京太郎「よぉ、いらっしゃい」
憧「オ、オジャマシマス」
京太郎「悪いな………なんか固くね?どした?」
憧「ナンデモナイカラ」
京太郎「……ならいいけど。ほら荷物渡せよってなんか荷物多くね?」
憧「な、なんでもないからァ!」
京太郎「お、おぅ?」
数時間前
京太郎「う~むむむ……」
憧「明日から連休だってのになに難しい顔してんのよ」
京太郎「その連休ってのが問題でさ」
憧「なによ、なんかあった?」
京太郎「いや実は……」
憧「両親が旅行に行っちゃった!??」
京太郎「うん。旅行に行くって今朝、家を出るときに聞かされて……」
憧「あんた、置いていかれたんだ」
京太郎「そういうこと。まぁ別に連れて行かれなかったのはいいんだけどさ、ガキじゃねーし」
憧「にしたってちょっと冷たすぎじゃない?」
京太郎「俺も一応文句は言ったんだぞ。そしたら…」
憧「?」
京太郎「あんたはどうせ憧ちゃんとデートで忙しいでしょって言われた」
憧「あ……」
京太郎「その通り過ぎて反論できなかった」
憧「なんか……恥ずかしいわね」
京太郎「うん。親に辱められるとは思わなかったぜ」
京太郎「で、話を戻すけど問題はその間の飯どうするかってことで」
京太郎「一応食費を貰ってはいるんだけど……」
憧「…………なんだったらうち来る?」
京太郎「へ?」
憧「うちの親もあんたなら」
京太郎「え、いやそりゃ助かるけど、大丈夫なのか?」
憧「一応確認とってからね」
京太郎「すまん、ちょっとお願いします」
憧「はいはい…………あ、もしもしお姉ちゃん?あのね……」
望『なるほど、わかったわ』
憧「いいわよね?」
望『あんた馬鹿でしょ』
憧「はぁ!?」
京太郎「!?」ビクッ
望『そこは「あたしが作りに行ってあげようか?」でしょうが』
憧「へ?」
…
京太郎「どうだった?」
憧「…………ョシッ!」
京太郎「憧さん?」
憧「あ、あ……あたしが作りに行ってあげよっか!?」
京太郎「……マジで?」
………
…
望「あら、おかえり」
憧「ただいま、でもすぐ出るから」
望「京ちゃんのとこ?」
憧「うん。お姉ちゃんのお望み通りにやってやるわよ」
望「うんうん。じゃあもう一つお姉ちゃんからアドバイス」
憧「嫌な予感しかしないんですけど……」
望「今日帰ってこなくていいから。てゆーか帰ってくるな」
憧「……………は?」
望「あんたらまだでしょ?いい機会じゃない。チャンス、チャンス」
憧「ふきゅ」
カン
最終更新:2015年06月03日 23:44