京太郎「ちゃーっす。遅れてすみませ…んん?」

白望「」テキパキテキパキ

京太郎「」ポカーン

白望「」テキパキテキパキ

京太郎「」アゼン

白望「ん?京、京ってば」

京太郎「…っは!?はい、何ですか!?」

白望「つっ立ってられると邪魔だから…みんなとあそこでくつろぐか手伝うかしてくれないかな。まぁできればいつも迷惑かけてる分ゆっくりしてもらいたいけど…」

京太郎「え、えーっと…じゃあお言葉に甘えてくつろがせていただきます…」ペコッ

白望「ん」コクリ

………………

塞「やっ」フリフリ

豊音「やっほー京太郎くーん」

エイスリン「コンニチハ!」

京太郎「どもっす皆さん」

胡桃「珍しく遅かったね。掃除当番とか?」

京太郎「ご明察っす。しかも今日はゴミ捨ての日でしたからねー…と言うかそれより…」

胡桃「あれ、気になる?」チラッ

………………

白望「んー…よし、ほこり掃除からやろう」テキパキ

………………

京太郎「気になるってレベルじゃないですけどね…たまに止まりますけどその後は驚くほど的確で下手したら普通にやるよりよっぽど早いですね…」

豊音「シロはいつもはおなまけさんだけどやると決めたらちょーすごいよー…」

エイスリン「シロ、スゴイ!」ムフー

京太郎「何故エイスリンさんが誇らしげなのか…」

京太郎(可愛いけど)

塞「なんかねー、ひと月に一回くらい『動かなければ』って時があるらしいんだよね。そうなったらじっとしてるのが苦痛だーってくらいに掃除やらで動き回るんだよ。例えるなら…そう、普段の京太郎君みたいに」

京太郎「俺がぁ?ははは、まさか俺がそんな落ち着きのない人なわけ…」

胡桃「あるよねー」

エイスリン「キョータロー、マグロミタイ!」※止まったら死ぬ魚

豊音「いつもちょー助かってるよー」

塞「皆はこう言ってるけど?」

京太郎「ハハハ、ノーウェイ…」

塞「ま、そう言うことだから明日にはダルダルのシロになってるしこういう時くらいゆっくりしたらいいよ。なんならいつも頼まれてるみたいにするのもありだし。」

京太郎「あはは…それは遠慮しときますね…」

塞「そう?にしても月に一回はあるって女の子の日かってね」ケラケラ

胡桃「塞!下品が過ぎるよ!」

豊音「は、はわわわ…」オタオタ

エイスリン「トヨネ!オチツイテ!」

京太郎(コメントしづれぇ)
………
……

シロ「」テキパキテキパキ

京太郎「」ソワソワソワ

シロ「」サッサッサッ

京太郎「」ウズウズウズウズ

塞「京太郎くん?」

京太郎「なんですか!?別に手伝いたいなんて思ってないですよ!?」

エイスリン「カタルニオチル!」

豊音「エイスリンさんは物知りだねー」

エイスリン「エッヘン!」フンス

京太郎(かわいい)

胡桃「できれば休んでてほしいけどやりたいのを止めるのもなんだしね…行ってきたら?」

京太郎「まじすか!?あざーす!」ダダダダ

胡桃「嬉々として行っちゃった…」

エイスリン「ヤッパリマグロ!」

塞「あながちどころか完璧にそうだよね…おっと、エイちゃん、そろそろ…」

エイスリン「ウ…ワカッタ…」

………
……

京太郎「シロさーん!俺も手伝います!」

白望「ん、わかった。じゃああそこの棚の上…」ピタッ

京太郎「シロさん?」

しろみ「」だるっ

京太郎「あ、いつものダルそうな感じになっ…」



エイスリン「ダメーー!!」バチコーン!!

白望「へぶっ」

京太郎「!?」

塞「説明しましょう…」ボソッ

京太郎「ヒョハァイ!?いきなり耳元で喋るの止めてくださいよ!」

塞「あはは、ごめんごめん。聞きたいのはエイちゃんがシロのほっぺたをばちーんって挟み込んだ理由だよね?」

京太郎「え、えぇ…それっす」

塞「あれはね、シロのやる気を使い果たす為なの」

京太郎「…えーっと」

塞「あはは、そう言われても分かりにくいか。例えて言うなら…炭火ってあるでしょ?」

京太郎「炭火…?」

塞「うん。あれってさ、使い方次第で使用時間延びるよね」

京太郎「確かに…強く一気に燃やせば早く燃え尽きますけど砂をかけておくとかで勢いを抑えられれば朝まで持ったりしますね…」

塞「あのシロの動きはそれと同じなの。今のように動き回っていればやる気が燃え尽きるしさっき元のシロに戻ってたらやる気はまだ体の中でくすぶったままになる」

京太郎「…話は大体わかりましたけど…それがさっきの…なんだ?Bボタンキャンセルみたいなのとどう関係してくるんですか?」

塞「…ここで話は変わるけど、というか質問。京太郎くんのよくやる雑用ってさ、結構筋肉使うよね?」

京太郎「え?…まぁ、はい。それなりに鍛えてるし慣れてもいるのでそこまで苦には感じたこと無いですけど…」

塞「うん、それじゃあもう一つ。シロって身体鍛えてるように見える?」

京太郎「そりゃあ…見えるわけ…無い…ですよね、ってまさか…!」

塞「もう察しがついたと思うけど…あの身体であの量の雑用、2日と出来るわけがないのよ…たとえやる気があってもね」

京太郎「あぁ…だから今日一日で使い果たすように…」

塞「そう言うこと。…一回だけね、元に戻るまま放っておいちゃったことがあったの…」

京太郎「…」

塞「最初はさっきみたいに元気に動き回ってたんだけど、次第にだんだん動けなくなって…最終的に帰ることも出来ないくらいになっちゃってね…そのまま三日ほど寝込んじゃった…」

京太郎「マ、マジすか…」

塞「その間みんなでお見舞いに行ってたんだけど…シロね、ずっと泣いてたの…『体が…体が動かない…』って、ずっと呻いてたの…」

京太郎「おぉう…」

塞「もうあれはこりごりだよ…だから無理矢理にでも一日でやる気を使い果たさせようとしてるの」

京太郎「…なんというか、こう…お疲れさまでした…」

塞「うん、ありがとう…とりあえず一日だけなら身体には残らないらしいから。…というかもし残っちゃうなら私ら皆ノイローゼになってたよ…あはは…」

京太郎「ほんっとうにお疲れさまでした!」

塞「その言葉が身にしみるよ…出来る限りで良いから、京太郎くんも手伝ってね?」

京太郎「うっす!これまで通り…いや、これまで以上に頑張ります!」

塞「…シロのようにはならないでね?頼んだよ?」

京太郎「肝に銘じさせていただきます」

カンッ






ヨクジツ!


白望「あ゛ー…」グデーン

エイスリン「シロ?フクノボタンヘンダヨ?」

白望「んー…ダルいからこのままで…」

胡桃「あーもー、しょうがないなー」ナオシナオシ

………………

塞「すっかり元通りだねー…」

京太郎「いや、いつも以上だらけてるような…」

塞「まぁいいんじゃない?たまには」

豊音「そーだねー。やっぱりシロはこんな感じなのが一番良いよー」ニコニコ

京太郎「それもそっすね」

塞「…ところで京太郎くん?」

京太郎「はい?」

塞「シロのボタン直してるとこ、見えた?」

京太郎「御馳走様でした」キリッ

塞「ていっ」ブスッ

京太郎「ぎにゃぁぁぁぁぁぁ!!!目がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

豊音「わわわ、大変だよー」オロオロ

塞「自業自得だっての…」ハァ

モイッコカンッ