ハオ「…Happy birth day to you

   Happy birth day to you

   Happy birth day dear……



   ハオ・ホェイユー… 

   Happy birth day to you……」



パチパチパチ…



ハオ「ふふ…拍手ありがとうございます、私……

   英語の発音には自信あるんですよ

   広東語も英語も日本語もできるトリリンガル少女、すごいですね私……ふふふ…


   おっと、蝋燭を吹き消さないと…」


フゥーッ…


ハオ「あ…願い事を考えるの忘れていましたね……そうですね、願い……

   願い……願い…………」


ツー…


ハオ「……ぐすっ、私っ、みんなに冷たくし過ぎたんでしょうかっ……!

   確かに私は可愛げがなくって……横柄なところもありますねっ…うっ…

   これじゃあ…誰も私の誕生日を祝ってくれなくても……仕方がないですねっ…ふっ…くっ…!


   それなのに浮かれてっ…こんなケーキなんか…自分で用意してっ……!
   なんて愚かなんでしょうかっ…


   うっ…うっ……




   うええぇぇ~~~~ん!!

   寂しいですよぉぉ~~!みんなに来てほしかったですよぉぉ~~~!



   あなたにもっ…あなたにも来てほしかったのにぃぃ~~!

   会いたいです京た…」





ピンポ~ン



ハオ「!!?」


バンッ



京太郎「サプラァ~~イズ!!お誕生日おめでとうございますハオさ……

    …あれ、暗いな

    誰もいないのか…?

    でも、鍵は開いてるしな……」



ハオ「あ……あ……!」



京太郎「あれ、ハオさん!いるんじゃないですか~もう!



    ……臨海の皆さんは?」



ハオ「……」


京太郎「ハオさん…?」




ハオ「……うわぁぁぁん!!ぎょうだろぉぉぉぉ~~!!」ガバッ


京太郎「うほっ!?なんか知らないけど得した!!」



……


京太郎「あの…もう大丈夫ですか?」

ハオ「はい、取り乱したりしてすみませんでした……私としたことが」

京太郎「いや、誰だってショック受けますよ…それにしても皆一体どうしたんでしょうか

    ちょっと電話して…」


ハオ「いいえ、大丈夫……むしろこのままがいいです」

京太郎「え…?でも、俺だけですよ?」

ハオ「ええ、それがいいんです京太郎……」ギュ…

京太郎「!?」

ハオ「あなたは…私と二人だけでは嫌ですか?」

京太郎「!!」ヨコニブンブンブン!

ハオ「それならいいじゃないですか…ふふ」スリ・・・スリ・・・


京太郎「!!??(こっこれ!え、Fはあるよな確実に…!!もしかしたらGかも!?)」ゴクリ…



ハオ「京太郎……二人だけで、楽しみましょう?」



京太郎「あ、あははは…(ど、どうなっちゃうんだろ俺…!!)」


……


メグ「楽しみデスネ!ハオのBIRTH DAY!」

智葉「ああ、準備もぬかりなし」

ネリー「私だって500円以上のプレゼント用意したんだからね!」

メグ「Wow……雪のLaser Beamが降り注ぎますね…」

ネリー「ちょっと何それ!レーザーって!」

智葉「いや、それで済むかな…?」

ネリー「もー!私だって人のお祝いぐらいちゃんとするから!」



明華「それにしても、遅いですね…」


メグ「? 誰がデス?」

明華「え、ハオちゃんですよ?」

智葉「ハオ?何でハオがくるんだ?」



明華「……彼女の誕生日、今日じゃないんですか?

   てっきり私は皆で呼び出して、待っているのかと………」


メグ「」

ネリー「」

智葉「……23日じゃないのか?」

明華「……あの、それは……私の誕生日…」



智葉「…」

メグ「…」

ネリー「…」

明華「…」



智葉「……あ、明日…


   明日、『うっかり忘れてたふりしてたけど本当は覚えていたぞ風』サプライズパーティーをしよう…」


メグ「…ヤップ」

ネリー「…ディアフ」

明華「…ウィ」


……


ハオ「も~う、聞いてるんですかぁ~きょうらろぉ~!」

京太郎「は、はい…(楽しむって、飲酒のことかよ……『皆ではじけようと思ってこっそり用意してました』って)」

ハオ「あはは~、きょうらろ~がたーっくさーん!幸せれす~!あはは~!」

京太郎「そ、そうすか…(何か可愛いけど、酔っ払いってやっぱり厄介だなぁ…)」

ハオ「ん~、じゃあこのきょうらろ~もらう~」ボフン

京太郎「座布団です、それ」

ハオ「む~ん、じゃあこっち~…あてっ」ガンッ

京太郎「テレビです、それ…大丈夫ですか?」

ハオ「ふえぇぇ~ん、いたいよ~いたいよ~…きょうらろ~さすって~」

京太郎「やれやれ、わかりましたよ…どれ」


ハオ「…んっふふ~、つっかまえた~♪」ギューッ


京太郎「のわっ」

ハオ「むふふ~きょうらろきょうらろきょうらろぉ~~♪」スリスリスリスリスリ

京太郎「お、おぉぉ…!やっべ、すっげぇ…!」


ハオ「んふ~、ち・な・み・にぃ………Gですよ~♪目線バッレバレでした~♪」

京太郎「おうふ!?」

ハオ「あはは~!たっのしい~♪」


京太郎「(ま、まあ…ハオさんが楽しそうでよかった…………俺も超得してるし)」




翌日、ハオは二日酔いの旨を智葉たちに電話で伝えた

サプライズが延期になって少しがっかりした彼女達ではあったが、

何故か機嫌が良さそうなハオの声を聞いて、やや複雑ながら安心することができたという


カンッ