いつからだろうか。彼の困ったように笑う顔が好きになったのは。
ただ、可愛い後輩をからかっていただけのそれがその顔を見たいがためになっていたのは。

いつからだろうか。彼が、雑用をこなすのに必要以上の罪悪感を覚えたのは。
ただ、部のため、自分の夢のためと割り切っていたはずなのに。

いつからだろうか。彼が強さを求めた時、自分の時間を削ってまでの指導を行うようになったのは。
ただ、罪滅ぼしのつもりだったのに。

いつからだろうか。彼の事をこんなにも愛おしく思うようになったのは。
ただの、後輩の一人と思っていたはずなのに。

自覚のなかった時は過ぎ、決断の時はやってくる。
結果はどうあれ、止まらない気持ちが私を動かす。

「須賀君、私、貴方の事が…!」

カンッ