時間は、京太郎達が故郷長野に向けう新幹線に乗り込んだ頃まで遡る。

洋榎「よっしゃー、今日もみんな喜ぶ太陽さんさん朝日さんの力こぶバシバシ打ってくでー!」

姫松部員『はい、主将!』

恭子「…………ハァ、今頃帰りの新幹線中かな」(ぼー

漫「末原先輩、朝からずーっと上の空ですね。なんやプリクラのシートとか見てましたし」

由子「昨日の用事がなんだったのか、手に取るよーに分かるのよー」

恭子「――あ、メールや。『これから長野に帰ります。全国で待っててください!』……か、フフ」(苦笑

漫「なんでしょーか、嬉しそうでありながら反応に困ってもいる複雑な表情を浮かべてますよ」

由子「あれは――――『須賀君、えらい大きなこと言って。気ぃ抜いて足元すくわれても知らんよ?でも、頑張ってね……待ってるから』みたいな、心配と期待がない混ぜになった乙女の笑顔なのよー」(エヘン

漫「おおー、すごいです真瀬先輩、まるで雷電みたいですよ!」(パチパチ

由子「それはあまり嬉しくないのよー」

郁乃「うーふーふーふーふー♪」(ふららー

漫由「あっ」

郁乃「末原ちゃーん、どーしたのー?」(抱きー

恭子「ヒャアアッ!?」

洋榎「な、なんやなんや、どないしたんや!?」(ワタワタ

絹恵「なんか末原先輩が監督に捕まってゆで、お姉ちゃん!」(アタフタ

郁乃「昨日ー、部活サボってどこ行ってたんー?私にも教えてー♪」(ゴソゴソ

恭子「ひぁ、ちょ、ちょっと……ぁぅ、ど、どこ触って…………って、あ、ダメですそれは……!」

郁乃「――――うふふー、めっけたー、末原ちゃんのデートの証拠品ー♪」(プリクラシート掲げ

恭子「ぁ、あぁぁ……!?」

由子「……漫ちゃん、耳塞ぐのよー」

漫「え――――!?」

洋絹「――えええええええええええええええええええええええっ!?」(ざわ……

姫松部員『――すすすすす、末原先輩がデデデデデートォォォォッ!?』(ざわ……ざわ……

恭子「はぅ、はわぁぁぁぁぁぁっ……!」(頭抱え

漫「…………あーぁ」(合掌

由子「終わった……のよー」(南無

洋榎「なんやなんや、いつの間に男なんかこさえたんや恭子ー!?水臭いなー、そーいうんは誰よりも先に洋榎さんに教えてくれんとー」

絹恵「あ、相手どんな人なんですか……」(覗き覗き

郁乃「えっとなー、この子ー。須賀君いうてなー、どこやったかなー、地方の学校の一年生ー♪」

絹恵「おお、ちょあと軽そうやけど……まあまあですね!」

恭子「む、むわぁー、わぁぁーーー!?」(ジタバタ

郁乃「もー、暴れたら危ないよー、末原ちゃーん?てゆーか、いい加減スパッツやめてスカート履いたらー?そっちのが誘惑するとき楽…………んー、スパッツはスパッツでマニアックかなー?」(サワサワ……

恭子「ヒンッ……!?ぁ、ん……は、ちょ、て、手つき……!?」(プルプル

姫松部員「え、遠距離……しししかも、と、年下……だと!?」(ざわ……

姫松部員「なんかこの子、なんでも言うこと聞いてくれそーな顔してんなー」(ざわ……ざわ……

姫松部員「…………金髪のせいでパッと見、チンピラやけど――ちょっと童顔っぽいとこ……ええねぇ」(ジュルリ

恭子「いいやゃゃぁぁー!もう見んといてぇぇぇっ!!ちゅうか、もう返してよぉ……!?」(真っ赤


洋榎「照れるな、照れるなー!前々からそのスパッツには男誘惑する魔力がある思ってたんよ……ついに、ついにやったんやな……。とりあえず恭子が大人になるまでの詳しい話、聞かせてもらおうやないの。なあ、みんなー!?」

姫松部員『その通りです主将!!あとスパッツ姿、地味にエロいです末原先輩!!』

恭子「あんたら……心の底から私をいじり倒す気やろっ……!ス、スパッツ……そんな目で見られたら恥ずかしいよ……」(モジモジ


洋榎「クックックッ、心配しいなって。うちと絹と……せやな、適当に一人と打って恭子が跳ばずに済んだら、この話はここで終わりにしたるって。まあ、恭子にできればの話やけどなー」(ニヤニヤ

恭子「じょ、上等やよ、誰でも相手したげふから……!須賀君のお陰で麻雀楽しめるようになったんや……そう簡単に私をハコにできるとか思わんといてよ……!」(ゴッ……!!

洋榎「ヒッ、ゴメンナサイ!?」(ビョクッ

絹恵「ぇ……か、監督?なんか末原先輩がいつもの三倍ぐらい気合い入ってんですけど……」(はわわ……

郁乃「うふふー、やっぱり乙女は片手で竜を捻れるようになってからが勝負やでなー♪」

恭子「な、なんで……なんでみんなに須賀君と一緒にたこ焼き食べたとか、ゲームセンターで遊んだとか教えたらなあかんのよ、答えてみて……!!」(真っ赤

洋榎「ヒッ……え、あの、ごめんやで恭子……っていうか、もうほとんど自分で言うてるよーな…………ヒッグ、グスッ……」(半泣き



漫「す、末原先輩……恥ずかしすぎてネジが飛んだっぽいですね」

由子「まあ、私も同じことされたら監督を殴り倒すぐらいはする……ていうか主将、打たれ弱すぎなのよー」


恭子「うぅぅぅぅ……もぉーーーー!全員相手したげるから掛かってきいよーーー!!」(ゴオッ……!

――――恭子、覚醒……!

由子「単純にヤケクソになっただけなのよー」(糸目

漫「ですねー」(遠い目

郁乃「うーふーふーふー、早く全国で須賀君と再会させたげたいなー♪」

終われ