淡「うちに足りないところってさ」

誠子「ん?」

淡「"萌え"だと思う訳ですよ」

誠子「え、何急に…?」

淡「他の学校には分かりやすい萌えキャラがいるのにうちには居ないんですよ!?」

誠子「そ、そうなの…か?」

淡「そうなんです!」

淡「えーっとですね」

淡「例えば準決勝の学校で言うとですねー」

淡「……阿知賀だと先鋒がヤヴァいですね!ヤバいじゃなくてヤヴァい!!」

誠子「お、おう…」

淡「黒髪ロングにあのスタイル、しっかり絶対領域を備えてかつ乙女で丁寧な打ち方」

淡「そして何度か見せる涙目!!」

淡「こう、保護欲を駆り立てられる的な?」ワサワサ

誠子「んー、そう言われるとそうなのかなー」

誠子「他はどうなんだ?」

淡「そうですね、新道寺はまず方言ってだけでズルいですね」

淡「~やなかと?とか」

淡「~ばいとか」

淡「個人的には”とっとーと?”とかもう悶絶モノです」ハァハァ

誠子「キモいなお前」

淡「失敬な」

淡「つまり何かって言うと、博多弁女子はそれだけで萌えポイントとなるわけですよ」

誠子「確かになぁ」

誠子「男がかわいいと思う方言ランキング~とかでよく上位にいるよなぁ」

淡「あとは副将と大将のコンビが大きいお友達的においしく頂かれそうn―――」

誠子「よーし、それについてはそこまでだ」

誠子「えーっと、後は千里山か」

淡「千里山はですねー」

淡「まずは先鋒に病弱キャラを据えているところからあざといですね」

淡「最早狙っているとしか思えません」

誠子「や、流石にそれは…」

淡「で、大将が黒髪!おっぱい!ふともも!方言!無邪気!母性!」

淡「あーもう何なんですか!これ!数え役満ですよ!」

淡「萌えポイントのバーゲンセールですよ!」

淡「格闘漫画なら」

淡「萌えるゥゥゥゥッ説明不要!!!!」

淡「とかなるやつです」

誠子「いや、説明はしろよ…」

誠子「んーその感じで言うなら」

誠子「うちの尭深とかはどうなんだ?」

誠子「大人しい、お茶、メガネ」

誠子「あと、地味にデカいぜ?アイツ」

淡「ちっちっち」

淡「わかってないですねー」

誠子「何かムカつくなぁそれ」ジトー

淡「確かにそう言った属性は好かれる場合はあります」

淡「ただしそれはあくまで少数派、或いは”嫌いじゃないけれど、そこまで好きって程でも~”ポジション」

淡「4~5番目くらいに置くのに最適なキャラ」

淡「女の子を攻略するゲームで表すなら攻略を後回しにされがちなキャラ!」

淡「確かに需要はあるし、集団の中に欲しいキャラではありますが」

淡「それじゃあ看板を張れません、人気は取れません、野郎は釣れません」

誠子「そんな必要ないと思うけどなぁ」

誠子「ってか偉そうに言ってるけど、淡はどうなんだよ?」

淡「私ですか?」

淡「私はなんたって高校100年生ですからね」ドヤァ

淡「そんな一般の枠には囚われませんし、収まりません」

淡「むしろ時代が早く私に追いついて欲しいくらいいですね」フンス

誠子「何なんだその自信は…」

淡「だからここで亦野先輩に萌えるキャラ付けをしようと思うんです!!」ビシィ

誠子「あれ?そんな話だっけ?」

淡「だいたい何なんですか!」

淡「登場当初は鋭い目つきからとある界隈では傭兵キャラを確立し」

淡「頼れる姉御、もしくは近寄り難い危険なお姉さんポジションだったのに」

淡「いざ蓋を開けてみれば……………」

誠子「おい!そこ無言になるな!悲しくなるだろ!!」

淡「あと亦野先輩って思ったより身長高くないんですよね…」

淡「噂によると宮守って高校の大将がゴリラダンクを決め弱小校をIHに導いたり出来るくらいの身長があるのに」

淡「先輩は『要チェックやぁ!!』の奴よりも低いじゃないですかー」

誠子「悪かったな!微妙な身長で!!」

誠子「それに私はそんなにキャラ立たなくても…」

淡「ダメです!昔はあんな(傭兵とか)にキャラ立っていたじゃないですか!!」ガシ

淡「昔の自分を思い出してください!!」

誠子「昔の自分っつてもなぁ」

誠子「あれは噂が一人歩きした様なものだし」

誠子「あれが私の本質ってわけじゃないんだよな…」

淡「そうですか…」ガックシ

誠子「ごめんな」

淡「それじゃあかわいい系で攻めて見ましょう」

誠子「え」

淡「あざといかわいさという物は作っていると悟られることにあります」

淡「逆に言えばあざといと思われるには作っていると悟られる必要があります」

誠子「そ、そうなのか?」

淡「ならば作っちゃえばいいんです!」

淡「かわいさは作れるんです!」

淡「作れるのなら亦野先輩でも作れるはず!」

誠子「絶対に違うだろ!」

淡「やーやー物は試しですよー」

淡「恥や外聞なんていりません」

淡「-59400の方がよっぽど恥ですよ」

誠子「その話はやめろ!」

淡「どうせこの場には私しかいませんしレッツチャレンジです!!」

淡「さぁ!」

誠子「う、うぅ…」

淡「良いんですか!フィッシャー(笑)とか言われて!!」

誠子「よぉーっしやってやる!」

淡「それでこそ先輩です!!」

誠子「つっても何をすればいいんだ?」

淡「手っ取り早くこう…アイドルとかがやりそうなじゃんけん的なあれをやったらいいんじゃないですか?」

誠子「あ、あれか…?」

淡「そう、あれです」

誠子「お、おう…」

誠子「よぉーし……い、いくぞ…」

淡「…」ゴクリ

ガチャ

誠子「ぴかぴかぴかりーん☆じゃーんけんぽぉーーん☆」

菫「………」

誠子「………」

淡「………」

菫「………すみません、部屋間違えました失礼します」ガチャ

誠子「え、ちょ待ってください!!!!違うんですううううううううううう!!!!!」




淡「な、なんか…ごめん……」

誠子「うん、いいさ…もう……」




カン