えり「テレビの前のみなさん、こんにちは」

えり「まもなくインターハイAブロック2回戦:第2試合が開始されます」

えり「この試合の解説は『迫りくる怒涛の火力』三尋木咏プロ」

えり「実況は私、針生えりでお伝えしてまいります」

えり「三尋木プロ、よろしくお願いします」

咏「何もわっかんねーけど、ま、よろしくねー」フリフリ

えり「……ところで三尋木プロ」

咏「ん?」

えり「何故全裸なんですか……」

咏「えりちゃん、その質問は野暮ってもんだぜー」

咏「私はただ、選手と同じ条件にしてるだけさー」

えり「……えー、言い忘れておりましたが」

えり「今回のインターハイは特別ルールが導入されています」

えり「そのルールとは……」

咏「対局中、選手は全裸にならなくてはならない!でしょー」

えり「……」

えり「えー、その通りです」

えり「いったいなぜこのような奇想天外なルールが採用されたのでしょうか?」

咏「大人の事情って奴じゃないの?知らんけど」アハハ

えり「……」

えり「……それでは気を取り直して出場校の控室を覗いてみましょう」




えり「まずは北大阪代表、千里山女子の控室です」

えり「第4シード、全国ランキング2位と抜群の実績を持つ関西最強校」

えり「今大会も優勝候補の一角として名前が上がります」

咏「確か選手は控室でも全裸じゃないと駄目じゃなかったかなー」

えり「そうですね、大会ルールではそうなっています」

えり「それでは控室の様子です」


―千里山女子控室―

怜「ええで……ええで……」

怜「全裸竜華の膝枕もなかなかイケるやん……」グヘヘ

竜華「ちょっ?怜!どこ触ってんの!?」

竜華「カメラも入ってるんやしやめーや///」

泉(竜華先輩、こうみるとすごいおもちやな……)

泉(それに比べてウチは……)グスッ

セーラ「俺はこのルール、嫌いじゃないけどなー」

セーラ「女子の制服着せられるより、よっぽどマシやで」

浩子(なぜこんなルールが採用されたのか)

浩子(これは調査が必要ですね)






えり「千里山女子にはこのルールの影響は少なそうですね」

咏「確かにそう見えるねー、知らんけど」アハハ

えり「……えー、続いては奈良代表、阿知賀女子学院の控室の様子です」

咏「個人的に注目してる学校なんだよねー」

えり「それはどうしてですか?」

咏「理由?理由はわっかんねー」ゲラゲラ

えり「………それでは、控室の様子です」


―阿知賀女子学院控室―

宥「うぅ……はだか……寒い……」ブルブル

宥「も、もう駄目……」バタリ

玄「お、お姉ちゃん!?大丈夫!?」

玄(お姉ちゃんに回さないためにも、私が誰かをトバすんだ!)フンス

憧「宥姉、大丈夫なの?」

憧「まあ私は大丈夫なんだけどねー、ね!シズ」

穏乃「おう!もちろん!」

穏乃「私の場合、普段もジャージ1丁だからあまり変わらないや!」

灼(それはそれで問題だと思うんだけど)

灼(でも、ボーリングのグローブも禁止なのはちょっと辛いかな……)






えり「……何か色々とおかしなことになっているようですね」

咏「そう?普通でしょ」

えり(いや、人倒れてるし……)

えり「えー、続いては兵庫代表、劔谷高校の控室です」

えり「この劔谷高校ですが、なんと初戦では中堅戦で3人同時にトバすという離れ業をやってのけてますね」

咏「いわゆる『全裸パワー』ってやつかねー」

えり「『全裸パワー』?何ですかそれは?」

咏「いや、適当に言っただけだよー」

えり「……それでは控室の様子です」



―劔谷高校控室―

梢「全裸麻雀、最高の一言です!」

梢「全裸は私たちの実力を最大限に高めてくれます!」

梢「もう何も怖くありません!」

美幸「梢ちゃん、はしゃぎすぎだよもー」

美幸「私のパパがやましいことをしてルールを変えてくれたんだから!」

美幸「そこは忘れないでよね!」

澄子(いいですねぇ……この感じ)

澄子(椿野先輩の父上には感謝しないと)

友香「全裸でも何でも関係ないんでー!」

友香「最強の1年生になってやるっ!」

莉子(インターハイまで来て言うことじゃないけど)

莉子「入る部活、間違えたかな……」





えり「……こちらも色々とおかしいですね……」

咏「そう?普通でしょ」

えり(いや、明らか賄賂やってますよね……)

えり「えー、最後は埼玉代表、越谷女子の控室です」

えり「それではどうぞ……」

……

咏「あれ、映像でないよ?」

えり「そうですね……機材トラブルのようです」

えり「えー、越谷女子の控室の様子は後ほどお伝えさせていただきます」

えり「申し訳ありません」

咏「ごめんねー」

えり「それでは試合開始までお待ちください」




カン!