京太郎「……んん、ユキ、ダメだって、そんな……もう無理だよ……むにゃむにゃ……」

由暉子「ふふ、京太郎くんったら、気持ちよさそうに寝てます」

京太郎「……ん、あれ? ユキ……?」

柔らかな優しい声に誘われるように俺が目を開けると、なんだか大きくて柔らかそうな物体が目の前にあった。

由暉子「あっ、すみません。起こしてしまいましたか?」

京太郎「ん、あれ? 俺、もしかして寝てたのか?」

由暉子「はい。それはもうぐっすりと」

そうか、昼休み、ユキと一緒に屋上で弁当を食べてたはずなんだけど、いつの間にか寝てたのか。

京太郎「悪い。すぐに起きるから――っと」

体を起こそうとして、なんだか後頭部がやけに柔らかい物が当たっていることに気付く。

京太郎「もしかしてこれって……」

起き抜けで全然頭が回ってなかったけど、この後頭部に当たる柔らかい感触に加えて、目の前の柔らかくて大きな物体、これはもしかしなくても――

京太郎「俺、ユキに膝枕してもらってる?」

由暉子「はい。地面の上で寝ると体を痛める恐れがありましたから」

ユキと昼食を摂り終えた後、いつの間にか眠ってしまったため、そのあたりの記憶がすっぽ抜けていたが、どうやら俺はユキに膝枕してもらっていたらしい。

由暉子「あの、気持ち良くなかったですか?」

京太郎「いや、すっげえ良かったよ。おかげでぐっすり眠れたし」

ただ、この体勢だと目の前にユキの大きくて柔らかそうなおもちがあって、下半身に悪いというか。
体が密着しているせいか、ユキの下乳の蒸れた匂いがダイレクトに俺の嗅覚をくすぐってくる。
やばい……こんな匂いを嗅いじまったら――

由暉子「あ……京太郎くんの、大きくなってます」

うぅ、いつもは鈍感なくせに、こんな時だけ目ざとく気付くなんて。

京太郎「ち、違うんだ。これはその、男の起き抜けの生理現象というやつで、決してユキのおもちの匂いに興奮したとかじゃないんだ!」

由暉子「……私の体臭ってそんなに気になるんでしょうか?」

京太郎「いや、だから、そういうわけじゃ――」

由暉子「そういえば、外を歩いているときに男性が私のことをちらちら見てくるのも、もしかして私が臭いから――」

京太郎「馬鹿言うな! ユキは臭くない! むしろ良い匂いがして、ずっと嗅いでいたいくらいだ!」

俺は声を上げ、ついでユキのおもちに顔を寄せた。

京太郎「今からそれを証明してやる」

そして、その柔らかな匂いを胸いっぱいに嗅いだ。
嗅いで嗅いで嗅ぎまくった。

京太郎「くんくん、ユキ、本当に良い匂いがする……」

由暉子「ちょ、ちょっと、きょ、京太郎くんっ、やめてくださいっ、く、くすぐったいですっ。わかりましたからっ、わかりましたからぁっ」

ユキがくすぐったそうに声を上げるが、ギアがトップに入ってしまった俺は止まれない。

京太郎「ユキ、生でユキの臭いが嗅ぎたい。ダメか?」

由暉子「ダ、ダメじゃないですけど、でも、もう学校ではこういうことはしないって約束…んっ、あっ、京太郎くん、そんなっ、脱がせないで……」

京太郎「そんなこと言いながら昨日の放課後も俺を搾ってきたのはユキだろ?」

由暉子「それは……京太郎くんがっ、んっ、あっ、やっ、ダメですってばぁっ」

口では拒みつつも、その抵抗は弱い。
ユキは艶の混じった声で、俺の劣情をさらに煽り立てた。

京太郎「俺のせいにするのは卑怯だぜ? 本当はユキがやりたかっただけだろ?」

ユキ「そんなこと……んっ、あっ、ブラジャー取っちゃ……だめっ、あっ」

京太郎「おいおい、ユキの陥没乳首、もう勃起してるじゃねえか。俺に匂いを嗅がれただけで興奮しちまったのか?」

まだ俺は匂いを嗅いだだけで、性的な刺激なんて全然与えていないというのに、ユキの乳首はびんびんに勃起した姿を晒している。

由暉子「こ、興奮なんて、してません……」

ぷるぷると震えながら否定するユキ。
けれど、その姿は俺の嗜虐心を刺激するだけだ。

京太郎「それじゃあ、本当かどうか確かめないとなぁ? くんくん、ユキのおもちからエロくてやらしい匂いがするぞ? 本当に興奮してないのか?」

由暉子「やぁっ、もうっ、京太郎くんのばかぁ……」

俺に匂いを嗅がれながら、ユキの乳首はぴくぴくと小刻みに揺れる。
今すぐ乳首にしゃぶりつきたくなる衝動を必死に堪えて、胸の谷間に顔をうずめながらユキの匂いをひたすらに味わった。

由暉子「あっ、んっ、きょ、京太郎くんが私の匂い、嗅いでる。や、やだっ、もうっ、これ以上は許してくださいっ、ひっ、あっ、んん~~っ」

必死にユキは俺を引き剥がそうとするが、その抵抗はあまりに弱々しい。
むしろ俺の嗜虐心にさらなる油を注ぐ結果になるだけだ。

京太郎「ユキが暴れれば暴れるほど、胸の谷間とか下乳のあたりが湿ってくるぞ。さてと、匂いを嗅ぐだけなのも飽きたし、ユキの汗でも舐めてみるか」

由暉子「やっ、だめっ、ダメですっ、汚いから舐めちゃっ、ひっ、あっ、やぁっ、舐めてる……京太郎くんが私の汗を……」

京太郎「ぴちゃっ、れるっ、ユキの汗はやっぱり、ちょっとしょっぱいな。ついでに他のとこの汗も舐めてみるか」

わざとらしく音を立てて、ユキの汗を舐め上げながら、胸の谷間、下乳の間、脇、二の腕、わき腹、そして、へそと責め立てていった。

由暉子「んっ、んんっ、京太郎くんっ、そんなところっ、舐めちゃっ、だめっ、ひぁっ、やぁっ、だめぇ……」

京太郎「じゅっ、じゅるっ、ユキはへそが弱いのか? それじゃあ、胸を揉みながらへそを責めてやるよ」

よがるユキの双丘に両手を伸ばして揉み上げ、勃起した乳首を指先でこりこりと刺激する。

由暉子「んんっ、だ、ダメって言ってるのにぃっ、京太郎くんのばかぁっ、あっ、んんっ、やぁっ、そこっ、いいっ、気持ち良いですぅっ」

熱い吐息を吐きながら、ユキは甘い艶のある声を上げ始めた。
いつもの落ち着いた態度とのギャップに俺は余計に興奮してしまう。

京太郎「ユ、ユキっ、俺……」

由暉子「京太郎くん……」

とろんとした目で俺を見上げてくるユキ。
昨日、勃たなくなるまで搾り尽されたばかりだというのに、俺の逸物はユキの膣内へ侵入したいと自己主張を激しくしていた。

このままユキを犯したい。
ユキの膣内に精液をぶちまけたい。
ユキをよがらせて俺の精子で孕ませたい。
次々に浮かんでくる劣情。
けれど、俺はすんでのところで思いとどまった。

――これ以上、進めば戻れなくなる。

昨日のことを思い出す。
部活が終わった後、結局ユキの家で気絶するまで搾り取られたじゃないか。
また同じ間違いを繰り返すつもりか?

京太郎「わ、悪い……やりすぎたよ。もうすぐ五時間目の授業が始まるし、そろそろ俺たちも戻ろ――うわっ、ユ、ユキ?」

立ち上がろうとしたところを押し倒され、俺は思わず尻餅をつく。

由暉子「京太郎くん……私にここまでしておいて、お預けなんてひどいです……」

ユキは火照った顔でスカートをたくし上げながら呟く。
秘所を覆う純白の布はお漏らしをしたようにびしょびしょになっていた。

京太郎「ユ、ユキ、落ち着け。昨日、五回もやっただろ? 今日はもう――くっ、あっ、ユ、ユキ……」

ズボンのジッパーを下ろし、俺の逸物を露出させるユキ。

由暉子「ふふっ、口ではそんなことを言いながら、京太郎くんのおちんちんは私の中に入りたくて仕方なさそうですよ?」

京太郎「それは……」

由暉子「このままじゃ、午後の授業に集中なんてできませんよね? でも大丈夫。ちゃんと私が搾り取ってあげますから」

蠱惑的な声で囁きながら、ショーツを横にずらすと、ユキは前戯もなしに俺の逸物に秘裂を宛がう。
そして、

由暉子「あっ、んんっ、あぁぁっ、京太郎くんのおちんちん、私の中に入ってきました……」

京太郎「くっ、ユキの中、熱い……」

由暉子「ああっ、昨日、あんなにいっぱい出したのに、こんなに硬くて熱くて、んっ、私のお腹の中で京太郎くんが嬉しそうにびくびくしてますぅっ」

一気に腰を下ろすとユキは熱い息を吐きながら、俺へと密着するように抱き付いた。

ユキ「くんくん……私も京太郎くんの匂い好きです。こうして、京太郎くんに犯されながら匂いを嗅いでるとなんだか落ち着くんです」

京太郎「いや、犯されてるのはむしろ俺の方じゃ――」

由暉子「あっ、そうですっ。京太郎くん、いつものアレをお願いします」

京太郎「い、いつものアレって、もうすぐ授業が……」

由暉子「うぅ……ダメですか?」

上目遣いに俺にねだってくるユキ。
イニチアチブを握られている以上、俺に反抗の余地などあるはずがなかった。

京太郎「わ、わかったよ。やればいいんだろ? それじゃあ、今日は新しいバージョンだ」

由暉子「はいっ、お願いします」

エッチの最中とは思えないほど、子供のように目をキラキラさせながらユキは俺を見ている。
気は進まないが仕方ない。

京太郎「我は七つの大罪を背負う者、許されざる原罪者(ペッカートゥーム・オリギナーレ)! 聖少女よ、七天焦がす天凛よ、その身、我とともに在るならば――昏い星は冥府に墜ちる!」

もう自分でも何を言っているのかよくわからなかった。
エッチのたびに中二病くさい台詞をねだられ、そのたびに色々とやっていたが、正直もうこれが俺の限界だった。

京太郎「えっと、どうでしょうか?」

俺は恐る恐る訊ねる。
ユキはぷるぷると肩を震わせていた。
普通はこんな中二病全開の台詞を真顔で吐かれたら、耐え切れずに失笑してしまうところだが、

由暉子「流石ですっ! 格好いいですっ!」

京太郎「はぁ、左様ですか……」

やけに興奮した様子のユキ。
俺はほっと胸を撫で下ろしていたんだが、

由暉子「あぁ……すごく興奮してきました。京太郎くん、私のお腹の奥の子宮が京太郎くんの赤ちゃんの素が欲しいって疼いてるのがわかりますか?」

京太郎「あ、あの……ユキさん? あぅっ……」

ユキの興奮に反応したように肉襞が俺の逸物に絡みついてきた。

京太郎「くっ、あっ、なんだっ……これ? うっ、あっ、あぁっ」

声が思わず漏れ出るのを止められない。
膣内が収縮を繰り返し、カリ首を、竿を、間断なく締め付け、舐り上げていく。

由暉子「んっ、んんっ、京太郎くん、そんな情けない声を上げて、私のおまんこ、そんなに気持ち良いんですか?」

京太郎「きっ、気持ち良いよぉ、くっ、うっ、うぅっ、ユキのおまんこ気持ち良すぎぃ……」

由暉子「あんっ、おちんちんびくびくしてますよ? まだ入れたばっかりだというのに、もう赤ちゃん汁びゅーびゅー出しちゃうんですか?」

腰を振りながらユキは俺の耳元に囁きかけてきた。

京太郎「くっ、出ちゃうっ、出ちまうからっ、ユキっ、もう少しゆっくりっ、あっ、うぅっ」

由暉子「ふふっ、だーめ、このまま京太郎くんには私の膣内に精液ぴゅっぴゅっしてもらいます」

京太郎「くっ、ふっ、ユキ、頼むよ、もう少し優しく……あっ、いっ」

俺の懇願もむなしく、ユキの腰を振るスピードは衰えるどころか、さらに加速していく。

由暉子「んっ、あんっ、膣内で京太郎くんのおちんちんがびくびくしながら、私の肉襞を擦り上げますっ、気持ち良いんですか? そんなに私に犯されるの好きですか?」

京太郎「そっ、そんなわけ――ひっ、いっ、あっ、あぁっ、好きっ、好きだっ、ユキのロリまんこに犯されながら射精したいよぉっ」

絶頂の誘惑に耐え切れず、俺は情けない声を上げながら、ユキに縋りつく。

由暉子「ふふっ、京太郎くんは本当にエッチが好きなんですね? ちゅっ、あむっ、んっ、ほら、もっと舌を出してください」

京太郎「ユキ……んっ、ちゅっ、れるっ、ぷはっ、ユキ、ユキっ、ちゅっ、ちゅっ」

俺が伸ばした舌をユキは蠱惑的な舌使いで絡め取り、吸い上げてくる。
と同時に下半身でも俺の逸物を膣内で擦り上げ、中に溜まっている物を残らず吸い取るかのような勢いで絞り上げてきていた。

京太郎「ユキ……あっ、くっ、ちゅっ、あむっ」

由暉子「ふふっ、京太郎くん、おちんちんだけじゃなくて、舌まで私に犯されちゃいましたね? 気持ち良いですか? 気持ち良いですよね?」

京太郎「うっ、うぅっ、ユキ、出ちゃうっ、俺もう我慢できないっ、ユキの中に種付けさせてくれよぉっ」

由暉子「いいですよっ、京太郎くんの情けない精液、私の膣内で受け止めてあげますっ」

そう言ってユキは腰の動きをさらに激しくした。
じゅぷっじゅぷっとユキが動くたびに互いの結合部から卑猥な汁が飛び散り、屋上にパンパンっと性器を打ち鳴らす独特の音が響き渡る。

京太郎「出るっ、イクっ、ユキの膣内に出すからなっ、あっ、くぅっ」

由暉子「京太郎くんのおちんちん、びくんってしましたよ。出しちゃうんですね? 昨日、あんなにいっぱい私に種付けしたのに、また私の膣内に出すんですねっ」

京太郎「ユキっ、あっ、あっ、くぅぅぅっ、イクっ」

由暉子「んっ、出てますぅっ……あっ、やぁっ、京太郎くんの赤ちゃんの素っ、私のお腹の中に注ぎ込まれて……」

京太郎「ユキっ、ユキぃ……あっ、うぅっ」

由暉子「あっ、まだ大きくなってますっ、やっ、そんなに出されたらっ、私もっ、んっ、ちゅっ、京太郎くんっ、イッちゃいますっ、私もっ、あっ、だめっ、イッ、んん~~~っ」

俺にしがみついてキスをしながら、ユキはその小さな体を大きく痙攣させた。

ユキの絶頂と同時に逸物の締め上げがさらにきつくなる。

京太郎「ユキっ、あっ、そんなに締められたら、また……くっ、あぁっ」

我慢できずに俺は半ば放心状態のユキの膣内に二度目の精液をぶちまけた。

由暉子「あぁ……また京太郎くんの精液が私のお腹の中に……ふふっ、こんなに毎日出されてたら絶対に妊娠しちゃいます……」

どこか恍惚とした表情のユキを抱き留めながら、俺は気を失っていた。

揺杏「あ、あいつら、人が屋上で昼寝をしてたら、こんなところで何してんだよ……?」

情事真っ最中の京太郎と由暉子を見下ろしながら、揺杏は震える声で呟いた。
揺杏の周りには誰もいない。
昼寝をするつもりで一人で屋上に来たから、ここにいるのは揺杏だけだった。
揺杏が屋上を訪れてから、しばらくした後に誰かが来たのは気付いていたが、興味のなかった揺杏は昼寝を優先したのだが、なんだか艶めかしい声が聞こえて目を覚ませば、

揺杏「何で屋上でエッチしてんだよ……」

恨みがましい声が揺杏の口から漏れた。

口元を押さえながら、揺杏は何ともいえない気分になっていた。
あの二人をけしかけたのは揺杏を含めた麻雀部員たちだ。
だから二人が恋人らしくいちゃつくのにも異論はないし、その……高校生なんだからエッチするのだって悪いとは思わない。
しかし昼休みに屋上で致すというのはちょっとやりすぎではなかろうか?

揺杏「っていうか、絶対におかしいだろ……」

震える声で揺杏はふたたび呟く。
思い返せば、そういう兆候は確かにあった。
あの日の京太郎の告白の後、二人は即エッチしたあげく、抜かずの三連戦までこなしていたのだから、すぐにエッチにはまるだろうとは思っていたが、
しかし、まさかここまでとは。

揺杏「くそっ、こっちはこれまで彼氏もできたことがないってのに……」

毒づきながら揺杏は無意識のうちに下半身へと手を伸ばしていた。

ぴちゃりと股間の布から尋常でない湿り気。
指先を下着の中に滑り込ませて、クレバスの中へと指を入れる。
二人の交わりを盗み見ながら、揺杏は知らないうちに自分を慰めていた。

揺杏「んっ、あっ、くそっ、あいつら、人の気持ちも知らないで」

二人に気付かれないように声を潜めながら揺杏は自分の秘裂に指を這わせていく。
由暉子の可愛らしい喘ぎ声が耳朶を叩き、くちゅくちゅと自分の割れ目を指で刺激するたびに、惨めな敗北感と疼くような快感がノイズのように揺杏の頭を襲った。

揺杏「んっ、んんっ、あっ、くそっ、くそっ」

由暉子を腰の上に抱き、愛おしそうに口づけを交わしながら京太郎が一心不乱に腰を振っていた。

揺杏「くそっ、そんなにユキの膣内が気持ちいいのかよ……んっ、ひっ、ひぅっ」

声が漏れないように必死で声を抑えながら、惨めな快感とともに秘裂を擦り上げるスピードを上げる。
まるで漏らしたかのように溢れ出る愛液がスカートに染みを作ったが、それすらも気にならなかった。

揺杏「ばかっ、バカ京太郎っ、ふざけんなっ、あっ、んんっ」

終わりに向けてさらに激しくなる二人のセックスに触発されるように、揺杏の自慰も激しさを増していき、

揺杏「うっ、ダメっ、イクっ、もうっ、んっ、んんん~~~っ」

声にならない嬌声を上げて、揺杏も二人とほぼ同時に絶頂を迎えた。

揺杏「ん、んん……? ここは……?」

ぼんやりとした頭で目を開けると赤い夕陽が見えた。

揺杏「っくしゅんっ、さむっ」

くしゃみをしながら、やけに下半身が冷えると思えば、下着がずり下ろされたままになっていた。
どうやら、自慰の時に無意識のうちに下着をずり下ろしていたらしい。

揺杏「で、そのままイッちまって寝てたってわけか……ははっ、だっせー」

そう言って笑う揺杏の自嘲の声には元気がなかった。
もちろん体を冷やして風邪を引いたからではない。
ただただ揺杏は自分が情けなかった。
後輩たちのセックスをオカズにして自慰をしている自分が。
その情けない行為にどこか快感を見出してしまった自分が。
何より、

揺杏「今さらユキに嫉妬してんじゃねえよ、この臆病者」

変なプライドで格好つけて後輩を応援している振りをして、今になって自分の本当に気付いてしまった自分が、揺杏は情けなくて仕方なかった。

揺杏「ああっ、くっそ、情けなくて死にたくなる」

インターハイで全国の猛者たちに毎回ボコボコにやられて、そのたびに凹んで落ち込んだりもしたが、今回のこれは別格の情けなさだ。

揺杏「本当、何やってんだろうな、私……」

見れば、スマホに成香から大量のメールが届いていた。
午後の授業をサボったことで相当の心配をかけてしまったらしい。

揺杏「なんか、成香に悪いことしちまったな」

力なく呟き、級友に対するほんの少しの罪悪感とともに、揺杏は給水塔から飛び降りる。
当然のことながら、京太郎たちの姿はすでにない。
あの後、真面目にも午後の授業に参加したようだ。

揺杏「見かけによらずタフだねえ、二人とも」

口笛にもならない下手な口笛を吹きながら、揺杏はなんとか努力して軽薄な笑みを浮かべることに成功した。
流石にこのままバックれるのは成香や後輩たちにも悪いし、

揺杏「せめて部室に顔くらいは出しとかないとね」

精一杯、軽薄な態度を取り繕って揺杏は部室へと向かった。

終わり