京太郎「……はっ!なんだ夢か」

健夜「うぅ…」カァァ

良子「……」 カァァ

京太郎「義姉さん達が俺より早くおきてるだと…」

健夜「き、京君…わ、私頑張るからね」

良子「あれをソロで耐えるのは無理です…京太郎、私も頑張ります」

京太郎「なに言ってるんだ?」






京太郎「朝から義姉さん達が他所よそい…てか明らかに意識されてる気がする」

健夜「貴…京君、もうすぐ、牧場だよ!」

京太郎「え、そうだね、義姉さん」

良子「京太郎は牧場で何をするんですか?」

京太郎「義姉さん達と乳搾り体験に行こうかなって…キリッ!」

健夜「えっ…京君も覚えてるの?」

良子「うぅ…京太郎大胆です」

京太郎「えっ…牛の乳搾り体験だよ」

健夜「そ、そうだよね」

良子「バッド…そうなりますよね」

京太郎「……やっぱり変だ」

ーーーーーー

作業員「ではゆっくり根元から絞ってください」

京太郎「根元から絞って…」

ピュウゥぅ…

京太郎「お、おお出た…」

作業員「上手ですね」

京太郎「そうですか?牛の機嫌がいいから偶々ですよ」ワハハ

作業員「牛の機嫌がわかるんですか?」

京太郎「ええ、なんとなくですけど」

作業員「ならさぞかしモテるんでしょうね」

京太郎「なんでそうなるんですか」あはは

作業員「祖父がいつも言ってたんですよ。牛の機嫌は女の機嫌を知るより難しいってね」

京太郎「…なら俺は今頃ハーレムですよ」ワハハ

作業員「そうですね」アハハ

健夜「京君楽しそうだな」

良子「ですね…はぁ…」

ぎゅうう…

牛1(なんなんだこの人間は…後ろに魔物と悪魔が見えるじゃないか)

牛2(あっちのイケメンがよかったわ)

良子「…今、この牛が京太郎をスナイプした気がします」

健夜「えっ…?」ゴッ…

牛1.2(だ、誰か助けて!)



昼2

京太郎「さて次だ次」

京太郎「馬に乗って風になろう」

ーーーーーー

健夜「京君も馬に乗るの?」

京太郎「そうだけど健夜義姉さんも?」

健夜「うん、良子ちゃんが羊の追い込みショーに行っちゃって今のうちに乗ろうかなって」

京太郎「なら一緒に乗ろうよ。一応、経験者だから」

健夜「う、うん!」

ーーーーー

健夜「き、京君、ちゃんとしててね」

京太郎「大丈夫大丈夫、ちゃんと後ろにいるから」

健夜「う、うん」

京太郎「なら行くよ…そりゃ!」

馬(これが長老が言ってた強者を乗せる喜び…確かにこれはいいものだ)

馬「ヒ、ヒヒーン!」

健夜「え、は早いよ!」

京太郎「まだだ、まだ行ける。いけるぞ!」

馬(さらなる高みへ、俺は行く!)

健夜「京君のばかーーー!」

京太郎「ヒャッハー!」






夕方

京太郎「ごめん、義姉さん」

健夜「許さない…私はやめてて何度も言ったのに…」

京太郎「義姉さんだって途中から楽しんでたじゃないか…」

健夜「あ、あれは吹っ切れたんだよ!あんなに激しくされたら誰だってああなるよ!」

良子「ふ、二人ともさっきから何の話をしてるんですか?」

健夜「聞いてよ、良子ちゃん!京君は酷いんだよ!やめてって言ったのにわざと激しくして…怖かったよ」

京太郎「えっ、ちょっと待って良子義姉さん!健夜義姉さんも途中で自分から腰振ってた!」

良子「……京太郎、貴方はギルティです」

健夜「良子ちゃんの後ろにソロモンの悪魔が見える…」ボソ

京太郎「それはおかしい!俺は健夜義姉さんが良いって言ったからしたんだ!」

良子「えっ?」

健夜「あんなに激しくなんて聞いてないよ!」

京太郎「そ、それは俺が悪かったけど…」

良子「き、京太郎なら私が頼めば…あの…その、私ともしてくれるんですか?」

京太郎「えっ、あっ、うん。俺なんかでよければ」

良子「それなら今日の晩に…」

京太郎「幾らでも乗馬くらい教えてあげるよ」

良子「しま…はっ?」

京太郎「えっ、乗馬を教えて欲しいんじゃないの?」

健夜(…良子ちゃん勘違いしたのかな?)

良子「……」ブルプル…

京太郎「良子義姉さん?」

良子「京太郎なんて大キライです!」←顔を真っ赤にして膨れっ面になる








京太郎「あれ、義姉さん達何してるの?」風呂上がり

健夜「明日、人と会うからそれの準備」

良子「イエス、気を許したらどうなるか解らない相手です」

京太郎「……それでなんで和菓子のカタログを見てるんだ?」

健夜「トシさんが好きだからだよ」

京太郎「トシさん?」

良子「私と健夜義姉さんが頭があがらない人の一人です」

京太郎「トシって事は男なのか?」

健夜「違うよ、見た目は優しいおばあちゃん」

良子「中身はブラックですけどね」

京太郎「へぇ…それって俺もついていったら…」

健夜「駄目だよ」

良子「許可できません」

京太郎「…まあ、わかってたけど。それなら俺は明日、フラフラしとくよ」

健夜「ごめんね、京君」

京太郎「いや、別にきにしてないよ。1人で食い倒れしとくから」ワハハ

良子(転校の話はまだできないんです…ソーリー京太郎)






京太郎「眼が冷めたらもう義姉さん達が居なかった…隠し事に関係してるのか?」




公園 ゾロ目

京太郎「何処かに行くって言っても行く当てがないしとりあえず昨日牧場の帰りに見た公園で時間を潰すか」

ーーーーーー

??「…だるぃ」

京太郎「……朝からベンチでだらけてるだと…」

??(誰……あの人は優しい気がする)

??「……」ジー

京太郎(あれ、俺何かしたか?ずっと見られてるんだが)

??「………だる」ジー

京太郎「あ、あの…どうかしました?」

??「のど渇いた…」

京太郎「えっ?」

??「……」

京太郎「…さっき買ったお茶ならありますけど」

??「…もらう…でも飲むのだるい」

京太郎(なんでだろ…普段なら無視するんだけど…この人はほっとけないんだよな)

京太郎「飲ませましょうか」

??「……うん…あーん」

京太郎(一瞬迷った?)

京太郎「ゆっくりいきますね」

??「うん……」

ゴク…ゴク…

京太郎「離しますね」

??「…ありがとう…だるい」

京太郎「……」

??「……名前は?」

京太郎「えっ、須賀京太郎です」

??「京太郎…私は…白望」

京太郎「白望さん?」

??「シロでいい…」

京太郎「わかったよ、シロ」

??「うん……眠い…」

バタ

京太郎「なっ…」

??「…一時間…おやすみ…zzz」

京太郎「寝ただと…」

シロ「…zzz」

京太郎「無防備だな…初対面なのにな俺たち」

シロ「…zzz」

京太郎「寄りかかられてるから動けないし…何より寝てる美人を動かす訳にもな。はぁ…とりあえず膝枕に移動して上着を掛けとくか。五月なのにまだ少し寒いからな」

スッ…バサ…

京太郎「ああ…やばい…俺も眠くなってきた…zzz」

ーーーーー

シロ「…堅い…?」

京太郎「すぅ…zzz」

シロ「…京太郎…ひざまくら…」身体をゆっくり起こす

バサ…上着が落ちる

シロ「…京太郎の…やっぱり優しい」

京太郎「うぅ…ああ、起きましたか?」

シロ「おはよう」

京太郎「おはよう」

ぐぅ…

京太郎「あっ、すいません…朝をあんまり食べてなくて」

シロ「…ご飯食べに行く?」

京太郎「えっ?」

シロ「美味しい所を知ってる…」

京太郎「…お願いしていいですか?」

シロ「うん…」

京太郎「なら行きますか」

立ち上がる

シロ「うん…」←手を伸ばすだけで立たない

京太郎「……おんぶでいいですか?」

シロ「…うん」

ダキ…

京太郎「店はどっちですか?」

シロ「あっち…」

顎で指示し

京太郎「なら行きますか」









シロ「ここ…」

京太郎「ひっつみって何ですか?」

シロ「……すいとん」

京太郎「ああ、すいとんの別名か」

シロ「美味しいよ」

京太郎「なら期待してます」

ーーーーーーー

京太郎「…やっぱり隣に座るんですか」

シロ「駄目?」

京太郎「いや別にかまいませんけど…食べさした方がいいんですか?」

シロ「…うん」

京太郎「猫舌とかありますか、一応暖かい料理なんで」

シロ「…少しだけ」

京太郎「わかりました…少しだけ冷ましますね」

シロ「ありがとう…」

店員「おまたせしました、ひっつみのセット二つです」

ガタ、ガタ…

京太郎「とりあえず小鉢から」

シロ「うん…」

京太郎「あーん」

シロ「あーん…美味しい」

京太郎「次は…」

ーーーーーーー

シロ「…ごちそうさま」

京太郎「お粗末さまでした」

シロ「…京太郎は食べた?」

京太郎「ああ、大丈夫ですよ」←半分以上残っている

シロ「……箸かして」

京太郎「あっ、はい」

シロ「…あーん」

京太郎「えっ?」

シロ「お返し…」

京太郎「べ、別に大丈夫…」

シロ「あーん…」

京太郎「…あーん」

パク…

シロ「…美味しい?」

京太郎「はい、美味しいです」

シロ「よかった…」









京太郎「とりあえず外に出たのは良いけど…」

シロ「…ダル…」京太郎におぶられて張り付いている

京太郎「…何処に行きますか?」

シロ「…公園で日向ぼっこ…」

京太郎「…そうしますか」









シロ「……zzz」

京太郎「座って三分で寝ただと…」

??「シロ…?」

京太郎「次は金髪の外人だと…」

??「あ、アノ。」

京太郎「英(えっと、英語喋れるから大丈夫ですよ」

??「英(そ、そうなんですか…隣で寝ている女の子は私の友人なんですがどうかしたんですか?」

京太郎「英(日向ぼっこをしてたら三分で寝ました)」

??「英(えっ?)」

京太郎「英(お昼にすいとんを食べて、日向ぼっこをしてたら三分で寝ました)」

??「英(ふふふ…シロらしい。名前を聞いてもいいですか?」

京太郎「英(須賀京太郎って言います」

??「英(私はエイスリンです。隣に座ってもいいですか?」

京太郎「英(かまいませんよ」

エイスリン「英(ありがとう。京太郎とシロはどんな関係なの?)

京太郎「英(朝に会ったばかりですよ」ワハハ

エイスリン「英(面白い冗談ですね…恋人なんですか?」

京太郎「英(残念ですけど、事実です」

エイスリン「英(…本当ですか?」

京太郎「英(本当です」

エイスリン「英(京太郎は優しい人ですね」

京太郎「英(普通ですよ」

エイスリン「英(普通ならシロがここまで気を許しません…どんな魔法を使ったんですか」

京太郎「英(ただ、飲み物を飲まして、おんぶして、ご飯を食べさしただけですよ」ワハハ

エイスリン「……」某前とする

京太郎「英(話は変わりますけどここに絵を描きにきたんですか?」

エイスリン「英(そうです。日本の景色は綺麗だからスケッチのしがいがあるから」

京太郎「英(ありがとうございます)

エイスリン「英(京太郎がお礼を言うんですか?」

京太郎「英(自分の国が褒められたら嬉しいでしょ。それもこんな美人に」

エイスリン「英(も、もう、京太郎はお世辞が上手ですね」

京太郎「英(本心だったんだけどな」あはは

エイスリン「英(本当に面白い人ですね」うふふふ

シロ「…っ…zzz」

エイスリン「英(おう、シロが起きてしまいますね」

京太郎「英(そうですね、少し静かにしますか」

エイスリン「英(はい。私もそろそろ絵を描き始めます」

シロ「…あれエイスリンがいる…」

エイスリン「オハヨウ、シロ」

京太郎「シロが寝てすぐにきたんですよ」

シロ「…そうなんだ…わたしはどれだけ寝てたの?」

京太郎「一時間ぐらいかな…」時計をみながら

シロ「…エイスリン、京太郎に何かされた?」

エイスリン「ナニモサレナカッタヨ」

シロ「ならいい…だるい」ひざまくらの状態から動かない

京太郎「…動かないんですか?」

シロ「だるい…」

エイスリン【シロが甘えてる絵】

京太郎「…そうなんですか」

シロ「…違う」京太郎と反対側に向くがひざまくらをやめない



??「あれ…?」

京太郎「…次は全身黒長身の美人だと」

エイスリン「トヨネー!」

シロ「……だるい」

豊音「エイスリンさんとシロと……誰なのかな?」

京太郎「須賀京太郎って言います」

豊音「姉帯豊音って言います。よろしくだよー」

京太郎「こちらこそ」

豊音「皆はここで何してたの?」

エイスリン【日向ぼっこの絵】

京太郎「日向ぼっこですかね」

シロ「日向ぼっこ…だる」

豊音「そ、そうなんだ…私も混ぜてもらっていいかな?」

京太郎「別にかまいませんよ」

豊音「ありがとうー!」




京太郎「皆さん同じ麻雀部だったんですか」

豊音「そうだよー」

エイスリン【麻雀の絵】

シロ「うん」

京太郎「俺もそこそこ麻雀できるんですよ、最近はネット麻雀とかもしてますし」

豊音「ネット麻雀…?」

エイスリン「わ、ワタシモするよ」

シロ「…だるいからあんまりしない」

京太郎「シロらしい理由だな。一応、京って名前でそこそこ強いんだぞ」ワハハ

豊音「えっ…京さん?」

京太郎「ええ、京ってHNですよ」

豊音「わ、私、ぼっちだよ!」

京太郎「えっ?ぼっちさん?」

豊音「か、感激だよー!ネット麻雀界で流星の如く現れて、あののどっちさんすらも凌ぐトップ率…まさか須賀君だとは思わなかった!」

京太郎「そ、そんなに凄くないですよ」カァァ

エイスリン「キョウタロウはツヨイノ?」【麻雀の絵】を見せてくる

シロ「……気になる」

豊音「強いよ!中身は運営かプロかって言われてて対戦相手の誰かを飛ばして終わったりするんだから」

京太郎「姉帯さん!」

豊音「だ、だって事実だよ…」オロオロ

シロ「……打ちたいな」

京太郎「えっ?」

エイスリン「キョウタロウ、ショウブ!」

豊音「それはいい考えだよ!」

京太郎「……」


京太郎「麻雀を打ちたいのは打ちたいんですが…そろそろ夕暮れ時なんでよかったらご飯でもどうですか?」


シロ「逃げた…」

エイスリン【定食の絵】

豊音「そうだね…皆でご飯に行くのもありだと思うよ」

京太郎「俺はこっちの事は何も知らないからお供させてもらいます」

シロ「行け、京太郎」ひざまくらからおんぶにジョブチェンジした

豊音「うぅ…何処にいこう」

エイスリン【………】









京太郎「焼肉か…それでいいですか?」

シロ「食べさしてくれるならなんでもいい」

豊音「大丈夫だよー」

エイスリン「ヤッター!」

ーーーーーーー

京太郎「あっ、そっちの肉焼けたんでどうぞ。シロ、あーん」

シロ「あーん」

パク…

シロ「美味しい…」

エイスリン「デリシャス!」

豊音「須賀君も食べなきゃ駄目だよ?」

京太郎「俺も食べてますよ」ワハハ

シロ「……あーん」

京太郎「えっ?」

シロ「あーん…」

京太郎「さ、流石に人前じゃ…」

シロ「あーん…」

パク…

京太郎「…」もぐもぐ

シロ「美味しい?」

京太郎「はい、美味しいですよ」

エイスリン【てを繋いだ男女の絵】

豊音「須賀君とシロって付き合ってるのかな?」

京太郎「そ、それはないです!俺みたいな奴にシロみたいな美人は勿体なすぎますよ」あはは

シロ「…あーん」

京太郎「あっ、ちょっと待ってな…こっちのカルビは少し冷ましたから食べれると思う」

パク…もぐもぐ

シロ「…美味しい」

エイスリン「……キョウタロウ!」

京太郎「どうかしました?」

エイスリン「あ、あーん」

京太郎「えっ…?」

エイスリン「ワタシジャダメカナ?」

京太郎「そ、そんな事はないですよ、あーん」

パク…もぐもぐ

エイスリン「オイシイヨ、キョウタロウ」ニコニコ

豊音「うぅ…京さん、わ、ワタシモ…」

京太郎「は、はい。あ、あーん」

豊音「あーん」

パク…もぐもぐ

豊音「美味しいよー」

京太郎「今日は本当にありがとうございました」

エイスリン「英(こちらこそありがとうね。また良かったらメールしてね」

シロ「だる……また岩手に決たら連絡ちょうだい」豊音におぶられている

豊音「今度は麻雀を打とうね!」








京太郎「えっ、明日は皆で牛タン食べに行くんじゃないの?」

健夜「その予定だったんだけど…」

良子「トシさんがどうしても京太郎と麻雀を打たせたい子が居ると言ってて…断れなかったんです」

京太郎「それなら仕方ないけど」

健夜(ごめんね、京君…トシさんの口車に乗せられて京君なら勝てるとか言っちゃったから。)

良子「あと京太郎は槍は禁止です…つまり全力は出したら駄目です」

京太郎「…わかってるよ」

良子「ならいいです…。フルパワーではなくて相手に教えるつもりで打ちなさい。もう京太郎はそこまでのランクにきてます」

京太郎「そうなのかな?」

良子「そうです。あの頃とは比べ物になりませんよ」

健夜「でもまだまだ私達の方が強いけどね」

京太郎「いつかは追いついてみせるよ」

良子「…案外、近い未来に約束が果たされそうですね」小声







京太郎「…そういえば今日の相手は誰なんだ?」

健夜「トシさんの教え子達だから実力的には多分、咲ちゃんの下くらいかな」

良子「それくらいですね。後色眼鏡を無くす為に私と健夜義姉さんは行きませんから。京太郎はソロで此処に行ってください」

京太郎「色眼鏡って…」

良子「戻ってきたら良い事がありますよ」ニコニコ

健夜「……」カァァ

京太郎「期待してるよ。それじゃあ行ってきますか!」

健夜良子「いってらっしゃい」

数分後

健夜「り、良子ちゃんは何を着るの?」

良子「私は素直にナース服で…健夜義姉さんは?」

健夜「わ、私はこれかな…」スク水+猫耳

良子「oh…マニアックですね」

健夜「り、良子ちゃんに言われたくないよ!」








雀荘

京太郎「あれ、姉帯さん?」

豊音「あれ、須賀君?なんでここにいるの?」

京太郎「いや、義姉さん達に言われてここでトシさんって人の弟子達と打ちにきたんですよ」

豊音「えっ…?」

トシ「あんたがあの二人の弟かい?」

京太郎「そうですが…貴女がトシさんですか?」

トシ「ああ、そうだよ。早速だけどこの子達と打ってくれるかい?」

京太郎「かまいませんけど…自己紹介だけお願いしていいですか?」

塞「臼沢塞です。」

胡桃「鹿倉胡桃だよ」

豊音「えっと…姉帯豊音です」

京太郎「須賀京太郎です…姉帯さんの知り合いって事はみなさん同じ高校の麻雀部でいいんですか?」

胡桃「そうだよ…豊音の知り合いなの?」

京太郎「ええまあ、知り合いって言ったら知り合いです」

豊音「須賀君は…」

トシ「話は麻雀が終わった後にしておき。彼の実力は此処にいる誰よりも強いから全力で挑みなさい」

塞(この見た目金髪が?)

胡桃(トヨネより強い?)


豊音(須賀君…京さんと打てるとか嬉しいよー!)









胡桃「私が親だね…」

京太郎(あれ槍が二本ある…あれ?……とりあえず槍以外は全力で行く)ゴッ!

塞「なっ!」

豊音(こ、これがリアルの京さん!)








京太郎(義姉さん達の力がより強くなった?いや受け継いだ感じがする。ヤリは慣れてないからかしかたないとして……)

塞(な、なんなんだあの化け物は!塞ごうとしてももう遅いし…最初に聞かせれてたらもっと方法があったのに!)

豊音(ネットでも強いけどリアルだとその倍はつよく感じるよ…)

胡桃(とりあえず通りそうなのを…)

コトン

京太郎「それロンです」

バタバタバタ…

京太郎「大三元、32000です」

トシ(あの二人が言ってた以上!小鍛冶健夜と戒能良子の後継者!)


京太郎 57000
豊音 25000
塞 25000
胡桃 -7000









胡桃「も、もう一回しよう!」目尻に涙が溜まっている

塞「く、胡桃!」

豊音「……」オロオロ

トシ「もう一度やってくれるかい?」

京太郎「別にいいですけど…」

京太郎(明らかに能力が強くなってる…女の子を泣かしたくないんだけどな。次の局はどうしようか)

京太郎(…俺みたいな奴が手加減なんか考えるのはおこがましい…さっきと同じように全力で行く)









塞(私が親…今度は塞いでやる)

塞「えっ…?」

塞(私の能力が効いてない!?)











京太郎(…何かに塞がれる感覚がしたけど、どうにかなったな)

豊音(うー敵討ちしたいのに京さんが速すぎるよ!)

塞(…少し無理するしかないか)

胡桃(負けない…絶対勝つ!)

京太郎「ツモ!2000.4000」

胡桃(ま、負けないから…)涙目











京太郎(……聴牌した。いつもの槍と正しかったら間違いなく撃ち抜く。狙いはあのモノクルの臼沢さん。全力で応える…怖がられようと何を思われようとも俺は本気だ)

豊音(京さんが止められないよ!)

塞(塞げないってどう言う事なんだ…なんで通じない!)

コトン…ドス…バリン…←真っ白な槍が塞を貫き、モノクルに亀裂がはいる

塞「えっ…?」

京太郎「…ロン…国士無双、32000です」

塞「なっ…!」










京太郎「ありがとうございました」

塞「……」レイプ目

豊音「…一回も上がれなかったよ」

胡桃「…」涙を必至に堪えている

トシ「…ここまでの強さとわね。健夜と良子が自慢する事だけはあるよ」

京太郎「ありがとうございます。義姉さん達に恥ない打ち方をしているつもりです」

トシ「…それでこの子達はどう映った?」

京太郎「…俺の意見なんかでいいんですか?」

トシ「ええ、貴方の意見が聞きたいわ」

京太郎「一番嫌だったのは臼沢さん能力で、読みきれなかったのは鹿倉さんですね。姉帯さんの能力は発動条件を満たしてなかった感じがしたので俺には解りません」

トシ「塞が嫌な理由は?」

京太郎「重ねて打たれたら俺の能力の上に何か蓋をされたかもしれないと考えるとゾッとします」

トシ「胡桃は?」

京太郎「貼っているのに態と立直をしてなかったので…読みきれないですよ」わはは

トシ「豊音はどう思う?」

京太郎「能力については解りませんが心当たりがあります…ネット麻雀でよく地獄単騎や追っかけ立直をかけるんでそこらへんの能力だと思って鳴かせず、立直をせずに行ったんです」

トシ(僅か三場でそこまで読まれた…いや、この子が規格外なんだろうね)

京太郎「個人的には臼沢さんが塞がないって選択肢を持ったり、鹿倉さんはわざと立直するのもありかなと思いましたね。姉帯さんはとりあえず能力前回で圧力をかけていく戦いとかできれば強いかなって…」

トシ「ありがとう、参考になったよ。よかったら誰かと話してやっておくれ…私の責任でもあるからこのまま解散なんしない」

京太郎「はぁ…わかりました」









京太郎(とりあえず鹿倉さんと話すか)

京太郎「あ、あの…」

胡桃「な、何よ…!」涙目

京太郎(怖がらせたか…役満直撃さしたらこうなるわな)

京太郎「……」

京太郎「すみませんでした」

胡桃「えっ…?」

京太郎「役満を当てた事は謝りません。ただ、年上の綺麗な女の子を怖がらしたのは俺が悪かったです。すいませんでした」頭を下げる

胡桃「……年上のき、綺麗な女の子……」カァァ

京太郎「……」下げたまま

胡桃「……胡桃は年上のお姉さんだから許してあげる。でも私よりも塞のフォローをしてあげてよね」

京太郎「えっ?」

胡桃「一番キツイのは塞ってことだよ、京太郎君」




ーーーーーーー

京太郎「まだ話せるな」

京太郎(鹿倉さんにも言われたし臼沢さんと話すか)

ーーーーー

塞(……)レイプ目

京太郎(……健夜義姉さんが本気で打った後にでる被害者の顔だ。モノクルが割れたのも多分、俺のせいだし…どうしたものか)

京太郎(モノクル…)

カタ…

京太郎「あ、あの…」

塞「……何?」目が虚

京太郎「これ落ちてましたよ」←モノクルを差し出し

塞「……」モノクルを見たままかたまる

京太郎「……」反応を待つ

塞「壊れちゃったんだ…」モノクルを手に持つ

京太郎「すいません…」

塞「別に君が謝る事じゃないよ…ねえ、君が最後にしたあの槍はなんなの?」

京太郎「視えたんですか?」

塞「自分に突き刺されば視えるよ」少し笑う

京太郎「…秘密ですよ、あれは俺の力です。本当なら一本だけだったんですが…二本に増えてて」

塞「私は試し撃ちされた訳だ…」

京太郎「そうです。モノクルが割れたのもあれの余波のせいだと思います」

塞「…君は変わってるね」

京太郎「えっ?」

塞「モノクルが壊れた事には謝るのにその原因の槍に対しては謝らないんだね」

京太郎「そ、それは…」

塞「聞いてたから別に慌てなくていいよ」

京太郎「うぅ…」

塞「……できればね、本当は怖いんだけど君の本当の全力で私と打ってくれないか?」

京太郎「えっ、俺は別に」

塞「さっきの槍より強い槍があるんだろ?」

京太郎「……はい、あります」

塞「使わなかった理由は私達じゃそれに耐えれないって判断されたからかな?」

京太郎「……」

塞「無言は肯定だよ、須賀君。正直、私は君が怖い…怖いけど怖くないんだ。あの槍が刺さった時に何かに触れたんだ…それが何かとは解らないだから私はそれを知りたいんだよ」

京太郎「……」










京太郎「……本気で打ちますよ?」

塞「ああ、私は君の本気が見てみたい」

豊音「だったら、私も打つよ!」

胡桃「わ、私も…」

ぽん…胡桃の肩の上に手が乗る

トシ「この子の代わりに私が打つよ…健夜達の愛弟子の本気を味わってみたいと思ってね」


京太郎「わかりました」










トシ「私が親だね」

京太郎(槍二本で本気で勝つ)ゴッ!

塞「……っ」

豊音(京さん強すぎたよー!)









京太郎(あれ…浮気したからいつもの槍がこない。でも全力で行くって言ったからな!)

塞(槍ができてないのか?)

コトン

京太郎「ロン!7700!」

トシ(まだ様子見だね)










京太郎(龍門渕の時もこんな感じだったな…)

塞(……)

コトン

京太郎「ロン!3900!」

トシ(本気を出さない?いや、出せない?)










京太郎(…まじであのときみたいだ…)

京太郎「ツモ!12000、6000」

トシ(槍が見えてない不調なのか…次を待つかどうか。親だからね……次が回ってきたら終わりにしよう)








トシ(あら…揃ったら仕方ない)

京太郎(させるかよ…)

渇望と添い遂げた者発動!

トシ(アガリ牌を全部握られた…)

トシ(そろそろ本気でいくよ!)










京太郎(来た!…)

京太郎「立直!」

塞(あれが須賀君の本気の槍)ゴクリ…

トシ(あの槍は…不味い)

コトン

ザシュ…グニャ…バシュ←トシの影がトシを縛り上げる

トシ「なっ!」







京太郎(別の槍を為すか…)

京太郎「立直!」

塞(あれはさっきの槍)ゴクリ…

トシ(あの槍は…不味い)

コトン

ザシュ…グニャ…バシュ←トシの影がトシを縛り上げる

トシ「なっ!」

京太郎「ロン!7700!」










京太郎(……臼沢さんに全力で挑むんだ。あの人なら何かをわかってくれる、そんな気がする)

塞(…あれが須賀君の本気の槍…!)

豊音「うぅ…何もできてないよ」

トシ(縛られてなにもできない…それにあの槍は…!)

塞(これが通れば)

コトン…

ドス…←塞の胸を突き破り、影に刺さる

京太郎「ロン…緑一色、48300」

塞(こ、これが須賀君の…)ジュワ…


京太郎 117600?
豊音 14000?
塞 -43900
トシ 12300

須賀京太郎が勝利しました。










京太郎「……ふぅ」

姉帯「お疲れ様…京さん強すぎるよ!」

トシ「…どれだけ能力があるんだい」

京太郎「わかりません…何時の間にか増えてるんで」

トシ「流石あの2人の義弟だよ…」

塞「……す、須賀君」カァァ

京太郎「は、はい」

塞「あれが君の全力の槍?」

京太郎「そうです、俺が持てる全力です」

塞「そうか…ありがとう」顔が赤い

京太郎「いえ、臼沢さんこそありがとうございます。あの槍を受け止めてくれて」ニコニコ

塞「うぅ…」ジワ…

ーーーーーー

京太郎「今日はありがとうございました」

トシ「此方こそこの子たちに貴重な体験をさせられてよかったよ」

豊音「またネット麻雀を打ちましょう!」尊敬の眼差し

胡桃「つ、次は絶対に勝つ!」

塞「……」何かを考えている

京太郎「それでは」

スタスタ…旅館に向かって歩き出す。

塞「す、須賀…いや、京太郎!」

京太郎「えっ?」

ギュ…←後ろから手を握り締められ

塞「これ、私の住所と電話番号、メルアド」

京太郎「あ、ありがとうございます」

塞「それとこれは…槍のお礼」

チュ…頬にキスされ

京太郎「えっ…」

塞「あの槍に突き刺された瞬間にきみの根源を見た気がする…出会ってばかりで信じられないだろうが私は君を“見捨てない"。それだけは覚えといてくれ。それじゃあ…」

ダッ…走り去っていく

京太郎「………これは夢か?」


ーーーーーーー









某所

??「急に電話などどうかしたんですか?」

トシ「今日、須賀の最後の直系っと麻雀を打った…と言えば解るかい?」

??「要件は?」

トシ「連れないね。六女仙を受け継ぐ者がそれじゃあ駄目だ。要件を簡潔に言おう…須賀の直系の転校先に岩手も加えてもらう」

??「……。それについてあの二人は?」

トシ「了承はとった」

??「なら私共には関係が無い話では?」

トシ「あるさ。霞、いい加減に過ちを認めないと攫って行くっていってるんだよ」

霞「…っ!わ、私は!」

トシ「要件はそれだけだ…よく考えるんだね」

プツン…

トシ「全く…あと30年私が若ければ…」










昼2

京太郎「なんでそんなに顔を真っ赤にしてるんだ?」

健夜「き、京君が早く帰ってこないから…お昼ご飯を持ってきた女の中居さんに…うぅ…」

良子「…もうお嫁にいけません」

京太郎「…わけがわからない」

健夜「京君が早く帰ってきたらこんな事にならなかったの!」

良子「…全て、京太郎が悪い!」

京太郎「ちょっえっ?」

健夜「家に帰ったら抱き枕の刑だからね」

良子「あと、今日はフレンチが食べたいです…期待してますね」ニコニコ

京太郎「不幸だー!」











京太郎「ようやく帰ってきた…久しぶりに感じるはずなのに感じないのはなんでだ?」

京太郎「カピーと話すか」

カピー「パカパカ(なんだタラし男。私が契約を果たしてる時に、女を一人堕落させたあげく一丁前に能力が欲しいのか?」

京太郎「…もしかして連れていかなかったから拗ねてる?」

カピー「パカパカ(違うぞ!麻婆豆腐が辛かったから八つ当たりだ」

京太郎「はいはい…今度、どっかに歩いて行くか」

カピー「パカパカ(…仕方ないからついていってやる。ところで今日は私に何をさせるんだ?)」

京太郎「そういえばこんなんひろったんだけど…」

小さな手鏡を出す

カピー「パカパカ(…これは儀水鏡だな。簡単に言うと神降ろしの媒体だな。主には不要だが必要な人物に渡したりすればいい)」

京太郎「儀水鏡って言うのか…因みにさカピーはこれで何を呼べるんだ?」

カピー「パカパカ(最高位の私は無しでだれでも呼べるぞ」

京太郎「なんだそれ」あはは

カピー「パカパカ(嘘じゃないんだがな」








京太郎「…抜け出してと…」

健夜「京君…あと…一人欲しいよ…zzz」

良子「…zzz」

京太郎「…旅行以来、義姉さん達がエロい」

京太郎「朝ごはんを作るか」

ーーーーー

京太郎「……飯ができても起きてこないだと」

カピー「パカパカ(旅行明けは仕方がないだろ」食べ終わっている

京太郎「なあ、俺さ、カピーが食べてる所を最近見てないんだが」

カピー「パカパカ(……気のせいだろ」

京太郎「だといいんだがな」ジト目










咲は合宿、桃子は家を知らない為、龍門渕になります。

京太郎「…衣にお土産を持って行くか」

カピー「パカパカ(儀水鏡を忘れるなよ)」

ーーーーーーーーー

京太郎「さて何で行こうか」

ハギヨシ「その心配はいりません」

京太郎「えっ、なんでハギヨシさんがこんな所にいるんだ?」

ハギヨシ「衣様が須賀様に会いたいと申されたのでお迎えにあがりました」

京太郎「…因みに拒否権は?」


ハギヨシ「衣様を泣かせるのですか?」

京太郎「わかりました、お土産もありますし」

ハギヨシ「ありがとうございます」













ハギヨシ「着きました。衣様が門で待っているのでお願いします」

京太郎「わかりました」

とてとて…←門まで歩いて行く

衣「義兄様ーーーー!」

ぎゅっと←突撃して京太郎に抱き付く

京太郎「うっ…ひ、久しぶりだな衣」

衣「本当に久方ぶりだ…また来ると言って来なかったからな…」

京太郎「色々と忙しかったんだ…ああ、これ岩手のお土産。銘菓のお菓子らしいから一緒に食べようぜ」

衣「こ、衣はお菓子なんかに…。」

京太郎「食べないのか?」

衣「うっ…」涙目

京太郎「お、俺が悪かった。衣の為に買ってきたんだ、食べてくれないか?」

衣「そ、そこまで言うなら衣が食べてやろう」ニコニコ

京太郎(…やばい、かわいすぎる)

京太郎「今日は皆はいるのか?」

衣「居ないぞ!」

京太郎「えっ?」

衣「透華はパーティー、ハジメ達は実家に帰った」

京太郎「じゃあ、衣一人なのか?」

衣「そうだ!だが京太郎が居るから寂しくないぞ!」

京太郎「…そうだな、今日はずっといるぞ」

わしゃわしゃ←頭を撫でる

衣「へへ…」ニコニコ

衣「それで何をするのだ?」

京太郎「そうだな…」

京太郎「衣の質問に答えるぞ」

衣「質問?」

京太郎「ああ、衣が聞きたい事を答えるぞ」

衣「そ、それじゃあ、京太郎はペットとかは飼ってるのか?」

京太郎「ペットか…カピバラを飼ってるな。人の言葉を喋ってこの間は星の意思を倒したとか言ってたな」

衣「か、カピバラとはそんか奇怪なモノなのか…」

京太郎「いや、カピー、俺の所のカピバラが特殊なんだろ」ワハハ

衣「そ、そうなのか…それじゃあ次は」

衣「京太郎は関西弁についてどう思う?」

京太郎「なんかこうピンポイントだな。嫌いでもないし好きでもない…普通かな」

衣「……解答になっていないぞ」

京太郎「だってなあ、関西弁って大阪独特の訛りに対して特にな。義姉さん達と色々回るから珍しい訳でもないしな」

衣「それもそうか。なら最後に……」

衣「岩手旅行はどうだったのだ?」

京太郎「楽しかったぞ。中尊寺行ったり、馬に乗って風になったり、あとあれだな麻雀を打ったな」

衣「義兄様は旅行に行っても麻雀を打ったのか…酔狂にもほどがあるぞ」

京太郎「義姉さん達に頼まれたんだ。衣の言う、奇怪な打ち手とも打ったしな」

衣「それはまことか?岩手にもいるのだな…衣と同じ存在が」

京太郎「ああだが勝ったのは俺だがな」どや顔

衣「当たり前だ!義兄様を倒すのは衣だからな」どや顔

京太郎「……」衣と眼を合わす

衣「……」京太郎の眼を見る

京太郎衣「「フハハハハ!」」

京太郎「楽しみにしてるぞ、衣」

衣「ああ、待っておれ。衣は直ぐにその頂に行くからな」

衣「ごちそうさま」

京太郎「流石、ハギヨシさんだな。どの料理も美味しかった」

衣「あたりまえだ、ハギヨシは優秀だからな」

京太郎「それもそうだな」

衣「義兄様、これからどうするんだ?」

京太郎「そうだな…」

京太郎「岩手の疲れも残ってるし、昼寝でもしないか?」

衣「昼寝か…別にかまわない。衣の部屋で寝るのか?」

京太郎「そうだな、床で寝る訳にもいかないしな」

衣「わかった、衣の部屋はこっちだ!」

ーーーーーーーー

衣「……zzz」

ギュ…京太郎は左手、衣は右手を握って寝ている

京太郎「昼寝をし始めて五分…寝るのがはやいな。ふわぁ…俺もそろそろ寝るかzzz」










透華「ただいまですわ!」

一「ただいまー」

純「ただいま」

智紀「ただいま」

ハギヨシ「お帰りなさいませ」

透華「あら、衣は何処にいるのかしら?」

一「そういえば何時もなら待ってるのに…」

ハギヨシ「衣様は須賀様とお昼寝の最中でございます」

透華一「はっ?」

ハギヨシ「衣様は須賀様とお昼寝の最中でございます」

透華「な、何故須賀京太郎がここにいるんですの?」ワナワナ

一「そ、そうだよ、衣が呼んだりしない限り…あっ!」

ハギヨシ「お察しの通り、衣様が朝から須賀様を招き今に至ります」

透華「い、今は何処にいるのかしら?」

ハギヨシ「衣様が居る離れです」

ダッ… 透華と一が同時に走る

純「相変わらずモテモテだな、須賀は」

智紀「そうだね…」

衣「……っ…」目が覚める

衣「……義兄様」隣に京太郎が居る事に安心する


バタン

透華「須賀京太郎!」

一「須賀君!」?

衣「………京太郎は今寝てるぞ。静かにしないか」ゴッ

京太郎「…っ…」

透華「こ、衣…これには訳が…」

一「そ、そうだよ…」

衣「……久方ぶりに麻雀でも打とう。今の衣は悪鬼羅刹よりも強いぞ」

透華、一「ひっ!」

衣「さあ、行こうか」

ーーーーーー

京太郎「……あれ…なんで誰もいないんだ?」

京太郎「…とりあえず起きるか」

ハギヨシ「須賀様、少しお時間を頂いてもよろしいでしょうか?」

京太郎「…また衣の話ですか?」

ハギヨシ「違います…今日は貴方についてです」

京太郎「俺ですか…」

ハギヨシ「そう、貴方の過去についてです」

ハギヨシ「須賀家直系最後の一人、須賀京太郎様」

京太郎「……」

ーーーーーー

衣「ツモ…87000オール!」

透華「こ、衣が止まりませんわ!」

一「ロンをなかった事にしてもなんでロンになるの!」

純「荒れすぎだろ!」

智紀「……鬼ね」











京太郎「…俺はこれで」

ハギヨシ「お送りしなくても?」

京太郎「大丈夫ですよ。それより、さっきの事は…」

ハギヨシ「わかっています、余程の事がない限り他言はしません。執事に二言はありません」

京太郎「ありがとうございます。あんな話、誰が聞いても楽しくありませんからね」ハハハ

ハギヨシ「…本当に最後になりますが、もしその時が来たら貴方はどうするのでしょうか?」

京太郎「決まってるじゃないですか。その時に決めます」

ハギヨシ「…ふふふ、わかりました」

京太郎「では今日はありがとうございました」

ハギヨシ「またいらっしゃる事を楽しみにしています」

ーーーーーー

衣「は、ハギヨシ!義兄様は何処に行った!」

ハギヨシ「急用があると言って帰られました」

衣「ま、まことか!衣が居なくなって怒ってはいなかったか?」

ハギヨシ「大丈夫ですよ、須賀様はその様な事でお怒りにはなりません」

衣「そうか…また来てくれるかな?」

ハギヨシ「ええ、また呼べばきてくれますよ」

衣「次は麻雀が打ちたいな」

ハギヨシ「打てばよろしいかと」

衣「ああ、全力で義兄様に勝ちに行く!」



京太郎「まさかハギヨシさんが調べあげるなんて思わなかったな。義姉さん達に話そうとしたけどまた何処かに出かけてるみたいだし…どうしたものか」

京太郎「カピーと話そう」

カピー「パカパカ(なんだ、また来たのか?とりあえずなんだ……ああ、あれか芽の成長か能力の強化かどれにする?」

京太郎「能力は今のままでいいから芽の成長ってやつを頼む」

カピー「パカパカ(堅実だな。成長の振り幅を決めるか)」

カピー「パカパカ(また強制力が働こうとしたな…だが、私はそんなモノには屈しない!花ではなく木に成長するようにしておいた…全く、たかだか一ヶ月でここまで成長する」

京太郎「俺ってそんなに成長したのかな?」

カピー「パカパカ(気のせいだ。主は慢心王にする訳にはいかないからな。主は才能がないから努力を忘れるな」

京太郎「そうだよな…最近勝ってるから強いのとか思ったら駄目だよな」