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京太郎「俺以外みんな強く全国に行くような連中だし俺は場違いだよな…」

京太郎「部長にかかれば俺以外の雑用係を確保するのも簡単だろうし…」

京太郎「タコスはハギヨシさんに頼めば作ってもらえるだろうし…」

京太郎「和には振り向いてもらえないし…」

京太郎「そしてなにより……」

京太郎「昔と違って咲は一人ぼっちじゃないしな…」

京太郎「麻雀通して沢山友達ができたんだ…もう俺が面倒見なくても大丈夫だろ…」



京太郎「と、いう訳で麻雀部を辞めたんですよ」

ハギヨシ「ならこれからは須賀さんは放課後時間があるという事ですね?」

京太郎「そうですけど?」

ハギヨシ「それならば、もしよろしければ私の仕事の手伝いをしてみませんか?」



京太郎「どうしてこうなった…」

透華「貴方がハギヨシの言ってた執事見習いの方ですの?」

京太郎「あ、はい」

京太郎「というかハギヨシさんに言われるままに来ちゃいましたけど自分なんかがやれることってあんまり無いと思いますよ?」

透華「まぁハギヨシにも何か考えがあるのでしょう、これからどうなるのか分かりませんがよろしくお願いしますわ」

京太郎「ハイ、分かりました」



ハギヨシ「お嬢様とのご挨拶も済んだようですね」

京太郎「しかし本当に俺は何をすればいいんですか? 大体のことってハギヨシさんだけで出来るでしょう?」

ハギヨシ「いえいえ、貴方にしか出来ない事をしてもらいますよ」

ハギヨシ「私がお願いしたい仕事というのは衣お嬢様のお相手をすることなのですよ」

京太郎「っていうと確か大会の時に大将をやっていた?」

ハギヨシ「はい、衣お嬢様は以前はご友人もあまりいらっしゃらなかったのですが…」

ハギヨシ「お嬢様が集めた方たちのおかげで最近は本当に楽しそうにしているのです」

ハギヨシ「ですが、衣お嬢様と仲の良い男性となるとお世話係をしている私くらいしかいませんで」

ハギヨシ「歳の近い男の方と仲良くなることも衣お嬢様のためになるかと考えていたので」

ハギヨシ「まさに須賀さんはうってつけという訳なのですよ」

京太郎「家事などの仕事をするんじゃなくて天江さんと仲良くなればいいんですね」

ハギヨシ「その通りです」

京太郎「なるほど、それなら俺でも出来そうですね」

ハギヨシ「引き受けてくれますか?」

京太郎「はい、いつもハギヨシさんにはお世話になってますし、これくらいならどうってことないですよ」



衣「む?見なれぬ顔がいるな」

ハギヨシ「私の仕事の手伝いをしてくれる須賀京太郎さんといいます、今日から来たので衣お嬢様にもご挨拶をと思いまして」

京太郎「どうも、須賀京太郎といいます」

衣「ふむ、そう固くならくていいぞー?」

京太郎「そうですか?でも自分の方が年下ですし」

衣「そんなの関係ない、普通に話した方が衣も話かけやすいしな」

京太郎「分かった、俺もあまり固っ苦しいのは苦手だしできるだけ普通に話すな」

衣「うむ」



ハギヨシ「ところで衣様、須賀さんは今日が初めてで丁度いいですし」

ハギヨシ「今日は衣様のお世話は私の代わりに須賀さんがやってもよろしいでしょうか?」

衣「ほー いつもと違うとなんだかわくわくするな! うん、今日はきょうたろうと遊ぶとしよう!」

京太郎「よし、じゃあ遊ぶか!」

衣「おー」

京太郎「ところで遊ぶと言っても何をする?」

衣「きょうたろうは麻雀できるか?」

京太郎「一応できるけど弱っちくて面白くないかもだぞ?」

衣「強さは関係ない、打てるなら一緒に麻雀をしよう」

京太郎「それならやるか、しかしやるからには俺も本気で行くぞー」

衣「その意気だ、かかってこいきょうたろう!」



京太郎「んだー負けたー」

衣「やっぱり衣と打つのはもう止めとくか?」

京太郎「なんのまだまだー」

衣「! 衣と打って負けたのにまだ打ってくれるのか?」

京太郎「? そりゃー負ければ悔しいしな、衣さえ良ければもう1回やろうぜ」

衣「うん! もっと打とう!」

京太郎「そう来なくっちゃな! 次は負けないぞ!」

衣「なんの!返り討ちにしてくれる!」

京太郎「言ったなー」



京太郎「結局1回も勝てなかった」

衣「でも何度か面白い打ち筋をしていたし、きょうたろうはもっと強くなれると思うぞ」

京太郎「そっか、ありがとな」ナデナデ

衣「うぁーなでるなー衣の方がおねーさんなんだぞー」

京太郎「ってもうこんな時間か、そろそろ帰らないと」

衣「え?帰るのか?」

京太郎「あぁ、明日も学校あるしな」

衣「そうか……」

京太郎「なに、明日も学校終わったら来るからまた遊ぼうぜ?」

衣「そうか! なら約束だぞ!きょうたろう」

京太郎「あぁ、それじゃまた明日な」

衣「うん、また明日!」



『翌日』

京太郎「と、いう訳で今日も来たぞー」

衣「おーきょうたろうよく来たな、待ってたぞー」

京太郎「さて、今日は何をする?」

衣「ふむー そうだな」

京太郎「予定がないなら外にでも出てみるか? いつも家の中ってのもあれだろうし」

衣「おぉ! いいな、おもしろそうだ! 衣もきょうたろうに賛成だぞ!」

京太郎「よし、それじゃあ遠くに行くと帰りが遅くなるし近場を散歩でもするか」

衣「さんせーい」



衣「わーい」

京太郎「そろそろ時間も時間だし帰るか」

衣「むぅ もうそんな時間なのか楽しい時間はあっというまだな」

京太郎「はは、楽しんでもらえたようで良かったよ」ナデナデ

衣「だからなでるなというのにー」


衣「む?」

京太郎「ん?どうした?」

衣「あれは…」

京太郎「アイスクリームの移動販売車? ここらへんあんまり人通りないのに何考えてんだ?」

衣「あいす…」ジー

京太郎「食べたいのか?」

衣「!」ハッ

衣「いやっ 食べたくなんてないぞ! おねえさんな衣はアイスなんか全然…」ダレー

京太郎「にしてはよだれ出てるぞ」

衣「!」ハッ

衣「///」ゴシゴシ


京太郎「まぁ夕食前だし我慢するか?」

衣「うぐぅー」

京太郎「夕食残さず食べられるっていうなら買ってやろうか?」

衣「いいのか!?」

京太郎「おぅ、ただし夕食ちゃんと食べるんだぞ?」

衣「食べる食べる!」

京太郎「よし、じゃあ買ってやるぞ」

衣「味がいっぱいある!」キラキラ

京太郎「本当にいっぱいあるな なんだこの親田辛味大根味って、いくら地元の特産だからってこれは…」

衣「衣はこれがいい!」

京太郎「いちご味か、オーソドックスでおいしそうだな」

衣「うん!」

京太郎「よし、すいませんこのいちご味1つください」

おっさん「まいどー」


京太郎「はい、落とさないように気をつけろよ」

衣「うん ありがとな、きょうたろう」

京太郎「じゃあ帰るか」

衣「おー」


衣「おいしい」ムグムグ

京太郎「それは良かった」

衣「きょうたろうは買わなかったのか?」

京太郎「あぁ、たくさんは食べれそうになかったしな」

衣「少しなら食べるのか?」

京太郎「ん? まぁ夕食前だし少しくらいなら満腹になってしまったりはしないだろうな」

衣「なら衣のアイスを一口たべるか?」アーン

京太郎「え?」

衣「いやか?」

京太郎「いやいやいや、そっちこそいいのか?」

衣「何がだ?」

京太郎(そういえば男の知り合いってハギヨシさんくらいしかいなかったんだよな)

衣「きょうたろー?」

京太郎(なら普通に仲のいい女友達と同じように接してくるのもうなずけるか…)

衣「いらないのかー?」

京太郎(どうする? ここはやんわりと断った方が…)

衣「聞いてるのか?」ジワ

京太郎「ん? ってなんで泣いてるんだ!?」

衣「だってきょうたろう呼んでも返事してくれないし…」

京太郎「あー ごめんな 考え事してたんだよ」

衣「アイスいらないのか?」

京太郎「あー アイスはなー」

衣「衣のアイスいらないのか?」ジワ

京太郎「あー! 貰う貰う! 丁度衣が食べてるの見て俺も欲しくなってた所だしな!」

衣「そうか! なら遠慮せずに食べていいぞ!」ニコー

京太郎「じゃあ一口だけ貰うな」

衣「うん、どうぞどうぞー」

京太郎「むぐ お、結構美味いな」

衣「だろー」

京太郎「美味かったよ、ありがとな」ナデナデ

衣「なでるなー」

京太郎「お、早く食べないとアイス溶けちまうぞ?」

衣「はっ 早く食べなきゃ」ペロペロ



一「おかえり、丁度晩御飯が出来たところだし須賀君も食べてくかい?」

京太郎「え? そこまでしてもらうのは悪い気がするんだが」

衣「アイスのお礼だ、食べていけばいいじゃないか」

京太郎「でもな…」

一「アイス?」

衣「!!」ビクッ

一「衣、ごはん前にアイス食べたの?」

衣「な、なんのことだ? 衣はアイスなんて食べてないぞ?」

一「じー」

衣「」アセアセ

一「ほっぺにアイスついてるよ?」

衣「え!?」バッ

衣「あれ? ついてない??」

一「やっぱり食べたんだ」

衣「あーうー」

一「まぁ晩御飯ちゃんと食べるんなら何にも言わないよ」

一「で、須賀君はどうするんだい?」

京太郎「なら迷惑じゃなければ晩御飯を食べてから帰ろうかな」

一「うん、衣もなついてるし迷惑なんかじゃないよ」

京太郎「そっか、そりゃ良かったよ」

衣「いっしょにごはんだー」ワーイ



京太郎「これ美味しいですね」

一「それは良かった 須賀君、おかわりはいるかい?」 

京太郎「あ、ならお願いしてもいいですか?」

一「ん、了解」

純「いっぱい食うなー 衣もこれくらい食べないと大きくなれないぞー」

衣「むっきー そういうじゅんは大きすぎるぞー」

純「ハハハ 悔しかったらもっと大きくなってみろー」

衣「むー」

衣「衣もおかわりするぞ!」

一「食べれるのかい?」

衣「大丈夫だ! おねーさんな衣にかかればごはんのおかわりくらい簡単にできる!」

透華「あまりお姉さんとおかわりに関係はない気もしますが」

智紀「やらせてあげればいい」


衣「もうおなかいっぱい」

一「言わんこっちゃない」ハァー



京太郎「今日は夕飯までごちそうになってお世話になりました」

透華「あら?もう帰るんですの?」

京太郎「まぁ明日も学校がありますしね」

衣「んー? きょうたろう帰るのか―?」ウツラウツラ

京太郎「おう、でもまた明日もちゃんと来るぞ」

衣「うん、なら待ってるぞー」

京太郎「よしよし えらいえらい」ナデナデ

衣「だからなでるなー///」

京太郎「じゃあまた明日、今日は散歩で疲れてるだろうし早めに寝ろよー」

衣「分かったー、また明日な―」






一「おや、来たね」

京太郎「あ、一さんこんにちは 衣が見当たらないんですがどうしたんですかね?」

一「今日の学校が思いのほか疲れたみたいで、京太郎君が来るまで休むって言ってたんだげど」

一「この状況から察するにまだお昼寝中みたいだね」

京太郎「そっか、なら今日はハギヨシさんの仕事手伝ってから帰ろうかな」

一「それだと衣が起きたとき可愛そうだよ」

一「衣が起きるまで僕とお茶でもしながら待ってるってのはどうだい?」

京太郎「え? いいんですか?」

一「うん、そういえばキミとちゃんと話す機会ってあんまりないしね」

一「多分そろそろ起きると思うし、それまで少しの間のんびり待ってようよ」

京太郎「それもそうですね」


一「どうぞ、紅茶で良かったかな?」

京太郎「全然大丈夫ですよ」

一「それは良かった、お茶菓子もあるし 遠慮せずに食べてね」

京太郎「はい、いただきます」

京太郎「」クピクピ

京太郎「この紅茶美味しいですね」

一「はは ありがとう」

京太郎「それにこのお茶菓子のクッキーも凄い美味しいですよ」

京太郎「どこのクッキーなんだろう? こんな美味しいの食べたことないぞ、さすがお金持ち」

一「あーそのクッキーはお金持ちとかは関係ないよ?」

京太郎「え? でも凄く美味しいですよ? 有名なケーキ屋とかの商品なんじゃ?」

一「ないない、だってそれ僕の手作りだもん」

京太郎「え!? 本当ですか?」

一「嘘なんてつかないよー」

京太郎「あ、すいません」

京太郎「じゃなくて! これが手作りですか? この美味しさ、普通に店で買うよりずっと美味しいんですけど」

一「面と向かって褒められるとなんか照れるね///」タハハ

京太郎「だって本当に美味しいですよ、店が開けるレベルですよ!」

一「もう褒めなくていいよぉ///」


キョウタロー キテルノカー?

一「あっ 衣が起きたみたいだよ 早く行ってあげて」

京太郎「みたいですね、分かりました」

京太郎「紅茶とクッキーご馳走様でした、すっごい美味しかったですよ」

一「たはは ありがとね///」


オーコロモーオキタノカー 
アーキョウタロウミッケー


一「京太郎くん、か」

一「明日はケーキでも作ってみようかな?///」