穏乃「来週からもう2年生かーはやいなー」
憧「ほんとあっという間の一年だったわね」
京太郎「いろいろあったからなー」
穏乃「あ、私たちが2年になるってことは新入生が入ってくるのか!」
憧「当たり前じゃない、何言ってんの」
穏乃「入部してくれる子いるかな!?」
京太郎「インハイであれだけ活躍したんだ、山ほど……とは行かなくても多少はいるだろ」
憧「実際、死活問題なのよねぇ。宥姉抜けて、いまのままじゃ団体戦出られないわけだし」
京太郎「来てくれそうな知り合いとかいないのか?憧の後輩で可愛がってた子いたろ」
憧「どうだろ、やっぱりなんだかんだ言っても晩成が第一目標になると思うし」
穏乃「男子も来るかもよ?」
京太郎「あ、あー……そういう可能性もあるんだな」
憧「ちゃんと打てるのが来ちゃったら、あんた立つ瀬ないわね」
京太郎「oh……」
穏乃「京太郎だってちょっとは打てるようになってるよ!ちょっとは!!」
京太郎「ちょっとを強調するのやめろよぉぉぉぉぉぉ!!」
憧「事実なんだから受け入れなさい」
穏乃「ちゃんと打てるようにガンバロー!」
京太郎「やってやんよ!見とけよ、来年の今頃はお前らにも勝てるようになってやるからな!!!」
穏乃「おー!その意気だよ京太郎!!」
憧「ま、ありえないわね」
穏乃「まぁね」
京太郎「ふぐぅ…!お前ら俺をいじめて楽しいの?」
穏乃「あははは……そ、そういえばクラス替えもあるよね!今度は一緒のクラスになれるといいな!」
憧「え、無理でしょ。あたしと京太郎は特進だけどシズは一般じゃない」
穏乃「あ、そっか……」
京太郎「来年もよろしくお願いします憧さん」
憧「来年もって、今年も別によろしくしてないけど」
京太郎「一緒に課題やったりしたろー」
穏乃「………ぃ」
京太郎「ん?」
穏乃「ずるい!!なんで二人だけ同じクラスで私だけ除け者なんだー!!」
憧「いや、だからさっき言ったじゃないの」
穏乃「でもずるい!京太郎だってふつーに考えたら勉強できるキャラじゃないじゃん!私側じゃん!!」
京太郎「失礼な。去年の夏までは晩成行くつもりだったんだぞ。憧と違ってボーダーではあったけどさ」
憧「まぁシズの言いたいこともわかるけどね」
京太郎「やっぱり俺そんな風に見られてんのかなぁ」
憧「いいじゃない、そういうギャップがあるほうが女子ウケいいわよ?」
京太郎「ふんふむ……ふむふむ、なるほど」
憧「スケベな顔になってるわよ。あ、元からか」
京太郎「そのスケベな顔した男の彼女はどこのどなたなんですかねー」
憧「ふきゅ」
穏乃「私を無視してイチャイチャするなー!!」
憧「してないわよ!?」
京太郎「そうだ!本気でイチャついたらこんなもんじゃねーよ!」
憧「あんたも何言ってんの!!?」
カン!
最終更新:2015年04月12日 16:34