白熱した2回戦も終わり我ら清澄高校は見事準決勝への進出を果たした。

最後のほうは接線でどこが勝ってもおかしくない展開ではらはらしたぞ。

それで今夜は軽い祝勝会の予定だったんだが…わけあって俺は別行動を取らせてもらっている。

白望「しかし驚いたなぁ…まさか京もインハイに来ていたなんて」

いやぁ、世の中って狭いもんだな。

宮森の先鋒の小瀬川白望、あの人俺の親戚なんだ。

年に何回か会うけどまさかインハイで会うとは思ってもいなかった。

試合が終わった後に驚かせようと会いに行ったらシロってば珍しく驚いていたよ。

んで久しぶりにあったなら食事でもしてきたらという部長の言葉に甘え今俺はシロと夜の街を歩いている。

白望「ごめんね、明日から永水のみんなと海にいくから今日しか時間がなくて…」

そうそう、この前ケバブの店で会った巫女さんは永水女子の皆さんだった。

電波さんとはいえあの人達の水着姿とか…うらやましいな。

京太郎「シロはなにか食べたいものとかある?」

白望「食べたいものかぁ…焼肉とか?」

焼肉か…カルビやロースにどっぷりタレを着けてご飯をかっ込む。

タン塩をレモン汁でさっぱりと食べたりホルモンをカリカリに焼いて脂の甘さを楽しんで…

やばい…考えただけでお腹が空いてきた。

京太郎「いいな焼肉…ちなみになんで焼肉なんだ?」

白望「目の前にあったから…」

あぁ…歩くのがダルかったんですね。

まあ理由がどうあれもう俺の胃は焼肉一色、焼肉以外ありえない。

白望「あとお肉焼くのはダルいから任せた…」

京太郎「シロは相変わらずだなぁ…」

うん、まあそう来ると思っていた。

普通なら自分でやれと言ってしまいたくなるがなぜか世話したくなるオーラがシロにはあるんだよな。

白望「お礼にあとで胸触らせてあげるから…」

京太郎「えっ!?」

まじで?あのおもちにタッチできるなら肉焼くくらい…

白望「冗談だけど…」

うん、まあわかっていたけどね…

「それではご注文きまったらお呼びください」

さて何からいくか…とりあえず米とウーロン茶は確定として肉はどうするか…

ホルモン系も結構あるから迷うな…だが初めが肝心ここは慎重に…

白望「カルビ、ハラミ、ホルモン、タン塩…あとライスとウーロン茶を2ずつ…」

「はい、かしこまりましたー」

ってええぇえええぇぇぇ!!

こっちが今日一日の流れを考えていたのになんで注文しちゃうんだ!

白望「いや…だって京を待っていたら時間かかってダルい…」

確かにそうだなんだけどさ…悪くはないチョイスだしまあいいか…

シロがこういうの選ぶとなぜかあたりが多いからな。

「カルビ、ハラミ、ホルモン、タン塩…あとライスにウーロン茶ですー」

早速来た…良い面構えだ…焼くぞ!

白望「あーいい音だなぁ…」ジュワー

この音、このにおい…たまらんなぁ。

これが焼けるまでの時間って本当に拷問のようだ。

京太郎「ほら、カルビ焼けたぞ」

でもホルモンや豚でなければすぐなんだがな、しかしその"すぐ"が永遠に感じられるのが焼肉だ。

京白「いただきます!」

…うまい!いかにも肉って肉だ。

タレにどっぷり着けて何枚かまとめて口に入れるって最高の贅沢だ。

このタレと脂が混ざり合って…食欲が沸いてくる。

これは米が進んでしまうぞ!

白望「これおいしいなぁ…ご飯も進むし太っちゃいそう…でも今日は気にしない」

そうだ、焼肉を食べるときはそういった邪念は外に追い出すんだ。

それに大丈夫だ、シロなら胸にいくから。

京太郎「じゃあ次はハラミをいってみようか」

ハラミって内臓と肉のいいところを取ったような部位だよなぁ…

ホルモン系特有の脂もありながら赤身肉の濃い旨みを持っていてこれもタレとの相性が最高だ。

このガツンとくる旨みは他の部位にはないものだ。


京太郎「タン塩はレモン汁でさっぱりとだよな…あぁビールが欲しいぜ!」

白望「飲んだことないくせに…」

レモンで食べるタン塩は米との相性はいまいちだが他の肉と違ってさっぱりと食べられるのがいい。

コリッとした感触を楽しみながら独特の味を楽しむのがタン塩だ。

親父がタン塩は酒と一緒に食べるのが一番うまいと言っていたがこれよりうまくなるなんて信じられないな。

白望「そろそろホルモンも食べていいよね?」

たしかにホルモンもいい具合に焼けてきた頃だろう。

白望「私ってホルモンが一番好きだなぁ…この甘い脂が本当においし…」アムアム

そうそう、ホルモンは脂のうまさを味わう部位だよな。

甘い脂をたっぷりと含んだホルモンを口に入れると顔がにやけてしまうな。

甘いものは人を笑顔にすると聞いたことがあるがまさしくその通りだ。

そしてこの内臓独特の噛んだ感触がまたいいんだ。

京太郎「なんだか体が熱くなってきたな…」パタパタ

俺の体は製鉄所、胃はその溶鉱炉のようだ。

うおォン俺はまるで人間火力発電所だ。

白望「もう肉が少ないね…追加しないと…」

京太郎「すいません、ロースに豚トロ…あとライスのおかわりお願いしまーす!」

白望「相変わらず京はよく食べるなぁ…」

肉も米もまだまだこんなもんではまるで足りない。

もっとだ!もっと肉と米を持って来い!



京太郎「あー食った食った…」ゲフッ

白望「京ってば食べすぎ…」

いやぁ、久しぶりの焼肉でテンションが上がりすぎてつい食べ過ぎてしまったか。

白望「じゃあ私はこっちだから…今日は楽しかった…」

京太郎「それじゃあまたな、個人戦終わったらまた飯食べに行こうぜ!」

白望「そうだ、宮永さんと原村さんに伝えておいて欲しいことがあるんだけど…」

京太郎「それはいいけど…何を?」

白望「団体では負けたけど個人では負けない、勝つのは私達宮守女子だから」

カン!