はやり「はぁぁぁ~~.........」

靖子「.........」

咏「.........」

良子「.........」

はやり「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ......」

靖子「.........」チラッ

咏「...............」チラッ

良子「............はぁ」

良子「......えっと...はやりさん...?」

はやり「......なにかな?」

良子「どうかしたんですか......?」

はやり「......私、今日誕生日なんだ......」

(知ってるが......)(知らんけど......)(知ってますが......)

はやり「あーあ......早く彼氏欲しいなぁー」

(無理だな)(無理だろ)(無理ですね)

はやり「どっかにいい出会いとかないかなー?」



「すまんなぁ...京太郎」

「いえいえ、俺がやりたくてやってるだけですから」

「んじゃ、今日は女性が多いしホールに出てもらおうかの」

「わかりました」



まこさんの実家が経営している喫茶店の手伝い始めてはや二年目

大学に行きたいと親に伝えると自分で稼いで行くなら構わないと言われたのでバイトすることにした

昔に比べると麻雀の競技者は男性よりも女性の方が多くなっていた



そんな高校三年生の秋

同じように喫茶店のバイトに来た

「どもっす」

「あー......京太郎か...っ!」

俺の顔を見るとまこさんがすぐさまかけよてきた

「どうかしたんですか?」

「いやそれが...」

まこさんが喫茶店の一か所を指差した

その先にあったのは―――



    「はややっ♪」

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        \ ∨:.:.:.| |:.:.:.|.:.个::.... _  ̄ _   {-/ 、:l:.|:|:.:.:.:.:||.:.:/
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           |//にニ=- / ∧_}  } : : -{  {   / }__{乙)':.
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     ̄ ̄ ̄  /:{: 、/´      \: :./⌒´       \ノ: : : : /    ---- ´





上機嫌そうに麻雀をする牌のお姉さん、瑞原はやりさんだった





「はややっ!」

はやりんレーダーこと、イケメンレーダーにビビッと反応が

「どこ......どこ.........?」

辺りをキョロキョロと見渡してみる

しかしどこにもいない

「はやや......?」

間違ったのだろうか

いやそんなことは......

「いらっしゃいませ、お嬢様」

「こちらが本日オススメの品になります」

目の前には私が注文したチーズケーキ

そして私の横にいるのは


はやり(い、いい.........イケメン!?)


とびっきりのイケメンだった

そしてそれが彼と私の初対面でもあった








京太郎「えっと......瑞原さん?」

はやり「はやり」

京太郎「......はやり..................さん」

はやり「今はそれでいっか♪」

京太郎「そう言えば今日誕生日でしたね」

はやり「うん......」

京太郎「もしかして年齢とか気にしてます?」

はやり「............」

京太郎「俺は気にしてませんよ」

はやり「......でも」

京太郎「そんなはやりさんにプレゼントです」

はやり「これは......?」

京太郎「開けてみてください」

はやり「う、うん」ガサゴソ

京太郎「.........」

はやり「こ......これって...」

京太郎「ちょっとキザすぎですかね?」

はやり「ううん......そんなことない...」ギュッ

京太郎「俺が嵌めてみてもいいですか?」

はやり「うんっ......うんっ!」

京太郎「じゃあいきますよ」






すっとはやりの左手の薬指に銀色の指輪をはめる

「ピッタリ.........」

薬指で光る指輪を見て顔がニヤニヤとしだすはやり

「あ...でも、これのお金......」

「お金って.........はやりさんのマネージャーやってから一回も困ったことないんですけど...」

「あ、そっか」

思い出したかのようにえへへとはやりが頬を緩めた











あの日、喫茶店ではやりと出会ってから京太郎の生活は一変した

まず、連絡先を聞かれ、仕事中だと断ると

「じゃあ終わるまで待ってるね♪」

と言い出したので京太郎は仕方なくはやりのことを放置すると本当にはやりは京太郎が上がるまで待っていた

根負けして連絡先を交換しするとその次の日から毎日のように連絡が来るようになった

麻雀をする人もしない人も知っている牌のお姉さんとメールを出来るのだ

もちろん京太郎も毎日のように連絡を取り合った


そして京太郎の大学の合格発表を同時にはやりから時間があるときだけマネージャーになってくれないか  
と提案を出されたのだ

もちろん、二つ返事で承諾した

正直、下心もあった

でも本心ははやりを支えたいと思ったからだ

そして今に至るわけなのだが



はやり「きょーたろーくーん」

京太郎「はいはい、なんですか」

はやり「こんなの私に渡しちゃうなんて......えへへ」

京太郎「なんです?」

はやり「責任、取ってもらうから♪」

京太郎「どんどこい、ですよ」

はやり「わーい♪」ギュー

京太郎「当たってる当たってる!///」

はやり「当ててるんだよ♪」




はやり「大好きだよっ京太郎くんっ♪」


カンッ