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麻雀部部室

咲「…」ペラッ

「すー…」

咲「…」ペラッ

「すー…」

咲「…」ペラッ

「すー…」

咲「…」

「すー…」

咲「…」チラッ

京太郎「すやすやすや…」

咲「…」

京太郎「う~ん…むにゃむにゃむにゃ…」

咲「…くすっ」

咲「…」スタスタ

京太郎「すー…」

咲「…」チラッ

京太郎「すー…」

咲「…」ジーッ

京太郎「すー…」

咲(かわいい寝顔…)

京太郎「すー…」

咲「…あはは。よく眠っちゃって」

京太郎「すー…」

咲「徹夜でゲームしてたんだって?」

京太郎「すー…」

咲「授業中からずっと眠そうだったもんね」

京太郎「すー…」

咲「部室来るなりベッド直行しちゃって」

京太郎「すー…」

咲「で、あっと言う間に爆睡」

京太郎「すー…」

咲「…おバカ京ちゃんめ。あとでノート見せてなんて言ってきても、簡単には見せてあげないんだから」

京太郎「すー…」

咲「…幸せそうな顔だ事。本当、呆れちゃうよ…」

京太郎「うう~ん…」モゾモゾ

咲「…」

京太郎「すー…」

咲「…えいっ。でこぴんっ」ペチッ

京太郎「うぐっ…?」ピクッ

咲「…」

京太郎「…」

咲「…」

京太郎「…」

咲「…」ジーッ

京太郎「…すー……」

咲「…」

咲「…ふふふっ♪」

咲「でこぴんしても起きないんだ」

京太郎「すー…」

咲「じゃあ、これならどうかな~?」ギュッ

京太郎「うぐっ…」

咲「あはは。変な顔~」

京太郎「…すー」

咲「…ほっぺつねっても起きない…か」スッ

京太郎「すー…」

咲「…」

京太郎「すー…」

咲「…」

京太郎「すー…」

咲「…京ちゃん?」

京太郎「すー…」

咲「…おーい。京ちゃーん?」

京太郎「すー…」

咲「…」

京太郎「すー…」

咲「…京ちゃん朝ですよ~」

京太郎「すー…」

咲「…」

咲「…」ソワソワ

咲「…」キョロキョロ

咲「…」チラッ

京太郎「すー…」

咲(…い、今なら、キスしても、バレない…かな…)

京太郎「すー…」

咲「…」ゴクリ

咲「…」ジーッ

京太郎「すー…」

咲「…」

咲「…って、な、何考えてるの私はっ!」ブンブンブン

咲「そ、そんなの、ダメに決まってるじゃない…」

京太郎「すー…」

咲「…」チラッ

京太郎「すー…」

咲「…」ジーッ

京太郎「すー…」

咲「…っ!///」ボッ

咲「あうう…///」カアアアッ

京太郎「すー…」

咲「…」ウロウロウロ

京太郎「うーん…」

咲「…」ウロウロウロ

京太郎「さ、さき…」ポツリ

咲「はうっ!!?」ビクッ!

京太郎「……さきぃ…」

咲「お、起きちゃった!?京ちゃんっ!」

京太郎「う…。……さきぃ…俺…」

咲(ね、寝言…?)

京太郎「…俺…は…俺は…」ボソボソ

咲(やっぱり寝言だ。けど、さっき、確かに『咲』って言ったよね?)

京太郎「…俺は……お前を…」ムニャムニャ

咲「えっ」

咲(『咲、俺はお前を…!?』)

京太郎「うう~ん…」

咲(ま、まさか…!)

咲(咲、俺はお前を愛してる…とか!?)

咲「咲、俺はお前を!?つ、次は!?続きはなんなの!?京ちゃん!」

京太郎「…さきぃ…俺…」ムニャムニャ

咲「が、頑張って!京ちゃん!」

京太郎「…」

京太郎「」ムクッ

咲「!!」

京太郎「剣崎ぃ!!俺はお前を、ムッコロス!!」

咲「…」

咲「…は?」

京太郎「…仮面ライダーブレイドのゲーム面白いわ」コテッ

咲「え…」

京太郎「くー…くー…くー…」

咲「…」

咲「…」

咲「…」

咲「…死にたい」ヘナヘナヘナ

京太郎「すー…」

咲「…はあ」

咲「…読書に戻ろ」クスン


咲「…」ペラッ

京太郎「すー…」

咲「…」ペラッ

京太郎「すー…」

咲「…はあ」

咲(まさか、ゲームの寝言だとは思わなかったよ…)

咲(咲…咲…って…言ってると思ったのに。濁音どこから出てきたのさバカ京ちゃん)

咲(流石の私も挫けそうだよ。…特に最後の)

咲「はぁ…」

京太郎「うーん…のどか…」

咲(はいはい。どうせこれもまたフェイントなんでしょう)

咲(和ちゃんの名前出して私焦らせといて、また仮面ライダーの台詞とかなんでしょー。どうせ)

京太郎「和、可愛い愛してる…」ムニャムニャ

咲「…」

咲「」ピキッ

京太郎「すやすや…」

咲「…あ、あはは…そうだよね。やっぱり、和ちゃんだよね。可愛いし、優しいもんね…私なんか、相手にならないよね…」ズーン

咲「…しょうがないよ。和ちゃんなら。あはは…」

咲「あはははは…」

咲「くすん」

京太郎「美穂子愛してる」

咲「えっ」

京太郎「福路美穂子ちゃんの美乳揉みたい」

咲「えっ」

京太郎「ステルスモモのおっぱい舐めたい」

咲「えっ」

京太郎「沢村智紀ちゃん意外と巨乳」

咲「えっ」

京太郎「絹恵ちゃんが可愛すぎてつらい」

咲「誰」

京太郎「永水女子お姫様と霞さんヤバい。特に霞さん」

咲「永水女子?あの、第3シードの鹿児島の高校?確かに先鋒と大将だし強そうだけど、いきなりどうしたの…」

京太郎「鷺森灼ちゃんは死ね 」

咲「なんだただのおっぱい星人か」

咲「…」ペタペタ

咲「…」

咲「…いいもん。私はまだ成長期なだけだもん」

咲「…遺伝?私はお姉ちゃんとは違うもん。ちゃんと大きくなるもん」

咲「…大きく…なるもん…」

咲「…おっぱいって、どうやったら大きくなるのかな」ボソッ


咲「ネットで調べてみよう」ポチポチ

咲「…えっと、メモ(咲の為にのどっちが作ってくれました)によれば…」

咲「この青いマークのところでマウスのボタンの左側をいっぱい押せば良いんだよね?」カチカチカチカチッ

咲「なんか開いた」

咲「えっと、この検索ボタンの横に矢印を合わせて、ボタン押して…」

咲「お・っ・ぱ・い・を・お・お・き・く・す・る・ほ・う・ほ・う…っと」

咲「あっ。出た出た。いっぱいあるなあ」

咲「それじゃあ、適当なページを選んで…っと」

咲「…ふむふむ」

咲「へー。牛乳って、あんまり意味ないんだー」カチカチ

咲「レバーがいいの?うーん…ちょっと苦手かも…」カチカチ

咲「あっ。あったあった、定番。おっぱい揉んだら大きくなるってやつ」カチカチ

咲「えー?これも嘘なの~?」

咲「あ、補足がある…」

咲「えーっと…なになに?」

咲「乳房を揉むという行為自身に豊胸効果があると云う科学的根拠はありませんが…」

咲「…その行為によって、精神及び肉体的な性的刺激を受動…」

咲「所謂エッチな気分やその感覚を定期的に得続けた事で、豊胸効果を実感した人間が居ると云う報告は多数確認されています…」

咲「…つまり、エッチな気分になる事の多い人は、巨乳になり易い…」

咲「…なんか胡散臭いなぁ。ここ」

咲「…もう止めよ」プチッ←電源直押し

咲「はぁ~。あんまり参考にならなかったなぁ…」

咲「…今度、さり気なく和ちゃんに聞いてみようかな?」

咲「…」


咲「…ねえ和ちゃんって、1日の中で、どれくらいの時間エッチな気分?」

咲「…ストレート過ぎて失礼だよね、これ」

咲「レバニラ好き?」

咲「…わけわかんないよね」

咲「…どうやって聞こうかな」

咲「…はぁ」

京太郎「うーん…」ゴロン

咲「わっ」

咲「…なんだ、寝返り打っただけか」

京太郎「すー…すー…」

咲「あらら。布団がめくれて、手がベッドの外にはみ出ちゃってるよ。京ちゃん」

京太郎「うーん…」

咲「…もー。仕方ないなぁ。このままじゃ風邪曳いちゃう」スクッ

咲「仕方ないから、布団かけ直してあげる」スタスタ

咲「…」

京太郎「すやすや…」

咲「…」

咲(て、手握っちゃうけど、仕方ないよね?)

咲(手を掴まないと、ベッドに引き上げられないもんね…?)

咲「よいしょ」ギュッ

咲「…」

咲(…あったかい)

咲「…それに」

咲(大きいな…京ちゃんの手)

咲「…」

咲「…私の手と比べてみよ」スッ

咲「うわ。凄い。」

咲「私の手のひらよりふたまわりくらい大きいや」ペタペタ

咲「厚さも結構あるし、思ってたより硬い。私と大違い」ニギニギ

咲「…指も、長い」

咲「細くて、すらっとして、綺麗な指…」サスサス

咲「ちょっと羨ましいな…」

咲「…」ジーッ

咲「…ひゃっ!?」ゾクゾクッ

咲「…?…?何今の…」

咲「…」

咲「…あれっ?」

咲「…」ジーッ

京太郎「すやすや…」

咲「…」

咲「なんか…」

咲「なんか、変なの…」

咲(…別に食欲的な意味は無いけど)

咲(すっごく…)

咲(…スッゴく、京ちゃんの指が美味しそうに見えるよ…?)ゴクリ

咲「…」

京太郎「すー…」

咲「…」

京太郎「すー…」

咲「…京ちゃーん?」ボソッ

京太郎「すー…」

咲「…」

京太郎「すー…」

咲「…あ。和ちゃんが後ろでビキニに生着替えしてる」

京太郎「すー…」

咲「…うん。完全に寝てる」

咲「…」

咲(…ちょっとだけなら…バレない…よね…?)

咲「…かぷ」

咲「ちゅぱっ」

咲(…しょっぱい)

咲「ちゅぱ…」

咲(…汗の味がする)

咲「ちゅぴ…」

咲(…京ちゃんの…汗の味…)

咲「ちゅぷ…」

咲(………おいしい、な…)

咲「はむっ。ちゅぴ…くちゅっ…ちゅばっ…」

咲「あふっ」

咲「ちゅばっ…ちゅばっ…くにゅっ…れろっ…」

咲「…ほわ。はふぅ…」

咲「…はっ!」

咲「あ、あわわわわ!?」

咲「わ、私ったら、何やってたの!?」

咲「きょ、京ちゃんの指しゃぶって、うっとりしちゃって…」

咲「これじゃあまるっきり変態じゃない!」

咲「もう止め止め!私変態じゃないもん!」

咲「京ちゃんの手をベッドに戻して…っと!」トサッ

咲「お布団かけ直してっと!」ファサッ

咲「も、もう私は読書に戻りまひゅ!」


咲「…」ペラッ

京太郎「すー…」

咲「…」ペラッ

京太郎「すー…」

咲「…」チラッ

京太郎「すー…」

咲「っ!///」ボッ

咲「~~~~っ!!///」ペラペラペラペラペラペラ

京太郎「むにゃ…」

咲「っ!っ!!~~~っ!!!」ドタバタバタバタ

京太郎「ううん…」ゴロン

トサッ←布団が落ちる音

咲(わああああああーああああーーーーっ!!!!!)←叫びたいけど叫べない心の声

咲(もうっ!もうっ!!なにやってるのさ、バカ京ちゃん!)

咲(せっかく直してあげたのに、すぐ布団跳ね退けて!)

咲(っ!バカッ!おバカッ!!)

咲(バカバカバカバカバカバカバカ!もう知らないんだからっ!)

咲(知らないんだから!知らないんだから!ぜ~ったい!もうかけ直してなんか、あげないんだからね!!)

咲(ふんだっ!)

咲「…」

咲「…」

咲「…」チラッ

咲「…」

咲「」ウズッ

咲「…」ソワソワソワ

咲(…け、けどやっぱり、風邪曳いたらかわいそうだし、あと一回だけかけ直してあげようかな…)スクッ

咲「…よい、しょ」ファサッ

京太郎「…くぅ…くぅ…」

咲「…」

咲「っ!」ゾクゾクッ

咲(ひっ!?ま、またこの感覚っ!?)

咲「…」ソーッ

咲「…」チラッ

京太郎「すー…すー…」

咲「…」

咲「…」

咲(も…)

咲(もう一回だけ、京ちゃんの手、触ってもいい…?)スッ

咲「…」ギュッ

咲(…なんだか、安心する…)ギューッ

咲「…えへへへへ」

咲「…」チラッ

咲(…やっぱり指、おいしそう…)

咲「…」

咲「ぺろっ…」

咲「…んっ」

咲「…ちゅぷっ」

咲「…ふあっ!?」ビクッ

咲「…はむっ!」

咲「んふぅっ!はむっ!ちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱ…」

咲(や…やだっ!)

咲「じゅぶっ!ぴちゃぴちゃぴちゃ…れろっ…」

咲(と、止まんないよぉっ!)

咲「~っ!?」ゾクゾクッ

咲(ま、またっ!?)

咲「ひっ…!」

咲(こ、声が出ちゃ…っ!)

咲「…」

咲「…え?」

咲(…なんか、お股に、違和感が…?)スッ

咲「」ヌルッ

咲(…何これ…凄い量の…愛液…?)

咲「」ネバッ

咲(…しかも、いつもと全然違う…普段はサラサラなのに、これはネバネバして、糸まで引いてる…)

咲(と、取り敢えず、拭かなきゃ…おトイレに…)

京太郎「むにゃ…」

咲「…」チラッ

咲(けど、今離れたら…なんとなくだけど、帰ってきたら、京ちゃんが起きちゃってる気がする…)

咲(…それは…すっごく、勿体ない…かも…)

咲「…」

咲「…ちゅばっ」

咲(…もうちょっと)

咲「はぁ…んくっ…ちゅぴっ…」

咲(あともうちょっとだけ…)

咲「ちゅっ…ちゅぴっ…れろっ…」

咲「」ダラーッ

咲(あっ…)

咲「ぺろっ…ぺろっ…はむっ…」

咲(よだれ…凄いいっぱい出てきた…)

咲「ぶじゅっ…ずちゅっ…じゅるるる…」

咲(これも、止まんない…お股からも、愛液…止まんない…)

咲(どうしよう…)

咲「」スッ

咲「…」ベトベト

咲(…指に取ってみたけど…よだれも、なんかいつもよりネバネバしてる…)

咲(…ネバネバのよだれ…)

咲(もし…)

咲(もしも…)

咲(…このよだれ…)

咲(…)

咲(……ち、乳首に塗ってみたら…)

咲(キモチいい…………かも)

咲「…」

咲「…」スッ

咲「ん…」モゾモゾ

咲(…制服は流石に脱げないから、ブラだけ外して…っと)モゾモゾ

咲(…ん。制服ごしじゃ、外すの難しいなぁ。しょうがない、ズラすだけにしとこ)モゾモゾ

咲(…出来た)

咲(うわっ!もうすっかり乳首立っちゃってる!…やっぱり変態だなぁ。私)ハァ

咲(…あと、やっぱり私、おっぱいちっちゃい…)シュン

咲(…っ!け、けどけど!こうしてエッチな気分にいっぱいなったら、おっきくなるかもしれないんだよね!?)

咲(…京ちゃん)

咲(…協力して。京ちゃん)

咲「」スッ

咲「」ヌリヌリ

咲(…こうして、よだれでベトベトにした京ちゃんの手を…)

咲(私の、胸元に…)クイッ

咲「あっ…」

咲「~~っ!!」

咲(きゃあああああ!?)

咲(駄目ッ!これ!!声っ!出ちゃうっ!!)

咲「~っ!!」

咲(な、何か、口にくわえるもの…っ!)キョロキョロ

咲(駄目っ!何も見当たらな…あっ!!)

咲「がぶっ!」

咲「~~~~~~っ!!!!!!」

咲「…」

咲「」ホッ

咲(…良かった…間一髪)

咲(…あれ、でも京ちゃんの寝てる、シーツくわえるつもりだったのに…)

咲(…目測間違えて、枕に噛みついちゃった…)


コリッ

咲「んむっ!」ビクッ

咲(ふあああ!?)

咲(いやっ!お、思わず背を丸めたから、無理な体勢になっちゃって…)

咲(乳首に…制服が擦れてるっ!)


モニュッ

咲「くふっ!」ピクッ

咲(それに、京ちゃんの手が、私のおっぱいに押し付けられて…!)

咲「」チラッ

京太郎「うーん…」

咲(なにより、枕に噛み付いてるから、京ちゃんの顔が近いよぉおおお!!)

咲(と、とにかく、早く退けないと…)


コリッ

咲(ひぐっ!?)ビクッ

咲「~~~っ!!」モゾッ


モニュッ

咲(はううううっ!?)

咲「っ!んふぅ!ふぅぅ…!!」ヒクッ


コリッ

咲「ふぅ~~~っ!!」ビクビクッ

咲(ひいいいいい!?駄目だ!今、枕から口離したら、絶対悲鳴が出ちゃう!)

京太郎「ん…」コロン

京太郎「すー…」

咲(いやあああ!京ちゃん、首だけ私の方に向けて寝息立てないで!!)

咲(首筋に息吹きかかって、くすぐったいよぉおおおおお!)

咲「~~~~!!!!」ビクンビクン


京太郎「ううん…はぁ…」

咲「ふうんっ!?」ビクッ

咲(あうっ!だからくすぐったいってばっ!もうやめ…)

京太郎「ん…。咲…」

咲「…?」

京太郎「…お前、そんな可愛かったっけ?」ボソッ

咲(え…)

京太郎「むにゃむにゃ…」

咲「…」

京太郎「くー…くー…」

咲「…」

咲(…私の胸に深く突き刺さるその声は…)

咲(鳴り止まぬ歓声に似ている…)

咲「…」

咲(…あ。マズい。理性)プチッ



京太郎「ん…」ピクッ

京太郎(あ…やべ…大分眠ってた…)


モゾモゾ…

京太郎(んあ…なんだ~、この音…)


徹夜明けからの深い眠りの中、耳元で響くモゾモゾと云う物音に、
須賀京太郎はその意識を徐々に覚醒させつつあった


京太郎(また優希あたりが悪戯しこんでんのか?)


記憶上の経験から、似たような事例をぼんやりと思い出す
確か、前ベッドで爆睡した時は、優希の奴が眠気覚ましにとゴムパッチンをかましてくれたのだ
それも、わざわざ割り箸とかで補強した、カタパルトみたいなごっつい発射台から

…最悪の目覚めだった


京太郎(…っ!冗談じゃねえ!あんなの、もう二度とごめんだっつーの!)


焦りと共に、急激に身体が起床モードへと移行する
若い身体は、生命の危機に対し非常に敏感で、頼もしさすら感じられた
こんな状況では、情けなさの方が上に立つが

…とにかく、まずは何はともあれ、目を開けよう。そう思い立ち、実行する
そこには、優希の悪知恵の粋を凝らした凶悪兵器より、よっぽどによっぽどな現実が鎮座ましましていらっしゃった


京太郎「…咲?」

咲「ひっ!?」


…なんでそこまでしておいて、声かけられただけで悲鳴あげるかなー
悲鳴をあげる…って云うか、なんか取り敢えずリアクションしなくてはいけないのは、こっちだろうよ…

そんな事を頭に思い浮かべる
妙に冷静なのは、目覚めたばかりでまだ頭に血が巡ってないからに違いない
だってほら、その証拠に、今、凄い勢いで頭とか顔に血が昇ってきてるし


京太郎「…って、さ、さささ、咲!?お、お前!な、何してんだよ、咲、お前!!」


自分でも何言ってるかわからなかった
取り敢えずリアクションには成功したと思う


咲「えっ!?あのっ!えっ…そのっ…」モジモジ


よく見ると、咲自身、なんか見た目に違和感がある
…あ。胸元がちょっとはだけてるのか
タイが緩んでて、インナーシャツがずり下がり、ブラチラしている
そのブラもなんかズレてるし


京太郎「なんでお前が動揺してんだよ!」

咲「いや…その…」


正直、眼福ものだった。確かに咲は非常に貧しい娘さんだが、決して不細工ではない
臆病で、どこか小動物的な外見は、見る者の保護欲を掻き立てる様でもある
一時の気の迷いで、可愛いなーと思ってしまった事も、一度や二度や三度や十度では無い


京太郎(…って、違うっ!今は、そこじゃない!論点は…最もツッコまなきゃなんねー部分は、そこじゃねぇ!)

京太郎「い、いや!取り敢えず、それはいい!それには答えなくていい!まず、こっちに答えろ!」

咲「え…あ、うん…」


なので、ツッコむ事にする
…正直、これ聞くのちょっと…かなり怖いなー…


京太郎「…なんで俺、裸でベッドに括り付けられてんの?」

咲「…」

京太郎「…」

咲「…」

京太郎「…」

咲「…えへっ」

京太郎「『…えへっ』…っじゃねぇえええ!!!」

咲「…」

京太郎「…咲?」


ぞわり

妖しい熱を帯びた視線と瞳が合い、背筋に冷たいものが走る
ねっとりとした視線は、京太郎の目をしばらく見つめた後、ゆっくりと視線を逸らし、
今度は剥き出しの京太郎の肢体を舐めるように見つめていく
ほう…と、うっとりとした溜め息を一つ吐き出し、己に酔うたような言い回しで一言、告げる


咲「京ちゃんが、悪いんだよ…」


訳が分からない


京太郎「おい、咲…」

咲「なーに?京ちゃん」


ゆっくりと…京太郎に見せ付けるように右手をあげてゆく咲
手のひらが肩あたりまで持ち上がったあたりで、一旦停める
そして今度は、柔らかく、優しく、そしていやらしい手つきで、こちら側へ伸ばしてくる

背伸び臭さと云うか、似合わなさも感じさせられるぎこちない動作に、
最近読んだ小説か何かに毒された節もあるのだろうとも若干思うが、それでもこの状況では、どうしても…


京太郎「止めろ…」

咲「やーだよっ」


咲が

あのちんちくりんの幼なじみの咲が

小動物みたいな咲が

弱虫で、臆病で、運動音痴で、ドジで、鈍臭くて…それでいて大切で大切で堪らない少女の筈の咲が


京太郎「…怒るぞ」

咲「…」

咲「くすっ」

咲「…怒れば?」


挑発的な言葉と共に伸びた手のひらが京太郎の右肩に触れ、左脇腹へ向かう対角線上をゆっくりとなぞってゆく
幼子にも劣らずぷにぷにと柔らかい手のひらは、水気をたっぷりと含んだ、
熟した桃の果実の様な肌触りで、それでいて肌に暖かく吸い付いて離さない
咲の手が肌を滑る度…鳥肌が立つ


京太郎(怖い…?)

京太郎(わかんねぇ…さっぱり訳がわかんねぇよ。咲…)


心の中で、頭を抱える京太郎
頭の中を疑問の嵐が吹き荒れる
…だが、分からない尽くしの中に、分かる事だっていくつもある

一つ
咲は今、開き直っていると云う事

二つ
取り敢えず、なんかヤバいと云う事

三つ
今自分が、咲を怖いと感じていると云う事

そして最後に
咲が、かつて無いほど『女』に見えてしまっていると云う事


咲「…京ちゃん…大好き…だよ…」


柔らかい少女の手が固く強張った少年の身体を滑る度、二人の汗を纏い、じっとりと濡れ、そして遂に左脇腹に到着した


咲「ふふ。そんなに強張っちゃって…。怖いの…?京ちゃん…」


怯えた様子の京太郎に、愉悦を感じながら、告げる


咲「普段、ちんちくりんってバカにしてる私が」


精一杯に見下した声をつくり、告げる


咲「弱虫な、私が」


普段からかわれる意趣返しの気持ちも込め、告げる


咲「鈍臭い、私が」


普段なら、決してやれない事を、言えない言葉を、手探りに探しながら、告げる


咲「怖いんだ…私が」

咲「そりゃそうだよね?だって京ちゃん、今私に文字通り手も足も出ないんだもん」

咲「何されても…何も出来ないんだもん…。ね?」


左脇腹に置いた手に少しだけ力を込める
京太郎の身体が、更に強張る


京太郎「咲。おい、お前、何を…」


恐怖を必死に覆い隠そうとしている声
隠し切れてないけど


咲(ふふふ。可愛いなぁ)


今のところ、全て計画通り。嗜虐心を満たそうと、必要以上にわざとらしく振る舞っているが、面白いように怖がってくれている
普段、絶対見れない表情なので、自分しか知らない京太郎を一人占めしてる様な気分もして、心がホカホカする


咲(それに何より、このシチュエーションは…)

咲「ふふ。あ~むっ!」カプッ

京太郎「ひっ!?」


胸板に、おもむろに噛み付く
甘い噛み方だが、後くらいは残るくらいの強さで


咲「ちゅ~っ…じゅっ…じゅじゅじゅじゅっ!ぷちゅっ!」


唇を押し付け、舌でチロチロと皮膚を味わい、飲み込むように、吸引する
小説に登場する、悪女になった気分
普段の自分と全く違う自分に、酔う


京太郎「あ…ぐぅ…」

咲「ふふっ。どうしたの?なんか、切なそうな声が聞こえるんですけど…」

京太郎「ば、馬鹿、お前…こんな場所でこんな事してたら…」


まだ何か言っている
胸板から口を離してみると、案の定真っ赤な噛み跡が付いていた
征服感に満足し、薄く微笑む


咲「ええ~?聞こえないよぉ」クスクス

耳元に顔を近付け、一言

咲「…そんなにちっちゃい声で話すんなら…これくらい近くで話してくれないと、ね?」

咲「…かぷっ」


耳たぶを口に含む


京太郎「うおわぁ!?」


咲が、耳元で囁いてくる
シロップの様に甘く、涼風の様に心地良い声
これだけやっておいてまだ緊張でもしてるのか、普段より少しだけ呂律が怪しく、舌っ足らずになっている
得意気な感情を乗せた子供っぽい声が、優越感を込めた声が、薄い唇から発せられて京太郎の鼓膜を震わせる

…くすぐったい
そう思った瞬間
今度は振動だけでなく、耳たぶを直接にかじられた
今度鼓膜に伝わる音は、じゅぶじゅぶと言う、液体が気体にかき混ぜられる音


京太郎(えっ?)


液体?
疑問に思ったのも束の間、その謎はすぐに解消した
咲の口元から溢れ出した唾が、京太郎の耳を浸してゆく

チロッ
粘性を帯びた唾が、まるでローションのように滑らかに耳を濡らしてゆく
その中で、その液体を万遍なく肌に届ける為の道具は、舌だ
小さく、細く、熱く、ぬるぬるとした咲の舌が、耳の形をなぞりながら這い回っている


京太郎「ふわ…」

咲「…んふっ♪」


思わず洩れた声に、嬉しそうに鼻を鳴らす咲
その鈴のような声がまた、ころころと濡れた鼓膜を震わせる

その繰り返し
じゅぶじゅぶ…ころころ…じゅぶじゅぶ…ころころ…と蹂躙は続く
じゅぶじゅぶ…ころころ…じゅぶじゅぶ…ころころ…

次第に、京太郎の身体から、力が抜け始める。抵抗する力が奪われていく
じゅぶじゅぶ…ころころ…じゅぶじゅぶ…ころころ…
じゅぶじゅぶ…ころころ…じゅぶじゅぶ…ころころ…


咲「…ふうっ」


一息つき、顔をあげる
京太郎の顔を見れば、そこには力の抜けた、弱々しい瞳があった
再び征服欲が満たされるのを感じる


咲(次は…何しようかな…)


一旦曲げていた顔を上げ、京太郎の全身を見回す
麻雀以外では優柔不断な咲だが、今回はすぐに決められた


咲「…あはっ♪」


そこに、先ほどまでは無かったモノが、出来ていた
『ソレ』を、食べよう


咲「いただきま~すっ♪」

咲「かぷっ!」


…ぷっくりと膨らんだ、乳首


京太郎「はうっ!」

咲「じゅる…じゅる…」


まず、口から溢れるままに任せ、唾液を京太郎の胸に吐き出してゆく


咲「うふっ」ヌルッ

京太郎「くううっ…!」


次に、一旦顔を上げ、右手でそれを伸ばす


咲「んふふふっ」スリスリスリ

京太郎「はあっ!」


京太郎の胸部を全て己の唾液で濡らし終えたのを確認し、嬉しそうに頷く


咲「…うんっ!」

咲「…はーむっ♪」


最後に、もう一度乳首に吸い尽き、片腕でもう一方の乳首を抓み、クリクリと弄る
乳首を弄るのはお手の物だ。いつも目の前の人を思って、弄っていたから


咲「ちゅばちゅぱあむあむ」


吸って、舐って、舐めて、噛む
同時に片手は、クリクリと、挟んだ乳首をこすり合わせ続ける


京太郎「~~~っ!!!」


快楽に悶えながらも、なんとか声を押し殺す京太郎


咲「…」


再び顔を上げ、話しかける


咲「ん~?…へー。京ちゃん、面白いね。京ちゃんの癖に耐えるんだ。これに」

咲「生意気」


無慈悲に告げ、再び乳首に食い付く


咲「じゅ~っ!!じゅっ!じゅじゅじゅじゅ~っ!!」

京太郎「っ!はああああっ!?」


全力で吸引する。同時に、舌先でこねくり回す
歯で削り、硬くした舌で跳ね、狂ったように舐めまわす


京太郎「あああああっ!!!?」

咲「あはははは!京ちゃん、その悲鳴かわいいっ!女の子みたいだよ!」


その裏返った叫び声に興奮する咲
興奮のあまり、勢いづいて、思わずベッドに飛び乗り、京太郎の腹に跨ってしまう
股の下に腹筋の硬い感触が当たり、キモチいい
さっきから濡れに濡れた下着は、もう使い物にならないかもしれない

ところで
ベッドに括り付けられている京太郎だが、一体、どのようにして括り付けられているのだろうか?
両手首は、がっちりと拘束されている
先が輪になった荷ヒモでフレームに括られ、全く動かせないと言っても良い
足首も同様だ

だが、それだけだ
他には、特に拘束らしい拘束もしていない
そして、咲は一つミスを犯した
拘束の作業の途中で京太郎に気付かれるのを恐れ、また京太郎の身体を気遣って、それらをきつく縛る事をしなかった
しかも、結び方はチョウチョ結び
咲が京太郎の腹に飛び乗ったとほぼ同時、京太郎の腕の拘束は、あっさりと外れた


咲「ふふふ…ねえ?京ちゃん。今の気分、改めて教えてくれる?」

咲「部室のベッドの上で裸で括り付けられて」

咲「私に好き勝手弄くられて、玩具にされて」

咲「女の子みたいな悲鳴あげさせられて」

咲「それでも誰も来てくれない」

咲「私は、まだまだ京ちゃんの事、許してあげる気は無い」

咲「男の子として、これ以上つらくて、情けなくて、悲しいことはないよね?」

咲「…ねえ。どんな気分?」

咲「必死に考えて、私のご機嫌取れるような回答、聞かせてよ」

咲「そしたら、ちょっとくらい手加減してあげる事も、出来るかもしれないよ?」

咲「…ふふふ。けど、逆に私の機嫌を損ねるような返事したら…わかるよね?」

京太郎「…咲」

咲「んふ。…な~に?京ちゃん」

京太郎「…よいしょ…っと」スッ

咲「…えっ?」


気の抜ける掛け声と
ともに、手枷を外す
その瞬間、京太郎は確かに見た
目の前の魔王モードのちんちくりんが、一瞬文学少女モードのちんちくりんに移行したのを


京太郎「…ふー。やっと外れた…最後なんかすっげえあっさり外れたけど」

咲「あわわわわ?」オロオロ


慌てるちんちくりん


咲「…ハッ!」

気付くちんちくりん

咲「ふ、ふんだ!手枷が外れて、安心しちゃったの?残念でした、京ちゃん。一足遅かったね。だから京ちゃんは甘いんだよ」


取り繕うちんちくりん


京太郎「…あん?何があめーってんだよ。言ってみろおい」


取り敢えず、目の前の魔王様のご機嫌を損ねないよう、精一杯丁寧に尋ねて差し上げる


咲「ふふっ。今の私達の体勢、分からないかなぁ。確認してみるといいよ」

京太郎「…はあ」


勝ち誇り、告げるちんちくりん
何故


咲「これ、格闘技でいうマウントポジションってやつだよね?」

京太郎「…はあ」

咲「聞いたことあるよ。上に居る人間が絶対的に有利な、究極のポジション…」

咲「正直、この体勢になっちゃえば、もう今更手枷なんか必要無いもんね」

咲「京ちゃんは、すでに私に身体の動きを完全に支配されちゃっているんだよ」


にやり
これから弱者をいたろうと言わんばかりの残酷な笑顔で告げる魔王様


京太郎「ああ。なるほど」

京太郎(そりゃ、このちんちくりんが、喧嘩なんてした事有る訳ねーよな)


正直、今までされていた事を全部水に流してやっても良いかなーと思うくらい、和んだ
流さないけど


咲「むっ。まだどこか余裕がある?」

咲「…いいよ。その余裕、ゆっくりと奪ってあげる」


再び咲の威圧感が増す
麻雀をしてる咲がたまに纏う、恐ろしい何か
今はまるで、地区大会オーラス並の圧力だ
鳥肌が立ち、背筋が凍り付きそうな感覚


京太郎(なるほど…こりゃ怖い)


が、
京太郎(別に肉体的戦闘力上がる訳でも、喧嘩の知識が増える訳でもないしな~)
つまりそういう事です


京太郎「ほい」グイッ

咲「きゃああっ!?」


片手を伸ばし肩を掴んで軽く引き寄せてやると、あっけなく無敵の魔王式マウントポジョン()は崩れ去った


京太郎(弱ッ!?)


因みにお姉ちゃんも弱いです


咲「いたたた!京ちゃん!肩痛い!」

京太郎「あ、すまん。強く握り過ぎた」スッ

咲「ふー…」

京太郎「…」ギュッ

咲「…京ちゃん?」

京太郎「…」ギューッ

咲「あの…肩、離してくれないと、近いんですけど…」


今は、京太郎に覆い被さった咲を、京太郎が抱きしめたような格好である


咲「…顔、近いんですけど…」

京太郎「…」ギューッ

咲「…あの…」

京太郎「」ギューッ

咲「は、恥ずかしいん…ですけど…///」モジモジ


さあ、反撃だ


京太郎「咲」

咲「はっ!はいっ!!」ビクッ

京太郎「長年俺と付き合いのあるお前ならよーく分かってると思うけど」

咲「う、うん…」

京太郎「俺は今、ひじょ~に、怒ってる」ギュッ

咲「ひゅっ!?」


ちょっと腕に力を込めてやると、苦しそうに息を詰まらせる咲


京太郎(えー…この程度の力も入れちゃ駄目か…)


今のは、怒ってるという意思表示と、どこまで力を入れても大丈夫かの確認


京太郎「咲さぁ…お前、さっき俺が今どんな気持ちか、知りたいっつってたよな?」

咲「え、えっと、えっと…」オドオド


魔王様、小動物の様に震えるの図


京太郎「俺さ、すっげえ悲しかった」

咲「えっ…」


申し訳程度に出ていた魔王オーラ、完全消失。これより通常(文学少女)モードに移行します


京太郎「咲が、こんな変態みたいな事するなんて思った事も無かったから…」

咲「」パクパクパク


文学少女モード、機能停止。これより、強制的に魔王モード再起動します。ただしオーラは出ない


京太郎「けど、ちょっと嬉しいっても思っちまった。何だかんだ咲が俺の事男として好いてくれてるってのは嫌でも分かったし」

京太郎「それに、咲がすげーエロくてかわいかったから…無理やりされるのも、実は興奮してしょうがなかったし…」


文学少女モード再起動します。魔王モード、機能停止し…おい、停止しろ早く。何?嫌だ?
上等だコラ、前から気に入らなかったんだよテメエ。そろそろ蹴り付けようや、おう、この野郎(文学少女モードさんの御言葉)


咲「え…?そ、それって…」

京太郎「うん…」

京太郎「…なんか、すっげー変なシチュエーションで、あれなんだけどさ」

京太郎「…俺も、その、咲の事嫌いじゃないって言うか…」

京太郎「…嫌いになれないって言うか…」

京太郎「むしろ好きって言うか…」

京太郎「…我慢なんねぇ」グイッ

咲「ひゃ…」

京太郎「ちゅっ!」グイッ

咲「…っ!」カチッ


唐突に咲の顔を引き寄せる京太郎
その唇に自らの唇をぶつける
あまりに勢いよく引き寄せられた為、二人のファーストキスは、歯と歯が盛大にぶつかり合う音の響く、格好の悪いものになった

だが、今の二人にそんな事を気にしている余裕は無い
ファーストキスの癖に、お互い、示し合わせたようにスムーズにディープキスへと移行する


京太郎「んむっ!」

咲「はむっ!」

京太郎「くちゅっ…ぐちゅっ…ぶじゅ…」

咲「んっ…ふぁ…はふ…じゅぶっ…」


舌を絡ませ合い、唾を送り合い、受け取り合い、お互い貪る様に相手の口内に侵入し合う


咲「ふぅんっ!?」

京太郎「じゅっ!」

咲「んふっ…んちゅっ!」

京太郎「じゅるるる…」

咲「ふぁっ!?」

京太郎「ちゅぷっ…」

咲「くふぅんっ!?くはっ…」

咲「はっ!はっ!はっ!はっ!」


次第に咲の嬌声が増えてゆく。京太郎の責めが優勢になってゆく
麻雀しか取り柄の無い、耳年増なだけで鈍臭い文学少女に、キスの技術など有る訳が無いのだ


咲「うむぅっ!」

京太郎「じゅぱっ…くちゅくちゅくちゅ…」

咲「ぎぎぎ…」ググググ…


性的快感が限界に達し、京太郎のキスから逃れようと顔を背けようとする咲


京太郎「じゅぷ…」

咲「ふぁあああぁぁ!?」


当然、京太郎は逃がさない
逃げようとしたお仕置きに、歯茎に舌を這わせてみた
面白いように悶える


京太郎「ちろっ…ちろっ…」

咲「ふうんっ!ふうんっ!うあっ!ひっ!ひっく!」


次に、上顎の裏側を触れるか触れないか限界程度の感触で撫でるように
甘い嬌声に嗚咽が混じり始めたのが聞こえたので、そろそろキスは許してやる事にする


京太郎「…ふう」

咲「あ…ふぅ…」


キスだけで顔を真っ赤に染め、とろけるような顔で虚空を見つめる咲
呆れ混じりに考える


京太郎(…俺だって初心者なのに、キスだけで感じ過ぎだろ、咲…。AVより酷い事になってるぞお前)


なんとなく、自分に才能が有るからだとは思わない。咲がへっぽこ過ぎなのだ
そんな妙な確信があった


京太郎(…面白っ)

京太郎「ちゅーっ」

咲「はうううっ!?」


キスから解放され、ようやく人心地ついた咲の首筋に、またキスしてやる
敏感にも程がある咲の身体が、びくびく大きく震える
抱き締めている腕に、逃げ出そうと身体に力を込めているのが伝わってくるが、軽く力を入れてやるだけで咲は身動きが取れない
唇と舌をゆっくりと這わせながら、鼻でも首筋を擦ってやると、甘い果物のような汗の匂いがした


京太郎(そんじゃあ、そろそろ…いいかな)


腕の力を抜いてやる


咲「っはあっ!!」ガバッ


飛び跳ねるように身を起こす咲
目がぐるぐると渦巻きを巻いているようだ


咲「はぁはぁはぁ…」

咲「ふうっ…ふうっ…ふうっ!」キッ


ちょっと怒ったような、恨みがましそうな視線で睨まれる


京太郎(へえ…)ニヤリ

京太郎「まだ自分の立場が分かってないようだなぁ」ニヤニヤ


嗜虐心がムクムクと立ち上がってくる
やはり咲は、へっぽこなくらいが一番丁度良い
さっきの仕返しは、まだ済んでいない


京太郎「そんな生意気な子は、脱がせちまおっかな」

咲「はぁ…はぁ…えっ?」

京太郎「よっ」スルリ

咲「いやっ!止めて!京ちゃん!」


言いながら、素直に腕を上げて、制服脱がしに協力して下さる咲さん
もっと手間取ると思っていたのに、妙に息が合っていたお陰でシャツごと一瞬で脱衣完了だった


京太郎「あ…」


その下には…既にズレたブラと、見ていて哀れになる無乳


京太郎(なんつーか…和の母乳を煎じて飲ませてやりたい気分だ。いや、そんなもん有ったら俺が飲みた…ゲフンゲフン)

咲「…なんかよくわかんないけどムカついた」ギュッ

京太郎「いててて!」


腹の皮抓られた


京太郎「ちゅっ」

咲「はふ…ああっ!?」


身を起こし乳首に食らいつくと、まるで対面座位のような体勢になった
気持ち良さげな声が返ってくる


京太郎「」スッ

京太郎「」サワッ


同時に、左手を太ももに這わせ、撫で回すと…


咲「はああああっ!?」


跳ねる咲


京太郎(…おっぱいより、太ももの方が触ってて楽しい…)

咲「きょ、京ちゃんっ!わ、私っ!もうっ!もう我慢出来ないよっ!」

京太郎「…咲?」

咲「ごめんっ!もうっ!もうっ!我慢出来ないから!」ガバッ

京太郎「…ひっ!?」


咲が、京太郎の腰に跨った


咲「あああああああっ!!!」



終わり


おまけ小ネタ


『ランチ』

京太郎「うめー!レディースランチうめー!」ガツガツ

咲「ふふっ。良かったね、京ちゃん」

京太郎「本当、ありがとうな!咲!」

咲「どーいたしまして」

京太郎「がつがつがつ」

咲「…それにしても、京ちゃんって、本当に美味しそうに食べるよね」

京太郎「だって本当に美味いし。咲、レディースランチ食った事ないのか?」

咲「誰かさんがいっつも食べたがるお陰でね。…それに私、基本お弁当だし」

京太郎「ああ、そっか。俺の分いっつも頼ませちまってるせいか」

咲「そーだよ。…ふふっ。この埋め合わせ、高いよ?」

京太郎「そりゃ勘弁」

咲「どうしよっかなー」

京太郎「えー?勘弁してくれよ、怖い」

咲「あ、そんな事言っちゃう?ふーん」ニコニコ

京太郎「…そうだ。じゃ、咲?ちょっと口見せて」

咲「え?」

京太郎「ほら、あー。あー」

咲「あ、あー…」

京太郎「隙有り」ポイッ

咲「んむっ!?…むぐむぐ…」

咲「…こくん」

咲「!!?!?!?」

咲「あ、あわわわわ!いきなり何すんの京ちゃん!」

京太郎「どーだった?レディースランチの唐揚げ」

咲「お、おおおおいしかったけど!確かにおいしかったけど!!」

京太郎「なら、それでチャラなー」

咲「うええええ!!?」

京太郎「はむっ。もぐもぐもぐ」

咲「」プシューッ

咲「…」

咲「…」

京太郎「もぐもぐ…」

咲「…京ちゃん」

京太郎「ん?」

咲「あーん」スッ

京太郎「は?」

咲「」ヒョイ

京太郎「ぱくっ」

京太郎「…もぐもぐ」

京太郎「…ごくん」

咲「…どう?私の作った玉子焼き」

京太郎「…うまっ!」

咲「ならさっきのチャラってのチャラねー」

京太郎「はあっ!?」

咲「私、今日放課後に帰り道のアイスクリーム屋さんのアイス食べたいな~」ニコニコ

京太郎「なにぃ!?」

咲「京ちゃんは、日頃の恩を返さない恩知らずじゃないよね~?」

京太郎「くっそ~。してやられた。思わず素でうまいって言っちまったし…」

咲「じゃあ、放課後楽しみにしてますので~」

京太郎「わかったわかった。ツインまでだからな!」

咲「トリプル」

京太郎「ぐっ!」

咲「トリプル」

京太郎「だ、駄目だ!ツインまで…」

咲「トリプル」

京太郎「…わ、わかりました。善処します…」ガクッ

咲「ふっふ~ん♪」

京太郎「くそう…なんでお前は俺にだけそんな強気なんだ…」

咲「さーね?とにかく、よろしく!京ちゃん♪」

京太郎「はいはい…」

咲(えへへ…)



本日の戦利品
・京ちゃんからのあ~ん(不意打ち)
・京ちゃんへのあ~ん(不意打ち)
・私の玉子焼き「美味しい」って言ってくれた!!
・アイス(奢り)
・放課後デート←楽しかったよ~(*´∀`*)

以上
某日、宮永咲の日記より抜粋


終わり



『宮永さん』

咲「…」ペラッ

咲(お姉ちゃん、また大会で優勝したんだ…)

咲(…配譜、やっぱり凄い。私も頑張らないと…)

咲(…お姉ちゃんに会う為には、もっと勝たなきゃ…)

京太郎「おっ!何読んでるんだ?咲」

咲「あっ。京ちゃん」

京太郎「ああ。今月号の麻雀雑誌か。…うん?その配譜…うわ。すっげ」

咲「うん…この間の大会の優勝者のだから…」

京太郎「へー。どんな人?」スッ

咲「うわっ!?」ビクッ

咲(か、顔近っ!?腕掴んで、肩越しに…ドキドキ)

京太郎「ふむふむ…おっ。この写真の人か。可愛い人だなー。優しそうな笑顔だ」

咲「むっ!」

京太郎「大人っぽいし、胸はあんま大きくないけど、どことなく漂う色気がセクシー。性格も良さそうだ」

咲「そ、それはどうかな~?」

京太郎「ん?」

咲「い、意外とこういう人って、お腹に一物抱えてたりするんだよ?」

京太郎「どうした、咲」

咲「だ、大体、この笑顔もなんかわざとらしいし、いつもと笑い方違う…じゃなかった、作り笑いっぽいし?頭に寝癖付いてるし?」

京太郎「これはそう言うヘアスタイルなんじゃ…」

咲「違うね。これは不器用だからいくらセットしても全然治らないの」

咲「だから仕方なくお母さんにそれっぽいごまかしヘアスタイルを考えて貰ったような髪型だよ」

京太郎「エラく具体的だなぁ…」

咲「とにかく、駄目だよ京ちゃん。こんな、一番のご馳走が東京バナナですみたいな顔した女の人好きになっちゃ、絶対駄目」

咲「不幸になるよ」

京太郎「お前がここまで他人をdisるの初めてみた…」

咲「…」

京太郎「まあいいや。どうせ俺には雲の上の存在だ。会う事も無いだろうし…」

咲「…会えるよ」

京太郎「…ん?」

咲「…会えるよ。全国に行くんだもん。この人にだって、会える」

京太郎「咲…」

咲「そして、勝つんだ。この人にも…」

京太郎「…そうだな。勝たなきゃ、全国優勝出来ないもんな」

咲「…」

京太郎「…」

咲「…」

京太郎「…ぷっ」

咲「…?京ちゃん?」

京太郎「…この野郎っ!咲の癖にカッコ良い事言いやがって!」グイッ

咲「うわっ!?」

京太郎「こーのちんちくりんめ!ちんちくりんめ!」グリグリ

咲「痛い痛い!もうっ!止めてよ京ちゃん!」

京太郎「…」ピタッ

咲「はあはあ…うう…酷い目に合った。髪の毛ボサボサ…」

京太郎「…なあ、咲」

咲「…な、何さ!?今ちょっと怒ってるからね、私!」

京太郎「…頑張れよ」

咲「…京ちゃん?」

京太郎「俺は、直接お前らの力にはなれないからさ…」

咲「…」

京太郎「…性別も違うし、麻雀も下手っぴだし…応援しか出来ないから」

咲「あ…」

京太郎「はは。それがちょっと…いや、かなり、悔しい、かな」

咲「…」

京太郎「ほんと、悔しいなぁ…」

咲「…」

咲「…そんな事無いよ」

京太郎「…咲?」

咲「京ちゃんが居てくれて、みんな凄く助かってる。部長も、染谷先輩も、和ちゃんも、優希ちゃんも。…勿論、私だって」

咲「文句一つ言わずに雑用をこなしてくれてありがとう」

咲「部室で優希ちゃんと一緒に冗談を言ってみんなを笑わせてくれて、ありがとう」

咲「お茶を淹れてくれてありがとう」

咲「アイス奢ってくれてありがとう」

咲「私が迷子になってくれた時、必死になって探してくれてありがとう」

咲「パソコンが苦手な私の為に、ネット麻雀の設定してくれて、ありがとう」

私「お昼休み、私が一人ぼっちにならないようにご飯に誘ってくれてありがとう」

咲「…私を麻雀部に連れて来てくれて、ありがとう」

咲「…あはは。最後の方、私の個人的なありがとうばっかりだね…」

京太郎「…」

咲「とにかく、そういう事だから。京ちゃんには、みんな、凄く凄く、すごーく、助けられてるから。特に私は…」

京太郎「…」

咲「それだけじゃ、駄目…?」

京太郎「…いや。ありがとよ。…なんか、救われちまった。済まねえ」

京太郎「本来なら全国行ってプレッシャーに耐えてるお前を俺が支えなきゃいけねえのに…」

咲「…」

咲「…じゃあ、一個だけ、お願い聞いてくれる?」

京太郎「うん?ああ、俺に出来る事なら、なんでも良いぜ」


咲「…私、やっぱりちょっと怖いの。全国で勝てるかどうか…」

京太郎「…」

咲「京ちゃんの言う通り、プレッシャー…凄い…みんなの為にも、勝たなきゃいけないのに」

咲「部長は、今年が最後なのに。一緒に頑張ろうって、誓ったのに…時々、逃げ出したくなっちゃう」

京太郎「咲…」

咲「だから…」

咲「だから…」

咲「勇気の出るおまじない…頂戴?」スッ

京太郎「咲…?」



チュッ


終わり