京太郎「そんじゃ頑張ってな!」

和「はい、まかせ……」

初美「………」ゴゴゴゴゴゴ

和「きゃーっ!?」ポトッ

京太郎「あー永水の副将なんだけど知らなかった?」

和「知りませんよ…っ!」ガタガタ

エトペン「アーイタイノヤダナー」ポーンポーン

絹恵「…?」

エトペン「オテヤワラカニタノンマス」コロコロ

絹恵「……!!」カッ

エトペン「イターイ」ドカッ

和「エトペーーーーン!!」

京太郎「とうっ!」バッ



えーそこからのことですねー?

姫松の子、紛らわしいから絹恵ちゃんでいいですね…がエトペンを蹴った瞬間金髪の男の子がジャンプしたんです。

たしか須賀くんでしたね、彼が飛んできたエトペンを蹴り返しました。

オーバーヘッドキック…だったはずです、なのに蹴り返したエトペンはすごいスピードでした。

えっ?なんで"はず"なんて言うかって……見えなかったんです、須賀くんの蹴ったときの足の動きが。

それでも絹恵ちゃんもキーパーだったという意地かそれに反応したんです。

だけど流石にキャッチはできず弾くのが精一杯だったようですよ。

エトペンは放物線を描きながら須賀くんのほうに飛んでいきましたね。

それで終わったのか…ですか…

あなたは須賀京太郎という人物をわかっていませんねー。

ここからは私が話すか。

ちょうど私が会場に入った瞬間だったわね、須賀くんが空中に浮いていてエトペンを手で掴んでいたわね。

須賀くんってサッカーもやってたけど実はハンドボールがすごい強かったんだってね。

何でも中学時代は全国トップクラスの選手で有名だったとか。

そしてそのまま空中で回転しだしたの、物理法則もあったもんじゃないわね。

私のモノクルに何も反応がなかったし純粋な身体能力みたいね…なんで麻雀やってるんだろ?

そしてエトペンをさっきのシュートでバランスを崩した絹恵さんにそのまま投げ返しました。

そしたらいつの間にか後ろの壁までエトペンが移動していたの。

あとでビデオで確認したけど投げられたエトペンは絹恵さんの股の間を抜けて後ろに飛んでいってたみたいね。

そのときの絹恵さんは反応すらできなかったという事実に驚いていたわね。

でもすぐに持ち直して好敵手であった須賀くんと硬い握手を交わして健闘を称えあっていたんだけど…



絹恵「すんません…ついキーパーとしての本能で…」ドゲザー

京太郎「ごめんなさい、ハンドプレイヤーの反射がまだ残っていて…」ドゲザー

和「あぁ…エトペンがこんなにぼろぼろに…」グスン

初美「私のせいじゃないですよねー?」

塞「あの2人のせいでしょ…多分」

絹恵「それにしてもすごいシュートやったね、こんど一緒にサッカーせえへん?」

京太郎「そっちこそいい反応でしたよ、ぜひやりましょう!」

和「2人とも反省してくださーい!」

カン!