3 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/29(水) 02:08:10.28 ID:xXQGI72Oo [3/8]

【須賀京太郎】

<アイドルランク>(ファン人数)
  • Cランクアイドル(100000~300000)

<容姿> S(75) <雀力> C(45) <歌唱力> B(52) <演技力> B(55)

<特技>
  • タコス作り

<担当>
  • 清水谷竜華(プロデューサー)
  • 鶴田姫子(プロデューサー?)
  • 花田煌(マネージャー)
  • 竹井久(事務員見習い)
  • 龍門渕透華(スポンサー)
  • 福路美穂子(家政婦)


  • 瑞原はやり(総合トレーナー)
  • 弘世菫(麻雀トレーナー) 
  • 松実姉妹(容姿トレーナー)
  • 雀明華(歌唱力トレーナー)
  • 石戸霞(演技力トレーナー)


<アイドル経歴>
  • 雑誌特集&パンフレット
  • サイン会
  • ドラマ主演
  • いい○も出演
  • CM出演
  • 仮面ライダー 主演
  • アニメ 主要キャスト起用


      |.  G |  F |  E | . D |. C | . B |. A | . S | SS |SSS
―――┼―――――――――――――――――――――――――
容姿  |lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
雀力  |lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
歌唱力|lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
演技力|lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
<須賀京太郎のファン>

  • 宮永照
  • 宮永咲
  • 蒲原智美
  • 愛宕洋榎
  • 愛宕絹恵
  • 江口セーラ
  • 鹿倉胡桃
  • 染谷まこ
  • 片岡優希
  • 原村和
  • 国広一
  • 深堀純代
  • 藤田靖子
  • 滝見春
  • 池田華菜
  • 久保貴子


SSS 100
SS 80~99
A 60~79
B 50~59
C 40~49
D 30~39
E 20~29
F 10~19
G 0~9




32 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/02(日) 20:56:27.17 ID:U773XDMGo [2/11]


30
 進撃スレ? なんのこったよ(すっとぼけ)


【アクセル1】


 なんで、こんなことになってしまったんやろ?


「――っ!! ~~~!!!!」


 うちを責める声、非難する声
 みんな怒っとる

 みんなしてうちが悪いと決めつけとる


 ちゃう……
 うちはただ、京太郎君を取られたくなかっただけやのに

 ただ、京太郎君のプロデューサーでいたかっただけ

 それやのに……

京太郎「竜華さん」

竜華「……」ジンジンッ


 京太郎君に、嫌われてもうた……

竜華「っ!!」ダダダッ

 ガチャッ バタンッ!!

 ただ、逃げ出した
 これ以上、こんな姿を京太郎君に見られたくなかった

竜華「うぁっ……ヒック……あぁぁ」ポロポロ


 うちにはもう――味方なんておらん



~~~~~





34 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/02(日) 21:07:16.76 ID:U773XDMGo [3/11]


~~竜華が事務所に到着する数時間後~~


姫子「へぇー、今日はレッスンの日?」ニコニコ

京太郎「はい。そうなんですよ」

 姫子が京太郎のアパート(煌の部屋)に泊まった日の翌日
 朝食を取りながら、二人はささいな談笑していた

 本来ならここに淡もいる筈なのだが麻雀部レギュラーの朝練がある為、仕方なく帰っていった
、 
京太郎「実はかくかくしかじかって理由でレッスンを強化することになりまして」

姫子「ふぅーん、アイドルも大変やっとねー」モグモグ

 ジャーッ

煌「京太郎君はその中でも数倍努力家だから」カチャカチャ

美穂子「あまり無茶しちゃダメですよ?」フキフキ


京太郎「分かってますってー」アハハ

姫子「……」

京太郎「そういえば今日は竜華さんが来るのが……えと」

煌「レッスン開始は14時ですから、あと6時間くらいかな?」

京太郎「それじゃあまだ余裕がありますね」フゥ

 食後のお茶を飲みながら、のんびりと過ごす京太郎
 それに対し、姫子は唐突にこう切り出した

姫子「じゃあ、少し早めに行ってもよか?」ニッコリ

京太郎「え?」

 姫子のその言葉に、京太郎が首をかしげる

姫子「私もレッスン見てみたかったんよ」フフッ

京太郎「あ、ああなるほど。確かに早めに行って練習するのもいいですね」

美穂子「でも、まだコーチ達が来てないのでは?」フキフキ

煌「いえ、大丈夫だと思いますよ」

京太郎「そういえば、今日ははやりさんのところに泊まってるんでしたっけ?」


~~回想~~

はやり「女子会だよっ☆」

菫「今後の方針を話し合うのでは?」

霞「まぁ、なんでもいいわ。ホテル代が浮くしね」フフ

宥「うわぁ、あったかぁい」ユカダンボー

玄「瑞原プロのおもち♪」ワキワキ

明華「サイズは大きいですけど、張りが……ハッ!?」サッ

はやり「……」ゴゴゴゴゴッ

~~~


京太郎「桃源郷だぜ」フゥッ

姫子「……」ハァ



38 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/02(日) 21:30:16.88 ID:U773XDMGo [4/11]


煌「それじゃあ電話かけておくね」ピポパ

京太郎「はい、お願いします」

姫子「……」ニッ

美穂子「あら、お弁当を用意しなきゃいけない」ウーン

京太郎「みんなで外食に行けばいいじゃないですか?」

美穂子「でも栄養管理が……」ウーン

京太郎「たまにはいいじゃないですか、ねっ?」

美穂子「……そうですね」フフフ

京太郎「やったぜ。」ガッツポ


煌「はい、はい。というわけでお願いしますね」ピッ

京太郎「どうでした?」

煌「近くだからすぐに向かってくれるそうです」

京太郎「よーし、心強い!」

姫子「楽しみばい♪」


 なんだかんだで、結局早めのレッスンを行うことが決まり
 事務所へと足を運ぶことになった京太郎達

 もしも、この時に誰か一人でも竜華に連絡を取っていれば――


【数十分後 アクセル1】


京太郎「というわけで早めに来てみたのですが」



姫子「よろしくお願いします」ペコリン

久「へぇ、新道寺の……」

透華「まぁ、ゆっくり見物していくといいですわ」

 ワイワイ キャッキャウフフ

京太郎「あのー、なんでお二人まで?」チョンチョン


久「事務仕事よ。こう見えても頑張ってるんだから」ドヤッ

透華「私は予算の使い方について少し」

 キラーン

京太郎「今日はなんだか二人が輝いて見えます」

姫子「?」

京太郎「あ、いえ。この二人もちゃんと仕事してるんだなーって」

久「どういう意味かしら?」グリグリ

京太郎「あだっ、あだだだっ!? す、すみません!?」

透華「いいえ、許しませんわ」グリグリ

京太郎「あひぃー!?」


姫子「……」メキッ メキメキッ……



43 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/02(日) 21:53:44.65 ID:U773XDMGo [5/11]

京太郎「」チーン

久「ふんっ」チラッ

透華「あっけないですわね」

 久と竜華の攻撃にあい、呆気なくダウンする京太郎

姫子「……」ニコニコ

 そんな光景を、姫子はただにこやかに見つめていた

京太郎「うぅっ……酷い。あんまりだ」シクシク

姫子「いーや、今のは京太郎がいかん」ツンツン

京太郎「え?」ムクリ

姫子「竹井さんも龍門渕さんも、京太郎の為に頑張っとろうよ。それを茶化しちゃ可哀想たい!」プンプン

久「えっ?」ドキッ

透華「ふぇっ!?」ドキッ

京太郎「あ、いや……」

姫子「謝らんね、男なら筋ば通さんと!! はよ!?」クワッ

京太郎「……そうですね。久さん、透華さん、ごめんなさい」ペコッ

二人「あ、いやっ!?」アセアセ

 姫子のあまりの剣幕に京太郎は身を整えて謝罪する
 彼女の言うとおり、久も透華も京太郎の為に頑張っているのだ

 それも休みをほぼ消費して、長野と東京を往復しているのだから、その辛さは尋常ではない

久「い、いいのよ! ほら、私達も好きでやってるわけだし……ねっ?」

透華「そ、そうですわ!」アセアセ

京太郎「いえ、けじめはしっかりつけないと」キリッ

久「あぅっ……」キュン

透華「んぁ……」ズキュン

姫子「でも、二人も悪いところあると思います」チラッ

二人「ふぇ?」

姫子「京太郎が悪いこと言ったんば、しっかり叱らないと」

久「でも。私はそんなこと……」

姫子「こういう距離感って、難しいと思う。ばってん、楽して馴れ合いだけになったらいけん」

京太郎「それは……」

姫子「お互いを尊重して、想い合わんと。そげん積み重ねが――みんなにはなかと?」ウルウル

二人「……」

姫子「……あっ」ゴシゴシ

京太郎「姫子……」

姫子「え、えと! 申し訳なかです! 私、生意気なこと……」オロオロ

久「いいえ、アナタの言うとおりだわ」ポンッ

姫子「ふぇっ?」

久「……こんな言い方されちゃ、認めざるをえないじゃない」クスッ

透華「ええ。全くですわ」クスクス



46 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/02(日) 22:10:31.63 ID:U773XDMGo [6/11]

姫子「あ、えと?」アタフタ

京太郎「姫子のお陰で少しシャキっと出来ました」エヘヘ

久「そうねー。なんだか最近色々あり過ぎで浮ついていたし」

透華「だから私は最初から――!」プンプン

 ワイワイ キャッキャ

姫子「……」オロオロ


京太郎「……」

煌「どうしたのかな?」スッ

京太郎「……なんだか、恥ずかしいんです」

煌「恥ずかしい?」

京太郎「俺、少しずつみんなと仲良くなれて……歩いてきて。絆を深めてこれたんだと思っていました」

煌「それは……間違ってないと思いますけど」

京太郎「はい。俺も、間違っていないと思います」

煌「だったら何を?」

京太郎「――その絆に頼ってばかりいました。仲間だから支えられて当然……そんな風に考えちゃってたのかもしれません」

煌「……」

京太郎「だから姫子の言葉は少し、傷つきました」

煌「うん、私も」

京太郎「……だから」

 だからこそ、成長できる
 これからも、みんなと歩んでいける

久「あーもう、可愛いわねー♪」ワシワシ

透華「いじりがいがありますわ」モミモミ

玄「おも? おもちぃ……?」カサカサ

宥「えへへ、姫子ちゃんあったかい」

 ワイワイ キャッキャ

姫子「」

 アハハ ワーイ

菫「積み重ね、か。いい言葉だな」フフッ

明華「私もはやく積み重ねを……」

霞「熱血ねー」フワァァ

はやり「素直じゃないね、霞ちゃん」フフフ

京太郎「……というか皆さんいつから?」

菫「ふふっ、私達は最初からこの部屋にいたさ」ニヤリ

京太郎「え!? ど、どこに!?」





菫「ロッカー」デデーン

京太郎「アイエエエエエ!?」ガビーン



48 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/02(日) 22:25:47.44 ID:U773XDMGo [7/11]

 そして、竜華不在の中……姫子は事務所のメンバーと交流を深めた
 煌の友人でもあり、京太郎の道を正そうとする姿勢が受けたのか……

姫子「きゅ~」バタン

一同「ふぅ」ツヤツヤ

京太郎「ひ、姫子ェ……」

 時計の針が一周する頃――
 もう既に姫子はアクセル1のメンバーに気に入られていた

霞「(なーんか胡散臭いのよねー)」

 無論、快く思わない者もいるにはいたが
 別段それは敵対の意思ではなく、ただ純粋に腑に落ちない程度の疑惑であった

 そして――

京太郎「それじゃあ、レッスンを始めましょうか」

久「そうね。でも、今日は午後のレッスンがメインだから無理は禁物よ?」

はやり「ふふ、急成長して竜華ちゃんをビックリさせちゃおうねっ!」

京太郎「はい!」

 ワイワイ キャッキャ!

宥「姫子ちゃんも一緒に行こーよー」

玄「私達の実力、見せてあげるのです」フフン

久「ほら、行きましょ♪」ニコニコ

姫子「は、はい……(まだなんもしとらんのに)」ズーン

京太郎「?」

姫子「(策を仕掛けるなら……これから)」ゴクッ


 果たして、姫子の策とは?
 そして……一方その頃竜華Pは!?



~~東京行き新幹線~~


竜華「いややわぁ、京太郎君……♪」クネクネ

乗客A「っ!?」ビクッ

乗客B「なんだこの子……?」

乗客KANA「かかわり合いにならない方がよさそうだし……」ニャー


竜華「えへへ……//」モジモジ


 イケナイ妄想にふけっていた

52 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/02(日) 23:28:15.49 ID:U773XDMGo [9/11]



~~京太郎と姫子~~


 清澄高校一年須賀京太郎
 新道寺女子高校二年鶴田姫子

 この二人が初めて出会ったのは、僅か数ヶ月前のことだった


【数ヶ月目 全国大会会場】


京太郎「はぁ、はぁっ……ぐっ」フラフラ

 高熱を出しながらも雑用をこなそうと奔走していた京太郎
 そして――

姫子「そろそろ元気出さんと……」ゴシゴシ

 敗退が決定し、心を落ち着ける為に歩いていた姫子
 この二人がたまたま同じ時間に、同じ場所を通りかかろうとしていた

 二人の他には誰もおらず、静寂に包まれた廊下に足音だけが響いている

姫子「(来年はもっと強くなって、部長に優勝する姿を見せる……!)」グッ

 敗北の苦汁を飲み干し、更なる強さを求める姫子
 しかし、それがとても大変だということは姫子自身が一番理解していた

姫子「(来年は部長がいなくなるし、どげんすっと……)」ギュッ

 強力な力を誇るリザベーションも、ペアがいなければ意味が無い
 そしてそれは……来年度の部長との別れによる、自身の弱体化を意味している

 とてもじゃないが、今年ほどの戦いは見せられないだろう

姫子「(ばってん、そう簡単に繋がれる相手なんているわけなか)」

 姫子の迷い、悩み
 それが胸の中でどんどん大きくなっていくのが分かる

 尊敬する先輩達との別れ、自分が来年新道寺を引っ張っていくことの重圧
 それを正面から受け止められるほど、姫子の心の内は強くはなかった


 そして、そんな状態の姫子と


京太郎「……」フラフラ


 今にも倒れそうな程、衰弱した京太郎


京太郎・姫子「はぁっ……」


 その二人が交差する瞬間――



 ドンッ



京太郎「……」ポワーン

姫子「!?」ゾワッ


 ドクンッ ジャラジャラ


 不思議なことがおこった




53 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/02(日) 23:37:13.15 ID:U773XDMGo [10/11]


姫子「いたっ!?」

京太郎「……」フラフラ

姫子「ちょっ、ぶつかっておいて!」クルッ

京太郎「……」ズルズルズル

姫子「……?」

 謝罪の一言も無い京太郎に対し憤る姫子だったが、何か様子がおかしいことに気づく
 そもそも女子の大会に、あんな男子学生がいるものだろうか?

姫子「……うーん」

 色々な思考が頭をよぎる
 しかし、下手に関わると余計なことになることは目に見えている

姫子「……放っておく、かな」

 悩んだ結果、放っておくことにした姫子
 自分を心配しているであろう仲間達を案じての決断だった

 しかし、この時既に姫子の体にはもう

姫子「あれ……なんか体がだるい気がすっと」フラッ

 ある 変化 が起きようとしていた



【新道寺 控え室】


 ガチャッ


哩「ん? 姫子、もう大丈――」クルッ

姫子「ぶ……ちょ……」フラフラ

煌「姫子!? どうかしたの!?」バッ

姫子「あっ……」バターン

哩「姫子ッ!!!」バッ

姫子「……」ハァハァ


 それから数日の間、姫子は謎の高熱で倒れることとなる


 全国大会の疲れだろうと、誰もが思った

 しかし、それは違う

 この、倒れ伏していた数日間
 姫子だけが知る、自分が倒れた理由――

 それは……



54 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/02(日) 23:59:23.02 ID:U773XDMGo [11/11]


~~アクセル1~~


京太郎「それじゃあ、レッスンを始めましょうか」

煌「まずはどれからにします?」

はやり「時間はたっぷりあるし、全部回れそうだねっ☆」

京太郎「それじゃあ容姿から順にやりましょう」

宥「うんっ」パァァァ

玄「おまかせあれっ!」ニコッ

姫子「それじゃあ見学させて貰うばい」

京太郎「ゆっくり見学してくださいね」

姫子「うん……」チラッ


 いつもの容姿訓練を始める為に、カーテンを閉め始める宥と玄
 しかし、そこに姫子が割って入る


姫子「え? なんで隠すと?」

宥「え?」キョトン

玄「??」

京太郎「なんでと言われても、いつもそうだから……」

姫子「は?」

久「そういえば、いつも完成した姿しか見てなかったわね」ハテ

菫「ああ。いつの間にかかっこよくなってたな」ウンウン



 ソウソウ キョウタロウクンカッコイー
 スバラッ ワカー!


京太郎「あの、何か問題が?」

姫子「そもそも、完成したのをあれこれ言って批判するより、経過で指摘した方がよかと思う」ダンガンッ

宥「そ、そうかな?」

姫子「それにこれだけ沢山の人がいるんやったら、アイデアもそれだけ出ると思うんやけど」ロンパッ


 コトダマバキューン!


一同「……」ジィーッ

姫子「あ、えっ? ご、ごめんなさい素人がこげな生意気――」アセアセ









一同「確かにっ!!」ピカァーン



姫子「へ?」



55 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/03(月) 00:10:27.93 ID:EzbzGaNpo [1/14]

姫子「へ?」

久「そりゃそうよね、どうして今まで気付かなかったのかしら」

透華「完全に結果にダメだしするスタイルだけでしたわね」

はやり「ビフォー&アフターでワクワクしてたし☆」

菫「そういった浮ついた気持ちで、効率を下げていたのか……くっ」

煌「これまでは役目をきっちり分けたせいで、任せっきりになっていましたね」

 ナルホドー キヅカンカッター

霞「むしろ、何かのジョークなのかと思っていたわ」

明華「右に同じく」

 エラブリヤガッテー! シンイリガー!
 アラ、ヤルツモリ? マァマァ


京太郎「姫子、ありがとうございます」

姫子「い、いえ。私はそげん大したことしとらんし」アセアセ

京太郎「あはは、照れてます?」クスクス

姫子「むぅ……//」

京太郎「じゃあ。姫子のアドバイスも活かしてレッスンを始めましょうか」


宥「そ、それじゃあメイクします」ガチガチガチ

京太郎「? どうかしたんですか?」

宥「み、見られてるとその、緊張して……」ガチガチ

京太郎「何言ってるんですか、宥さんのメイクは一流なんですから」

宥「でもぉ……」ブルブル

京太郎「みんなに見せつけてやりましょうよ。俺達の、力を」ニカッ

宥「!! う、うん!! 頑張るっ!」パァァァ

 ヌリヌリ

久「こうして見てみるとこっちも緊張するわね」

透華「……少しは参考になればいいんですけれど」つメモ帳

美穂子「メモの用意は万全ですね」

宥「ここを、こうして……」

京太郎「(お、今日はいつもよりワイルドだなぁ。でも俺にはちょっと……いや、でも宥さんが選んだんだし)」

姫子「……」ピクッ

京太郎「(そうだ。俺は宥さんを信じなきゃ……)」

姫子「あ、ちょっと」スッ

宥「え?」

京太郎「?」



姫子「そこ、もう少し抑えてもいいと思うんですけど」



一同「!?」



56 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/03(月) 00:19:29.19 ID:EzbzGaNpo [2/14]



宥「え? ダメ?」

玄「おねーちゃんのメイクにダメだしなんて、100年早いのです!」プンプン

姫子「ご、ごめん。でもそのメイク、かっこよかものの、京太郎にはやっぱい変……」

玄「そんなわけないよ! おねーちゃんのメイクは――」


久「私も、少しそう思ったわね」

透華「ええ。元がいいんですし、こんなに厚塗りはちょっと」

菫「私はあまり気にならなかったな」

はやり「これくらいの厚化粧は普通だぞっ☆」キャピッ

煌「うーん、どっちかといえば嫌ですかね」ウムム

美穂子「私もちょっと、嫌かしら」ウーン

霞「別にいいんじゃない? 濃いか薄いかでいえば確実に濃いけれど」

明華「普通に見えますけど、確かにやりすぎな気も」

 ワイワイ

玄「ぐぬぬ、ありえないのです! みんなして美意識に欠けてるとしか……」ムキー

宥「あ、あのね! み、みんな!」

京太郎「宥さん?」

宥「実は、その……」オロオロ

一同「?」


宥「……自分でも、途中でダメだって気づいていたんだ」カァァァァ


                   -―……―-
                ...:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヽ
                /.....:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
               /....::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
                ....::::::::::::::::|::::::::::::|:::::::::\::::::::ヽ:::::::::ヽ:.:.:.
           ' :::::::::::::::::::: |::::::::::::l:::::::::::::::ヽ::::::::'::::::::::::':.:.:.
.          /   ::::::::::/::/|::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::i:.:.l
         /..../::::: !......〃/ .!:::::::::: l\:ヽ::::::::::i::::::::|::i:::::::::l:.:.|
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        |:: '::: i:::::乂:::ト{:|_、{ \::{__ 斗へ:::::i::::::::|::|::::::::|:.:.|
        |::|l:::::i:::::::::ト::{ `   \. ヾ      ヾ|::::::::l::|::::::::|:.:.|
        |::|l::::ハ::::::::ハ  ___-     、___ ,、|::::::::|イ::::::::|:.:.|
        |::|l::/ ::::::l:::} ´` ̄´      ̄´ .|::::::::| }::::::::l:.:.:l
        |::|l:{  i::::::l:::| 、、、、   ,   、、、、 |::::::::|/::::::::i:.:.:.l
         `O′ |::::::l从             j:::::::〃:::::::ィ::.:.:.l
        /::j  |::::::|::i::>   `   ′  . ィ:::::::/i::::::::::|::.:.:.:l
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          |::{  .从:::Ⅵ:::::::|l:::: r‐}`´ __ ノ }/:::/:/:::::::/:::|:.:.:.:.:.l
          Ⅵ  /::::ヾ::::{:::::::|l::ノ ∧__∧ ∠::::/_'::::::::/:::::|:.:.:.:.:.:l
          /.::::::::::\r‐ '〃/レ  〃ヽ 厶イ /:::::::/\_|:.:.:.:.:.:.l
             '::::::::::::::/ ` 厂 ̄`r=く  ̄}/  /::::::::/  ⌒ヽ:.:.:.:.:l
           /::/:::::::::/   廴_ 八    {  /::::::::/   /  V.:.:.::l
        /:ィ:::::::::/   く __ ノ 辷=- _〉/::::::::/  /     V:.:.:.l
      /〃 j::::::::/ レ        } /   ̄ ./::::::::/  /     }:.:.:.:.l
玄「ぜーんぜんダメだよね。うん、私は分かってたよ!」ニコニコ

一同「」



59 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/03(月) 00:34:42.23 ID:EzbzGaNpo [3/14]

 げ ん こ つ

玄「」シュゥゥゥゥ


宥「でも、みんなが見てるから言い出しづらくて……」ウルウル

京太郎「いえ。そこまで変じゃなかったですよ」

姫子「うん。あげな凄い化粧、初めて見たばい」

宥「ほ、ほんと?」パァァ

姫子「はい。だから、もっともっと凄いの見せてください」ニコッ

宥「うん、頑張る!」パァァァ

 そして、それからのメイクレッスンは順調に進んだ
 それぞれが自分の思うところを指摘し、話し合い

 京太郎は今までに無い、新たな可能性を見出すこととなった!

  パーフェクトコミュニケーション!!
 容姿が大きく上昇した!



京太郎「よし、次は歌唱力行きましょう!」

明華「では前回の続きから……」

姫子「……」ニコニコ

 それからはまさに

姫子「あの、今のですけど」スッ

 姫子を中心にレッスンが進み――

姫子「今の演技、少し変じゃなかですか……?」

 気が付けばこの場の誰もが姫子の一挙手一投足に注目し
 耳を傾け、次のアドバイスはまだかと待ちわびている

姫子「ばってんそいで……」

一同「はえー」

姫子「~~~だと、よくなると思う」

京太郎「確かに。そのとおりです、姫子!」


 こうして、レッスンは無事に姫子の監修の元に終了したのだった


【総合結果】
容姿+5
歌唱力+5
演技力+5
雀力+5


 これは、数々のレッスンにて能力の打ち止めを迎えつつあった京太郎にとって……劇的な変化であるといえる
 しかもかかった時間はたった半日

 それも、やったのは全くの部外者

 この驚愕の事実に、事務所のメンバーはただただ感心するばかりであった

 それが……


姫子「(こげん簡単やっと、張り合いがなかねー)」フゥ


 悪魔の策略だとも知らずに



60 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/03(月) 00:52:27.78 ID:EzbzGaNpo [4/14]

~~レッスン終了後~~


 こうして、途中に軽食をつまんだり休憩を挟みながらあっという間にレッスンは終了した

京太郎「ふぅ、疲れたぁ」ヘナヘナ

久「こっちまで熱くなっちゃったわ」フフ

透華「たまにはこういうのもいいですわね」

菫「たまにじゃダメだろう」アハハ

霞「それにしても、こんなにはかどったのは初めてだわ」

明華「はい。驚きました」

宥「うん。姫子ちゃんのお陰だね」エヘ

玄「95%は私とおねーちゃんの力だよっ」

煌「あ、うん」


 それぞれに大小あれど、ほぼ全員がレッスンを終えて披露を抱えながらも今までにない充実感に打ち震えている
 みんなで力を合わせるという、考えは今まであった
 しかし、こんなに息を合わせられたことが過去にあっただろうか?

 それも、京太郎すらも気づいていない心情を代弁するかのように振る舞い、みんなを導くように指示を出す人間
 そんな人物の存在が今まであっただろうか?

 いや、ありえない

 もはや相性がいいというレベルではないのだ
 まさに京太郎をプロデュースする為に産まれたかのように口を開く、動く人間


姫子「お役に立てて、嬉しかよ」エヘヘ


 それが、鶴田姫子という女だった


はやり「竜華ちゃんが来て、みんなが元気になったら再開しようね」

京太郎「はいっ!」


久「でも本当に惜しいわねー。いい人材なのにー」ダキッ

姫子「っ!? べ、別に……そんなっ」ギリギリギリッ

透華「ええ。正直、驚いて言葉が出ないレベルでしてよ」

煌「うん、姫子にこんな才能があったなんて」

美穂子「まるでSOULCATCHERのカミネのように京太郎君の心を見ているようですね。まるでカミネのように」ペラペラ

菫「ああ。そっくりだ。まるで心が見えるようだ、まるでジャンプで好評連載中のあの漫画の主人公のように」ペラペラ

姫子「あ、あはは……(スケスケだから当然たい)」

 おだてられながらも、姫子は機を待つ
 最大のターゲットだる竜華が到着する前に、誰かが一言言うだけでいいのだ
 あの言葉を、誰かが……


久「そうよねぇ。なんなら鶴田さん」


 そして、その言葉ついに……


久「プロデューサーでもやってくれればいいのに」アハハ


 口に、出されてしまったのだ 



64 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/03(月) 01:02:14.17 ID:EzbzGaNpo [5/14]


姫子「え、ええ!? プロデューサー!?」

 ここぞとばかりに大げさな反応を見せる姫子
 慌てるな、タイミングはまだこの時ではない

久「あらやだ、冗談よ」フフフ

 思った以上の反応に、久が満足げに微笑む

姫子「……(まだ、ここじゃなか)」ギュッ

 焦る気持ちをぐっと堪える
 次の言葉がでなければ、今までの下積みが無駄になる可能性があるのだが、慌ててもろくなことはない

 純粋に機会を待つ
 それしか、今の姫子にできることはない

 十分に取り入ったのだ
 誰かひとりくらいは……次のキーワードを口にする筈

霞「あら、冗談だったの?

姫子「!?」

霞「私はアリだと思うけど」クスッ

 なんと、ここで援護射撃を出したのは予想外の人物だった

姫子「(なんば考えちょっと?)」チラッ

 唯一、霞だけが自分のことを警戒していると姫子は踏んでいたが……
 なんにしても姫子に都合のいい展開に転がることになった

姫子「ど、どういう?」アセアセ

霞「みんな見たでしょ? 彼女は凄く役にたつと思うのだけれど」チラッ

姫子「!!」

霞「……」ニヤリ

姫子「っ」ゾクッ

 その時、姫子は悟った
 この女は自分を助けようとしているのではない

 ただ、邪魔な竜華を退けるために……自分を利用しようとしているのだ

姫子「……」グッ

 だが、それでも問題は無い
 最終的に目的が達成されるのであれば……


久「ちょ、ちょっと! 冗談だって言ったでしょ?」

煌「そうですよ。大体プロデューサーは……」


宥「でも、別にプロデューサーでなくても」

玄「確かに強力な助っ人になりそうだよね」

美穂子「確かにそれは……」


久「美穂子まで!? 待ちなさい、私はそんなつもりで……!」


 思わぬ風向きに慌てる久
 そもそも、ほんの他愛ない冗談で放った一言なのだ

 それをこんな形で拾われることになるとは、夢にも思わなかっただろう



65 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/03(月) 01:15:28.23 ID:EzbzGaNpo [6/14]

はやり「でも竜華ちゃんよりは、レッスンをちゃんと見てたよね」

菫「ああ。彼女は少し、任せきりな部分があるからな」

久「それは、貴女達を信頼してるからで……!」

明華「でもそれで結果がでなければ意味は無いのでは?」

久「それとこれは話が別でしょ!?」

 なんと皮肉なことであろうか
 最初に冗談として放った久だけが、今や竜華の味方なのだ

 その他のメンバーは、みんなして姫子の加入を喜んでいる節がある

 それが、久にはとても恐ろしいことのように思えてならなかった

久「待って。落ち着きましょう、そもそも彼女は見学で――」

姫子「そ、そうです!」

霞「私は戦力になるかならないかの話をしているんだけど?」

久「っ!」ギリッ

 にらみ合う両者
 そのあまりの剣幕に周囲は一斉に黙り込む

 そしてしばらくの沈黙の後、ついにこの男が口を開いた

京太郎「ちょっと、皆さんどうしたんですか?」

 渦中の人物でもある、京太郎だ
 最初はあまりの急展開に唖然としていた京太郎だが、ここに来て一番冷静な人物と化していた

京太郎「そもそも、姫子さんはまだ学生ですし。家は九州なんですよ?」

霞「あら、私もそうよ?」

京太郎「霞さんはもう卒業じゃないですか」

霞「ふふ、そうね」クスクス

菫「でも京太郎君。姫子の力は君も見ただろう?」

京太郎「そりゃ、今回は助かりましたけど……」ポリポリ

はやり「なら、力を貸してもらうのも一つの手じゃないかな?」

宥「うん」

透華「まぁ、反対する理由はありませんわ」

 口々にみんなが賛同の意を示す
 しかし、京太郎は真っ直ぐな瞳できっぱりと言い放つ


京太郎「俺は一生竜華さんのアイドルですし、プロデューサーを変えるつもりはありません」グッ

久「京太郎君……」

姫子「……」ギッギリギリギリギリ

 この返答は当然、姫子には読めていた
 だからこそ、次の一手が活きる

 京太郎の優しさが、竜華を思いやる気持ちが……



 あの清水谷竜華を殺す毒へと変貌するのだから





67 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/03(月) 01:29:01.50 ID:EzbzGaNpo [7/14]


姫子「あ、あの! わ、私は……その」オロオロ

京太郎「姫子は悪くないですよ。だから気にしないでください」

姫子「でも、私が無理言って事務所に……申し訳なかよ」シュン

久「いいのよ。お陰で私達も色々と成長できたし」

煌「でも、一番成長したのは京太郎君かな?」アハハ

美穂子「そうですね。清水谷さんもきっと喜ぶと……」

 その時、誰もが気づいた

一同「あっ……」

 もし、竜華が知ってしまったら?

久「そ、そうよね……」

 京太郎を急成長させた原因が、突然現れた少女だと知ってしまったら?

霞「……間違いなく、傷つくでしょうね」

 その少女が、自分よりもプロデューサーに向いていると知ってしまったら?

京太郎「……」ギュッ

 答えは火を見るよりも明らかだろう
 そして、それは……竜華にとって、とても残酷なことに他ならない

久「……」

 それぞれ、沈黙するしかなかった
 まさかここに来て竜華に気遣いをすることになるだなんて

霞「……隠すつもり?」

 最初に口を開いたのは霞

久「仕方ないでしょ」

 次が久

煌「でも、こんな隠し事は……」

菫「確かに褒められたことではないな」

宥「でも、それは相手を思いやってのことだし、えと」

玄「うーん、難しいよぉ」


京太郎「お、俺は……」グッ

 竜華に隠し事なんてしたくない
 でも、傷つく竜華は見たくない 

 京太郎は自分でも、何が正しいのか分からなかった

 そして、そんな京太郎の気持ちを揺さぶるように


姫子「わ、私……帰り、ます……」


 遂に悪魔が動き出す


京太郎「姫子……?」

姫子「わ、私がいるからっ、みんな、困って、迷惑ば、かけて……わ、わたっヒック、わたしっ……」ポロポロ

京太郎「それは違います! だって、そんなの絶対、おかしいですって」スッ

姫子「京太郎……」



68 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/03(月) 01:39:34.88 ID:EzbzGaNpo [8/14]




宥「そうだよ!」

玄「もう姫子ちゃんは立派な仲間なのです」

美穂子「そうよ、だから涙を拭いて」スッ

姫子「ず、ずびばぜん」ゴシゴシ

菫「全く、何も清水谷Pを首にしろとは言ってないんだ。別に一人仲間が増えてもじゃないか」ジロッ

久「そ、それはそうだけど」

 姫子の加入を望むメンバーは、別に竜華を追い出そうとしているわけではない(ビックおもちを除く)
 しかし、どうしても久は姫子の加入に積極的になれなかった

煌「姫子、気にしないで」

姫子「……」

久「なによ、結局私が悪者ってわけ?」ムスッ

京太郎「久さんも悪くないですよ。俺、すっげー嬉しかったです」ポムッ

久「ふんっ……//」

霞「それで、結局どうするの? 話すの、話さないの?」

はやり「うーん、難しいね」

京太郎「そう……ですね」

一同「……」

 再び一同は黙り込む
 時計の針が止まったかのように、ゆっくりとした時間がじわじわと流れていく

姫子「……」

 そして、この息の詰まるような長い沈黙こそが

姫子「わ、私にいい考えが……あっと」スッ

一同「え?」



 鶴田姫子の、待ち望んだ瞬間であった




73 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/03(月) 01:56:23.58 ID:EzbzGaNpo [9/14]

71
 竜華の気持ち考えてーな
 自分がコツコツとグレイモンまで育てたデータを次の日、他人にウォーグレイモンにされたんやで?

 無論喜ぶだろうけど、大手を振りはしないじゃろうて





 姫子の提案は、至って簡単なことであった
 自分がレッスンに関与したことを、竜華に隠すこと

 そうすれば竜華は何も知らないで済むし
 京太郎の成長が分かれば、きっと喜んでくれる

 そして自分はこれからゆっくり竜華に認めてもらえればいい

 それが、最終的な決断となった


京太郎「でも竜華さんに嘘は……」

 唯一京太郎だけが不服そうだったが、他のメンバーの後押しもあり、渋々頷いた

宥「大丈夫、絶対に認めて貰おうね」

玄「私達にかかれば楽勝なのです」ドヤァ

久「ま、頑張りましょ」


霞「ま、好きにしなさい」

はやり「私達は午後のメニューを話し合っておくね」

明華「大丈夫ですよ。きっと」ニッコリ

姫子「えへへ」


 こうして、いつの間にか姫子を竜華に認めて貰うという目的がみんなに芽生えた
 しかし、誰も気づいていない

 そもそも、姫子がなぜ竜華に認めて貰う必要があるのか?
 これではまるで姫子が事務所に入りたいと言っているのと同じなのだ

 だが、誰も気づこうとしない
 姫子が元々その為だけに、この事務所に来たという事実に


姫子「清水谷さんと会うのが楽しみたい……♪」

久「大丈夫よ。いい人だから」ニコッ

 ワイワイ キャッキャ


 このわずかな間に姫子は竜華ほどではないにしろ、信頼を勝ち取ったのだ


姫子「(歯ごたえがなか……)」


 京太郎の心を知り尽くし、どうすれば彼女たちが喜ぶのかを熟知している姫子にとって
 アクセル1のメンバーに取り入ることなど造作もないことであった



74 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/03(月) 02:05:15.10 ID:EzbzGaNpo [10/14]


~~数分後~~


 過酷なレッスン、今後の話し合いも終わり……小休止を挟んでいる京太郎達

 他愛の無い話やさっきのレッスンの話題で盛り上がりながら、のんびりと竜華を待つ
 その僅かな間にも……少しずつ、少しずつ姫子はみんなとの中を深めていった


 そして、とうとう彼女が到着する時刻となった


 トントントンッ ガチャッ!


竜華「みんな、今日もやるでー!!」バァァン


姫子「ばってん、やっぱり京太郎君を応援したいって……」モジモジ

久「いい子じゃない♪」フフフ

透華「この事務所に欲しいくらいですわねー」ヤッパリ

姫子「えへへ、嬉しかです♪」


 キャッキャッウフフフ! ワイワイ


竜華「……え?」

宥「それでねその時玄ちゃんが……」アハハ

姫子「えー!?」プークスクス

菫「それは驚きだな……」

玄「おねーちゃんの言うことは大げさなのです!」プンプン

宥「えー? そんなことないよぉ」

玄「いいや、あれはそんなことなかった筈だよ!」

宥「むぅ!」

姫子「あはは、どっちでも面白ければよか。ばってん、仲直りの明太子やね!」サッ

菫「ほぅ、これはいい色だ」マジマジ

姫子「自慢の逸品たい」ニッコリ

宥「わーい!」

玄「えへへ、姫子ちゃん大好き。ずっといてほしいな♪」

菫「ああ、気に入った」ニッコリ

 ワイワイ キャッキャ
 メンタイコウマー! 



竜華「……誰?」



 話にヒートアップするあまり、中々竜華の到着に気づかないメンバー
 また、本来の目的を外れているようだ



75 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/03(月) 02:10:18.62 ID:EzbzGaNpo [11/14]


 しばらく唖然とする竜華だったが、そこへ意中の京太郎が駆け寄る


京太郎「あ、竜華さん。こんにちは」ペコリ

竜華「京太郎君、あの子は?」

京太郎「ああ。煌さんと同じ新道寺の……」

竜華「新道寺……ああ、あの子や!」

 京太郎の説明を遮り、思わず叫ぶ竜華
 その声が聞こえたのか、サッと部屋に静寂が戻る

 そして――

姫子「……あっ!」タタタッ

竜華「……」

姫子「鶴田姫子です」ニッコリ

 にこやかな笑顔で握手を求める姫子
 それを見た竜華もつられて、同じように右を差しだしていた

竜華「清水谷竜華や」スッ

 ニギニギ

姫子「……」ニコニコ

竜華「……」

 きまずい沈黙が流れる
 そもそも周囲の全員が二人をじっと見つめているのだから無理もないのだが


京太郎「もうみんなとは仲良くなりましたか?」

 その沈黙を破るように、京太郎が話題を提供する

姫子「うん、みんな親切で嬉しかー」エヘヘ

京太郎「それはよかったです」ホッ

姫子「京太郎のお陰たい」ニッコリ

竜華「!?」

京太郎「いえ、姫子の力ですよ」

竜華「!?」

姫子「そげなこつある訳……//」カァァァ

 二人のやり取りを目の当たりにして深刻なダメージを受ける竜華
 そもそもどうしてこんな状況にあるのかが、理解できていないのだ




77 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/03(月) 02:17:19.28 ID:EzbzGaNpo [12/14]



京太郎「~~~」アハハ

姫子「~~~♪」ニコニコ

竜華「……」

 京太郎には悪気は無いのだが、いかんせん姫子が話題を振ってくるので答えざるを得ない
 それが結果的に竜華をスルーすることになるのだが……どうしようもない

 姫子も竜華に話しかけづらいから自分に話しかけるのだろうと、京太郎は思っているし
 実際には姫子は竜華とはあまり話したくなかった
 無論、逆もまた……

竜華「あ、あの京太郎く――」

美穂子「皆さんお茶が出来ましたよ」コトッ

 と、ここで給湯室から美穂子が顔を出す
 勿論彼女にも悪気などは存在しない

 ただタイミングが悪かっただけなのだ


竜華「あっ……」

姫子「ありがとうございますっ」

美穂子「ふふっ、いいのよ」ニッコリ

煌「姫子、お茶菓子もあるからね」スッ

菫「なんなら、肩でも揉んでやろう」フフフ

宥「胴上げ!」

玄「どさくさにまぎれておもちを揉むのです」ワキワキ

 ワイワイガヤガヤ

姫子「あ、あははっ」

久「全く、少し浮かれすぎよ」ハァ

姫子「申し訳なかです」シュン

久「あら、いいのよ。普段からこんな感じだから」クスクス

姫子「へぇ……」

 ガヤガヤガヤ

竜華「……むぅ」

 別段、普通の光景であるのだが竜華にとってはいささかバツが悪い
 とは言っても、ちやほやされている姫子がちょっぴり羨ましいだけなのだが


78 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/02/03(月) 02:28:34.70 ID:EzbzGaNpo [13/14]


竜華「はいはい、みんな!」パンパン

 唐突に、竜華がみんなの注目を集める

一同「……?」

竜華「遊ぶのもええけど、今日からレッスン強化やったの忘れてへん?」

 そうだ、これから自分達は頑張るはずだ
 そう竜華は息巻いてきた

 しかし、みんなの様子はどうだ?

煌「はい。分かってますよ」ニッコリ

久「ちゃんと頑張りなさいよー」ツンツン

京太郎「あはは、頑張ります」

宥「お茶飲んだら始めようね」

玄「結構疲れてるし、いい休憩なのですー」ポワーッ

 ホノボノー ワイワイ キャッキャ

竜華「なっ!?」ムカッ


 竜華は知る由も無いが、京太郎は先程まで過酷な修行をしていたため、
 この短期間で大きな成長を遂げている

 それゆえに、メンバーには余裕が出来ている
 それが、竜華には怠慢に見えて仕方がないのだ

 だからこそ次の竜華の一言が、飛び出してくる


竜華「せやったらちゃんとレッスンせんと!!」バンッ

一同「っ!」ビクッ

 さっきまでの特訓の疲れを癒そうとする面々には、少しカチンと来る言葉であった
 しかし竜華が知る由も無いことは重々承知しているのですぐにそんな感情も消え失せる


一同「……」ジィーッ

 どうしたものかと、一同が思案しながら竜華を見る
 それは「どう説明しようか?」という視線だったのだが、竜華にそんなことは分かるはずもない

竜華「あっ……(あ、あかん。ちょっと言いすぎてもうたかも)」ズーン

 そんな光景を見て、察しのいい煌と久は咄嗟に竜華の勘違いに気づく
 そして、慌てて弁明のことを紡ごうと口を開くのだが……

 煌「……あちゃー」ポリポリ

久「あのね、清水谷さ――」

 バッ

京太郎「あ、えと。その、竜華さん。実は……!」アセアセ

姫子「そ、そう! ちゃんとレッスンせんと!」アセアセ

竜華「え?」


久「(京太郎君!?)」チラッ

京太郎「(すみません、でも、できるだけ竜華さんには……)」

 気取られないようにする為に、なんとか話をはぐらかす京太郎
 lここまで来た以上、京太郎も竜華を傷つけないように必死だった




158 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/02(日) 23:46:32.22 ID:M0nQhRaao [2/3]

【前回までのあらすじ】


 大切な仲間との間に生じた溝、決して埋まることの無い差
 それを取り戻す為にアイドルになることを目指す京太郎は、数多くの仲間と出会い成長していく


 竜華を初めとする、心強い事務所のメンバー
 恋慕渦巻きながらも、確実に、少しずつ距離を縮めていく京太郎達


 京太郎自身の成長もあり、アイドル活動は順調に進んでいるかのように思われていた


 だがしかし、そんな京太郎のアイドル活動を妨げるように魔の手が忍び寄る

 自らの目的を達成すべく暗躍する霞
 京太郎への執着の為、竜華を陥れようとする姫子


 今、その毒牙が京太郎達の関係を蝕もうとしていた!



 そして、その波乱の幕開けは――



【二ヶ月後 アクセル1】


姫子「竜華さん、お腹減らんと?」クゥー

竜華「腹減ったなぁ」クゥー

姫子「この辺に、うまいラーメン屋の屋台、来とるとよー」テコリンッ

竜華「ラーメンかぁ、行きたいなぁ」ギュルル

姫子「じゃけん、今夜行きましょうね!」エヘヘ

竜華「おっ、そうやな!」ぱぁぁ


 ワイワイキャッキャ!


霞「貴方も九州から大変ね」

哩「姫子の為なら、なんの苦でもなかとよ」ドヤァ

霞「そう、私も小蒔にちゃんと謝らないと……」シュン

哩「大丈夫やっと。石戸さんの気持ちはちゃんと伝わっとる!」

霞「えぇ、そうねっ!」ウフフ

 ワイワイキャッキャ


京太郎「……」









京太郎「えぇっ!?」ガビィーン


 なんかもう、勝手に解決してた


一同「??」



165 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/02(日) 23:53:47.77 ID:M0nQhRaao [3/3]

京太郎「い、いやいや!! ちょっとおかしいでしょ!!?」

久「なによ京太郎くん、うるさいわね」

透華「誰のせいでみんな残業してると思ってますの?」ハァ

玄「あぁぁぁ!! 明日の収録の衣装決まらないよぉ!」

宥「うぅ、どんなメイクにしよう……」

はやり「勢いで行っちゃえ☆」

宥「うん! 京太郎君、今からテストしてもいい?」スチャッ

京太郎「え、ええ。別にいいですけど……」

 ペタペタ

宥「すぐに済むからじっとしててね」ヌリヌリ


煌「ふふっ、今日も平和ですね」クスクス

京太郎「で、でも! あんなに意味深だったじゃないですか……!?」

 なんかそれはもうドロドロしていて
 これなんの昼ドラだよ!? そういう空気だったハズだ!

久「いつの話してるのよ?」

竜華「そうやなぁ、この二ヶ月は本当に辛かったでぇ」ホロリ

姫子「うぅ、全部私のせいたい……」グスッ

竜華「何言うとるん!? アレは全部、能力のせいやって!」

姫子「でも……」

竜華「姫子のお陰で、うちも強くなれたんやし。むしろ感謝しとるんよ」ギュッ

姫子「竜華さん……」ウルウル

竜華「それに、悪いのは全部あそこのアホやしね」チラッ

あそこのアホ「アホって言わないでくださいよ!!」ギャー!

宥「動かないでっ!!!」クワッ

京太郎「ひっ!?」ビクッ

宥「メイク中でしょ……めっ!」ゴゴゴゴッ

京太郎「」ガクガク


玄「おねーちゃんもこの二ヶ月で成長したのです」ホロリ




168 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/03(月) 00:06:03.66 ID:fYW0AwTTo [1/8]

京太郎「うぅ、納得いかねぇよぉ」シクシク

衣「まったく、それでも衣を倒した男か」ヤレヤレ

京太郎「いえ、そう言われても……」

小蒔「ふふっ、京太郎さん。メイク中に泣いてはいけません」クスクス

京太郎「あ、はい。すみません」ペコリ

照「京ちゃんは泣き顔もイケてる(照だけに)」ホクホク

咲「そうかなぁ、私は笑ってる京ちゃんの方が好き!」

淡「私は別に京太郎のこと、好きじゃないし。その、お兄ちゃんとしてなら……いいけど」プイッ

 アハハハ! ダヨネー!
 キョウチャンハワタシノ!  ミンナデワケアオウヨー!


京太郎「……」ギッギギギッ

天照大神+咲「……?」

京太郎「あ、あのー? 皆さんはどうしてここに?」

衣「やれやれ、これだからキョウタローは」ハァ

小蒔「あ、お夜食ですね!」トテトテ

照「おにぎりはおかかで!」

淡「私は明太子ー!」ワーイ

姫子「明太子!?」クワッ

哩「出番やっと、姫子!!」ガタッ!

美穂子「ふふっ、ではご用意しますね」ニコニコ

 ワイワイ! アタシコンブー!
 ウチハツナマヨヤナ! ハヤリンハシオムスビー!


京太郎「だから聞けよぉぉぉおぉ!!!」ドンッ

宥「……京太郎君?」スチャッ

京太郎「……お口にみっふぃー」キリッ

宥「よくできました」ナデナデ

京太郎「ウワヘヘ」ホッコリ

竜華「今日の京太郎君はいつにも増して変やなぁー」

京太郎「いえ、どうもここ二ヶ月くらいの記憶が飛んでいるようで」ウーム

 なんだろう、こう【過程】をすっ飛ばして【結果】だけが残っているような感じ
 なんなんだ、これ?

竜華「ちょっと寝ぼけとるんやな」

久「最近、レッスンやりすぎかしら」


霞「あ、小蒔ちゃん……」

小蒔「霞ちゃん。私はもう、気にしてないから」ニッコリ

霞「……うん、ありがとう」ギュッ


姫子「やっぱり部長と一緒が安心するたい」ギュッ

哩「ふふっ、都合のいい口やっと、姫子」


京太郎「うーむ、この」グヌヌ

169 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/03(月) 00:15:13.85 ID:fYW0AwTTo [2/8]

京太郎「マジで何があったんだ……」

菫「説明しよう」キリッ

京太郎「あ、菫さん! 菫さんじゃないですか!?」

菫「ああ、私だ」

京太郎「あの、俺はこの二ヶ月の間に何を?」

菫「ああ。それはだな――」


~~あらすじ~~


姫子「てへへ、大活躍やっと!」ブイッ

みんな「姫子カッケー!」

竜華「みんなのばかー、あほー! 京太郎君はうちのやー!」」ギャース!

みんな「うぅ、竜華のばかー」

京太郎「けんかはやめてー!」

竜華「うち、もうやめたる!」

姫子「(わーい)」

京太郎「待ってください!」

竜華「!?」

京太郎「俺は竜華さんじゃなきゃヤダ!!」

姫子「!?」

京太郎「たとえ姫子がうんぬんかぬんでも、俺は、なんだかんだ竜華さんなんだ!」デーン

竜華「京太郎君……」ジィーン

姫子「ぐ、ぐぬぬぬっ」

京太郎「だから、ごめん」

姫子「う、うわぁぁぁん! 私だって、私だってー!」ビェーン

みんな「どういうこったよ??」

姫子「実は――かくかくしかじか」

みんな「な、なんだってー!?」

姫子「だから京太郎は私といるべきやっとー!」

京太郎「でもおれは一人だけじゃなく全員と繋がりたいっ!(物理的にも精神的にも)」キリッ

 いけめぇーん

全員「」ジュンジュワァー

 パッキャーン

姫子「わ た し は し ょ う き に も ど っ た」

京太郎「やったぜ」

みんな「やっぱり京太郎君は凄い……//」デレデレ


~~~~~~~~~


菫「これで大体半分だ」フフフッ

京太郎「」



173 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/03(月) 00:26:15.72 ID:fYW0AwTTo [3/8]

竜華「あれは嬉しかったなぁ……//」エヘヘ

京太郎「……」アセダラダラ

明華「ふふっ、素敵です」


衣「やっぱりきょうたろーは凄いな!」

透華「まぁ、当然ですわね」フフン

小蒔「お慕いしています」カァァァッ

照「や京照ナンバーワン!」

淡「時代は京淡だって、それ一番言われてるから」

咲「京咲に決まってるよ……」


京太郎「それで、この人達は?」

菫「ああ。それは――」


【あらすじ 後編】


みんな「これからもがんばろー!」

京太郎「みんな仲直りできてよかったなー」ホッコリ

霞「おぉーっとそうはいかないわー!」

京太郎「な、なにぃ!?」

霞「私のモノになりなさい!」ドタプゥーン

春「なれなれー!」ドタプーン

京太郎「ぐわぁぁぁ、おもちにやられるぅぅぅ!」

小蒔「霞ちゃん、どうして!?」バァァン!

霞「ごめんなさい、でも恋は譲れないのよ!」デデーン

 ガチャッ

衣「おい! いつまで衣のフラグを先延ばしにする気だ!!」

透華「そうですわ!!」

ハギヨシ「お久しぶりです」フフッ

照「おなかすいた」

咲「遊びにきたよー」

淡「お兄ちゃーん!」

京太郎「なんかいっぱいキター!?」

 ピシィィィン!

京太郎「はっ!? このメンバーは!?」

 その時、京太郎に電流走る

京太郎「思い出したぞ!! オレはみんなと会ってる!」

一同「おぉー」


175 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/03(月) 00:33:13.06 ID:fYW0AwTTo [4/8]

京太郎「みんな、ごめん!」

衣「許さないから衣と勝負しろ!!」

小蒔「私も、自分のチカラで京太郎さんを!」

霞「いいわ。負けた方が引き下がりましょう」

京太郎「この四人で打つのかー」

菫「同意と見ていいな?」サッ

ハギヨシ「あ、あなたはミススミレ!?」

菫「では、対局開始ィー!」

京太郎「うぅ、みんな強くて勝てるわけねぇよー!」

照「京ちゃん、私の力を!」

咲「私のも!」

淡「お兄ちゃん頑張れー!」

 ピカァーン!」

京太郎「イケメンフラッシュ!」

衣・小蒔・霞「」ジュンジュワァー

京太郎「激しい戦いだった」

衣「きょうたろー、まだお前を認めたわけじゃないぞ!」ドキドキドキ

透華「本音は?」

衣「また遊んでー!」ダキッ

霞「ごめんなさい、小蒔ちゃん。私が間違ってたわ」シクシク

小蒔「霞ちゃん……」ウルウル

 ガシッ!

京太郎「やったぜ」

一同「やっぱり京太郎君はすごい」キュンキューン


~~~~~~~

菫「とまぁ、こんな感じだ」

京太郎「」

菫「あと、もう私より強いから」

京太郎「え?」

菫「京太郎君は、もう……」ブルブル

京太郎「……」

菫「わだっ、わだしよりぃ、づよい……のぉ」ボロボロッ


京太郎「(まさかのガチ泣き!?)」ガビィーン


菫「うぐっ、ぐすっ……うわぁぁぁ」ズビィー





179 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/03(月) 00:44:10.85 ID:fYW0AwTTo [5/8]

菫「うわぁぁ……」シクシク

照「よしよし」ナデナデ

淡「もー、しょうがないなぁ」ポンポン


京太郎「……いつのまにそんな状況に」ビクビク

 なんか気づかない間に仲間内の崩壊と、過去の因縁の両方を終わらせてしまった
 な、何を言ってるのか分からないかと思うが――


久「姫子の一件で私達もスキルアップしたし、この二ヶ月は本当にあっという間だったわね」

煌「でもこうして最高のスタッフィングで望めるんですから」フフフ

京太郎「え?」

竜華「なんや、さっきからそれでみんな慌ただしくしとるんよ」

京太郎「??」

 望む?
 望むって一体何に望むだっけ?

美穂子「若、明日は待ちにまったあの日ですよ」

京太郎「あの日?」

一同「……」ニィッ

 みんなが微笑みながら俺を見ている
 その指差す先は、カレンダーだ

 明日は日曜日

 予定はどっかのステージで……

京太郎「あ、あぁぁぁっ!!」ガタッ

竜華「さぁ、派手に決めたるで!」

京太郎「そうだ、思い出したぞ……」

 いよいよ明日は!!


 ガチャッ


社長「やぁ、諸君! やってるかね!」

京太郎「社長!」

社長「ふふ、明日は頑張ってくれたまえ」ポンッ

京太郎「……はいっ!」


 そう、明日の仕事――それは


京太郎「仮面ライダーブレイド! 第一話試写会だ!!」デェーン

一同「Exactly!」



 つ づ く



186 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/03(月) 00:58:57.33 ID:fYW0AwTTo [7/8]


【お ま け】


和「……」ムスッ

京太郎「ん? どうしたんだ和?」

           ,、  ─ -  _
    ┌::-/      ┌:Y´::7
    {::./     /   ヽ V:::}:::::}
    ,Y  1 l lj ! !V } Y'::`く
    く::! ィ, N升卅从卅代ノ;イト'
      `ヽN 〔厂 '  〔厂 l  | l
        i| '、       ノ  1 ト、
        /jj `ー  ニ ‐,´ l  | ヽヽ
     〃/  レ:´:.{  }:.:.:Y l| l V
     V {  ト:;\i /::/ ∧ l {
      ハ l !\><:∧/  }  〉
      V 1Y    〉く   } | ./′
       Y{   /:::::i    j |'′
        | ヽ {::::::::l  〈  |
         |  {  {::::::::l  {  |
和「いえ、別に」フイッ

京太郎「何を怒ってるんだよ」ヤレヤレ

和「……私だけ」ボソッ

京太郎「?」

和「私だけ、今回出番がありませんでした」プクーッ

京太郎「……ぷっ」

和「なっ?! なんで笑うんですか!?」ポカポカ

京太郎「あはは、だって、そんなにむくれてるからもっと重要なことだと思ってさ」

和「うぅっ……どうせ大したことじゃないですけど」シュン

京太郎「なぁ、和」

和「……なんですか?」ズーン

京太郎「よかったら、だけど。飯食いに行かねぇか?」ポリポリ

和「っ!」バッ

京太郎「……//」プイッ

和「は、はいっ!!」パァァァ


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    ヽ ! .{: :{:| | | 」|:.| :|: :ィ‐十ト|:|:} : : }:::::\
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   ヽ:::::.{',从|レィ==、   ィ==x .リ/:|」|
     ├┤| :沁 ::::::::    :::::::: ノ/: : !  えへへ……
     |:.:.|',| : :人    r─‐┐  ハ/  /:|
     |:.:.|::| : : |> , `.-- ' ,∠// /! :|
     |:.:.|::|   .:|ィ‐=_,,} ー  {.__//゙ /_.| i|
     |...:|::| ! :リ.|::::{_   __.//゙ / ヽ!|
     |:.:.|:.| ! / /_,ヽ.∠ィ'/ /─=||
     |:.:.|:.| / /─'、,..ィ‐-、_,..|:|  |_    ||
     |:.:.|:.i!:../. :::      .:. . |:∨ ゙<  小.

京太郎「(やっぱ和はかわええー……)」キュンキュン


 カンッ!