《健やかでいられる場所2》


健夜「この捨て方は露骨だから、こっちを捨てて」

京太郎「ふんふん」


時々こうして教えてる時間、この時間が一番好きだ

好きな麻雀をして、好きな人が真剣に聞いてくれる

これほど嬉しいことがあるだろうか

だからこそ思う

この時間がいつか無くなってしまうかもしれない恐ろしさが

いつかは……


京太郎「健夜さん!」

健夜「ふぇ!?な、なにかな?」

京太郎「涙出てますよ。どうしたんですか?」フキフキ

健夜「あ、あれ、なんでだろ、何にも無いのにな。あはは」

健夜「ごめんね。今日は帰るよ」

京太郎「あの」ギュ

健夜「え?な、なに?」

京太郎「また麻雀教えてください」


握られた手から伝わってくる熱さ

それは心地よくて

永遠に感じていたかった


健夜「いいよ、またね」


少し握り返して、ぱっと離す

この胸の高鳴りを伝えられる日が来るといいな


カン!