京太郎「1マイルは1.6kmだから、哩さんは…」

哩「本当は『白水いってんろっきろめーとる』、あははくだらなすぎっちゃね」

京太郎「あははは」


淡「あわぁーーっ!!?なに親しげにくっちゃべってんのーー!!」


哩「ん?おぉ、白糸台の大将か」

京太郎「相変わらず元気だな淡」


淡「んなこといいから!何で二人で歩いてるのか説明してよ!」

哩「ふふん、見てわからんか、つまりこういう事やけん」ギュッ

淡「あわぁぁぁぁぁーーーーーっ!!!」

京太郎「なにわめいてるんだよ…これからうちで借りてきた映画観るとこなんだよ」

哩「そうや、二人でな」

京太郎「一緒にくるか?」

哩「なっ!?」

淡「映画?うんっ、観る観るー!」

哩「くらすぞこんガキィ…」

京太郎「ほらほら、哩さん行きますよ?」

哩「おう…」


…………

すがけっ!


哩「いい家やねぇ~」

淡「でしょう?将来の実家になると思うと鼻が高いよ!」

哩「……ほう、ならその鼻へし折るわ」

淡「あわぁ~ん、京太郎~マイルがこわ~い♪」

京太郎「なにやってんだあんたら…まあ観ますよ、ほい再生」


『8mile』


淡「はちみれ?」

哩「エイトマイルや、この歴史的バカモンが」

淡「マイルが八人ってこと?……うげ」

哩「おう、今くらす事にするわ」

京太郎「……あ~、音声は英語にしてっと」

……

淡「うわーきったないトイレ~」

哩「こいつ鏡の前でなにやっとーと?」

京太郎「あーラップバトルのイメトレですよ、音楽に合わせて悪口いいあうんです」

哩「?文句あるなら殴り合えばいいやろ」

淡「うわーマイル乱暴~…」

京太郎「(九州の女性は男らしいなぁ…)」

……

哩「なに煽られただけで逃げとーと!戻ってやりあわんか!」

淡「情けないなー!」

京太郎「あ、あはは…(この人らなら八方敵だらけでも気にしないだろうな…)」


……

淡「ねー京太郎ー、この街なんか暗いよー…」

京太郎「デトロイトってとこは工業が栄えて、おちぶれた街だからな…」

哩「つまり黒崎みたいなとこか」

淡「うわぁ、絶対住みたくない…」

京太郎「住んでる奴らもそう思ってるって」

……

淡「?肌の色?確かに違うけど…え?なんなの?」

京太郎「淡…お前はそのままでいてくれ」ナデナデ

淡「あわ~///なんか知らないけど褒められた///」

哩「」グヌヌ…

……

淡「あわっ!あわわっ!///」

哩「ほうほう盛っとるけんね~////」チラッチラッ

京太郎「何でこっち見るんですか…」

……

淡「あれ、ラビットやるじゃん!ラップできんじゃん!」

哩「全くやれるなら最初からやらんか」

京太郎「(……エミネムってアーティスト知らないんだろうな、この人ら)」

……

淡「うわっ!こいつら最悪!」

哩「ほれほれ!もっとそいつ殴ったれや!」

京太郎「おっかねぇ…」

淡「浮気ものって最低だね!」チラッ

哩「本当やね!」チラッ

京太郎「だから何で見るんすか…」


……

淡「あはは!いけいけー!なに喋ってるか分からないけどすごいぞー!」

哩「逆境をのりこえる様は爽快っちゃね!」

淡「スリーワンスリー!」

哩「スリーワンスリー!ほれ!」

京太郎「お、おー…スリーワンスリー…!」

……

淡「あー楽しかったー!ラップっておもしろそーじゃん!」

哩「京太郎がこの映画好きな理由も分かるっちゃね…
麻雀といえば女子の世界で頑張ろうとするお前にも共感するところがあるんやろ?」

京太郎「そうですね…俺は貧乏じゃないけど、成り上がりたいって気持ちは強いです

いつかは哩さんと姫子さんのコンビだって打ち破ってみせますよ」

哩「ほう、言ったな?…本当に上ってこなかったら承知せんけんね」

京太郎「もちろんですよ…」


哩「…京太郎」

京太郎「…哩さん」


淡「むぅー……よ、YO-YO-YO-!」


京太郎「淡?」

哩「…YO-YO-YO-!」

京太郎「哩さん!?」


淡「YO-YO-YO-、私淡!YO-YO-YO-!」

哩「YO-YO-YO-、私は哩!YO-YO-YO-!」


淡「ポ、ポッポ!ウツボット!」

哩「プリンケーシィベトベター!」


京太郎「すげぇ…アホの子と天然ボケのラップバトルだ……!」


淡「シェルダー!サンダー!」

哩「リザード!ナッシー!」




淡哩「……なんだっけ」


京太郎「そこ忘れるのかよ!」


カンッ