768 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 22:47:59.78 ID:tlCwCQNWo [11/18]

咲「あ、京ちゃん♪」トテトテ

京太郎「咲、どうだった?」

咲「うん。楽勝だったよー、ガント一発で引退だなんて」クスクス

京太郎「ま、所詮Cランクアイドルだしなー」ドサッ

 ガチャッ

血濡れの照(E:ナタ)「ただいまー」テクテク

京太郎「お、照。おかえり」ナデナデ

照「んふー♪ ちゃんと仕留めてきたよー」エヘヘ

京太郎「それ、誰の血?」

照「えとね。ちょ、待てよ! の人」

京太郎「ぶっ、似てねぇー!」アハハ

咲「あはは、顔は似てるかも!」アハハハ

 ガチャッ

優希(E:日本刀)「戻ったじぇー」トテトテ

京太郎「お、今日は焼いてきたのか? 前回の虚無はどうした?」

優希「あれは飽きたじょ。ただ消すだけなんてつまらーん!」トテトテ

京太郎「そっか。まぁ、お前は技が腐るほどあるし、好きにやれよ」ギュゥゥ

優希「え、えへへっ♪」

咲「もう、京ちゃんたら甘いんだから。私も今度は使い魔使っちゃおうかなぁ」ホンパラパラ


 ガチャッ


久(E:日本刀)「あー疲れたー」

優希「お、部長も獲物だじぇ!」

久「あら、かぶっちゃったの? つまらないわねー」

京太郎「相変わらず謎の格好ですね。そのジーンズにTシャツ」

久「これが一番やりやすいのよ。バッサバッサ切れるしね」ニッコリ

京太郎「あはは、そうなんですか?」

 ガチャッ

透華「ふぅ、大罪武装は疲れますわ」

京太郎「よ、透華!」プニッ

透華「ひゃっ!?」

京太郎「相変わらず大きくならねぇなぁ」フニフニ

透華「もう、デリカシーがありませんわね」クスッ



772 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 22:56:46.69 ID:tlCwCQNWo [12/18]


京太郎「そういや竜華は?」キョロキョロ

咲「事務所組はみんな海外制覇中じゃないの?」

京太郎「ああ、そういやそんなこと言ってたな」ポンッ

久「私だけ居残りなんて寂しいわー」ツンツン

京太郎「とてもそうは見えませんけど」プニプニ

久「ひゃんっ、もう……分かってるくせに」ギュッ

透華「あの、私も留守番でしてよ」ビキビキ

照「シャワー浴びなきゃ」

優希「血なまぐさいじぇ」


 ガチャッ


まこ「なんじゃ、まだ着替えとらんのか」

京太郎「まこさん!」

まこ「……京太郎、なぜわしだけいつもさん付けなんじゃ?」

京太郎「あ、え? えと、その……//」ポリポリ

透華「ホント、妬けますわねぇ」

久「とっととくっつけばいいのに」ハァ

まこ「? とにかく、そろそろ準備せんか」ペチッ

京太郎「はいっ! たく、乾く暇もねぇなぁ」ブツブツ

 シュルッ パサッ

 ギュッ

京太郎「よし、いっちょやりますか!」スタスタ

久「今度の相手は強敵よ?」

咲「まぁ、京ちゃんが負けるわけないけどね!」

優希「当然だじょ」フンス

照「油断大敵、頑張って」

京太郎「ああ、行ってくる」スタスタ


 ガチャッ バタンッ



 今思えば、俺がアイドルを目指そうとしてから数年以上が経った

 あの日、社長の提案を受け……俺達は力を求めた

 誰にも邪魔されないチカラ、誰をも従えるチカラ

 今この世界に、俺を認めない人間はいない

 だが、まだだ


京太郎「まだ俺は頂点に立っちゃいない」カツカツ

 まだ強く

 今よりも、もっともっと強くなって――

 もはや俺に逆らおうとする存在すら……いなくなるほどに強くならなければいけない


774 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 23:07:52.84 ID:tlCwCQNWo [13/18]

恒子「それではいよいよメインイベントです!! 選手入場ォォォオ!!」


~アイドル名【奪還&運び屋】~

邪眼使い「さっさと終わらせんぞ」

雷帝「はーい♪」

ジャッカル「……」クス


~アイドル名【LEVEL5 With 幻想殺し】~

白もやし「くだらねェ……」

冷蔵庫「なるほど、よほど愉快なアイドルになりてぇと見える」

ハチマキ「根性だぁぁぁ! うぉぉぉ!!」

ウニ頭「不幸だ」ズーン


~~アイドル名【吸血鬼とその愉快な戦争相手】~~

旦那「楽しみだ、実に、実に楽しみだ……」

神父「エェェェイメェェェェン!!」

少佐「諸君、私はアイドルが好きだ」



 ザワザワ


恒子「そして、皆さんお待ちかねのー!!!」


 ドォォォンン!!


\キャアアアアアア!!/  \スガサマァァァァ!!/



京太郎「さぁ、始めようぜ!!」ニィッ


.......ヽ/...............................|                          ,.  ´ ̄ ̄ `  、__
ー‐´...................................ハ                   /   ,     / /⌒Y
、...................................../  ',                 / /   ,:         / ̄\
 ヽ........................./     }                  /  /     |  ハ   .:| :| i  :、 \__
  }................../      \             .   i  /    ..|  | |   :| :| |、 :i {` ̄
  ヽ__../        | ヽ                |  i   | i  |  | |   :| ハ ハ :_i!_ :i
     ヽ          |   、               |  |   |ィ弌示ミ{从 /-}/-ハ| i ヾ、ヽ
      ',         |   }           !. r|   i.|{ Vzり  ∨ __、 !:::l  |\、i
       ,            、  从从爻/////// | i、i、 ゙,       、  ̄`ヾ : :イ :|、_ \ 
         ',        |    ∨///////////////≧i:       '      ,' :λ i.`ー-ヽ
          '          |     \///////////////ア:      ,.-‐‐┐   ,'イilリ `、|
           ,         |       }\////////////ハ ヽ:    {: : :`V  ., リレi   `
          ,       !      l  ア////////////ーヽ  `ー‐'  .,' 
           ヽ           |  ////////////////乙> . _ ////乙
            \             ! 彡////////////////ア  ///////////彡
              \  |       |  {////////////// ̄',   从<////////>─ァ 、
               \ |       |  ∨///////////{..........マー‐ヽ...........<///{  //  ヽ__/⌒)、 ̄::::ヽ
                  |       |  ////////////ミ.........ト ::::::{.................///.ゝ { {   (三(  /´ )、:::::::::\
                 ヽ      彡////////////{..........|   ̄\.........//////> 匕  ` 斗 、  |  )、:::::ィ:、
                   \   }   //////////// {..........!     ヽ_/////////Z、   {  イし'し'!  {三三ニ心
                    \ ノ  ノイ八l////////∧.........|\     ヘ  ̄ ̄|//く ヽ  ヽ:::::::::::::::::ー'::::::::::::弌ソ
                     |     ノ'  ヽ////////∧......l::::::\   ',.............l///ミ  ,   \:::::::::::::::::::::::::::::}
                     |         从///////∧....|\::::::\ 八...........|//爻  l、      ̄ヽ ̄ ̄ ̄/!
                     |          \//////∧.{  ヽ::::::::Y:::::ヘ........|//ハ    ヽ      }ヽ   /:::|
                     |           \/////∧    \::::::::::::}.......l//从    \    ト、:::Y:::/ |
                       ハ          从/////|:\   |:::::::::|........|//ミ       ヽ    ! /:::::/、 ',
                    /  }           川////|:::::::\ ノ:::::::::|........|从      __ >‐ |'::::::/、::ヽ,
京太郎「俺達のステージを!」


782 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 23:14:43.80 ID:tlCwCQNWo [14/18]


~~数日後 事務所~~


竜華「全く、無茶しすぎやで」ナデナデ

京太郎「あ、あははっ……バケモンっているんだなぁ」ズキズキ

竜華「でもま、よく頑張ったやん」ギュゥー

京太郎「はい。でも、俺の戦いはこれからだから」

 そう、俺の戦いは終わらない

 例え日本で一番になっても

 世界で一番になっても

 宇宙で一番になっても

 まだまだ俺の戦いは続く


京太郎「でもまぁ、こうして竜華の膝枕で寝てると――」フアァァ

竜華「なんやの?」

京太郎「なんだか、どうでもよくなった」クスッ

竜華「……あほ」ペチッ

京太郎「あははっ」

 だけど、こんな日常こそが俺の追い求めていたものなのかもしれ――



~~現在~~


京太郎「てなことになっちゃいますよ!!!」クワッ

社長「……えー?」

竜華「というかいきなりなんなん?」

京太郎「え?」

久「いきなり喚き出してどうしたのよ。まだ社長は何も行ってないのに」

京太郎「あ、あれ? でも今物理的にライバルを消すって……」アセアセ

一同「???」

煌「京太郎君、疲れてるのかな?」

京太郎「あ、あれ? え、えぇ?」オロオロ

社長「あー、続けてもいいかね?」

京太郎「あ、はい」



784 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 23:20:30.00 ID:tlCwCQNWo [15/18]


京太郎「おっかしぃなぁ、ED回収……」ブツブツ


竜華「それで、いいアイデアってなんなん?」

社長「うむ。だが先程も言ったとおり、これは諸刃の剣だ」

久「諸刃の剣……」ゴクッ

京太郎「でも、それしか道はないんですよね?」

社長「……現状ではね」

京太郎「なら、やるしかないですよ!」

煌「そうですね。それしかないなら」

霞「……」

社長「分かった。では話そう」

一同「……」ゴクッ

社長「その方法とは――」




  選択安価↓3

1 とにかく実力をつけまくる!!

2 他のアイドルに出来ない仕事をこなす!!

3 物理的に他アイドルを仕留める






790 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 23:29:01.59 ID:tlCwCQNWo [16/18]


社長「とにかく実力をつけまくるんだよ、君ィ!!」バァァーン

京太郎「え?」

竜華「それってどういう……」

社長「つまりだね、他のアイドルの妨害を跳ね除ける強靭なステータスを身に付けるということだよ」

久「へぇ、いいじゃない」

霞「確かに、現状でこのポテンシャルならすぐにカンストできそうだわ」

はやり「でも、今よりレッスンを厳しくしたら仕事ができなくなっちゃうよ☆」

社長「うむ。私が心配していたのはそこなのだよ」

京太郎「え?」

社長「つまり、君はこれからステータスが一定を超えるまで仕事ができなくなるのだよ」

京太郎「!!」

竜華「つまり今レギュラーを持っとる、仮面ライダーとナンジャだけやな」

宥「ソルサキはもう終わるもんね」

社長「これらは妨害によって降ろされる心配の無い仕事だし、問題ないだろう」

久「だけどそれ以外は必ず入るでしょうね」

京太郎「……」

竜華「短くても数ヶ月、長くて数年は耐えることになるやろうなぁ」

透華「本当に大丈夫ですの?」

京太郎「お、俺は……」オロオロ




 選択安価↓3


1 やります!!!

2 ちょ、ちょっと待って欲しかったり



795 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 23:37:04.26 ID:tlCwCQNWo [17/18]



京太郎「やります!!」クワッ

一同「!?」

竜華「……本当にええの?」

京太郎「はい。元々、そんなに色々な仕事はできませんし」ポリポリ

透華「残念ですわ。色々と仕事を用意していましたのに」

京太郎「すいません! でも、絶対にすぐに実力を付けてみせますから!」

煌「うん。そしてそれは貴女達にかかっていますからね?」


菫「当然だ」キリッ

宥「頑張る!」

玄「私がいれば大丈夫!」

霞「ま、なんとかなるかしら」

明華「善処しますね」ニッコリ

はやり「勿論、トップアイドルにしちゃうよ♪」


久「これでもう、引き返せないわよ」

京太郎「はい」

竜華「……(本当に大丈夫やろか)」ギュッ

美穂子「若ならきっと大丈夫です!」

久「そうね。頑張りなさいよ、京太郎君」ポンッ

京太郎「よぉーし! 燃えて来た!!」メラメラ

 こうして、俺はまた修行に身を置くことになる
 真の実力を身に付けるその日まで……

 俺は戦い続ける




※ 仕事を選べなくなりました
※ レッスンを選べるようになりました





801 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 23:53:48.11 ID:tlCwCQNWo [18/18]

 顔、というものには好みがある
 目が細い方がいい、目が大きい方がいい

 などなど、枚挙に暇がないほどの趣向が存在する

 しかし、それはあくまで低レベルでの争いの話だ

 ある次元――高みを超えた瞬間


 美とは万物にとって平等のモノとなり


 そしてそれは薬にも――
 毒にもなりえる


【某所】

プレジデント「つまり、その日本の須賀京太郎が適任だと?」

部下「はい閣下。恐らく彼ほどの美貌、肉体を持つ者は世界に数人といないかと」カチッ

 パッ

京太郎の写真「」

プレジデント「ほぉ……これはいい」ニヤリ

部下「では、いかがしましょう?」

プレジデント「では、早速その少年を連れてきたまえ」

部下「ハッ!!」

プレジデント「……存分に役立って貰おうか。須賀京太郎」


 その波紋は少しずつ……少しずつ


【北の国】

将軍「京太郎を拉致するのだ」

部下「ハッ!!」


【バチカン死国】

法王「連れてきなさい、その少年を」

部下「ハッ!!」


【窓のないビル】

ビーカー「ガボッガボボボボッ」ブクブクブク

アロハサングラス「(何を言ってるか分からんぜよ……)」


【神聖ブリ●ニア帝国】

ロール頭「なんとぉ、あやつがぁ生きておったとはぁ……なぁぁぁんたる不覚!!」

お姉さま「くっ、なんとしてでも連れてこい!!」

部下「イエスユアハイネス!!」ビシッ


妹「生きていたんですね……」ホロリ


 世界各地へと、響き渡っているのだった





807 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 00:06:30.89 ID:BvIbE1Awo [1/12]

【会議室】


霞「……」ピッ

 プルルルルル 

春『もしもし?』

霞「私よ、今大丈夫かしら?」

春『うん』ポリポリ

霞「……音、聞こえてるわよ」

春『知ってる』エヘヘ

霞「はぁ、まぁいいけど」

春『進展?』ポリポリ

霞「ええ、そうね。須賀京太郎は順調に育ってるわ」

春『……』ムフー!

霞「ふふっ、嬉しい?」

春『うん、嬉しい』ホクホク

霞「そうね、彼が成長すればするだけ嬉しいわよねぇ」

春『……?』

霞「あら、ごめんなさい。ちょっと、いえ、やっぱりなんでもないわ」

春『? どうかした?』

霞「……須賀京太郎は凄いわよね、非の打ち所がないくらい」

春『当然』フンス

霞「そうね、姫様にピッタリだわ。本当に」

春『勿論』フンス

霞「羨ましいわね。姫様はずっとずっと須賀君と一緒にいられるんですもの」

春『当たりま――』ズキッ

霞「……くすっ、どうかしたの?」

春『あ、えと……』

霞「姫様と結婚して、幸せな家庭を築いて、子供も出来て……」

春『あ……』ブルブル

霞「本当に幸せ者よねぇ、姫様は」

春『……』カタカタ

霞「私達は見てるだけ。ううん、二人が幸せでいられるようにずっと見守り続けなきゃ」

春『ぅぁ……』

霞「ねぇ、春ちゃん」

春『……』ドクンドクン

霞「本当にそれでいいの?」ニヤァ


~~~~~~~~~~~



809 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 00:16:32.38 ID:BvIbE1Awo [2/12]

【京太郎のアパート前】


姫子「ふんふ~ん、ふんふーん」テクテク

 そこに少女はいた

姫子「ど・こ・か・なー?」キョロキョロ

 遠い地からやってきたその少女。
 その少女は初めて通る道を、まるで通い慣れた道を歩くかのように進んていく

 知っているのだ
 その道があの人の通い慣れた道だと

 分かっているのだ
 この道の先に目当てのモノがあることを

姫子「あ、あったあった♪」ニコッ

 彼女は理解していた

姫子「あはっ♪ ここが京太郎君の家だったとね!」

 今から自分が、やろうとしていることを

姫子「じゃーまな妹はいらんとよー♪」チャキッ

 チャキチャキキキッ

姫子「ほんなこつ、邪魔やっと……」ギリギリッ


 トントントン


 ピーンポーン


淡「はーい?」

 トトトッ  ガチャッ

淡「新聞ならいらないよー」


姫子「……」


淡「え、あれ? あれ!?」ビクッ

姫子「……」ニコッ

淡「あー! 久しぶりじゃんしんどーじ。 私のお兄ちゃんに何か用?」

姫子「そげん大したことじゃなかよー」ニコニコ

淡「んー?」

姫子「ただ邪魔なハエを……」チャキッ

淡「え?」



姫子「落としに来たとよ♪」ヒュンッ

淡「!?」




~~~~~~~~~~~~~~~






813 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 00:24:46.35 ID:BvIbE1Awo [3/12]

【長野 龍門渕】

 ザワッ

衣「!?」バッ

ハギヨシ「おや、いかがなさいました?」

衣「……」キョロキョロ

ハギヨシ「衣様?」

衣「この感じ……なんなのだ?」

 胸にまとわりついてくる、気持ち悪い感覚
 これはまるで――

衣「……」ギリッ


~~鹿児島~~


巴「姫様ー、ご飯ですよー」

小蒔「Zzzzz……」スピー

巴「姫様?」ツンツン

小蒔「はわっ!?」ガバッ

巴「どうかしました?」

小蒔「えと、その……」

巴「?」

小蒔「何か、よくないモノが蠢いているような気がします」


~~東京~~

照「!!」ピーン

咲「お姉ちゃん?」

照「……」

咲「どうかしたの?」

照「京ちゃんの身に何かが起こってる」ギュッ

咲「え?」

照「……気のせいだといいんだけど」


~~京太郎のアパート前~


京太郎「……ふぅ、疲れたー」トテトテ

 結局トレーニングを頑張ることになったし、頑張らないとなぁ
 これからますます忙しくなるだろう

京太郎「淡の奴がまた拗ねなきゃいいんだけど」

 前回はかなり荒れてたし、やっぱり定期的に遊んでやらなきゃ
 少しは兄離れしてほしいもんだ

京太郎「美穂子さんと煌さんは買い物に行ったし、帰ったら淡と遊んでやろうか」

 それがいい
 かくいう俺もたまには淡とのんびりしたいしな





814 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 00:32:51.11 ID:BvIbE1Awo [4/12]


 トントントン ガチャッ

京太郎「ただいまー……」

 シーン

京太郎「あれ? 誰もいないのか?」

 その割には鍵が開けっ放しだったけど……
 もしかして淡が外に出たのか?

京太郎「いや、でも靴はある……ん? 誰のだ、これ」

 見覚えのある淡の靴の横にある見慣れない靴
 誰か客人でも来てるのか?

京太郎「おい、淡ー?」スタスタ

 どこか妙な胸騒ぎを感じながらも部屋を進む
 そして、居間への扉を開けようとして……


淡「きゃあああああああああああああ!!!」


京太郎「!?」

 耳をつんざくような悲鳴
 それが、誰の口から発せられたものなのか

 そんなこと、一瞬して分かる

京太郎「淡!!」ダダダッ

 動悸が激しくなる
 嫌な予感が、最悪の事態が脳裏をよぎっちまう

京太郎「淡っ!! 大丈夫か!!」ガラガラ!!

淡「」

京太郎「!?」

 扉を開けた先――
 そこに広がっていた光景は……











淡「あー、倒れちゃったー」バラバラ

姫子「淡は弱かねー。麻雀とはえらい違うばい」クスクス

淡「んむー! もっかい! もっかいおねーちゃん!」キャッキャ

姫子「じゃあ、組立てんとねー」ニコニコ

 カチャカチャ

京太郎「へっ?」

 ジェンガで遊ぶ淡と……

京太郎「……誰?」

姫子「……ふふっ」ニコッ

 見知らぬ、女の子?


820 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 00:41:17.14 ID:BvIbE1Awo [5/12]

淡「あ、お兄ちゃんおかえりー」カチャカチャ

京太郎「あ、ああ。ただいま……って! そうじゃねぇっての!!」

姫子「お久しぶり、京太郎君」スッ

京太郎「あ、え? え、えと?」ハテナ

姫子「あー、その顔は忘れてる顔たい!」

京太郎「はい!?」

淡「お兄ちゃんサイテー」ジトーッ

京太郎「ちょ、ちょっと待て! 落ち着かせてくれ!」

 どうなってんだ!?
 妹(同級生)の悲鳴を聞いて駆けつけたら、それはジェンガの悲鳴で
 そんでなぜか妹とジェンガしてた見知らぬ人は俺のことを知っていて?

 そもそも俺は会ったことがあるのか?
 いや、でも久しぶりって言ってるし……

京太郎「」ボムッ


淡「ごめんねおねーちゃん」

姫子「よかよかー、淡は可愛い妹ばい」ナデナデ

淡「えへ、えへへっ」ギュゥウゥ

姫子「く、くすぐったいって」アハハ

淡「お義姉ちゃんいい匂いするー」スリスリ

姫子「んぁっ、ちょ、ちょっとこれ以上は……」ハァハァ


京太郎「……はっ!?」

 いけない、気が付けば俺の妹(仮)が禁断の百合園に!?

京太郎「お、おい!!」

淡「こちょこちょー!」コチョコチョ

姫子「あ、あひっ、だ、ダメ!」プルプル


京太郎「俺の妹から……離れろ!!」


姫子「あはっ、あはははははっ!!」バタバタ

淡「これでもかー!」コチョコチョ


京太郎「(´;ω;`)聞いて……」シクシク


淡「もう、何泣いてんのー?」ヨシヨシ

京太郎「え、えへへ」ゴシゴシ

淡「しょうがないなーお兄ちゃんの甘えん坊♪」フフッ

姫子「くすくす」ニコニコ




824 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 00:49:45.97 ID:BvIbE1Awo [6/12]

~~京太郎が戻る数十分前~~



姫子「ただ邪魔なハエを……」チャキッ

淡「え?」

姫子「落としに来たとよ♪」ヒュンッ

淡「!?」

 プゥゥゥン ワスピーターダブーン

ハエ「」ザシュッ


 ヒュゥゥゥポトッ


姫子「……またつまらんものを切ったばい」ニヤリ

淡「す、すっごいじゃん!! しんどーじ!!」キラキラ

姫子「これくらい簡単、簡単」ブイッ

淡「ねーねー、今のもう一回見せて」キラキラ

姫子「ダメー、同じネタは何度も見せんけん」ガサゴソ

淡「ぶー、ケチ!」

姫子「そん代わり、いいのがあるとよ」ニコッ

淡「え?」

姫子「それっ!」バーン

淡「!?」



姫子「カメレオーン!」バーン つキャンディー



淡「あっ……」ドクン

姫子「ばってん、あんまり面白くなかかも……//」ポリポリ

淡「う、ううん! そんなことない!!」アセアセ

姫子「?」

淡「い、今のどうして……?」

姫子「……」ニヤリ

淡「今のは私とお兄ちゃんの……」ドキドキ

姫子「実はこれ、私の大事な人から……」

淡「……」ドクンドクン



姫子「教えて貰ったとよ」ニコッ

淡「!!」





828 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 00:57:32.55 ID:BvIbE1Awo [7/12]
826
 姫子好きやから……ま、多少はね?



淡「(まさか昔のお兄ちゃんに恋人がいたなんて――)」チラッ

京太郎「うーん?」

姫子「まだー?」チラチラ

淡「(お兄ちゃんはどうせ私の時と同じように忘れてるんだろうなぁ)」チラチラ

京太郎「えっとえっと……」ウゥーム

淡「お兄ちゃんのバーカ!」

京太郎「えぇ!?」ガーン

姫子「(効果アリ……単純やっと大星淡)」クスクス


 当然ながら、淡は勘違いしている
 姫子に京太郎との約束や、幼い頃の思い出など存在しない

 ただ、知っている
 京太郎の過去を覗き、その奥底を見てきただけなのだ

 淡と京太郎だけの……大切な思い出

 それを姫子は利用した

 あたかも自分も京太郎と約束した仲間の一人であると
 京太郎の恋人だったと淡に信じさせる為に



 そしてその作戦は――



淡「(私が二人をくっつけなきゃ! 妹として!)」メラメラ

姫子「(散々使い果たして、ボロ雑巾のよう使って捨とたる)」ニコニコ


 姫子の思惑通り、成功したのだった


京太郎「(全然思い出せん)」ガビーン





832 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 01:09:40.01 ID:BvIbE1Awo [8/12]

京太郎「それで、その鶴田さんは……」

姫子「姫子」

京太郎「え?」

姫子「姫子でええたい」ニッコリ

京太郎「あ、じゃあ姫子さんは……」

姫子「ひ・め・こ! 呼び捨て!」

京太郎「え、えぇ!? で、でも俺より年上――」

姫子「それが?」ニコニコ

京太郎「でも、姫子さんはその……!」

姫子「ひーめーこー!」プクーッ

淡「ひーめーこー!」プクーッ

京太郎「(か、可愛い……//)」カァッ

姫子「……」ジッ

京太郎「うっ、え、えと……その、ひ、姫子?」

                   ,..ィ''":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:``丶、
               /:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
              /:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
              /:.:.:.:.:.:.:癶\.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
            /:.:,;,;,;彡:.:.:.:.:.:У:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:゙、
    x==ニ二 ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.Y
  /    /:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:/メ、//:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.i.:.:.:}
 ∥    /:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.://:./\:./:.:.:.:.:.:.:.:/.:j:.:.:!.:.:.i
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     ∥{:.{:.:.:.:.:.:./ヽ_   -气,,,少       _メ   j:./:.:.:.:ト、
    { い:.:{:.:/:.:.:.:.:八               斧f,汽Xノ/:.:.:.:.:l:.ヘ
       乂从ト:.:.:.:.:.:.:.::}            〈(;;ン゙ ///.:.:.:.:.:.:lヽ:゙、
           \∧:./      r-   ` `Y/ノ/ l.:.:.:.:.:.:l }:.}
             / ̄>x \   乂 _)>    /:.:.:.:/  i.:.:.:.:.:.:l ノ:ノ
          /-―-、  ` \ __  /:./:./   i:.:.:.:.:.:l/
        /       ヽ   メ、ノ:.:_:./ノ    }:.:.j:.:.l
       \/         Y O {/メ ̄     、_ /:.ノ }.:j
        ∨           l\ノ\}         ̄  ノノ
          ∨         ヾ::L             /
            ∨            〈::::::}
          ∨      / /  ヾ┤
              ∨ミx/ //    ヾx、
姫子「うん!」パァァァッ

淡「よしっ!」グッ

京太郎「~~//」モジモジ

 くそ、和や咲の時にはこんなに緊張しないってのに!
 やっぱり年上だからか? それとも……

姫子「……」クス

京太郎「と、とにかく! 俺は覚えてないんです!」ドゲザッ

淡「あー! サイテー! 信じられない!」プンプン

京太郎「うぅっ……」シクシク

姫子「……」






836 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 01:15:06.99 ID:BvIbE1Awo [9/12]


姫子「……」シュン

京太郎「で、でもですね! 姫子!」

姫子「……?」

京太郎「俺、絶対思い出しますから」キッ

姫子「っ!」ドキッ

京太郎「だから、もう少しだけ待って貰っても……いいですか?」

姫子「……うん、待つ」ギュッ

京太郎「わわっ!?」カァァッ

姫子「ばってん……思い出さなかったら承知せんから」グスッ

京太郎「……はい」ナデナデ

姫子「……」ニィッ


淡「イイハナシダナー」エグエグ


京太郎「(なんとか思い出してやらねーと)」ギュッ

姫子「(夢にまで見た京太郎の匂い……んっ、はぁっ)」ビビクン


 こうして、出会ってしまった二人
 果たして……姫子の目的とは?

 そして――



【事務所】

霞「……いい返事が聞けて嬉しいわ」

春『……』

霞「それじゃあ、またね」

春『……うん』

 プツッ ツーッツーッ

霞「さて、どう動こうかしら?」クスクス


 京太郎の運命やいかに!?



842 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 01:22:53.77 ID:BvIbE1Awo [10/12]

838
 月島さんやめーやwwww





【次回予告】


 それは、ゆっくりと……じっくりと


煌「元気そうで安心しました」ホッ

 まるで、内側から溶かしていく消化液のように

久「いい子じゃない♪」

透華「この事務所に欲しいくらいですわねー」

宥「わーい!」

玄「ずっといてほしいな♪」

菫「ああ、気に入った」ニッコリ

姫子「えへへ、嬉しかです♪」


 京太郎の回りに染み渡っていく


竜華「うち、あの子は苦手や」ボソッ


 そしてその毒牙は……


竜華「……なんやの?」ギリッ

美穂子「え?」

竜華「もう事務所には来んといて!!」ガッ!

姫子「えっ?」

竜華「何が目的なん!? 京太郎君に近づいて一体何を――!!」グイッ

姫子「きゃっ!? い、いたっ……!!」

京太郎「竜華さん!!」スッ

 パァンッ

竜華「……え?」

姫子「……」クスッ

 最大のターゲットへと、迫ろうとしていた



次回 【感染拡大】



姫子「プロデューサーの座、奪ってもよかですか?」ニコッ

竜華「う、うぁっ……あぁぁ……」ポロポロ



 次回もほのぼの! ほのぼのぉ!!




878 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/28(火) 20:17:16.39 ID:m7fgfVf2o [2/11]



【前回までのあらすじ】



 大手事務所からの妨害により、思うように仕事を取れなくなる京太郎
 その打開策として、今よりも高みを目指すレッスンを決意する

 これからのアイドル活動に暗雲が立ち込めそうな予感の中、
 京太郎の前に現れたのは……


姫子「……」クスッ


 突如現れた彼女の目的とは?
 そして、その頃時を同じくして――


~~修羅の国~~

 コンコンッ

哩ママン「哩ー? ずっと部屋に篭って何やっとっとー?」

哩「……」ブツブツブツ

哩ママン「もう。ご飯ここに置いとくけん、後で食べときー」

 トタタッ

哩「……」カチッ カチカチ


PC「」ブゥゥゥゥン


哩「姫子……だいね? 私の姫子をたぶらかすん悪い奴は……」ブツブツブツブツブツ

 カチカチッ

哩「……」

哩の部屋の壁「姫子の写真」ビッシリ

哩「……」ニィ


PC「(京太郎の)」


哩「……」クスクス


 京太郎の運命やいかに!?




881 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/28(火) 20:29:53.55 ID:m7fgfVf2o [3/11]

【京太郎の部屋】


煌「もう、心配してたんだから!」プンプン

姫子「あ、あはは! 色々あったとよ」ポリポリ

煌「大体姫子は――!!」ガミガミガミ

姫子「ふぇぇ……」


京太郎「すげぇ剣幕だなぁ」

淡「すばらがあんなに怒るなんて珍しいかも」

美穂子「ふふっ、それだけ心配だったんですよ」クスクス


 俺が部屋に戻ってから20分程が経ち、今は煌さんと美穂子さんも帰宅した後だ
 そして、帰ってくるなり煌さんと姫子が鉢合わせ

 煌さんが急に泣き出したかと思うと、次の瞬間にはこうして怒り出したというわけだ


姫子「花田、ほんなこつ申し訳なか……」シュン

煌「……でもまぁ」

姫子「?」

煌「元気そうで安心しました」ホッ

姫子「花田……」ウルウル

煌「もう勝手にいなくなったらダメだからね」

姫子「花田ぁ!」ギュゥゥゥ

煌「ほぁぁぁぁ//」カァァァ


淡「いーなー! いーなー!」

京太郎「お前もすげぇ懐いてんな」ナデナデ

淡「えへへ、でもやっぱりお兄ちゃんが一番っ!」ギュゥゥ

京太郎「はいはい」クスクス

美穂子「……」ソワソワ

京太郎「どうかしました?」

美穂子「え、えと……//」カァァ

 スッ

美穂子「い、いぃなぁ、いぃなぁ……//」カァァァ

京太郎「」キュン

淡「」キュン

美穂子「////」ボシュゥゥゥ

京太郎「……」ナデナデ

美穂子「」バターンッ

 ドロドロドロ

淡「溶けてるぅー!?」ガビーン

京太郎「アイエエエエ!?」



885 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/28(火) 20:40:24.79 ID:m7fgfVf2o [4/11]


~~十数分後~~


姫子「ほらーおいでー」パンパン

ホロ「わぅっ♪」トタタタタ

姫子「あはっ、可愛い犬たい!」ナデナデ

ホロ「くぅ~ん」ペロペロ

淡「ほらー、私にも懐けー!」


 キャッキャッ


煌「全く、調子いいんだから」ハァ

京太郎「煌さん、何か知ってたんですか?」

煌「あ、いえ。大したことじゃないので」アハハ

京太郎「?」

煌「(一応部長にメールしておかなきゃ)」カチカチ


京太郎「大丈夫ですか? これで冷やしてください」スッ

美穂子(E:氷嚢)「も、申し訳ありません若……」フラフラ

京太郎「熱を測りますね」ピトッ

美穂子「」ドロドロドロドロ

京太郎「あつっ!? なんて熱だ……!?」

みほこ「ふぇぇ……あちゅいです」ドロドロドロ



煌「(なんてメールしたら心配しないかな?)」カチカチ



 コンマ安価↓3


00~19 姫子が京太郎に会いに来たことを事細かに書く + 添付写メ

20~39 姫子が東京にいる理由も説明する

40~69 姫子と東京で合流したと連絡する

70~89 姫子は自分に会いに来たと嘘を付く

90~99 姫子に電話させる


ゾロ目  哩 襲来




890 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/28(火) 20:49:23.82 ID:m7fgfVf2o [5/11]


煌「(取り敢えず、理由は伏せておこう……)」カチカチ


タイトル:姫子を見つけました!

本文
 やっぱり東京に来てたみたいです
 今は一緒に話して事情を聞いているので、落ち着いたらまた連絡します

 姫子は元気で問題なさそうなので、心配はいりません
 ではまた後で


煌「こんな感じでいいかな?」ソウシン

 メルメルメル

京太郎「みほこさぁぁぁぁぁん!!」


みず「」ピチョンピチョン


淡「タロー、それ氷嚢の水だよ」

京太郎「おお、マジだ!」ハッ!?

美穂子「//」ゼーゼーッ

京太郎「(はだけた服がエロい)」ゴクッ



ホロ「わぅーん♪」

姫子「また後で遊んであげるたい、今は大人しくしてて」ナデナデ

ホロ「わうっ!」ハッハッハッ

姫子「(犬は簡単で助かるたい)」クスクス

淡「おねーちゃん、遊ぼー!」

姫子「淡も甘えっ子やっとねー」ナデナデ

淡「んふー♪」

姫子「(犬と同レベル……)」プルプル





~~一方その頃~~



 メルメルメル

哩「……」カチカチ

 ブーッブーッ

哩「……」ギリッ





892 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/28(火) 21:05:08.25 ID:m7fgfVf2o [6/11]

~~一時間後~~

煌「ご馳走様でした」カチャッ

姫子「はぁー、美味しかったー」

淡「うまうまー」

美穂子「あら、口についてるわ」フキフキ

淡「んむー」

京太郎「淡、お前最近甘えすぎだぞ」

淡「ぶー、いいじゃん別にー」グダグダ

京太郎「全く」ハァ

姫子「花田、あいがとね。ご飯まで……」

煌「そういうのはいいから、後でちゃんと部長に連絡しなさい」

姫子「うっ、分かっとるたい……」

煌「部長、凄く心配してたから」

姫子「……」

 カチャカチャ

京太郎「片付けますね」

美穂子「あ、私が!」

京太郎「いえ。美穂子さんは休んでてください」ニコッ

美穂子「で、でも!」

京太郎「いいですからいいですから」

美穂子「ありがとうございます」ニコッ


姫子「(……よくもまぁ、下心無しで)」キュンッ

京太郎「(美穂子さんさっき辛そうだったからなぁ)」カチャカチャ

姫子「(本当に、京太郎はいい子……//)」 

 それなのに
 それだというのに

姫子「……(優しい京太郎を利用したあの女達だけは、絶対に許してはいけん)」ギリギリッ

 清澄のメンバー、それは姫子にとって憎むべき存在だ
 あれだけのことをしておきながら、京太郎から深く愛され、慕われている清澄麻雀部

 なぜのうのうと京太郎の前に姿を見せられるのか
 どうして京太郎はあんな連中を許しているのか

 だが、そんな清澄のメンバーよりももっともっと
 姫子の怒りを買う人間がいた

 そう、それは……

姫子「……(清水谷竜華)」ギリギリッ

 姫子は知っている
 京太郎から竜華への好意は一番ではない

 あの女よりも、原村和や花田煌の方が京太郎からの信頼が厚いからだ

 しかし、姫子は知っている
 いや、気づいているのだ

姫子「(あの女も……京太郎と繋がりかけてんのが気に食わん)」ギリギリギリッ

 竜華と京太郎の間に存在する、奇妙な絆の存在に


894 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/28(火) 21:16:46.50 ID:m7fgfVf2o [7/11]


 自分と同じように京太郎の心を読み、感覚をリンクさせる力
 京太郎が力を付ける度に自分が行使できる能力

 それを、あの清水谷竜華も手に入れようとしている

 その証拠に、京太郎が活躍すればするほど竜華のプロデューサーとしての能力も上がっている
 まるで呼応しているかのように、繋がっているかのように

 そして、姫子が竜華を憎む最大の原因
 それは……自分とは決定的に違う部分があることだ

姫子「(一方通行じゃない……リンク)」イライラ

 そう、自分と決定的に違うもの
 それは京太郎も、竜華によって影響を受けていることなのだ

 竜華が京太郎の気持ちを察すれば、逆に京太郎も竜華の気持ちを察する
 竜華が京太郎によって成長すれば、京太郎も同じように成長する

 まるで、お互いがベストパートナーとでも言わんばかりに

 少しずつ、少しずつ距離を詰めていっているのだ

姫子「(そげんこと、あってはいけん……ばってん、京太郎のパートナーは私だけ)」

 姫子がこの東京に来た理由
 それは三つある

 一つ目は京太郎に会うこと

 二つ目は竜華の観察をし、その力の秘密を探り自分のものにする

 そして三つ目は――


煌「それで、今日は泊まる?」

姫子「え? あ、えと」

淡「いいじゃん泊まっていけばー!」

姫子「んー……じゃあ、そうさせて貰おうかなぁ」

淡「やったー!」

煌「すばらっ! 隣が私の部屋だから、後で移動ね」 

美穂子「いいですね」フフフ

姫子「あ、あの……」

煌「何?」

姫子「もし、よければ……なんだけど」モジモジ

淡「?」


姫子「明日、京太郎の事務所に連れって貰っても……よか?」ニコッ



 三つ目の目的
 それは清水谷竜華を、京太郎の傍から引き剥がすこと




896 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/28(火) 21:25:49.73 ID:m7fgfVf2o [8/11]


【小ネタ】

 侵略者 姫子!!

 ブゥゥゥン キキーッ

 バタンッ! ヒュンッ

 ドサッ

姫子「……!」サッ

 スチャッ



竜華「アンタが鶴田姫子やね?」

姫子「そういう貴方が清水谷竜華――」


クロ「おもちぃ」カサカサ


竜華「あ、紹介するで。これはうちの事務所で飼ってるクロって言うんやけどおもちが大好きで――」

クロ「おもちぃ!」カサカサ

姫子「!!」ザッ


 ボッギャアアアァァァン!!


クロ「ぎゃいんっ!?」ズシャッ

竜華「く、クロ!?」


クロ「」ブクブクブク


竜華「な、何をするやァー!! 許さんで!!」グッ

姫子「……」サッ


京太郎「大丈夫ですか?」ナデナデ

クロ「ウワヘヘ……」スリスリ




 つづかない



907 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/28(火) 21:51:39.48 ID:m7fgfVf2o [10/11]

~~姫子 侵略編~~


【アクセル1事務所前】


竜華「ふぅ……やっぱり大阪との往復は堪えるなぁ」テクテク

 それでも、頑張らなければいけない
 うちを信じてトップアイドルを目指している京太郎君

 その想いを、その願いを叶える為に自分ができることをやる

竜華「ふふ、そしたらきっと……」


~~~妄想~~~

京太郎「竜華さん、いつも俺の為にありがとうございます」キリッ

竜華「えっ?」ドキッ

京太郎「やっぱり俺には竜華さんがいなきゃ……」ギュッ

竜華「ふぁっ……//」カァァッ

京太郎「……竜華、俺のモノになれ」チュッ

竜華「」ボムッ


~~現実~~


竜華「なぁんちゃって!! なんちゃってー!! ありえへんてー!」キャッキャ

 そもそも、今うちのこと呼び捨てに……!
 あかん、そんなん気が早いってホンマ……//


竜華「んふ……んふんふんふ♪」ニマニマ

通行人「」ビクッ

竜華「よし、今日も頑張るで!!」メラメラ

 うちと京太郎君の夢を叶える為に!

 トントントンッ ガチャッ!

竜華「みんな、今日もやるでー!!」バァァン

 ワイワイ

久「いい子じゃない♪」

透華「この事務所に欲しいくらいですわねー」

姫子「えへへ、嬉しかです♪」


 キャッキャッウフフフ! ワイワイ


竜華「……え?」



909 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/28(火) 22:09:19.95 ID:m7fgfVf2o [11/11]

宥「それでねその時玄ちゃんが……」アハハ

姫子「えー!?」プークスクス

菫「それは驚きだな……」

玄「おねーちゃんの言うことは大げさなのです!」プンプン

宥「えー? そんなことないよぉ」

玄「いいや、あれはそんなことなかった筈だよ!」

宥「むぅ!」

姫子「あはは、どっちでも面白ければよか。ばってん、仲直りの明太子やね!」サッ

菫「ほぅ、これはいい色だ」マジマジ

姫子「自慢の逸品たい」ニッコリ

宥「わーい!」

玄「えへへ、姫子ちゃん大好き。ずっといてほしいな♪」

菫「ああ、気に入った」ニッコリ

 ワイワイ キャッキャ

竜華「……誰?」

京太郎「あ、竜華さん。こんにちは」ペコリ

竜華「京太郎君、あの子は?」

京太郎「ああ。煌さんと同じ新道寺の……」

竜華「新道寺……ああ、あの子や!」

 思い出した
 確か大将やった二年生、名前は確か……

姫子「……あっ!」タタタッ

竜華「……」

姫子「鶴田姫子です」ニッコリ

竜華「清水谷竜華や」スッ

 ニギニギ

姫子「……」ニコニコ

竜華「……」

 なんや、この子
 なんだか凄く……やな感じがする

京太郎「もうみんなとは仲良くなりましたか?」

姫子「うん、みんな親切で嬉しかー」エヘヘ

京太郎「それはよかったです」ホッ

姫子「京太郎のお陰たい」ニッコリ

竜華「!?」


 きょ、京太郎!?
 呼び捨てしとる……!?


京太郎「いえ、姫子の力ですよ」

竜華「!?」

姫子「そげなこつある訳……//」カァァァ


914 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/29(水) 00:35:26.27 ID:xXQGI72Oo [1/12]


京太郎「~~~」アハハ

姫子「~~~♪」ニコニコ


 どういうことや?
 京太郎君とやけに親しく話しとるし……

竜華「あ、あの京太郎く――」


美穂子「皆さんお茶が出来ましたよ」コトッ


竜華「あっ……」

姫子「ありがとうございますっ」

美穂子「ふふっ、いいのよ」ニッコリ

煌「姫子、お茶菓子もあるからね」スッ

菫「なんなら、肩でも揉んでやろう」フフフ

宥「胴上げ!」

玄「どさくさにまぎれておもちを揉むのです」ワキワキ

 ワイワイガヤガヤ

姫子「あ、あははっ」

久「全く、少し浮かれすぎよ」ハァ

姫子「申し訳なかです」シュン

久「あら、いいのよ。普段からこんな感じだから」クスクス

姫子「へぇ……」

 ガヤガヤガヤ

竜華「……むぅ」

 なんやのこれ?
 ……みんなして、少し騒ぎ過ぎとちゃう?

竜華「はいはい、みんな!」パンパン

一同「……?」

竜華「遊ぶのもええけど、今日からレッスン強化やったの忘れてへん?」

煌「はい。分かってますよ」ニッコリ

久「ちゃんと頑張りなさいよー」ツンツン

京太郎「あはは、頑張ります」

宥「お茶飲んだら始めようね」

玄「結構疲れてるし、いい休憩なのですー」ポワーッ

 ホノボノー ワイワイ キャッキャ

竜華「なっ!?」ムカッ

 何言うてんの?
 分かってるならなんで遊び惚けて……!!

竜華「せやったらちゃんとレッスンせんと!!」バンッ

一同「っ!」ビクッ

 シーン

一同「……」ジィーッ


919 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/29(水) 00:43:41.36 ID:xXQGI72Oo [2/12]


竜華「あっ……」サァーッ

 あ、あかん
 ちょっと言いすぎてもうたかも……

煌「……あちゃー」ポリポリ

久「あのね、清水谷さ――」

 バッ

京太郎「あ、えと。その、竜華さん。実は……!」アセアセ

姫子「そ、そう! ちゃんとレッスンせんと!」アセアセ

竜華「え?」

菫「そう……だな」フゥ

宥「うん。始めようか」

玄「……」ムスッ

透華「……やれやれですわ」ボソッ

久「美穂子ごめんね。折角のお茶を」

美穂子「いえ、別にそれは……」


竜華「っ!」ズキンッ

 なんで……?
 なんでなん?

 うち、何か悪いこと言った?

 ちゃんとレッスンしようって、そう言っただけやのに……

竜華「……(せや、うちは間違っとらん)」ググッ

京太郎「あ……えと」ソワソワ

姫子「あぅぅ……」

竜華「ほな、レッスン始めるで」

京太郎「あ、はい」

姫子「京太郎、大丈夫? 汗……」フキフキ

京太郎「もう大丈夫です。それよりも、早く始めましょう」

煌「……」

竜華「……」イライラ

 レッスン始めるっていうのに……まだおるつもりなん?

竜華「ちょっと、鶴田さんやった?」

姫子「あ、はい」

竜華「今からレッスン始めるし、少し外して貰えへん?」

姫子「えっ……あ、はい」シュン

 トテトテ

竜華「それじゃあ始めるで。そういえば石戸さんと明華さんは――」

菫「っ!! おい、ちょっと待ってくれないか……?」

竜華「……どうしたん?」


921 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/29(水) 00:52:37.44 ID:xXQGI72Oo [3/12]


久「何、今の言い方? 少しトゲがあるんじゃない?」

竜華「え?」

 そう言われて……振り返る
 そこには、いつもと同じ見覚えのある仲間が揃っとる

 ただ、いつもとひとつだけ違うのは……


一同「……」ジッ


 みんなして、うちを攻めるような目で見とること

竜華「ど、どないしたん……?」ビクッ

宥「あ、あの……姫子ちゃんも一緒にい、いて欲しいなって」オドオド

玄「私も……それがいいと思う」

竜華「は? なんで?」

 まるで意味が分からない
 だって部外者なんやし、ここにおる意味なんてあらへん

 それなのに……

透華「それは、彼女が……」

姫子「だ、ダメ!! それは!」バッ

竜華「!?」

久「でも、悔しくないの? こんな……」

姫子「い、いいんです。私は、その……!」

京太郎「姫子……」

姫子「えへへ。またレッスンが終わったら会えばよかっ」クルッ

煌「でも……!」

京太郎「竜華さん……」チラッ

竜華「……」ギュッ

 京太郎君まで、この子にいて欲しいの?
 なんで……?
 どうしてうちじゃダメなん……?

久「……清水谷さん」

竜華「……好きにすればええやん」ボソッ

姫子「え?」

竜華「ただし、邪魔やと思ったら追い出すで」ジロッ

姫子「は、はいっ! やった!」パァァァァ

宥「よかったね」

玄「大勝利なのです」ドヤァ

 ワイワイ キャッキャ

竜華「……ふんっ」プイッ

京太郎「竜華さん、ありがとうございます」ペコリ

竜華「別に、うちも大人気なかったし……」

京太郎「いえ、竜華さんは立派ですって」ニカッ

竜華「……」


925 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/29(水) 01:01:36.34 ID:xXQGI72Oo [4/12]

京太郎「それじゃあ、今日も頑張りましょう」

竜華「うん」

姫子「京太郎、あいがとっ!」

京太郎「いやいや、俺は何もしてないですって」アハハ


 ワイノワイノ


竜華「うち、あの子は苦手や」ボソッ

 できることなら、もうここにいて欲しくない
 でも、そんなことを口に出せば……きっと嫌われる

竜華「(我慢や我慢。今日はレッスンなんやから)」グッ

 ただおるだけやったら問題ないやろうし、もし邪魔になれば追い出せばええ

竜華「ほな、レッスンルームに移動や」テクテク

 うちは京太郎君のプロいデューサー
 たったひとりのプロデューサーなんや!

竜華「(うちだけは京太郎君のことをちゃんと考えたる!)」グッ

姫子「追い出されないように、頑張らんと」ペチペチ

久「……果たして、追い出されるのは」チラッ


竜華「……やったる!」メラメラ


久「どっちなのかしら?」

透華「本当にもう……やれやれですわ」ハァァ



【レッスンルーム】

はやり「それでねー」

霞「あら、それは知りませんでした」

明華「今度試してみましょうか」クスクス


 ガチャッ

竜華「お、ここにおったん?」

 ゾロゾロゾロ

霞「あら、早いわね」

竜華「? もう予定より20分も経っとるで?」

霞「は?」

明華「いえ、そういう意味では――」


姫子「あ、あー!! あー!!」バタバタ

竜華「!?」

姫子「早く練習! 練習始めんば!」

京太郎「姫子……」

竜華「……」イライラ

 やっぱり邪魔しとる
 けどまぁ、これくらいは我慢や、我慢


926 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/29(水) 01:11:47.29 ID:xXQGI72Oo [5/12]

竜華「それじゃあ、今日のレッスンやけど」ペラペラ


霞「……ねぇ、もしかして話していないの?」コソコソ

京太郎「あ、えと」オロオロ

久「馬鹿ね。言ったらどうなるか分かるでしょ?」ヒソヒソ

菫「確実に荒れる」

明華「なるほど……」

はやり「確かに傷つくだろうねー」ヤレヤレ

霞「ふーん……哀れねぇ」クスッ


竜華「そこ! ちゃんと聞いといてや!」ビシッ

一同「……はーい」

竜華「そんでな、今日はあと少しで伸びきる歌唱力を上げようかと思うんやけど」ペラペラ

明華「えと、それはもう既に……」

姫子「あわわっ!」

明華「あっ、すみません」サッ

竜華「? 何か言うた?」

明華「……いえ」

竜華「しっかりしてや、歌の指導は明華さんに頼りきりなんやし」

透華「だからそれが問題だと……」ハァ

竜華「何?」

透華「いいえ、なんでもないですわ」ツイッ

竜華「……」ギリッ

 またや
 どうして今日はみんな、こうも反抗的なん?

竜華「……」ギロッ

姫子「?」

 あの子や
 あの子が来てから何もかもがおかしくなっとる

竜華「……」イライラ

煌「あの、清水谷P」

竜華「何?」

煌「……まずは、京太郎君の現状をチェックしては?」

竜華「え?」

煌「あ、いえ! 京太郎君も普段から頑張ってますし、ここいらで少し実力テストを……」

竜華「そないなのいる? うちかて京太郎君の実力把握しとるつもりやけど」キョトン

煌「……」

久「……」ガックリ

透華「涙が出てきましたわ」ゴシゴシ

竜華「??」

 花田さんまでおかしなこと言うとる
 昨日まで、ずっとレッスン見てきたんやから、京太郎君の実力は理解しとるに決まっとるやん


930 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/29(水) 01:24:07.79 ID:xXQGI72Oo [6/12]

 嫌な感じ
 どうしてこんな……

京太郎「……」

美穂子「あ、あの。ダメ元で一度見てみるというのは?」

宥「う、うん!」

玄「ちょっと見てみたいのです!」アセアセ

 なにこれ?
 これでやらんかったらうちが悪者や

 もう……今日は本当になんなん?

竜華「……分かった。じゃあ、やる」

久「え? いいの?」

竜華「……」コクッ

菫「やったな」ポン

京太郎「あ、はい」

霞「……」

竜華「そこまで言うからには、変わっとるのを期待してええの?」

京太郎「……はい」

竜華「じゃあ、見せて……」

京太郎「分かりました」スタスタ

 そう言って京太郎君が準備を始める
 みんなして一体何が言いたいのか分からんけど……


 これでみんなが満足するなら――



932 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/29(水) 01:26:32.69 ID:xXQGI72Oo [7/12]

京太郎「お願いします」

宥「うんっ!」ニコッ

玄「お任せあれ!」ニッ

 パフパフ キセカエッ!!

京太郎「よしっ!」シャキィーン!! キラキラ

一同「はぁぁ~ん♪」ドキドキ

竜華「えっ」ドキッ



京太郎「歌います」サッ

明華「ミュージック、スタート♪」カチッ


~~♪

京太郎「Gonna shake it up! You,keep your love!」

竜華「!?」

京太郎「Gonna shake it up! Just stay your pace~♪」




霞「アクションスタート!」カッ

京太郎「橘さん!? な、なぜ見てるんです!? ぐあぁっ!?」ズシャアッ


壁)M0)


京太郎「本当に!? 本当に裏切ったんですかぁっ!? うわぁっ!?」ゴロゴロ


竜華「」



菫「対局開始!!!」

京太郎「ツモ、8000オールです」パタパタパタ

久「あちゃー」カチャカチャ

透華「やりますわね」カチャカチャ


竜華「え? えっ?」


【測定結果】

<アイドルランク>(ファン人数)
  • Cランクアイドル(100000~300000)

<容姿> S(75) <雀力> C(45) <歌唱力> B(52) <演技力> B(55)

<特技>
  • タコス作り

      |.  G |  F |  E | . D |. C | . B |. A | . S | SS |SSS
―――┼―――――――――――――――――――――――――
容姿  |lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
雀力  |lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
歌唱力|lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
演技力|lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll

竜華「なんやの……これ?」ブルブル


937 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/29(水) 01:40:06.11 ID:xXQGI72Oo [9/12]

京太郎「……」ゼーゼー

竜華「……」プルプルプルプルッ

京太郎「あ、えと、これはですね! 竜華さん、実は――!」

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.八::::::::::Λf笊心、   イ笊心rァ |::ハ|:::::::::::::: |
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     |:ハ    ,     ,,.     /:::::::::::::: |
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     |:::::\  マ ノ   / |::::::::::::|:::::::::::::|
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     |:::::::::|三三=千     /=|:::: |:::::::::::::|
     r|:::::::::|三ニニ/ |     /三|::::::|=\:::::|
    /| |::::::::ムニニ|      /ニ三|::::::|ニニ>、|
.   / V:::::/三三ニ|――- /=ニニ/:::::/ニ三三>
  /  /::::/三三ニニ|   /==ニ/:::::/三三/ |
. /  /::::/三三ニニ|  /ニ三/:::::/=三/ /  |
竜華「凄いやん京太郎君!」

京太郎「あ、ありがとうございます……」

竜華「男子三日会わずばなんとやらって奴やなぁ♪」ナデナデ

京太郎「はい。どんどん成長してますから」


姫子「……」クスッ


竜華「うんうん。この調子で今日も頑張らんと!」

京太郎「はいっ」


久「……気づかないものね」

透華「まぁ……レッスンは今までまる投げでしたし」

煌「でも、清水谷さんも頑張ってますから」

菫「それは分かるが、いかんせん周りが見えていない」

霞「灯台下暗し。先ばかり照らそうとして、足元が見えていないのよ」


竜華「ジャ●ーズ打倒も近くなってきたで!」

 この時、うちはまだ知らんかった

久「まぁ、プロデューサーに向いてないのかもしれないわ」

美穂子「そんなことはないと思いますが」オロオロ

 気が付けば、片足が底なし沼に沈み込み……

透華「というより、あの子にプロデューサーの才能がありすぎですのよ」チラッ

 もはや、抜け出れんほどに……

菫「まさに、京太郎君のプロデューサーになる為に産まれたような奴だ」フッ

姫子「えへへ、カッコよかったばい♪」ダキッ

京太郎「そ、そうですか?」デレッ

竜華「……」


 追い詰められているのだということを



939 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/29(水) 01:48:34.27 ID:xXQGI72Oo [10/12]


【次回予告】


竜華「なんで、なんでうちが……」ジワァッ


 その少女が到着する数時間前


姫子「へぇー、今日はレッスンの日?」ニコニコ

 その悪魔の策略は……

姫子「じゃあ、少し早めに行ってもよか?」ニッコリ

京太郎「え?」

 動き出していた

姫子「私もレッスン見てみたかったんよ」フフッ


 その毒はただ染み渡るだけではなく


姫子「京太郎君には、こういうのが合うと思うばい!」


 周りを歪め


一同「へぇ……なるほど!」

姫子「えへへ、今だけプロデューサーやっても、よか?」


 やがて、毒では無くなり


久「(この子、清水谷さんよりも京太郎君のことを!?)」ゾクッ


 生きる上で必要なモノと、変わっていく――



次回 【悪性変異】



社長「竜華ちゃん。……しばらく休みなさい」

竜華「えっ……おじ、さん?」


 もはや、血縁すらも……例外ではない