「京太郎君……判った?」

殺人現場に似つかわしくない声が響く。
頼りなさそうな声の人物は-小鍛治健夜-これでも警部補だ。

「まぁ…視えはしましたよ」

健夜が声をかけた人物は制服に身を包み頭を金髪に染めた少年である。
少年は判ったと聞いた健夜に視えたと答えた。

普通なら何を言ってるのだと言うべき所なのだが健夜は辺りを見渡し徐々に入り口へと向かう。

「怜、あいつがこの事件の元凶か?」

(そやなーあの悪霊からや)

京太郎が何も無い虚空に話しかける。
すると京太郎の上に半透明の少女が現れた。

彼女の名前は-園城寺怜-幽霊少女で少年の相棒だ。

「それじゃ頼むわ」(お任せアレや!)

少年の言葉に怜はふよふよと浮くと隅に居た元凶へと向かう。
その元凶は毛むくじゃらで手は紫色でイボがたくさんできている、異様な生物だった。

怜がその生物の頭に触れるとその毛むくじゃらは次第に消えていく。

(こっちは終わりや…後は任せたで、京君)

「判ってる、犯人は……」

少年は集まった人から1人の男性を指差し言った。



「ありがとう、京太郎君犯人を捕まえることが出来たよ」

「いえいえ…何か有ればこの名探偵である-須賀京太郎-にお任せを!」

(相棒の私もな~)


幽霊が視える少年と幽霊で少年にとりついた少女の2人組みの元には色んな事件が舞い込む。

「SOA…SOA」

『和ちゃん?』

「と言いたいところなんですけど…依頼があります」

『私ね…?』

「3ヶ月前に私の親友がトイレで亡くなりました…警察は自殺を判断しましたがありえません!」
「何か理由が有るはずです、お願いです!真実を探してください!」

「名探偵、須賀京太郎に任せとけ!」

(相棒の怜ちゃんにもや!)

1話:トイレの咲さん
依頼者:原村和



「私はやっていないんだ、たまたま事故の現場に居合わせただけで…」
「ワハハ……頼む私の無実を証明して欲しい」

「どう思う……怜」

(悪霊の仕業かも知れんな)

2話:暴走!ワハハカー
依頼者:蒲原智美



「依頼だ、数ヶ月前に消えた後輩を探して欲しい」

「人探しか」(得意分野やな)

「……いや、神隠しだ」

「なんだと?」

「モモは私の前で突如消えたんだ」

3話:消えた少女
依頼者:加治木ゆみ


「貴様が有名な幽霊探偵か!」

「誰だよ」(やかましいのが来たな~)

「関西最強の名探偵!二条泉!!」

「りつべ警察署100年生の大星淡ちゃん!」

「「勝負だ!!」」


「勝負はええけどこっちの依頼こなしてくれへんか?」

4話:最強無敵の101年生
依頼者:船久保浩子



「京太郎君助けて~!旅館に幽霊が出るの!!」

「妖怪が幽霊を怖がるなよ」(私も幽霊なんやけど)

「幽霊はあったかくないもの」ガクブル

「世も末だな」(妖怪がこれやしなー)

5話:幽霊旅館
依頼者:松実玄&松実宥



「京太郎!ついて来て!」

「なんだ…また山か?」

「そそ、でも今回はやばいんだアイツは此処で倒さないと…」

「あいつ…?」(嫌な予感がするわ)

「ヤマノケって知ってる?」

6話:山神
依頼者:高鴨穏乃


「数ヶ月前に亡くなりよった後輩の枕元にでるんだ」

『部長』

「何かば伝えようとしてるらしかばい」

『部長は守る!』

「私は姫子が何ば伝えなかのかば知りたか」

7話:切れない絆
依頼者:白水哩



「開かないロッカーって噂、知っとるかの」

「1年前にすごく頼りになって面白い先輩が居った」

『まこ!』

「たまたま部員を驚かせようと廃棄処分のロッカーに入ってそれで……」

『お願い開けて!私はここに!』

「あの人を助けたい、頼む力を貸してくれ!」

8話:開かないロッカー
依頼者:染谷まこ



「すいませんが…その悪霊を消させてもらいます!」

「怜は悪霊じゃない!」

「そう思ってるのはアナタだけじゃないですかー?」

「何があろうと守りきる!」(…京君)

9話:永水の巫女
依頼者:須賀京太郎



「私には憧れの先輩が居る」

『…淡』

「その人が失踪した最後の事件を私は解きたい」

『忘れちゃ駄目だよ』

「だから力を貸して!」

「(任された!!)」

10話:宮永照の軌跡
依頼者:大星淡


「君が幽霊探偵?」

「あなたは……」

(なんやろ……この人から懐かしい感じがするなぁ)

「ウチの名前は清水谷竜華いいます、親友について依頼があるんや」

11話:親友
依頼者:清水谷竜華



「これが最後の2人でこなす最後の依頼や」

「何があろうと俺は立ち止らない」

12話:園城寺怜
依頼者:園城寺怜



「ありがとう、怜」

「ありがとなー、京君」

『さようなら』

最終話:怜とニセ探偵