洋榎「ああ、今日は京太郎と地元デートや…緊張するわぁ~…
もうめいっぱいおめかしもしてきたしな~

絶対読まんと思ってた女の子雑誌にも目を通してきたしな~、きっと上手くいくはずやわ~…

しかし一時間前は早すぎたかな~、うーん家にいても何だかソワソワしてまうしな~

まあ遅れるよりマシやろう~、はやく来ないかな~京太郎のあほ~…



それにしてもウチ、なんでこんなコントの出だしみたいな口調なん…?」


京太郎「あ、洋榎さん早いですね!」

洋榎「ううん、今きたとこ!」


京太郎「……はい?」


洋榎「(あっ、アカァーーン!いきなりすべったぁぁーー!!
なんや、いまの会話!ごっつ意味わからんし!)」


京太郎「…あ、そのワンピースとっても似合ってますね!
俺も洋榎さんにはそういう服がぴったりだって思ってましたよ」


洋榎「そうやろ!なんせありったけの夢をかき集めてきたんやからな!」ドヤァ


京太郎「…?」


洋榎「(なにアニメのネタふっとるんやウチはぁぁーー!!脈絡なさすぎやろぉー!!ボケとしてもさぶいし!!)」


京太郎「行きましょうか、洋榎さん」キュッ

洋榎「わっ!う、うんいこか!

(うほぉー!?手、手握られたぁ~!!やばい、やばいでぇー!!
これは今日一日もたんかもしれん!!
興奮し過ぎて頭の血管ぷっちーんいくかもしれんわぁ!!////)」ドキドキドキドキ


……

ジュウゥゥーーー……


洋榎「(ほう…これはなかなか……

焼けていくにおいに加えて、マヨネーズと青海苔のかおりが食欲をそそるな…

かつおぶしもめいっぱいかけてやると、どうだ、更にその効果を増す…

さて、中の方は……?

ふむ…切り分けてやった中には柔らかい豚肉とキャベツが顔をのぞかせて、
食べられる時を今か今かと待っている…

この分厚い見た目のものがこれから腹に入っていくという期待感も高くなっていく…

これならいくらでも箸が進みそうだ…)」


京太郎「はふはふ…へぇ、本当にご飯に合うもんですね~」


洋榎「…………」


京太郎「はふはふ…」


洋榎「(ちっっっっっがぁぁぁーーーーーーうぅぅ!!!


ここ、いつも部活帰りに寄ってるお好み焼き屋やんかぁー!!

デートのためにちょいオシャレな店考えてたのに、
京太郎に手握られて舞い上がってたせいで、無意識にふらふらとここに来てしもうてるやんかぁーー!!

こんなやったら服ももうちょいラフなんでよかったやん!!
なんのためにオサレワンピ着てきたんや!!

ウチのアホ!ウチのドアホ!ウチのジ○ー大西!!ウチ絵描けへんのに!!)」


京太郎「洋榎さん、食べないんですか?」

洋榎「へっ!?あっ、あはは…食う、食うわ…うん」

京太郎「…あっ、そうか

服にソースがつきますよね…それなら」ス…


洋榎「え」



京太郎「はい、口あけてください…あーん、と」



洋榎「」


京太郎「?」


洋榎「…あ、あーん///////」


京太郎「よし、と…じゃあもう一口、あーん」


洋榎「あーん…////(あぁ…お好み焼き……最高やぁ…//////)」

……

通天閣(STGの方じゃないぞ!)


洋榎「これがビリケンさんやー」

京太郎「なんというかこの目のあたり……どことなく赤阪さんを思い出させるような」

洋榎「…ぶっ、ぶふぁはははははははははは!!

い、言われてみたら代行によー似てるなぁー!!あはっ、あはははははははは!!!」ゲラゲラ

京太郎「あ、あはは…」


洋榎「あーっははははははは!!!」ドンドン


……

大阪城


洋榎「いつみてもでっかいなー」

京太郎「ええ、それに綺麗だ」

洋榎「やーん、もう京太郎ったら~」

京太郎「ええ…洋榎さんも、ですよ」ニッコリ

洋榎「………


………


…ふぇっ?!//////」

……


その後も色々巡り…


……

公園


京太郎「最後にここを歩いていきましょうか」

洋榎「そやな…」



京太郎「今日は本っ当に楽しかったです!また誘ってください!」

洋榎「うん…なあ京太郎、ウチ…」

京太郎「?」

洋榎「その…もっとな、女の子らしいデ…お、お出かけしてみたかったんやけどな…

あんまりそういうの分からへんから、今日は大人しくしよ思てたんや…

けど…けど……やっぱりいつも通りやかましいウチのまんまやった…

今日のなかで気ぃ悪くした時あったら、ほんまに……」





京太郎「俺は…そんな洋榎さんとデートしたかったんですよ」


洋榎「えっ」


京太郎「…もし今いったように本当に大人しくされていたら、くすぐってでも笑わせていましたよ

今日一日一緒にいて楽しかったのは本当です、特に通天閣のときは…」クス…

洋榎「わっ、忘れてーな!/////」

京太郎「ですから、そんな俯かないで…一日の終わりはやっぱり空を見上げましょうよ」グイッ

洋榎「ちょっ、なんや……あ」




京太郎「……今日、洋榎さんには色んなところへつれていってもらいましたが、
最後にくるところはこの公園にしようって思ってたんです…

ここなら、ほら……星が見えるでしょう」


洋榎「わぁ……」

京太郎「星座、わかります?」

洋榎「ううん…」

京太郎「あれが、しし座……その隣がおとめ座、そしてその隣のうしかい座……

この三つの星座のなかで輝いている星を三つ繋げて春の大三角形…」



洋榎「(……そうやな、ウチは京太郎に失礼な事考えてたんやな………

京太郎はウチに変な女らしさとか、そういうの求めてへん…

いつも通りのウチとこうやって一緒に遊びたかったんや……

もう…かなわんなぁ……せやからウチ……)」


京太郎「この時間にしてはよく見えるなぁ……あ、もしつまらなかったら…」

洋榎「ううん…もっと教えて……」

京太郎「…はい、それじゃあ俺の指の先を見てください、ほらあれが…」



洋榎「(もう少し、もう少しだけ・・・デート延長や……♪)」


カンッ