桃子「これは由々しき事態っす」

智美「急にどうしたんだー?」ワハハ

桃子「かじゅモモがナンバーワン。世間の評価ではそれは覆らない事実っすよね?」

佳織「(京ハギじゃ……)」

睦月「うむ?」

桃子「そこで! 私はあの泥棒カピバラ! 金髪野郎を始末することに決めたっす!!」フンガー

智美「アチャー、今度はモモがイカれたぞー」

佳織「や、やめたほうが……」

桃子「私の意志は堅いっす!! 必ずあの男の尻尾を掴んで!! 先輩の眼を覚ましてやるっすよ!!」

睦月「が、頑張れ……」

智美「ミイラ取りがミイラだなー」ワハハ

                 ___-、
             rァ7 人`∨
                〈〈 〈 〈 〉|                     r‐、__
               ΥΥ ̄ 丿                  / ) l |ヽ┐
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         \   /{/ ∨::::/::/:⊂⊃   〈    ⊂⊃::::|:::l::::::::|∧     |
.           \     `ヽ::/::/込、 /二二  .イ::|::::|:::l:::::斗》∨    l
          \     i/::/\:l:::>V__,ノイ:l:|从:::|:::l´  |       /
.              \    |::/  Τ{ ∧   ∧ }´  )リ:::|  ノ    /
             ∨  l/  }/ |  〉__/  }|   }从     /
                  ∨   /\|く__大__>∧         /
               ∨ /    _}|  /i:i:| /__ノ \  ,
               ∨     〈 | /:i:i:i:i!' \   ∨
               八    ∨{ :i:i:i:i:|   /    八
                   、     Ⅵ:i:i:i:/ /     ,
                  }>-  Ⅵ:i:Ⅳ    /
                  |     Ⅵ/    /
                      〉\  O/     {
          ┌――――〈   \〈     /}
.             |\      \  O〉     ∧
           ∨ \          /        ∧
           ∨/\        O{       ∧
       __  -‐ /   /\    / ∨       ∧
    <    /   /  /\_/ /  \______〉
      \_,<    /  /   /   /   /  |  | |∧
       ∨\,<   /   /  /   /   /   | | ∧
          ∨/\,<    /   /    /   /   l| | ∧

桃子「うぉぉぉ! 待っててくださいせんぱぁぁぁい!!」プンスカプーン














 第十六章【ステルスは捨てるっす!! お願い私を見て!】


 私、東横桃子の影の薄さは金メダル級っす


桃子「…‥」ジィー

 だから、こんな風に誰かの後ろを尾行していても

京太郎「あはは、キリンですよキリン!」

ゆみ「うわぁ、大きいな」

京太郎「キリンって、なんだかよく見ると怖いですね」

ゆみ「あぁ。ちょっと瞳がな」


桃子「……」


 私は気づかれることはない
 特に、こうして姿を隠している間は――


京太郎「じゃあ、次はライオンにしましょう! ライオン!」

ゆみ「ライオンか……ああ。大丈夫だ」


 今日の目的は私の愛する加治木先輩と動物園デートをする須賀の追跡
 あの男――先輩が優しいことをいいことに付け上がりやがって!


桃子「ぐぬぬぬ」

                                  __
                              才´::::::::::::::::::::::`ヽ
                               ,ィ´::::::::::::::::::::::::::;::::::::::::ハ
                           /::::::::::::::::::::::/::::: /ハ:::::::::::::ハ
                             j:::/:::l:::/:::l:::j::l:::::!  !::l::::l::::::ハ
                            ノ:::l:::::l:/l:!::!::l:::l::::|  l:::j::::|::::::::ヽ
                          /:::::::!::jl:'_,lハ:!::!';:!::;!ニ´l/!::::!::::::::::::',
                           /::/:::l:ヘイ{r':ハ`lハlヘ{r'::ハ`リl::::::ヘ::::l::!
. ,、                            /l:;'::::::l::ハ!乂ツ     乂ツl::!ハ::::::::ヽ:';!
r-,ヽ                           ! ハ!::::ノ:::ハ     '    l::!'::::::l:::l:::::ノ
`ヽヽ∨  .______,,r ――ー-----r'ハ:::/:::/:.:ヽ  (__,)  ィ|:!ハ!!:l:::!ヾ
  ヽ}  Vイ: : : : : : : :ヽ: 、: : -:-:-:-――: : : : 、: Vリ:::l:.:.:.:.:',> __ イ/! リ: :/ル':.,ィヽ
   lノ .{二: : : : : : :-: : ‐:ヽ: : : ̄: : : 二: : ー: : : : lハ:!.:.:.:.:.Vヽ    _'/.:.:.:.:.::./:、: : \
 / __,乂: : : : : : : : ;_:_: :_:へ: : : _: : : : : : : :!: : ヽ.:.:.:.V`-----'.:.:.:.:./: :ヽ:\: :∧
 ゝ'"     ̄ ̄ ̄ ̄        ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ/': : : :ハヽ.:.V:(__):/.:.:.:/: : :ヽ: :ヽ: ヽ.:∧
                          ,イ: : : : : :ヘゝ>_f、ー-_==辷: : : : V: :\: : : ヘ
                           !:.,ィ: : : : : : `ゝ- 二_´   !:`: . 、:}ヽ: : : : : : ハ
                            l/: : : : /: : : : : ;ィ_´,ィ /--'!: : : : : :`:ー:-、 : : ハ
                           ',: : : :/ : :;ィ´ _ノ:.l: 'イ:ヽ : : ゝ、: : : : : : : : : :ヽ: :ハ
                              乂:/: : /  ./; ィ:ゝ: `ヽ !: : : : ノヽ、: : : : : : : : : : !
                           ヽ!:7  /: : |: :|: :`ー! !--':/    > :_:_:_: ; イ
                            !: :ヽ /: :l: |: :|: |: : | / : //
                             V: : : : : :!: !O!: ! : l/: : :/
                           ,イ!: : : : : : !:.!: :|: !: : : : ;イヽ
                           //: : :メ、!: :〈: :!__|: :!; イ:|: : : ハ
                         V:/: : : ': :!: : : : !ゝ': :V: : :l: : : : :ヽ
                          lヽ: : :/:/: : : :/:.ハ: : V: : !: : : : : : 〉
                 __, =---''"ノ!  ヽ'; :!: : : /:/  ヽ: :V: :!: : : : ; イ、__ r‐―-,
               ,イ      _,.イ´ !    `ー'-'    ´`ー--‐''"ヽ `ヽ ̄ ̄ 、_l_, - ,
              _/    , イ /  !     /      /     ヽ  \       ',
              l |    /  /   !/    メ、  ,ィ _/  ',     V   ヽ      !
              L_,イイ   /    l     ! , イ '   l. ',     V     } ヽ、 ノ
              /    /     /     , イ        !  ,       V    /  ',
             /`ヽ   /     /   / !         !  ,       .V      l
                 ∨ /      ./   /, - 、/         |          , ィー-‐'
                  V-、 ,、 /   lイ: : : : : ヽ、                 /
                  `ヽ′ヽ、  !: : : : :/ !` ヽ、    l,.. - 、_   _ノ
                        ` !: : : イ__  j    ` イ!        ̄ V 
 なんとしでも、奴の尻尾を掴んで!
 私の先輩を取り戻してやるっすよ!!




ゆみ「今日は楽しかったよ」

京太郎「いえ、俺の方こそ(動物園だとアレがあまり出なかったな)」

ゆみ「その、須賀……えっと」モジモジ

京太郎「はい?」

ゆみ「……昨日、私はお前の夢を見て……//」カァァ

京太郎「!」ドキッ

ゆみ「くだらない話だが……私は、その夢がえらく気に入ってな」ドキドキドキ

京太郎「ど、どんな内容……だったんですか?」

ゆみ「知りたい、か?」

京太郎「はい。知りたい、です」

ゆみ「そう、か。それなら――きっと、正夢にしてみせよう」スッ

 ギュッ

京太郎「か、加治木さん?!」ドキィン

ゆみ「私は、頑張るよ。だから――その時まで待っていてくれ」

京太郎「加治木さん……//」ドキドキ

ゆみ「君のことが、好き――」

 ダダダダッ

 ドンッ

京太郎「うぉわっ!?」ズテーン

ゆみ「!? 須賀?! だ、誰だ!?」

                           ___
                        ____∠二ニ∧
               ---- 、 -‐=ニ二二二二ニ∧
             /     ´ _ -‐┬m-ミ二ニニニニ|
              {     /|:l::::::::|___∨:l∨ニニニニ|
              ∨   /::::l:|:l::::::::{ __}从:∨ニ二∧
              /    |八从l\八 廻|〉|:::lニニ二 ∧
                {    |::l:〈 廻___   |:::|二二二ニ〉
           ___ |    ∧l::∨ ● `ヽ..イ从クニニニ,/
        /     `ヽ  ∧:人__人__ノ‐//二二/
        ′      ∨  )ハ「ゝ┴┴≦二二<
         |   . : : : :  {\__: : :.`~~f≦二二二二 \
         |  .: : : : :/   〉 \: : : : :|二二二二二二∧
.        八  : : : : :乂__/: : . .     |二二二二ニニニニ∧
.        \__人_:_:_: : :     |二二二二二二∨∧
                /: :     |二二二二ニニニニ∨∧
                  /: ::      |二二二二二二二∨∧
                ,: : :        |二二二二二ニニニニ∨∧
              :: : :     / ̄ ̄ ̄\ニニニニニニニ∨∧
               |: : :   /        \二二二ニlニ∧
               |: : :  /               ∨ニ二二|∨ニ\
               |: : :.  ′              ∨二ニニl \/二\
              |: : : . |                :.:|ニニニニ|  {ニ{__}ニ|
                   l: : : : |            . :.:|ニニニニ'   `ー=彳
               : : : 八     -     . : : :八二∨     |:....|
               ∨: : : :\  {×ノ. . . .: : : /二二/    〈|:....|
                    ∨: : : : :.\__:_:_:_:彡二ニニ,∨     {|:....|
                     \: : : : : : _:_:{二二二二二ニ{       {:....ト、
                  |: : :   | ̄ ̄∨二二二ニ|        ∨八|
                   ∨:    |    ∨二二ニニ|       ∨,∧
                  ∨:.  |    ∨ニニ二乂        ∨,∧
                      ∨:.: :.|    /三三√           `ー'
                     ∨: ∧   {二二ソ
                    /: : : :.}    `~~~´
                   {:_:_:_/
??「と、通りすがりの猫型ロボットっすよー(裏声)」

ゆみ「なんだ通りすがりの猫型ロボットか」フゥ

京太郎「」ビクンビクン

京太郎「ひどい目にあった」

ゆみ「大丈夫か?」

京太郎「いえ、問題無いです」

ゆみ「そうか――なら、続きはまたにしよう」

京太郎「すみません」

ゆみ「いや、いいんだ。また……会ってくれるんだろう?」

京太郎「はいっ! 勿論です!」




桃子「ふぅー、間一髪だったっす」ヌギヌギ


 それにしてもあの男
 油断ならないっすね

 中々穴も見せないし、これは本格的に尾行する必要があるっすね


桃子「(所詮今はデートで取り繕っているだけっすよ)」


 明日からはお前の日常全てを観察してやる!
 そうすれば、決定的な尻尾を掴むことが出来る筈っすよ!!


桃子「(覚悟しておくっす、須賀京太郎!!!)」メラメラメラ


                         -‐  ¨ ̄ ̄”¨    、
                           /             \
                        /   j/      /∧      ,
                    /    {     {/   V      ‘, ジィー
                       ′   {人 l{ { { l{  '⌒|| ,}    ‘
                          l{ {斗≠刈八{ハ{ 斗r=||/}ノイ    ,
                      !八{ ||[___)]     {[__||)] !     ‘
                      |  / ||Vーノ       Vー||ノ j     |
                      |  { || ""       '"" |l  丿    |
                /⌒{ ̄ ̄”””¨¨¨    ¨¨¨””” ̄Y´⌒ヽ、
                {LLLし                      {LLLノ )\
                厶⌒⌒                  `⌒´/⌒\
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                   L __                          __」
                   ̄二ニ‐-  ______________   -‐ニ二 ̄

桃子「(動物園デートかぁ……私も、先輩と行きたかったっす)」











 翌日

桃子「私が調べたところによると、須賀京太郎はかなりの女友達がいるみたいっすね」コソコソ

 つまり、奴は誰彼構わず手を出すチャラ男ってことっすよ
 それなら、他の女に鼻の下を伸ばしているところを激写するっす

桃子「それに、ネットで調べたところ――チャラ男を表す五つの項目も見つけたっす」

 これに一つでも当てはまれば!
 奴はチャラ男のヤリチンに決定!! 即処刑っすよ!!

桃子「ふふふっ――」メラメラ

 ガチャッ

桃子「!?」

京太郎「行ってきまーっす」

桃子「(来たっすね)」

京太郎「ん?」チラッ

   _____                   __
  |       |                 /:::::::::::::::::::::::::::::\
    ̄ ̄/  <            /:::/:::/::::::/:∧:ヽ:\:::',
.    / /\ \          ,':::/!:i:!:/!从/ -',::L:::::i::::',  ドキドキ
.   < /     \ >          l::::i:|刈テ'川! ≦廾、!:::::::::|
   ┌───┐          l::::j 代リ   弋:::!リ |:::::::::|
.    二二二二         , --::从 |'''     ''''|''' l, ─ ト
  └─‐,  ,─‐┘      人jjJJ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄UJJ/\
     / / /7/ 7.   / |                     └‐i
.    / / / // //>  |`                    |
.    ‐‐' / //   ./   |                        |
        ‐' ─ '.      |                        |
  ┌_─┐          |                        |
    /, 、\   / ̄\.  |                        |
  ∠/  \> l < /ヽ l.  |                        |
    /> .┐__`__ ‐'   !                         |
   </‐‐┘┘|└_┘  |                        |
   <  /7 ! ̄└ ┌┘.  |                        |
.   | |/| |\>.」 !.     |______________.|

京太郎「……」

桃子「(完璧な私のステルスに気づくわけが無いっすよ!!)」ドヤァ

京太郎「……気のせい、かー」スタスタ

桃子「(ほーらね)」フフン

京太郎「……」スタスタ


桃子「よし、奴が行った今の隙に――まずは一つ目の項目のおさらいっす」カチカチ


【チャラ男の特徴その1 会ったときに指差す】

「なんかチャラい奴ってさ、知り合い見つけたらそいつのこと指差しながら近づくよなwwwあれなんだよマジで……」(大学生/21歳)

イメージできますか(笑)? なんと言いますか、サッカーでゴールを決めた選手が、アシストしてくれた仲間をニヤニヤしながら指差す感じですかね……。

きっと一度は見たことあるはずです。そしてたしかに、これはチャラ男がやってるイメージですね。



桃子「ふむふむ……」

 つまり、須賀が知り合いに会った時に指差して近づけばチャラ男ってことっすね

桃子「そうと決まれば追跡っすよ!」スタコラー

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    Ⅴ:::::::::::::::::::| |! ,/: : : : : | ::::::::::|./i:i:i:i:i∧ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.    Ⅵ::::::::::::::::| |! /.: : : : : : :.| :::::::::八i:i:i:i:i:i:iヘ {: : :: : : : : :!: : : : :!: : : : : : :
桃子「(もうすぐ助けるっすよ!! 加治木先輩!)」タタタッ









 清澄


京太郎「ドラゲナイwwwドラゲナイwwww」

桃子「(呑気に歌なんて歌って! いいご身分っすね!)」ムカムカ

咲「ドラゲナイwwwwドラゲナイwwww」

桃子「(むっ! アレは清澄のリンシャンさん?)」

京太郎「ん?」ピタッ

桃子「(知り合いに気づいた! さぁ、どうなるっすか!?)」ドキドキ

京太郎「よぉ、咲! お前もその歌が好きなのか?」

咲「ふぇっ?!」ドキ

                                                  _ , 、
                                                /ィ--∨  :.- 、
                                              __/  , ,:   } l \
                                            ` ー-, | /{ { l  | |  .
                                             /_/  | / 从 :  ,-}/、 |l |
                                              /   从 -rォⅥ /rォ- }イ {
                                           _` ̄´ { {rI ゞ ,}' ゞ  } }∧
             ____                        Y {{ |Y }  从∧  _    八{
          ,. : :´: : : : : : : : :`: : . 、                        「l | || | | |    Ⅵ 、 ` ー` イ / '
       ,. :´: : : : : : : : : : : : : : : : : :`: : .、                    { ー '' ' | /^〉 「//}` ー ´r'-、
      /: : : : : : : : : : : : : : : : :、: : : \: : \___,             |       ' ノ_,」// |    |/()|
     ': : : : : : : : : : : : :|: : : :|: : |、-:、: : ヽ: :_:ヽ ̄             :.   /´ //////∧_ r '///>- 、
     /: : : : : : : : : : : : : :l: : : :|: : | ヽ} ヽ: :}: :、 `\               ∧ _人 イ///////∧-}//////////> 、
    .': : : : : : : : : : : : : : : : : : |: : | ,イ、 }从: : 、              {//\___「///////// ∨////////////∧
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   ,'|: : : : : : : : : : :∨: : : : : 、\  、   :.:.:.:.: {               ,'//////イ/////////////////////l|////|
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    {  、: : : : : : : r、: :  ̄「`\  ̄       ,            ∨//////イ////////////////////// ///∧
      \__: 、 ∨: 从   ::......___,..イ==- 、             マ//// |//////////(_)///////// {//////}
        `ー-_、\ }: : { \    / ̄´:::// `_ヽ::\             ̄   |/////////////////////,イ///// |
       と二二_ヽ ∨、:ミ    /:::::::::::// /  \::\            |/////////////////////} 〉/////|
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          ∧::、 ,:  Ⅵ、   /::::::::::/イ:/ 〉       ∨'         //==///////////////==/\///イ
京太郎「今度一緒にカラオケで歌うか?」アハハ

咲「きょきょきょ、京ちゃんっ?! はわわっ!?」カァァ

京太郎「ん? 何を恥ずかしがってんだ?」

咲「だ、だって……歌を聞かれる、なんて……//」モジモジ

京太郎「おいおい、今更恥ずかしがる仲でもねーだろ?」ナデナテ

                        ____  ,- 、_
                       ⌒>    `  ヽ  ` 、
                       /,      ,   | l   ヽ
                     /イ  ,/ / |{  | | | l |   .
                       / イ { /{-从 }/}-}イ |  |
              r-、_         V从 ィ=ミ∨ィ≠ミ| / , ∧
          ,. : : : ̄:´ゝく)、        ヽム   '     |/イ V }
        /: : : : : : : : : : : \          }∧ v  ァ  'r-イ
         ,: : :,: : : :/:}: : :|: : |: : ヽ         _、__  イ/}_/
       : : : |: /-'{: |: : 从: }: : 、: .    ___ {// }   r≧7}
        | : : |: ィ雫 |/ィ雫}:/:∧:} <//////////  「/////>- 、
        l : r从 ゞ'  , ゞ'{イ: :{/}'///////////{l _|//////////\
        从乂:、 u:.:.:  :.:人//////////|/////∧:: ////////////// 、
         }/ハ>  _´ イ///////////////////∨////////|//////∧
       ,......-.ノ   V -.乂___,..---- {////////o//r====、 }、//////∧
      rく.、.......{    }...........7 、       |/////// ///////// | ∨/////∧
      ∧ \....\  /....../l/ }       |////////o////////{  ヽ./////∧
      { V  ` rミ ∨=≦ 〈 ⌒Y     |/////////////////|  /⌒////〉
      |  {    ` [二]´  「二二}      |////////o////////| ////////
      |  ::.    /:.:.:|   /     }     }/////////////////}'///////
      |  }    {:.:.:.:}  {    ∧     |////////o////////|/////
      |  |    、:.:.:|   ヽ    ノ     |/////////////////|///
      |  |      ∨   {乂_/      |////////∧///////|イ(ィ
咲「……もう、京ちゃんだけなんだからね?」クスクス

京太郎「おうっ」ニカッ



桃子「……チッ」

【チャラ男の特徴その1 会ったときに指差す】 

 京太郎! 当て嵌らずッッッ!!!!




桃子「(でも、次の項目はどうっすかね?)」カチカチ


【チャラ男の特徴その2 触る】


「人に平気で触る。もちろん女子とも平気でボディタッチできる。
なんの気なしに女子に触れるのって、その時点でそうとうのチャラ男だと思うわ。だって普通の男子は絶対にそんなのムリだもん」(新聞社/25歳)

自分のパーソナルスペースを無くして、誰とでも一気に親しくなれるわけですよね。

上で述べた「人懐っこさと薄っぺらさ」が同時にあらわれている場面ですね。 


桃子「(今、奴はリンシャンさんの頭を撫でたっすね? これは確定的に明らか)」ジィー


咲「昨日は何をしてたの?」

京太郎「ん? ちょっと知り合いと出かけてた」

咲「ふーん? たまには私の買い物にも付き合ってよ」

京太郎「ああ。いいぜ」


桃子「(でも一人だけだと根拠が薄いっすね……誰か)」

 タタタッ

優希「京太郎ぉー!」タタッ

京太郎「よう、優希!」

咲「優希ちゃん、おはよう!」

優希「おはようだじぇ咲ちゃん。あと、京太郎!」ビシッ

京太郎「なんだよ?」

優希「朝走ってきたら、そ、その……髪の毛が、乱れちまったじぇ」

京太郎「あぁ、そうだな」

優希「だだ、だから――手櫛で、元に戻す権利をやるじょ……//」ドキドキ

咲「!?」


桃子「(来た!! これで奴が手を出せば――このカメラで!)」スッ


優希「さ、さぁ……」ドキドキ

京太郎「え? やだよ」

優希「」

京太郎「咲にやってもらえばいいじゃん」

優希「じぇじぇじぇ……」ウルウル

咲「ゆ、優希ちゃん……触るよ」サッサッ

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          |::l::::::l::::::| ル≧ハ::l:|  |i≦!:i ::: ::::: :::}
          |::l::::::l::::::|〈r'必! ノ从 メ必ト.!..............リ  なん……だと……?
          |::l::::::l::::::| 烈 '     烈 l| ::: ::::イ
          |::l::::::l::::::|u      ' | リ:ルルi|
          |::l::::::l::::::ト、   r─┐ ノ /リ ::: リ::l|
          |::l::::::l::::::| \   ー ' . イ /:::::/l|::l|
.           /|::l::::::l::::::ト、  }>-<: : !/:::::/ | リ
         /: : 从 :: :!:::: !. \ノ∧: \ : :|:::::/  ル'
.     / : : : : |人:ハル'\ ∧∧: : 〉: レ' {
     /:⌒ \: : \: : : : :/ ∨::: ̄ハ \: : : ∧
     {: : : : : :.\: : >-/: : :{ \:::{∧: : i: :/: ∧
     |: : : : : : : : ヽ: : : i: : : :.\ 「 Ⅵ: : | :\: : :\







桃子「(あの男――女の子からのアプローチを、流した!?)」

 い、いや! まだ結果は一対一っす!
 次で! 次で決まるっすよ!

優希「……」ショボン

京太郎「(あまり甘やかすとまた病気が出るからな。ごめん、優希)」

 タタッ

和「ゆーき! 一人で先に……あっ!」ピタッ

咲「和ちゃん!」

京太郎「おはよう、和」

和「お、おおおおおはようございます! 須賀君!」ドキドキ


桃子「(生贄が来たっすね)」コソコソ

 清澄のおっぱいさん相手に、あの猿のような須賀が我慢出来るハズが無いっす!!
 きっと本性を顕にして、おっぱいさんのおっぱいをおぱおぱするに決まってるっすよ!!

京太郎「一年が揃ったなー」

. . . . . /. . . : :/: : :/: : : : : : : :ヽ: : : 、: . . 寸三ニ7
: : : : /. . : /:/: : /:!: : : : : : :.|: : :゙、: : :!: : . . 寸三}
: : : /. . ://! !: :,':.:.|: :.:|: : : : :!: : : :ヽ: :l:| . . . ゙ニ7
: : / . .:Ll-┼┼-l、: :|: : : :.!|ヽ,r|''T:ーt、: : : :├'ヾ、
: :,'. : :.´!.! |:∧ | l.| ! ,'|:.l: : :|| |: !:||: |: : :.l: : !  ヽ、
: :l{: : : :|!| i'  ヾ |! |/,'/|: :/|! |/|' |:./!|:.,イ: :.i!   i!
: :l|ヽ: : | ┳━┳━/' /:/./'┳━┳' イ:/,': : ,'|    ノ
: :.i!: :lヽl ┃//┃  /'´  ┃//┃ イ'l/: :,イリ
: : : : |  ‘ ━ ’        ‘ ━ ’ '://: |
: : : : |                 ,':´:!: : . .!   ・・・・・・・・・
: : : : L  """       '   """ |: : |: : . .l
: : : : ト.ヽ               イ: : l: : . ∧
: : : : |ヽ|ヽ      ⊿     .ィ´: !: : i: : . . .゙、
: : : : ト、l}  `   _    _ ....:チ: : :.,':λ: :!: : . . . ト、
: : : : ゙、/      7"/': : :.,': : :./:/ |: : !: : : . .ト、゙、
: : . : : lヽ      ,'-.、_: : /: : :./!,' .!: :.|:. : : . .l ヾ.
: : . . : :゙、:\   ∧:::::::::::-.:_//'   !: :.|: : : : . ! l:l
ヽ: . . . . ヽ、:`ヽ  ヽヽ::::::::::::|!`!    |: : !: : : : . | リ
和「!! (今が好機!!)」ババババッ

咲「(自分で髪の毛を乱してる)」

優希「のどちゃんェ……」

和「ア、アー! 大変デース!」

京太郎「ん? どうしたんだ和? 急にペガサスみたいになって」

和「髪が、乱れてしまいマシター! オーノー! これでは学校に行けまセーン」

京太郎「……いつの間に乱れたんだ?」

和「そ、それで、その……//」カァァ

京太郎「っ」ドキッ

和「須賀君に、直して欲しいなって……思ったんです」ムギュッ ※両腕で胸を挟んで寄せ上げるアレ


桃子「(おっぱいさんの上目遣い攻撃!!! これで奴も!!!)」フフフ


京太郎「……」



和「お、お願いしまぁすぅ……//」ムニーン

京太郎「和……」キッ

和「うぇっ?」ビクッ

   l .   |l |  | |l               -=ミ           | |
   | i.  |l |  | |ト、   \ /    i. |  / ,< ヽ       | |
   | |.  |l |  | |l \ /\      |l |`ヽ| ├、  \       | |
   | |:  |l |  | |l. /\  __、   .|l |     !: 丶 l }      Ν
   | |l  |l |  | l/ ,ィf斥=アヽ   |N      ; : : / ′
      |l  |l | ノイ ィ´ {っ少′ l  /       }}y' /       !
      |l  |l |       ´ ̄    } l ,′         /      |
   l .八  Ⅳ            从(        , -        |
   レ' -‐_ =ミ                      |   ∨       |
    |    V ゞ}                         |. |V
    |人   ∨ノ                     八 | } l {
\{ヽ|  |  ,.く          __       ′  ! |/', Ⅳ:  !
     !ノ   `      ,            /:    l    ',! ∨: |
          丶、                . : :    ,      }人|
                            . : : :           λ
               \          , : : : :            -=≦
                 `ヽ     /: : :          -=≦::::::::::::::::::::
              -=≦ `ー<`ヽ: :    -=≦:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
           {::::::::::::::::::::::::::::0}.:.:.} :   {O:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
京太郎「あまり、無防備な姿を晒さないでくれ」

和「えっ?」

京太郎「俺だって男だ。和にそういうことを言われると、辛いよ……」ギリッ

和「あ、え?」

京太郎「それに、そんな姿を記者に見られると変な噂や記事になるかもしれない」

和「……」

京太郎「もう少し、自覚を持ってくれ。和は人気者だし、俺達のエースなんだから」

和「うぅっ」

京太郎「悪い、言いすぎたよな……ごめん」

和「い、いえ……私の方こそ、すみません」キョトン

京太郎「和……」

和「今は全国に向けて頑張る時ですもんね。自制します」ニコッ

京太郎「ありがとう、和」

咲「……」パチパチ

優希「……」パチパチパチ


桃子「(ば、馬鹿な!? あのおっぱいさんのおっぱいを前にして、理性を!?)」


咲「すごいね京ちゃん!」

優希「やはり京太郎は京太郎だじぇ」


京太郎「(うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!)」ブルブルブル


【チャラ男の特徴その2 触る】

 京太郎! 当て嵌らずッッッ!!!!









桃子「(中々耐えるっすね)」グヌヌヌ

 思った以上の強敵のようっす
 でも今からは授業があるっすから、放課後まで待たないと

桃子「ちくしょぉぉぉ! 一時退散っ!!」スタコラー

                   _.,,,...,.:-:‐…:::::…‐-...
               ,x≦:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧x
              /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ
            /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
.          /::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧x:::::::::::::::::::..
         /::::::/ /:::::/!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::ヾ
.         , ∨::/::::/ ! ∧::::::,   ::::.... :::::::::::::::::\::::::::::::::\  おぼえどけよぉぉぉ須賀京太郎ぉぉぉ!
.        {. |:::il::::,'.. ::l:.. }::::::  ::::.. ヾ .::.  :......:.:::::\::::::::::::::..
.        ::.  ,...: :{...::::{::Ⅵ:::::::.... :,::::.. ,:::::::\.  ..::::\\::::::::::ミx..、
          |i:::::|:::ハ::‐=┴‐-\:::::::{!ハ:,xヾ-‐= :\:::::\::\ヾ:::::::::::::::::\
        i{i:::Ⅳ:::ハ∧::!リル__ \:ヾ \ \::\!:.\::::::ヾx\:::::::::::::::::::::\
          ∨::x-‐ 、三三三  ヾ\ 三三三三ヾ\::} }:::ヾ::::::::::::::::::\ヾ:..
     ,x==x /   、  {|  |//////`丶/|   |// `ヾ\ノ:::::::::::::\:\\:\`ヽ
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                      ゞ/∨//∧ilililil///}|!./////////∧    ̄`゙゙゙''''ー- ...,,,,_///////|i}   ,r!
和「あれは……」ジィー

ヽ./ : : : : : : : : : : ,: : : : : : : : : : : : : : : ヽ    ヽ冫
:: |: : : : ::/::/: : : /」: : : /}: : : :}゙`「丁ヽハ:!:!: !:  }
-ィ: : : |_,'_,,|-‐''/ / / .}: : /.|: :|: |:::/. }:|:|:. リ !.|. ト.、   ,. ──‐、
: :ト、::ィ゙ |: ::|\/ //.  /: :/ !: :!/!/  !从:/|:.| !∧冫 //´ ̄ ̄ヽ',
: :|人小|ヽ:!.ィ爪沁ヽ. /./ /,.イ爪心ヽ.! イ/.//′   U     } }
: :l: : ヾ |/{:::::::::⊂. ′   ´ ! :::::ィ./ ト,ムノ:!            , ,' '
:γ⌒ⅵヽ弋二;;ノ       ゝ-.″ | }: : : :|         //
',:{ :::`    ::::::::::::::     、  ::::::::::  レ′ : :!.        { !
..',\     ::::::::::              ノ:   ::::!           U
: : :| `ー´\       ,. ,      / !:! !  !
: : :|.     ` 、          ./|: :. !:! !  ::!        ◯
: : :|         }`   .. __ , イ  |::|: |:|: :|  |
: :: }     ィ‐┤.        ├ .、|::|: |:|: :|  {
和「鶴賀の?」

京太郎「和」

和「はい?」

京太郎「……ほら、行こうぜ」

和「あ、はいっ」

京太郎「……」









 放課後


 ヒョコッ

桃子「さて、奴の家まで来たっす」

 私も部活があったから、もうこんな時間っすね
 奴はもう家に帰ってるのかどうか……

桃子「部屋に電気は点いていない。それなら、奴はまだ学校!)」

 それなら、次の項目をチェックする大チャンスっすね


【チャラ男の特徴その3 サングラスを持っている】

「ファッションだからどうこう言いたくないけどさ、経験的に、休日とかにサングラスかけてる男子は、結構チャラめのやつが多いと思うぜ」(公務員/28歳)

これも男子的には「わかるわかるー!」という感じです。

サングラスって、未だに普通の男子はかけられないですよ、恥ずかしくて。そこらへんを突き抜けられる感じが、チャラ男の力量なんですね。


桃子「これをチェックするには奴の部屋に侵入する必要があるっすね」

 でも、それは確実に犯罪――


                           -───====ミ
                       ´             ` 、
                      /                     \
               (   /          /               、_
               ):i:) {/ / ::::::: Χ//                  V:i:i:l\
               {i:i:i廴V{:::/lハ/`X                    :i:i:廴
                /´¨ /イ ==ミ .イ   イ/   }             :i:i:i:i:}
                 〃  /:i:i:iハ とrヘ. l,/ /    /   /:::..       } ノ:i:}
               {i /:i:i:i:i: ′∨_メ ′ /  、/    '::/::::     ′  (/i:|
               /:i:i:i:i:i:i:/""      _ /X  /:::/::::::::::   /::  ′ i:|
           イi:i:i:i:i:i:i:i:i:l   ´    `とrハ Χ:::::/::::::::: / /:::  /   、__
            /:i:i:i:i:イ:i:i:i:i:i:ハ         厶イ刈.イ::::::イ::::::::::: /.イ::::  :′    __)
            {:i:i:i:/ |:i:i:i:i:/i∧ ‘ー     > =彳/:::::::::::::::::::'::::::::::::::     ´
           ∨/ :!:i:i:i/i:i:i㍗ 、    /""" /:::::::::::::::/:::::::::::::/
             ヽ .乂ハ:/   ≧--  -=彳:::::::::::::/:::::::::::::/
                   〃  .イ_/___ /:::::::::::::::::':::::::::::::::
                  イxi〔i:i:K     /::::::::イ::::::::::::::::   ´
               /i:i:if´ ̄/   .イ:::/::::i:i:i:::::::/
            /i:i:i:i:i厶斗レ'¨i¨  |:/ イi:i::::::/
              /i:i才´i          {::::::_{′
            ′             乂::::l
  〉   -=ミ   ハ                     ヽ{
  \ノ⌒l !  }.′          /        }
、     ノ  ノ  イ
::\ __ (   廴_/         《           /
:::::::::::/¨                }         ′
::::::::::{ニ   /          }         /
::::::::::{_ イ           /}      /
:::::::::::::::::/    {!       /7’     /
::::::::::::::/       \_   / /  /   ,
:::::::::::::::\/ /        / 〃 /    /
 
桃子「ええい! 加治木先輩の為なら! 私は鬼にも蛇にも変態にでもなるっすよ!!!」ダダダダ

 ピンポォーン

 ガチャッ

須賀母「はーい?」

桃子「そそくさそそくさ」スルスル

須賀母「あれ? 変ねぇ?」

 バタン

桃子「(侵入成功っす)」

桃子「このまま奴の部屋まで……」

カピ「きゅ」ジィー

      /)─―ヘ
   _/      \
  /    ●   ●丶
 |       ▼   |   ジィー
 |       亠   ノ
  U ̄U ̄ ̄ ̄ ̄U
桃子「!?」

カピ「きゅきゅ?」トコトコ


///////////// .::: :: :: : :: :.:: ハ :: :: :、:: :: :::\ ///////////////////
///////// . ' .::: :: ::/.::/:_:/:/  l::.:i::i ::.Y :: :: :: :ヽ/////////////////
/////////. :: :: ::/::/:j:l´::/:/  }::.:l::!::::リ :: :: :: : :::∨///////////////
///////.'. ::..::.::/ ル'ム斗イ从  八::ノムハ :: :: :: :: : :. /∧∧∧∧∧∧∧
///////.!:!:: ::::l| y示K    yf示K ハヽヽ:.:: :: :: :: :|く
///////从.::::::i| {弋ソl}    八弋ソ ノルハ:: :: :: :: :::|く  ギャー
////////人ノY! ´~~.:ノ     ´~| ` ミヾ}:: ::. l::::!:::|く
/////////:::: tj    {:,、    :!  ミヾj: ::::::i::::!:::|く  ──っす!
//////// ::::::: |  〃 _ __ _  ヾ l   ミヾハ:: ::ルハノ|く
///////:::::::::::::{   if´`777'/ハ. lij  .ミヾレ::}:: :/:: :::リ/ ∨∨∨∨∨∨∨
//////:::::::::::::从  {!////////i} l}|  ミ ソ. ::j:::/::::::://///////////////
/////.::::::::::::/::.人 入/ム⌒⌒ソ リ ミ. イ.. ./:/::::::://////////////////
.////.:::::::::::/:::/::::::\ `こ 二´ . ' . イ.::::. /:/.:::: ///////////////////

桃子「(な、なんじゃごりゃぁぁぁ!? カピバラがいるぅぅぅ!?)」

須賀母「カピーどうしたのー?」

カピ「きゅっ! きゅー!!!」

須賀母「はいはい。お風呂に入りたいのねー」ガシッ

カピ「きゅっ! きゅきゅっ!?」ジタバタ


桃子「……セーフ」ボソッ

 動物的直感、恐るべしっすね

桃子「主人への忠誠心が高いカピバラ……擬人化したりとかしそうで怖いっす」スタスタ

 ん? ここが奴の部屋のようっすね

桃子「……侵入開始!」ガチャッ

桃子「ここが、須賀京太郎の部屋……」ソロソロ

 意外に片付いているっすね
 それでもちょっと、ごたついてるっすけど

桃子「……」キョロキョロ

           . -─ -
           . ´. :: :: :: :: :: : :`  .
        / :: :: :: :: :: :: ::: ::: :: :: :: : : . .. ..
.     /. :: :/::/: :: :: i :: :: :: :: :: : : : ::: :: :: :: ::
     i:.::::.::l ::レ´i:: :::l :: :: :: :: :: : :: : :: :: ..
     |:! :: :i: :i! ::トx.::| :: :: :: :: :: :: :: ::::.
     .从::::人ルx≦N|:: i :: :: :: :: : :: :: ::.
      ヽ.::::l l「r:| i|:: l:l ::: :: :: :: : :: : :.
       |: リ lヒリ l|:::从 :: :: :: :: :: :: : : :.:: : ...
       |:〈  l| ""!::!::ハ:: : i :: :: :: :: ::
         从:>r-rァ.|::|':: 八 ::j ::ノメ⌒´
         \j::::N::i:リ厂 ̄二二. \
              /二7二二二二\
               /二/j二二二二二 >'⌒
              ム.斗.ノ二二二二 メ⌒) メ´
              (__ノ 〈\二二斗< \\
                 | | | j ヽ  X´
                厂7⌒´ ̄ \ ハ
                  〈__/      ヽ ノ
桃子「色々とモノがあるっすね」

 これならサングラスも――?

桃子「探索開始っす!!」ガサゴソガサゴソ

 色んなガラクタばかりっすねー
 ん? なんすかこの衣装?

桃子「これって、アレっすね。こーどぎあすとかいうロボットアニメの衣装」

 こんなコスプレ趣味があったとは……
 まぁ、別に……

 バキッ

桃子「あっ」

 し、しまったぁっす!?
 仮面の部分が少し壊れてしまったっす!!

桃子「……み、見なかったことに」サッ

 目的はサングラスっす!!
 余計なものは見ない!!

桃子「さて、次は」ガサゴソガサゴソ




 ポワーン

桃子「……?」クラッ

 なんなんすかね?
 なんだか、この部屋に入ってから少し――気分が、いい

桃子「頭がぼーっとするような……なんなんすかね?」フラフラ

 何かいい匂いがする?
 匂いが強いのは――ベッド?

桃子「アイツ、何かいい柔軟剤とか……使ってるんすか」

 そっとベッドに手をついてみる
 ふかふかっす

 でも、それ以上に――もっと嗅ぎたくなる匂い

桃子「ふわぁっ……//」スリスリ

 ちょっとだけ――
 もうちょっとだけ――

桃子「なんなんすか? これ、凄く――イイ」ボフッ

 ダメ、早くしないと……
 アイツが帰ってきてしまうのに――

桃子「体が、逆らえ……な……い」ギュッ

 バタッ

                              . '´  _ _  `ヽ
                  _x ≦ _  `丶    /  /´   `ヽ 〉
              .   ´      `ヽ.  ヽ.Y   {  i´ ` }イ
             (        _ ..  }Vj ⊥!  人从
               .    ´            `  、\\
                /                 \\\   _
               /             ト、、   ヽ    ヽ ヽ ヽ⌒ヽヽ
             . '  . '             | Vハ    .     Vハ ハ  l i!
           /   /   .'     i  l .| _!__i     .     . . ∧l.| l!
.          /   /     i  ll l l ィ l´ ll l|     i      i i  } | l!
        .'  / | i  |  l| l l  l リ ll l| i l   l_     | !  リ | l!
         l  /  リ l  |  l| l l ル' ノli!笊リ |l  | Y   | ノ / i! |
         レ'   イ  l  l  l| l ル'  rェ≦!´/ |l  |  l   |トく  ノ ノ
      /  / リ  l  l  l| 人.       |i!/  .|l  | リ  .从 \
     . '  . '  . '  .'  .' .从 リ     イ!   |l  レ'      \. ヽ
    /   /   /  /  / / 爪  、    |i!   ll  |   ト、   \
.   .'   .'  ./ . ' . '  / ハ    r.;  |i!   ll  |   l \    ヽ
.   !   l  // /  . ' . ' ∧.       リ   ハ 从  j.   \
.   人_ . 斗イ <  / ./ . ' / 〕ト ..  /  /___ X  \!    ヽ
     ヽ. リ リ/ / / / . ' / ハて> く´      \ !ヽ.  / !ハ
      . '  . '  / / / / /  Vルリ厂 ̄f.!    ヽ  ∨ }  !
.     /.  ´ / /./´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}H   jl|    |/ >-} .リ ノ__
     i !  イ  イ  /          ∨\/レ'    |   ノ イ    `
.     从 ル'`ヽ.リレ/  ヽ         ∨∧/、     |_彡 ' リ
              /    \        ∨く  \.  ノ /.∨
            . '         \       ∨∧ ̄ >‐く∧∨
           /          ヽ      ∨∧/´___∧∨

桃子「……すぅ、すぅ」



 タダイマー  アラオカエリキョウタロー



カピ「きゅっ!」

京太郎「なんだカピ? 餌が欲しいのか?」

カピ「きゅきゅきゅっ!」フルフルフル

京太郎「はいはい。後で遊んでやるから」ナデナデ

カピ「きゅー!!」

 スタスタスタ

 ガチャッ

京太郎「ふぅ、今日も疲れたーっと」

 ボフッ

京太郎「ん? 今日のベッドはなんか柔らかいよーな気が……」ムニィ

桃子「んっぅ……」スゥスゥ

京太郎「気のせい、か?」




       /.:Ⅴ`Yト、     ):人:.:: i:_:_.\> -  {. !::!':: /.::/.イ(         _    | : : : : : : : :リ   _
        /. : : \しjト、    ⌒ X´. : ヌ´r‐‐く  八人j:,ト<_         ´    `ヽ ! : : : : : : :/ /´
.      〈 : : : : : :\し      /. : : : :l: ∧  \ / |: :\: :「 ト、          .'. : : : : : ://
    _ ∧. : : : : : :.\     /. : : : : :!:': ∧  /∧ ∧: : :〉.:∨: : \   /⌒ヽ. /: : : : : : /
.  ´  `.i: :.\: : : : :0:/   . '. : : : : : : \:.∧ .∧::::∨  ∨. : ハ: : /\       /. : : : : : / _ __
      |: : : : \: : :/  /. : : : : : : i: : : /: :.V  片ヘ  {:\: : : ∨. : : : \   /. : : : : : /´    ヽ
.       ノ: : : : : : : X ./. : : : : : : : : :!: :.〈 : : :|   |::: ∧ 八: /. : : ::!: : : : : : : `7´. : : : : : /
       i : : : : : : : :} : : : : : : : : : : :_ノ. : : :\: |   |::::'::::i  }i: : : : :.ト、: : : : : : { : : : : : : /
       | : : : : : : : :!: : : : : : : : :/!: : : : : : : : :|   |:::::::::|   |l : : : : | \: : : : : : : : : : :/ \
       |: : : : : : : :ノ .: : : : : :/  |: : : : : : : : リ   |:::::::::|  |o: : : : |.   \ : : : : : :/    \
     从 : : : : : : : : : : : :./   |: : : : : : : /  .リ :: :: |  l: : : : :└‐‐< >- <      ヽ
     人: : : : : : : : : :/  ____.j: : : : : /   〈 : : :::リ  八o : : : : : : : : \
       ヽ. : : : : :/  /´. : : : : : : : /     \:イ  '   \ : : : : : : : : ハ
            ̄    〈 : : : : : : : :, '                    ヽ. : : : : : ///!
               \ : : : : :/  __     ∧     _ }_:_:_:./斗イ
               /\: : :.レ'´:::/.:::/.: `ヽ. /::∧  /´:::::\::::\::\:::\
              /.:: ::/\:j.::::::/::::/.::::::::i:::::i: /.::レ'. ::{ ::: :::: ::\::::\:::\:::>───┐
             /.::::::/.::::::::/:::::/::: /.::::::::: | :::|/:: ::|::::: ::|: :::: ::ヽ.::::ヽ.:::::\:::\.::::::::::::::::::リ
         r<. :: ::/.::::::::/:::::/.:: / .:::::::::: | :::l.:::::: レ' ´ j :::::::::::::ヽ. ::::\.::::\::\ :: ::::::/
         |/:::/.::::::::/.:::::::/.::::/.::::::::::::::::l :::l:::: /. ::: ::ハ . :::::::::::ト、.::::::ヽ.:::::ヽ::::\: /
          j: /.::::::::/.::::::::::/.:::::/. :: :::::::::::ノ.::::l:::/. ::: :::'::::ハ .: :::::::: |ハ ::: :::::i :::::::i:::::::::〉
         /. ::::::/.:::::::::::::/.:::::/. ::::::::::::: /.:::::::レ'´ ̄ ` X.: i . ::::::::::|:::i::::::::: | ::::: |:::/
        く .::::::/.::::::::::::::::/.:::::/.::::::::::::::: /.:::::::::j      \.::::::::: 从!:::::::: j:::::::/
         \ : : :: ::::::::::::/.:::::/.::::::::::::::::/.:::::::::::リ        ヽ.:::/::::::|::::::::::レ'
          \ .:::: ::::::/.:::::/.::::::::::::::::/ .:::: i:::/        //ハ .:::: |:::::::::/
                \ ::: /.::: /.::::::::::::::::/::::::: l:l〈{         .////∧::::::|::::::/
              ∨ ::::/.:::::/:/::: /.:::::::::从 }        //////∧斗イ
              〈 ::::/.:::::/.ムイ「 ̄)ノ⌒ヘ      〈´ ̄ ̄ ̄
               ⌒´ ̄     ヘ     ヘ      ∧
                        .     .   ,ィ升i
                          .     Ⅴ 圭圭 |
                        i      Ⅴ圭圭l|                         __
                        |       } 圭圭l|              >--<⌒ >x ´
                        |       |!圭圭ll             /         \
                        ト -- --- 1!圭圭l{
                        |圭圭圭圭|}圭圭ハ
                        |圭圭圭圭|{圭圭. }≧≠<⌒\
                      ⌒ヽ|圭圭圭圭||圭圭.リ´ ̄   `ヽ ヽ
                        |圭圭圭圭!.マ_.イ
                          从圭圭圭 l{ ´ ̄ `ヾ
                         /  }圭圭圭 |
                             |圭圭圭 |
                          从圭圭圭.!
                         /   }圭圭圭|
                          マ圭圭.l|
                           マ圭圭{
                           }圭圭ト、
                          /⌒\ |圭圭.ハ /´ ̄\
                               从圭圭圭ト、
                          ≧≠< 人圭圭圭: )´ ̄ `ヾ
                                 `´ ´  ̄
京太郎「さぁて、宿題でもやるかなー」

桃子「……」

 カチコチ カチコチ

京太郎「ふわぁ、そろそろ寝るかな」パキパキ

 パチンッ

京太郎「風呂も入ったし、歯も磨いた……」フラッ

 ボフン

桃子「んがっ」

京太郎「……」

桃子「ん、ぅ……? なん、すかぁ?」ネムネム

京太郎「……」スヤスヤ

桃子「あれ、私……何を、してたんだっけ?」パチクリ

京太郎「……」ギュッ

桃子「ひゃぁっ?!」ドキッ

               _ ...-‐…::::::::::::…‐....
            ......::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
             /:::/::::::/:::::/:::::::;ィ::::::::}:::::::::::::::::::\
            /::::::/::::::/:::::/::::::/ /:::::::::|:::::|:::::::::::::::::ヽ
          /::::::::::/::::::/:::::/::::::/ /:::::::::::|:::::|::::::::::|:::::::::::
       /::::::::::_j::::::/{::::/{::::/ l::::::::::::::!:::::!::::::::::|::::::::::::,
       ,:::/:::::::::「:`メ-!:::{ l::::!r‐|::-::‐:::T:::7:::::::::::|::::::::::::::,
        l::l::::::::::::!:::;x=ミ::! ヾl  l::x竓ミヽj}::::::/::::|:::::!:::::::::
       |八:::::::::∨fr'ハ`     fr':::ハ /:::::/::::::|:::::|:::::::::\
       |! v::::::从弋ツ       弋|!ツ/:::::/::::::::|:::|:|:::::::::::::::\
       |  从::{::l:! ""//////// '"|!"::::::/{::::/´}:::';!::::::::::::::::::::\
        '  ヽ::::,             |!,:::::::{ |::::|/ノ::::::、::::::::::\:::::::::`ヽ
          /{:::込、   ^      |!|:::::::|_!::::!从::::::::ヽ::::::::::::`ヽ::::::::}
           /{ !::{::::介:.、     _.|!|::::::ハ:::l':::::ヽ:::::::::\::::::::::::}:::::/
         l:::| |::iィく::|::::::`ト-r‐   |!|:::::{ィ从|´ ̄`ト、::::::::\::::/l:::/
         ヽ{ / }_,==ミ7ーミ--‐ _ハ::/V/       \::::::∨ |/
            /  厂-‐ 7‐-、 ヽ /7/.|' /           ヽ::::}
            /  / -‐ j--、   V/  /     /      }::/
            /   !  -‐十-   ',  /     /{       !'
        /{  /!   ィト、     !       //      |
         } | / ,   ノ/ }    .|lト、      /       !
          | l/ {   // ト  __ _j/ ハr'   /
       / /  ヽ イ:7 / l\: :ノ / /
       , ./ヽ   l: :/ ./  !: :}  / /
桃子「な、なななななっ~~?!」カァァァ

 な、なんで私が須賀と一緒にベッドに!?
 しかもコイツ、私を抱きしめてるっす!?

桃子「くっ、離せ、この変態っ……!」

京太郎「んぅ……暴れるなよかぴぃ」ギュゥゥ

桃子「ひゃあぁぁぁっ……//」ヘナヘナ

 な、なんすかこいつの胸板!?
 大きくて、硬くて……

桃子「(暖かくて……いい、匂い)」ブルブル

京太郎「……」スゥスゥ

桃子「(お、落ち着くっす! コイツが私に手を出していないということは、私にはまだ気づいていないということ!)」スゥハァ

桃子「しかし、すっかりホールドされてるっすね」ガッチリ

京太郎「んっ」ギュ

桃子「(振りほどいたら起きるかもしれない……かといって、このままというのも)」ウーン

京太郎「……」スゥスゥ

桃子「……顔が近いっす」ジィー

京太郎「……むにゃ」


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桃子「こいつ、意外とかっこいい顔をしてる、かも……」ツンツン

京太郎「ふがっ」

桃子「ぷっ、ふふっ」クスクス

 って、遊んでる場合じゃないっす
 なんとか脱出しないと、両親も心配するっすからね

桃子「まずは、メールを」カチカチ

 加治木先輩の家に泊まることにしたと、メールを打った

 よし、これで親は誤魔化せるっす
 後はどうにか――

桃子「……」

京太郎「……」スヤスヤ

桃子「……加治木ゆみに手を出すな」ボソッ

京太郎「んぅ……やだ」

桃子「!? 生意気にも寝言で抵抗っすか?」

京太郎「いや、だ……」

桃子「加治木ゆみとデートするな」ヒソヒソ

京太郎「やだ……」

桃子「じゃあ、他の女とデートしろっす」ヒソヒソ

京太郎「……だれ、と?」ムニャムニャ

桃子「それは――私、とか?」

京太郎「……」コクン

桃子「っ~~~//」カァァ

 ドクン

桃子「な、何を言ってるっすか私は!!!」ビリビリ


京太郎「!? な、なんだぁ!?」ビクン

桃子「はっ!? しまったっす!?」ササッ




京太郎「あれ? 今誰かがここにいたような?」キョロキョロ

 シーン

京太郎「気のせい、なのか? 本当に?」


ベッドの下「」ドキドキドキドキドキ


京太郎「……まぁ、いいや。寝よう」ボフン

桃子「(電気が全て消えていて助かったっす)」ホッ

京太郎「……」スヤスヤ

 ヒョコッ

桃子「……」ジィー

 今日のところはこれぐらいにしてやるっす
 また、明日――

桃子「明日も、その次の日も――お前を観察してやるっすよ」

京太郎「んぅ……」モゾモゾ

桃子「……サングラスは無かったっすけど、お前をまだ信用したわけじゃないっすから」

 スッ ガチャッ

                 ______
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      ′′.::::l:l::::::|’::::::|::::廴,}:i:::::::::\::::::\:::::::::`ー―:::::::::::::::::::::::::::::::::::―――=ニ二二. ̄
        |:: |::::::::::i:l:i:斗‐\!从  リ\:::::::::\::::::\::\::::::::::::::::::`ヽ:::::::::::::::::::::二ニ=、――ミ::::::`ヽ
        i::::|i:::::::::i从::{  , __i i≫ァ'’ \:::::::::`::::::::`:::::\:::::::::::::::::::::\ー‐…ミ:::::::::::\    \:::::::::..
      八八:::::::i:::::ヾ 癶rヘ{´ ,,    `丶::::::::::::::::::::::::\:::::::::\::::::\    \::::::::::\   }:::i:::リ
        ∨\八:::::i     ,, \     「 }}≧=ミ:::::::::::::::::::\:::::::::\::::::\    \:::::ヽ:.  ノノ}/
        /::::::::乂:::::'......  __,,  \   /'   {  `ヽ:::::::::::::::::\::::::::}\:::::\     )ノハ:i ´ .ノ'
         ゝ::::::::::::::`ヽ:::`::ー..、   ヽ/    ノヽ     \::::::::::::::}::::::リヽ \:::::}       ノ'
        「三≧ミ::::::\::::::::`ー=≦\ / /: >、   \:::::::リ::::/::::::}  )ノ
        ゝ--―‐`へ:::}\::::::::「「 ̄ ̄ /: /: : :\   }::/:/`ヽ:リ ´
                iハ:::〉:/}》`ヽ/: /: : : : : : : .  ノ' ´
             ー―==彡'く〔___彡': : /: : : :_:/: : : : :i
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桃子「……おやすみっす」



 バタン

 【チャラ男の特徴その3 サングラスを持っている】

 京太郎! 当て嵌らずッッッ!!!!











【チャラ男の特徴その4 「かわいい!」とよく言う】

「いろんな女子に一日に最低10回は『今日可愛くない!?』とか言ってるチャラ男の友達がいる。
男子からしたら、下心丸見えなんだけど、女子はやっぱり嬉しいんだろうな」(大学生/22歳)

チャラ男が結局モテるのは、同性からムカつかれようと、異性に好かれるコツを知ってるからなんでしょうね。このホメなんかとくにそうです。

でも、そりゃそうですよね、女子からすれば、ホメられて嫌な気するはずありませんもんね……。
決して「ホメないほうがいい」ということにはならないのでしょうから。


桃子「なるほど……これはどうっすかね?」


京太郎「だからロンリロンリー切なくて~」

 タタッ


桃子「(見極めるっす!!)」


~~~

京太郎「咲はドジっ子だけど放っておけないなぁ」

咲「きょ、京ちゃん……//」


京太郎「優希は生意気だけど愛らしいよ」

優希「じぇじぇっ……//」


京太郎「和は凄く綺麗だ」

和「抱いてください」


京太郎「部長は厳しいけどエロい」

久「あら? 本当にそうか確かめてみる?」


京太郎「染谷先輩は優しくて、頼もしい」

まこ「どんどん頼るんじゃぞ」


京太郎「副会長はロリコン」

一太「マホちゃんは純粋、間違いない。あの子は絶対に汚れないね」


京太郎「照さんは格好良い、俺の憧れの人……また、会いたいな」ボソッ





桃子「……」











桃子「今日一日観察したっすけど、かわいいとは一度も言わなかったっす」


【チャラ男の特徴その4 「かわいい!」とよく言う】

京太郎! 当て嵌らずッッッ!!!!


桃子「それにしても、須賀はかなりモテるようっすね」


                  ...-――━―-...
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           /:::::::::::::l从八{=ミl八:::::/  リ:::リ::::::::::l
            /::::::::::::::::::::/ 芹刈` ヽ{  厶仏イ::::::::
             /:::::::::::::::::::::;  V炒゙     芹かノリ:::::::リ
         /::/::::::::/::::::::i  l       V炒 '厶彡'
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      __l:八从ハ八ハ/ \{ 〕=≦:::::l:::l:::::::リ:::!
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   ,: : : : : : : : : :/: : : : : : :7: : : :.Ⅵ:i:i:l|: : : 〉:{: : : :i
桃子「ムカムカするっす……なんなんすか? 加治木先輩というものがありながら!」ギリッ

 そうっす
 これは加治木先輩を想うからこその怒りっす

 けして、私が――


京太郎「イージーカム! イージーラブ! イージーゴー!!」

桃子「(アイツに見てもらえないから――なんて理由じゃないっす)」ズキン









 翌日

桃子「いよいよ……チェック項目もラストっすね」

【チャラ男の特徴その5 「ちゃん」づけ】

「チャラチャラしてるやつって、さん付けでも呼び捨てでもなく、女子を『○○ちゃん』って呼んでいる感じがする。なんでだろ、イメージだけど」(大学生/21歳)

ぽこひろが推察するに、これは呼び捨てだと馴れ馴れしすぎるけど、さん付けはよそよそしいということで、そのバランスをうまくとっているのがチャラ男だからではないでしょうか。

つくづく、チャラ男は「恋愛の急所」を知っている感じがして、劣等感すら感じますね……。

桃子「こんなの、ここ数日のアイツの姿を見ていれば……簡単っす」

【チャラ男の特徴その5 「ちゃん」づけ】

 京太郎! 当て嵌らずッッッ!!!!

桃子「あぁ、終わっちゃったっすね……」

 結局、一度もアイツは私を見てくれなかったっすね
 いや、気づいてもくれなかった

桃子「……」

 この一週間近く、須賀を観察して分かったことがある
 アイツは雀士というものに好かれるらしい

 どういう原理かは分からないけど、それは雀力が強い者――
 あるいは、秘めた力が強い者ほど効果があるように思えるっす

 だから、アイツの身の回りの雀士達はどこかおかしい

 ストーカー地味た行為をしたり、変態的なことを行う

桃子「まぁ、それは私も似たようなものっすけどね」

 それでも、須賀は心が折れることなく
 一人一人と向き合って、笑って、共に支えあって


 前に進もうとしている


 後ろにいる私には、見向きもしない


桃子「……」ズキンズキン


 なんで、なんすか?


 どうして、私だけ?


 なぜ? 気づいてくれないんすか?


 ねぇ、須賀京太郎――


 お前にとって、私は


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                 八:::::::::::: リ  ||xxxxx ____r-f>‐ 、_xxxx..|| ,′:::::::::::::::: |
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                ―――――‐‐‐,′             /     |___________
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           |          /        \/ ′      |__       /        |
           |         ./            \  〉=--=ニ二二)     ./        :|

 路傍の石――なんすか?



桃子「……帰ろう」フラフラ

 所詮、私は――見えない、透明な女っすから

桃子「加治木先輩が太陽なら、私は月――」

 いや、月だということすらおこがましい
 私はただの影っす

桃子「……須賀」

                 ... -――――- ....
               ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
             /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
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...::.. .::::::::::::::::::::::::::|::::::::i:::::|::::::::l,, |,,      V.:ツ /:::::/:::::/
`ヾ::::::::::´    `ヾ:|::::::::l:::::|::::::::l |      ′  ,,,,/:::::/:::::/
             八::::::l:::::|::::::::ト !  ` --    厶イ::::::/
    ..      ......∨:i:::::|:::i::::| リ `   __ ........イ:::/:::::/i
     ::::.. ..::::::::: .::∨::::|:::i::::|     ∨/::::/:::::i::/:::::/:::!
           ::::__\i:::i::::ト .__  `Y^ト、::::i/:::::/:::::i
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   :::::.....   /: : : : : /: : : : : \  /:i:i:i:i:i:ハ: : : : \: : :.}
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 先輩のこと、お願いしたっすよ?

桃子「私のことは――気付いてすらいないだろう、けど」

 お邪魔虫はもう、必要無いっすから


京太郎「おはよー咲ー!」

咲「あ、京ちゃん!!」

京太郎「最近さー、なんだか視線をよく感じてさー」

咲「えー、何それー」クスクス



桃子「……サヨウナラ」スゥゥゥ

                    
        `'
    { rァ (    サァァァ
   ノ)  _ノl
   j ニ='⌒′
  ./ {_r-'´
  {  r~' rァ (`ァ

京太郎「!?」バッ

咲「京ちゃん? どうかした?」

京太郎「いや……なんだろうな」

 ヒュゥゥゥゥ

京太郎「凄く、悲しい気がして……でも、きっと勘違いだ」

咲「そう――」


 第十六章【ステルスは捨てるっす!! お願い私を見て!】


 カンッ