京太郎「この度はご結婚おめでとうございます、望さん」
望「お、京ちゃん。ありがと~」
京太郎「でもいいんですか?俺なんかが出席しちゃって」
京太郎「見た感じ、親族しかいないような…」
望「何言ってんの、オトウトが姉の結婚式に出るなんて当然でしょ」
京太郎「まだ弟違います…って何回やるんすか、このやりとり」
望「そりゃあ、本当になるまで?」
望「ところで憧は?」
京太郎「親戚の人と話してます。俺は居場所が無かったんで逃げてきました」
望「あはは、そりゃそうよね。でもまぁ顔見せだと思って、ね?」
京太郎「外堀埋められてんなぁ俺」
望「逃がさないわよ?」
京太郎「今のところ逃げる気は無いんでいいですけど。ところで神前式?ってどんなことするんですか?」
望「ん~、基本的なことは教会でやるようなのと同じよ」
望「違うのは…キスはしないわね。あとは御神酒飲むくらいかな、三三九度ってやつ」
京太郎「サンサンクド?」
憧「あれって見てるだけでもめんどくさいのよね」
京太郎「おぅ憧。で、サンサンクドってなに」
望「何年かしたら京ちゃんもやるんだから、ちゃんと見とくのよ」
京太郎「でもこいつウェディングドレス着たいって言ってましたよ?」
望「へぇ、そういう話してるんだ~」
京太郎「いやいやいや、穏乃とかとそういう話題になっただけですから!」
憧「そんな力いっぱい否定しなくてもいいじゃない」
望「はいはい、拗ねないの」
憧「べつに拗ねてないし…」
望「ちなみにウェディングドレスなら私も着て、写真だけとったわよ」
京太郎「へぇ、だってさ憧」
憧「いやあたしは知ってるわよ」
望「あとで見せてあげるわね」
京太郎「楽しみにしときます」
望「惚れちゃダメよ~?」
京太郎「ご心配なく、俺にはこれがいるんで」
憧「ふきゃっ」
望「せっかくだしあんたたちの式も一緒にやっちゃう?」
かん
最終更新:2014年11月16日 07:33