には気をつけてね☆」

京太郎「えっ…」

はやり「それじゃあね☆はやり、今日はもう部屋で休むから☆」

京太郎「……なんも変わってねえじゃねえか!!!」










昼2.

京太郎「とりあえず着替えてきたけど…どうしようかな」

恭子「それ、ロンです」

ダヴァン「この待ちでシタカ」

明華「さすがに数をこなして行くとお互いの手の内がばれてしまいますね」

絹恵「まあ仕方ない事ですよ」

京太郎「……」盤面を見て試合の流れを追っている

明華「須賀君、また試合を見にきたんですか?」

京太郎「ええまあ…参考になる事が多いので」

明華「参考?」

京太郎「切り方や牌効率とかいろいろですよ」

ダヴァン「京程のプレイヤーでもそんな事を考えるんデスカ?」

京太郎「義姉の教えなんですよ。常に学び、上を目指せって」

絹恵「えっ須賀君、お姉ちゃんおったん?」

京太郎「居ますよ。自慢の義姉達です」

恭子「その義姉達も麻雀強いんですか?」

京太郎「俺より遥かに強いですよ。家族の中で俺は最弱でしたから」ワハハ

明華「なら両親も強いんですね」

京太郎「ああ……そうですね、親もきっと強かったと思います」

恭子、絹恵(強かった?)

京太郎「まあ、俺はこれで。お昼がまだなんですよ。それじゃあ」

明華「なにか地雷を踏んだみたいですね…」

ダヴァン「明華はそういうのに疎いデスカラ」











京太郎「…お昼ご飯を食べに行こう」

京太郎「何処に食べようかな…」

慧宇「ごしゅ…京太郎!」

京太郎「はい?」

慧宇「よ、よかったら私とランチに行かないか?」

京太郎「別に構いませんが…何処に行きます?」

慧宇「ホテルのバイキングでいいだろ?時間もあまり掛からないし」

京太郎「それもそうですね」

慧宇(…計画通り)

京太郎(なんでだろう…嫌な予感しかしない)

慧宇「私が適当に見繕ろってくるから京太郎は飲み物と席の確保をお願いしていいか?」

京太郎「別にかまいませんよ。飲み物は何が良いですか?」

慧宇「烏龍茶で頼む」

京太郎「わかりました」

ーーーーーー

慧宇(とりあえずここまでは計画通りだ…後は眠らしてそれで終わりだ)

慧宇(野菜と肉…魚より肉を好むはずだから見繕って…後は白米とスープか。こんなものかな。後はこれをスープに盛ってっと)

サラサラ…

スタスタ…

慧宇「待たせた」

京太郎「いや別に待ってませんよ。それじゃあ頂きましょうか」

慧宇「いただきます」

京太郎「いただきます」

京太郎「流石三ツ星ですよね、食材は偽っても手法は一流ですね」

パク…もぐもぐ

慧宇(なぜスープを飲まない!)

京太郎「どうかしましたか、ハオさん?」

慧宇「な、なんでもない。京太郎は、スープを飲まないのか?」

京太郎「あっ、すいません。気をつかわせましたね。ただハオさんが飲んでから頂こうかなって」

慧宇「わ、私は別に構わないぞ!そ、そうだ、のましてやろう」

スッ…ポチャ…

慧宇「あ、アーン」カァァ

京太郎「あ、ありがとうございます」

パク…

京太郎(睡眠薬?いや、複数混じってるな…ハオさんが盛ったのかな?でも理由が解らないし…どうしたものか)

ゴクン…

京太郎(とりあえずハオさんにも飲んでもらうか)

京太郎「美味しいですね、お返しですよ。アーン」

慧宇「わ、私は別に!」

京太郎「そうですか…俺みたいな男に飲ましてもらのは嫌ですか…」

慧宇「そ、そんな事はないです!あっ…」カァァ

京太郎「ならアーン」

慧宇(……ご主人様からのアーン)ジュワ

パク…ゴクン

京太郎「どうですか?」

慧宇「お、美味しいです」カァァ

京太郎「なら良かった」ワハハ

京太郎(飲んだって事は知らなかったのか?)

数分後

慧宇「ご主人……zzz」

京太郎「爆睡してしまった…どうしたものか」










智葉「須賀、何をしてるんだ?」

洋榎「き、京太郎!」カァァ

京太郎「いや、ハオさんがスープを飲んだら寝てしまって」

智葉「何を言ってるんだ?そんな事あるわけないだろ」

スッ…ゴクン

智葉「何も起きないだろ。愛宕、お前も飲んでみろ」

洋榎「えっ、あっ、うん」

スッ…ゴクン…

智葉「ほら何もないだろ。それよりも須賀、慧宇を部屋まで運ぶのを手伝え」

京太郎「え、俺ですか?」

智葉「お前は私達に慧宇をおぶわせるのか?」

京太郎「わかりました…」

京太郎「あれ、智葉さん個室なんですか?」

智葉「あまりじろじろと見るな。監督がきてないから私は一人なんだ」

京太郎「そうなんですか。ハオさんはベッドに寝かしますね」

智葉「ああ、頼む…」

智葉(なんだ、この眠気は…)

京太郎「よいっしょと…」

京太郎「では俺はこれで…」

バタ、バタ…

智葉「……zzz」

洋榎「……zzz」

京太郎「おい…まじかよ」

京太郎「ダブルサイズに三人を並べたのはいいが…このまま放置するのもまずいしな」

ーーーーーー

20分後

京太郎「とりあえずトシさんに連絡はいれといたが…どうしたものか」

??「……っ」

「……っ」

身体が重い。朦朧とする意識の中で私の中に一つの感覚だけが支配していた。

あの人に抱かれたい。あの人にひれ伏したい。

「目が醒めましたか?」

綺麗な金髪に二枚目と言っていい顔立ち…ご主人様が此方を覗き込んでいた。

襲うか…待てまだだ、ご主人様もあの薬を飲んだはずだ。だから私からお情けを求めなくてもいいはず…

「良かった…智葉さんも洋榎も倒れて困ってたんですよ。水でもいれてきますね」

智葉?洋榎?なんで他の女の名前が出る。ああ、ここに他の女がいるからか…

「ご主人様…部屋に送ってもらっていいですか?」

悟られないように…部屋に着いてベッドに近づいた時に…


「降ろしますね…」

ゆっくりとご主人様が降ろしてくれる。
まだだ…

まだ…

今だ!

グッ…

ご主人様の首を後ろに引いて体制を崩して、そのままマウントをとる。

「これはどういう訳ですか?」

冷めた目でご主人様が私だけを見てくれてる。

「抱いてください」

たった一言、全てが詰まった言葉が口から零れ落ちる。

「……薬を盛ったのもそれが理由か?」

「そうです。貴方に抱かれたい、貴方に求めて欲しい…」

言葉が止まらない。思考よりも感情が、言葉が紡がれていく。

私は貴方に…

「俺の気持ちは考えないんですか?」

えっ?ご主人様の気持ち?


「ハオは俺に無関心のまま抱いて欲しいのか?」

ご主人様の無表情な顔が僅かに強張る。優しい人…私如きを気にかけて心配してくれている。

そっとご主人様の顔に手を添え、唇を奪う。ご主人様は拒否する事も自ら動く事もなされない。舌をいれ、ご主人様を味わっていく。拙い舌使いだとは自分でもよくわかる…だがそれ以上にご主人様と繋がっている事が私を興奮させた。


ぷはぁ…

唇を離してご主人様を見る。一本の細い糸が私とご主人様を繋いでいた。

「私は…無関心でも…愛されなくても…側に居れればそれでいい」

ポタポタ…

ご主人様の顔に頬を伝う液体が落ちた。私はその液体がなにかが解らない。

「泣きながらそんな事を言われても信じられないな」

スッ…

ご主人様の手が私の髪を撫でる。

「俺は子供だからハオが嫌がっても離さない」

ご主人様の口から紡がれる言葉の一つ一つが私の中に溶け、私のお腹を温めてくれる。

「引くなら今だ。そうしたら俺は何も…っ!」

クチュ…

そんな建前などどうでもいい…私は貴方にただ一言言われればこの身を全て貴方に捧げる覚悟がある。ご主人様が躊躇うなら私が背中を押そう。

「私は貴方を愛します」

「っ!」

ご主人様が今にも泣きそうな顔をする。逃がさない…私はもう紡いだのだ。

「私は応えました…だから私は貴方に抱いてもらいます。動かなくていいです。私は私の為だけに貴方を犯す」

マウントをやめ、立ち上がる。

パサ…

制服を脱いでいく。ああ、私は今からご主人様を犯すのだ…私の秘部はもう洪水のように濡れていた。

「…なら俺はハオを二度と離さない」

ギュ…バタン…

そう聞こえた時、私とご主人様の立場は逆転していた。

「孕んでもらう。俺から絶対に逃がさない…だから覚悟しろ」

身体が震えた。私は聞きたかった言葉が聞けたのだ。

「は、はい…私は貴方の為だけに生きる覚悟がもうできてます」

私はこの日、純潔を散らし、大切な子供を授かった












後日談

「母様、なぜ父様をたまにご主人様と呼ぶのですか?」

切っ掛けはいつも通り家族で朝食をとっていた時の娘の一言だった。

ハオを抱いて10年。俺とハオには三人の娘達がいた。

「それはね、お母さんが父様の…」

「待て、母さん!何を言うつもりだ!」

冷や汗が止まらない。まさかまだ十歳になった娘に対してあんな事を言うつもりなのか?

「何ってそんなのは簡単な事ですよ、ご主人様」

ハオはそういいながら意地悪そうな笑みを浮かべた。こいつまだ俺がエイスリン達と浮気したと思ってるな…

「私とご主人様がどうやって結ばれたのか…私には娘に教える義務がありますから」

「そんな義務があるか!俺の父としての威厳がなくなるじゃないか!」

「そんなものがまだあったと思ってるのですか?」

「うっ…無いような気がする」

よく考えると家での俺の地位は最下層だったりする。

「大丈夫ですよご主人様。私はいつまでも貴方の側にいますから」

そう言った母さんの顔は俺には何よりも輝いて見えた。

END















京太郎「女子三人に対して男が俺一人…このまま俺がここにいたら不味い気がするからトシさんに代わってもらうか」

ーーーーー

夕方

京太郎「…さっき、ハオさんを鬼の形相で智葉さんと洋榎が追いかけて行ったけどなにかあったんだろうか?」

理沙「京太郎!」

京太郎「どうかしたんですか?」

理沙「晩御飯!」プンスカ

京太郎「何処かに食べに行きますか?」

理沙「うん!」

理沙「ホテル!」

京太郎「ホテルで食べるんですか?別にかまいませんけど」

理沙「フレンチ!」プンスカ

京太郎「あれ、フレンチって別料金なんじゃ…」

理沙「大丈夫!」

京太郎「だったらいいんだが…」

理沙「行く!」

ギュ…

京太郎「そんなに急がなくても大丈夫ですよ!」

理沙「美味しい!」

京太郎(流石に誰もいないな)

理沙「食べないの?」

京太郎「いや、食べるよ」

理沙「ならいい!」

京太郎「そういえば義姉さん達とはご飯は食べないんですか?」

理沙「お昼!」

京太郎「余計な心配だったみたいですね」

理沙「そっちは?」

京太郎「俺ですか?俺は義姉さん達と会わなくて一度は一緒に食べたいんですけどね」

理沙「喜ぶ!」

京太郎「そうですかね?合宿のコーチをしてて義弟とご飯をあまり食べたがらないイメージがあって」

理沙「大丈夫!」

京太郎「明日にでも誘って見る事にしますよ」

理沙「それがいい!」









夜1.

京太郎「少し今日は疲れたな」

京太郎「散歩に行こうか」











明華「また散歩ですか?」

京太郎「ええ、雀さんもですか?」

明華「そうです。夜風に当たるのも良いと思いまして」

京太郎「中々、風流なんですね」

明華「それ程でもないですよ。そう言えば貴方は大丈夫だったんですか?」

京太郎「何がですか?」

明華「ハオに薬を盛られたんじゃないですか?」

京太郎「ああ、あれはやっぱり薬だったんですか」

明華「気付いてたんですか?」

京太郎「ええまあ、ああいうのには耐性があるので大丈夫ですよ」

明華「た、耐性ですか…壮絶な人生だったんですね」

京太郎「まあ、そこまで壮絶でもないんですけどね」ワハハ







夜2.

京太郎「明華さんの顔が若干引きつってけど気のせいだよな?」


京太郎「寝よう…なんだか、起きてらロクな事にならない気がするし」

ーーーーーー

消灯時間手前

ピンポーン…

京太郎「……っ…誰か来たのかな」

健夜「京君…あれ寝てたの?」

京太郎「ああ、健夜義姉さんか…うんちょっと眠くて」

健夜「そうなんだ…ごめんね、起こしちゃって」

京太郎「別に構わないよ…部屋で話して行く?」

健夜「うん、私も京君とお話がしたいし」

ーーーーーー

京太郎「それでこんな夜中にどうしたんだ?」

健夜「…京君はエイスリンちゃんの事をどう思ってるの?」

京太郎「エイスリンの事?…そうだな、優しい人だと思ってる」

健夜「優しい人?」

京太郎「ああ…一定の踏み越えて欲しくないラインをギリギリ超えないで居てくれる。だけどこっちの事をずっと思ってくれれる。カピーも言ってたけど三歩下がって着いてくるってイメージがあるかな」

健夜「…ならもしエイスリンちゃんに告白されたらこいびとになるの?」

京太郎「解らない。多分、断ると思う」

健夜「理由を聞いていいかな?」

京太郎「エイスリンの好きと俺の好きが違うから。もしエイスリンに告白されるなら多分それは愛情からくる好きなんだろうけど、俺のエイスリンに対しての好きは親愛からくる好きだから…そこの差がいつか亀裂を産みそうで俺は怖い」

健夜「…過去の事を持ち出さなくなったんだね」

京太郎「それもぶっちゃけるとある。でもそれをずっと引きずってると前に進めない気がしてきたんだ…健夜義姉さんや良子義姉さんが居て、宮守の皆が居て…今までに無いくらいに俺は今、幸せなんだ」

健夜「そうなんだ…ちょっとほっとしたかな」

京太郎「ほっとした?」

健夜「うん、京君が過去を引きずって告白を断るって言われたらどうしようと思ったよ」

京太郎「まあ、三人からされれば嫌でも考えさせられるよ」

健夜「えっ、三人?」

京太郎「ああ……長野に居た頃に二人とこの合宿の間に一人にされた」

健夜「誰?だれにされたの?吐きなさい!」ゴゴゴゴゴゴ…

京太郎「近い、顔が近いから義姉さん!」





健夜「東横さんに竹井さん…愛宕洋榎…」

京太郎「義姉さん?」

健夜「ごめんね京君。本当はもっとお話したかったんだけど、良子ちゃんと話す事ができたからもう帰るね」

京太郎「お、おう…おやすみなさい」

健夜「うん、おやすみなさい。あと、これを枕元に置いといてね」

京太郎「これなに?」

健夜「疲れがとれるお香だよ。今日はもういいから明日にでも焚いて寝るといいよ」

京太郎「わ、解った…」

京太郎(焚いたらいけないと直感が告げてるんだが…)

健夜「それじゃあ、また明日ね」


ーーーーーーー

健夜「これで明日、京君の部屋に行けば私が勝つ!」

スタスタ…

はやり「ギュルビーン☆面白い事になってきた…ねえ、ハオちゃん、洋榎ちゃん、智葉ちゃん☆」

慧宇「そ、そうですね」

洋榎(…明日か)

智葉(悪い予感がする…)




早朝

京太郎「…早く寝ると早く起きてしまうな」

京太郎「散歩に行こう」

恭子「須賀君、こんな早くになにしとるん?」

京太郎「おはようございます、末原さん。俺は散歩ですよ、散歩」

恭子「散歩ね…逢引でもしてたんとちゃうの?」

京太郎「そんな相手いませんよ」ワハハ

恭子「でも主将に告白されたんやろ?」

京太郎「…何の事だかわかりませんね」

恭子「顔が引き攣ってるで…」

京太郎「えっ、まじか」あたふた

恭子「嘘や」

京太郎「……」

恭子「そんな睨んでも謝りませんよ?それでどう答えるんですか?」

京太郎「断ります」

恭子「理由は?」

京太郎「第一に大阪と岩手だと遠い事、第二に俺と洋榎があまり知らない事。最後にこれが一番大事な事です。第三に俺が洋榎に対して恋人に成りたいと思うほどの恋愛感情がない事」

恭子「身勝手なんやね…」

京太郎「温い優しさは人を傷付けるだけだと思ってますから」

恭子「ほんまにウチには須賀君が解らん」

京太郎「何がですか?」

恭子「いや、何でもない。それじゃあ、ウチはこれで」

京太郎「はぁ…お疲れ様でした」

恭子「なんもしとらんやろ、私達。ほんまに変な人やね」









朝1.

京太郎「…時間はまだあるな」

京太郎「何処で食べよう…」

京太郎「合宿にきて初めて一人でご飯を食べるな」

ーーーーーーー

朝2

京太郎「どうしたものか」

塞「あれ、京太郎どうしたの?」

京太郎「いや、皆と話そうと思ったんだけど…朝ご飯か?」

豊音「そうだよー!」

京太郎「豊音も居たのかおはよう」

豊音「おはよう!」

塞「京太郎はご飯を食べたの?」

京太郎「ああさっき、一人で食べたぞ」

塞「そうなんだ…残念」

豊音「私達は今からなんだよー」

京太郎「そうなのか。誘いに来れば良かったな」

塞「そうだよ」

京太郎「…どうだ合宿の相手は?」

豊音「皆、色んな打ち方をしててたのしいよ!」

塞「塞ぐ相手の基準や塞いだ時の欠陥がわかるから物凄く為になってるよ」

京太郎「そうか…それは良かった」

塞「京太郎はどうなの?」

京太郎「俺か…俺も楽しいぞ」

豊音「それなら良かったよー。でも他校の女の子とあんまりイチャイチャしないだ欲しいな」

塞「そうだよ。他校の子に構うならもうちょっとだけ私達にかまって欲しいな」

京太郎「ぜ、善処します!」ダラダラ

塞「それじゃあ、また後でね」

豊音「また後でだよー」









昼1

京太郎「三日目にもなると皆、課題が見えてきたんだな」

豊音「追っかけどー、通らば立直!」

明華「またですか…」

白望「…ちょいタンマ……こっちかな」

絹恵(うぅ…)

コトン…

豊音、白望「ロン」

豊音「立直一発ドラ3.…満貫」

白望「ダブ東…裏ドラ3で跳満」

絹恵「は、はい…」

京太郎「諦めたら駄目ですよ」

絹恵「えっ?」

京太郎「跳ぶかオーラスが終わるまで麻雀は諦めたら駄目です」

絹恵「は、はい!」

白望「京太郎…どっちの味方?」

豊音「そうだよー」

明華「モテモテですわね」

京太郎「俺は諦めない人の味方ですよ」ワハハ

白望「逃げた…」

豊音「…少し本気出すよ」

明華(…ようやく本気がみれそうですね)

絹恵(諦めない事が麻雀…)









絹恵(立直をかけたら追われて撃ち落とされる…ならウチが狙うのはダマで上がる)

豊音(…五月雨…いや月光で勝ちに行くよー)

白望(……ダルいけど…京太郎を見返す)

明華(私も少しだけ本気を出しましょうか)


京太郎(…ああ、豊音が本気で能力を使い始めたな)

ーーーーーーー

東四局

絹恵(やっと聴牌…でもどれを切れば…)

絹恵(こっちや!)

コトン

豊音「ロン、5200」

絹恵「は、はい…」

白望(交わされた……)清一聴牌

明華(残念です)跳満聴牌

ーーーーーー

南二局

絹恵(……できた、逆転手)

絹恵(諦めたら…諦めたら駄目なんや!)

コトン…

白望「ロン、12000」

絹恵「っ!…は、はい」

ーーーーーーーー

オーラス

絹恵(焼き鳥で残り1000点…うちなんかが勝てる訳…)フラッ…

京太郎「………」

絹恵(あれなんで須賀君、ウチの後ろにずっとおるん…見ててもしゃあないのに)

京太郎「……逃げるな」口パク

絹恵(っ!せや…諦めへん事が大事なんや!)









絹恵(……まだこのままやと…1000点…)

豊音(なんでだろう…トイメンの流れが操作できてない?)

コトン…

絹恵「ポン!」

明華(一萬…?)

コトン…

絹恵「ポン!」

白望(9索…チャンタ?)

コトン…

絹恵「ロン!」

白望「2000点?」

絹恵「…ただのチャンタと違います」

バタバタ…

白望「えっ…」

絹恵「清老頭….48000です!」

白望「捲られた…」

京太郎「諦めなければ大丈夫だっただろ?」

絹恵「す、須賀君…」

バッ…ギュ…抱きしめて

絹恵「か、勝ったで!…諦めへんかったら大丈夫やったで!」

京太郎「良かったな」

絹恵「う、うん!」顔が近い事に気がつき真っ赤になる

ガシ…

豊音「…まだまだ麻雀やるよー」

ガシ…

白望「次から本気だす…」

絹恵「えっ、えっ?」

豊音「京太郎は後でお話だよー」

京太郎「えっ?」

白望「塞連れてくる…」

京太郎「詰んでるだと…!」











昼2

京太郎「……胃が痛くなってきた」

健夜「そこで7索を切るのは甘いかな。それならまだ白の対子落としの方が攻めれるよね」

理沙「甘い!」

胡桃(なんでこのプロは一言か二言しか喋らないの?)

白望「うん…」

健夜「筋は良いし、能力も使いこなせてる。京君の相手にもなるんじゃないかな?」

白望「京太郎にはまだ勝てない…」

健夜「えっ?」

京太郎「健夜義姉さん達が教えてるのか」

理沙「そう!」プンスカ

胡桃(うわ、急に怒りだした)

京太郎「そうなのか…皆強いだろ、義姉さん」

健夜「そうだね…下手したら京君より強いかもしれないよ」

京太郎「俺はまだ義姉さんと比べたら未熟だからな仕方ない」

白望(…京太郎は強い)

胡桃(私達なんて京太郎にまだ勝ててないんだけど…)

健夜「京君も久しぶりに打つ?」

京太郎「いや、俺はいいかな。昼飯を食べに行く予定だし」

健夜「そうなんだ…あ、あれだよ、夜はきちんとあれを使って寝るんだよ」

京太郎「解ってるよ、それじゃあ」

胡桃(あれって何?)

白望(怪しい…)

理沙(……心配)









京太郎「何処で食べようかな…」

明華「あら、タラしさんも今からランチなんですか?」

京太郎「言葉の節々に悪意を感じるんだが…」

明華「いえ別にあの後、能力をフルに使ってきたあの二人を相手に三戦もさせられた事について怒ってません」

京太郎(つまり怒ってるってことなんだろ…)

京太郎「あー、その悪かった。昼飯を奢るから許してくれ」

明華「…期待してますね」

京太郎「何処にいくか…」

京太郎「ファミレスなんてどうですか?」

明華「私は何処でもいいですよ」

京太郎(どうみても不満ありますって顔だな…美味しいだけどな最近のファミレス)

ーーーーーー

京太郎「ここでいいですか?」

明華「名前にロイヤルがついてるんですね」

京太郎「まあ、そこそこ美味しいですよ」

明華「私の価値はそこそこなんですね」

京太郎「急に高級フレンチでも困りませんか?」

明華「そ、それは…」

京太郎「また次に行く時は想像してる所に近い場所に連れて行きますよ」

明華「…それなら仕方ないですね」

明華「…意外に美味しいんですね」

京太郎「名前にロイヤルがついてますから」

明華「む…意地悪です」

京太郎「気のせいですよ」

明華「…流石、タラしさんですね」

京太郎「うっ…それやめてくれませんか?」

明華「嫌です」

京太郎「…俺が悪かったから許してください」

明華「嫌です。期待して案内されたのがファミレスでしたから」

京太郎「ならどうしたらいいんですか?」

明華「それは貴方が考える事じゃないんですか?」

京太郎「………」

京太郎「仕方ありませんね…最終手段に出る事にします」

明華「な、なにをしてくれるんですか?」

京太郎「俺と…」

明華「…」ごくん…

京太郎「お口なおしにスイーツを食べに行きませんか?」

明華「えっ?」

京太郎「だから俺と…」

明華「ま、待ってください。貴方は私を口説いてるんですか?」

京太郎「いや、気に入ってもない女を相手にこんな事言わないでしょ」

明華「なっ、なっ、な!」カァァ…

京太郎「どうしたんですか、顔が紅いですけど?」

明華「も、もう帰ります!貴方は本当に真性のタラしですね」カァァ

京太郎「そんなつもりは…」

明華「いいえ、貴方の言葉なんて聞いてません!それじゃあ」

京太郎「ああ…帰ってしまった」

ーーーーー

明華「ま、全く…この胸のドキドキが収まるまで帰れないじゃないですが…京太郎のバカ」カァァ










夕方

京太郎「…雀さんの姿が見えないな」

京太郎「なにやってるんですか?」

胡桃「小鍛冶プロの扱きがきつかったから休憩中」

京太郎「飲み物でも買ってきましょうか?」

胡桃「うんうん、そんな事しなくていいからそこの椅子に座って」

京太郎「はぁ、それでいいなら」

スッ…ギュウ…

胡桃「よいしょ…充電だよー」

京太郎「あ、あの…恥ずかしいんだが…」

胡桃「私は恥ずかしくないからいいの」カァァ

京太郎(顔が真っ赤だなんて言ったら怒られるんだろうな)

京太郎「なら仕方ないですね」

ギュウ…膝に座ってる胡桃を抱きしめて

胡桃「そ、そうだよ」カァァ









夜1.

京太郎「……何故だ、何故か危機が迫ってる気がする」

京太郎「あっ、智葉さん、こんばんわ」

智葉「ああ、こんばんわ。須賀、お前も今から夕飯か?」

京太郎「ええ、そうですよ」

智葉「なら私と一緒か何処にいくつもりなんだ?」

京太郎「…」

京太郎「蕎麦でも食べに行こうかなと」

智葉「蕎麦か…なら私のお気に入りの蕎麦屋が近くにあるが一緒にどうだ?」

京太郎「是非、お供さしてもらいます」

ーーーーーーーー

智葉「主人、二人だが席はあいてるか?」

主人「これは珍しい…お嬢が男を連れて来るとは。奥の何時もの所があいてる」

智葉「そうか、助かる。あと須賀とはそういうのじゃ…」

主人「誰もそんな事聞いてない」

智葉「ちっ…、須賀こっちだ」

智葉「どうだ?」

ズルズル…

京太郎「香り、喉越し、どれをとっても一流ですね」

智葉「そうか」

京太郎「…嬉しそうですね」

智葉「気のせいだ」

京太郎「……そういえば昨日はハオさんを追ってましたが何かあったんですか?」

智葉「っ!そ、それは須賀には関係ないだろ?」カァァ

京太郎「すいません…」

京太郎(地雷を踏み抜いたか?)

智葉「だいたい須賀があのスープを飲むのを止めていれば…」

京太郎「やっぱりあの薬、媚薬かなんかだったんですか?」

智葉「何故知っている?」

京太郎「いやまあ、飲みましたから」

智葉「はっ?なら何故、瑞原プロに解毒薬をもらっていない」

京太郎「いや、あれくらいの媚薬や毒が効いてたら俺は生きてませんよ」ワハハ

智葉「……すまん、不謹慎だった」

京太郎「ああ、別に気にしなくていいですよ。その三分の一の原因は瑞原プロですから」

京太郎「今日はありがとうございました」

智葉「…須賀、お前は何を背負って生きようとしてる」

京太郎「…俺は何も背負ってないですよ。背負ってないから生きてるんですよ」

智葉「どういう意味…」

京太郎「他人の貴方には関係ない事ですよ」












絹恵「それで須賀君がな…」

洋榎「ちょい待ち。絹、もしかして京太郎に惚れたん?」

絹恵「えっ?」

洋榎「さっきから京太郎の話しかしてないの気がついとるか?」

絹恵「そ、そんな事ないよ」

洋榎「…普通の恋愛ならお姉ちゃんとして妹に譲るけど京太郎だけは譲るつもりはない」

絹恵「だから、うちはそんなつもり…」

洋榎「ならウチが良いって言うまで京太郎の事を考えてみ」

絹恵「なんでそんな事を…」

洋榎「はやく!」

絹恵「わ、わかった…」

数分後

洋榎「もういい、それで体の中で一番熱い所はどこや?」

絹恵「……」










洋榎「沈黙か…それは肯定してるみたいなもんやで?」

絹恵「う、ウチは…」

洋榎「絹、大事な事や。怒るつもりも絹を嫌いになる事もせえへん。ただお姉ちゃんとして言わなあかん。遠慮するならウチは今日、京太郎に抱かれてくる」

絹恵「えっ?」

洋榎「ウチは本気や。オカンも知っとる」

絹恵「そ、そんなん駄目に決まってる!!」

洋榎「何が駄目なんや?」

絹恵「ウチだって須賀君に…っ!」カァァ

洋榎「ふふ…それが答えやろ。それじゃあ、ウチはもういくで」

絹恵「うぅ…お姉ちゃんの馬鹿!!」








夜、強制イベント

京太郎「明日で合宿が終わりで、俺は夕方には長野か…ハードだからもう寝るか。義姉さんから貰ったこのお香どうしようかな?」

京太郎「…甘い香りなんだな。アロマとかの知識はあるけど実際してみるとこんな感じなのか」

ピンポーン…

京太郎「誰かきたのか?はーい、ちょっと待ってください!」

バタバタ…ガチャ…

京太郎「塞か、どうかしたのか?」

塞「う、うん…ちょっとね。中に入って大丈夫かな?」

京太郎「ああ、別に構わないけど。義姉さんから貰った香を焚いてるから甘い香りがするけど気にするな」

塞「わかった」

スッ…ガチャ…

塞(えっ、何この匂い意識が……)

京太郎「何か飲むか?冷蔵庫の中身は高いから外の自動販売機で幾つか買ってきてるんだが…塞?」

塞「……」

京太郎「なんだその小瓶?」

塞「………ができる粉」

京太郎「えっ?」

スッ…サラサラ…ボッ…

京太郎「なんだ、塞もお香を持ってきてたのか」

塞「ウン…チョットトイレを借りるね、京太郎」

京太郎「ああ、別に構わないぞ」









ピンポーン…

京太郎「また誰か来たのか?はーい!」

ガチャ…

豊音「塞がこっちにきてないかな?」

エイスリン【塞の絵】

胡桃「ついでに京太郎と話そうかなって」

白望「ダルい」豊音におんぶされてる

京太郎「塞なら中に居るぞ…こんなに居るならちょっと下でお菓子でも見積もってくるわ」

豊音「着いてくよ?」

京太郎「いやいや、ここは男の俺に任せて中で待っててよ。鍵よし、財布よし…それじゃあ」

スタスタ…

豊音「行っちゃった…」

白望「中で待つ」

胡桃「そうだね…あれ、エイちゃんは?」

白望「先に部屋に入って行った」

胡桃「本当に最近、アグレッシブになったよね」

ガチャ…ウィーン オートロック

ーーーーーーーーーー

京太郎「とりあえずスナック系統と飲み物、トランプもいるな。後は…」













良子「まさかあの薬を京太郎に渡すと思ってませんでした」

健夜「ご、ごめん。でも良子ちゃんも誘うつもりだったんだよ?」

良子「ダウト…全く油断も隙もないんですから」

健夜「うぅ…ごめんなさい」

良子「まあ、とりあえずは京太郎が焚いてるか焚いてないかで決めましょう」

健夜「良子ちゃん、もしかして…」

良子「そのつもりじゃないんですか?」

健夜「う、うん、そのつもりだよ!」

良子「なら京太郎の部屋に早く行かないと…」

ーーーーーーー

京太郎「あれって義姉さん達じゃないのか?…つまみも買っていかないといけないのか」











絹恵「お、お姉ちゃん、本当に行くん?」

洋榎「なら来んでいいで」

絹恵「う、うちはお姉ちゃんが心配で…」

洋榎「はいはい、はよいくで」

絹恵「お、お姉ちゃん!」

ーーーーーーー

京太郎「………ネタ用にポッキーと割り箸の追加か」

店員「まだかうんですか?」

京太郎「ええまあ…知り合いがきすぎてるんで」

店員「差し支えなければ何処の階に泊まってるから聞いていいですか?」

京太郎「ああ、最上階です。トシさん…先生のコネでそうなんですよ」

店員(あのスィートルームに一人で居るのかよ!)

京太郎「それじゃあ、俺は来れで」

店員(大半のスナック系統と女性受けのいいおつまみ、ドリンクを買って行った…乱交でもするのか?まさかな)

京太郎「樋口さんがとんだがまあ、仕方がないか」

ーーーーーー

京太郎「さて、予想が正しかったから9人居るんだよな…地獄絵図だな」

ガチャ…

京太郎「ただいまー」

智葉「逃げろ…須賀…」

バタ…ピクピク…

京太郎「えっ、智葉さん?」

健夜「あー、京君がやっと帰ってきたよー」

良子「遅いですよ、京太郎ー」

豊音「そうだよー、遅いよー」

塞「私達の秘部はもうぐちゅぐちゅなんだよ?」

エイスリン「英(早く、京太郎」

白望「ダルいけど…赤ちゃん欲しい」

胡桃「そうだよ、京太郎!早く!」

絹恵「うー、うー」猿轡をかまされている

洋榎「覚悟決めてや」

慧宇「ご、ご主人様…お、お情けをください」

はやり「これで独身アラサーから脱却だよ☆」

京太郎「待て、なんで皆裸なんだ!獲物を狙う眼で俺に近づかないでくれ!」

ドン…バタ…首筋に衝撃が走る

京太郎「えっ…?」

智葉「油断大敵だな、須賀…いや、京太郎。さっきまで逃げようと考えていたが気分が変わった。大丈夫だ、起きたら全てが終わってる」

京太郎「さ、智葉さん…も…かよ…」

コロコロ…小瓶が転がってきて

【臼沢家秘伝媚薬】
【エイスリン母特製子供ができる薬ver女の子用{成分、媚薬、興奮剤、特別製排卵誘発剤等】
【お姉さん特製ハッスルするお薬☆】
【ハオ家秘伝快楽薬】

京太郎(あっ…これ俺、腹上死するかも…しれ…な…い…)

健夜「大丈夫、あと十ヶ月したら」

良子「家族が30人くらいに」

豊音「なるだけだよー」

塞「京太郎は」

胡桃「何もしなくて」

エイスリン「ダイジョウブ」

洋榎「面倒は」

絹恵「私達がみるから」

智葉「安心して」

慧宇「寝ててくださいね」

はやり「ギュルビーン☆」







後日談

最強嫁集団の伝説。

1.12人で稼いだ麻雀の大会金額十数億。
2.世界大会はこの嫁達の産休やイベントで決まる。
3.本気を出すとカメラや窓ガラスが粉々になる。
4.年をとらない
5.二年に一度は子供を産んでいる。
6.なのに全員がファザコン
7.表にはでないが夫が最強らしい。
8.少し迷っただけで全てを解決できる。
9.百鬼夜行を率いている
10.睨めば全てを封印できる
11.常識人となのるも麻雀は非常識
12.絵を描けば国宝指定
13.牌のお姉さんから牌の先生にクラスチェンジして作家になる。
14.アラフォーと呼ばれるも結婚し勝ち組になる。
15.史上最強の中華嫁
16.全国のヤのつく人のトップ
17.日本を一人でワールドカップ優勝にみちびいた
18.ソロモンの悪魔を操る
19.応援に行けば阪神が勝つ
20.夫婦喧嘩で国が動く
21.結婚記念日は世界から戦争が消える
~~
99.夫を気絶させて子供を授かる。
100.25才から見た目が変わらない。

末っ子「ねえ、お父さん」

京太郎「どうしたんだ?」

末っ子「これって本当なの?」

京太郎「本当だぞ」

末っ子「お母さん達って凄かったんだね」

京太郎「まあ、俺の嫁さん達だからな」

末っ子「お父さんはお母さん達に襲われたの?」

京太郎「ノーコメントだ」

末っ子「襲われたんだね」

京太郎「起きたのが二日後で絞りとられてたぞ」

末っ子「…大変だったね」

京太郎「まあな…でもまあ幸せだからいいだろ」

末っ子「そうだね。私もお兄ちゃんやお姉ちゃんがいっぱいいるから寂しくないし…でも…」

京太郎「おい待て、それ以上は言ったら」

末っ子「弟か妹が欲しいな」

京太郎「まずい!逃げないと!」

ガシ…

京太郎「……」冷や汗をかいている

嫁s「今晩、がんばらないとね」

京太郎「は、はい」

END