第六章【ストーカー部長  変態ラブレター!】 アフター


久「……」ふぅ

 ガチャッ

京太郎「あれ? 部長一人だけですか?」

久「あら、須賀君。私はもう部長じゃないわよ」クスクス

京太郎「あ、そうでしたね」

久「これからはなんて呼んでくれるのかしら?」クス

京太郎「え、えっと……竹井先輩、ですか?」

久「それでいいの?」

京太郎「じゃあ、久先輩、とか?」

久「それがいいの?」

京太郎「いいとか悪いとかじゃなくて!」

久「あはは、冗談よ。それじゃあ、私は行くから」

京太郎「え? みんなを待たないんですか?」

久「いいのよ。目的は終わったから」

京太郎「?」

久「じゃあね。たまには様子を見に来るわ」

 バタン

京太郎「……? まぁいいや、ロッカーに荷物を……ん」ガチャ

 ハラリ

京太郎「手紙……? いや、まさかな」スッ


『須賀君へ

 あの日はありがとうね
 正直言うと、今でもどうして須賀君が私を庇ってくれたか分からないの

 須賀君に想いをぶつけて、苦しめて
 私が全部悪かった筈なのに……今もこうして、普通に須賀君と話す資格があるのかどうか

 でもね
 どれだけ考えても、どれだけ覚悟を決めようとしても

 やっぱり私、須賀君が好きなの
 須賀君のことを見ていたい、感じていたい

 だから――虫のいい話だとは分かっているけど


 アナタを好きでいて、いいですか?

                             竹井 久       』


京太郎「……いいに決まってますよ。そんな場所で、盗み聞きしなくても」


    久「!」ガタッ


京太郎「まだ、オーケーは出来ませんけど……」


    久「うんっ……十分よ……ありがとぉ……須賀くん」ポロポロ


京太郎「やっと『本人』から手紙を貰えて――嬉しいです!」ニカッ  


  カンッ