京ちゃんと過ごす一ヶ月春編


「一日目」


春「………ん、滝見春………そう、須賀京太郎……
……なに?」ポリポリ

………

「三日目」


春「おはよう……まだいたんだ

ん……悪い意味じゃないから
ここ結構厳しいから…特に男の人に

じゃ、私やることあるから…頑張ってね」

………

「八日目」


春「すごいね京太郎……

何がって、一週間過ぎても出て行かない男性なんていなかったから

そう、最長記録だよ…ふふ………笑った顔可愛い

ん…なんでもな………なんだ、聞こえてたんじゃない……


!わ、私の笑顔のことは……どうでもいい……」

………

「十五日目」


春「どうしよう……あ、京太郎……
うん…それが……外祭で使う瓶子割っちゃって……
6寸のものだから代わりの物もなくて……
どうしよう、あと2時間後には神主が地鎮祭で持っていくのに…

え、大丈夫って……京太郎どこいくの、京太郎?」

………

「同日」


春「……ありがとう京太郎
京太郎の馴染みの神仏具店があったんだね…うん

あ、お金……え、でも………

…分かった、この事は秘密……だね

二人だけの………

二人だけの……ふふ」

………

「二十日目」


春「京太郎……その……この本……

ほ、本当に…ごめんなさい………
部屋へ呼びにいったら、そのとき京太郎の返事なかったから寝てると思って…
入っちゃって……その時に……


…………京太郎、こういうの好き?
その……大きい人とか………

…そうだよね……周りがそういう人ばかりだもんね、辛かったよね…

わ…私は…気にしないから…うん……」

………

「二十一日目」


春「あ……京太郎…

ねえ…ちょっと聞きたい事があるの…いい?


……京太郎、大きい胸が好きなんだよね?

だから姫様達と一緒にいると辛いんだよね…?

……私は?

私も割りと自信あるけど……

答えづらいのは分かる、でも大事なことだから


……そう

よかった」

………

「二十二日目」


春「京太郎ちょっとこっちにきて


…あれから考えたんだけど、やっぱり本とかは見つかると思う
私でさ見つけられたんだから他の皆でもそのうち…

泣かないで……代わりに…その……

私のを……


私は…ちっとも嫌じゃないし、京太郎さえよければ…
まだ恥ずかしいし、白衣は着なおすのに時間もかかるから、
服越しでじっと見てくれるだけなら大丈夫だから……

うん…

ふふ……なんだか変な気持ち

今日から私、本の代わり…

ふふ…」

………

「二十三日目」


春「京太郎、こういうのは…?

腕で胸の下を支えて大きく見せる…たまに鏡の前でやる事だけど……

ふふ…顔赤い……可愛い

じっくり見ていいって昨日も言ったのに…


私は京太郎の本なんだから……


持ち主の名前も…書いておく?


ふふ…冗談」

………

「二十四日目」


春「京太郎……ごめんなさい

何が?って

今日はあまり京太郎と一緒にいられなかった

……怒らないの?

京太郎の本の代わりを申し出たのに

京太郎のそばにいられなかったら、意味がない

そうでしょ

だから、京太郎

怒って」

………

「二十五日目」


春「京太郎、はい

?携帯電話

勿論、私の

京太郎に渡しておくの

普段もあまり使わないし、

京太郎もこうやって私の自由を制限していくと、

ますます自分の物になった気がするでしょ


ふふ…物……私は、物……

京太郎の……」

………

「二十六日目」


春「今夜、京太郎の部屋に行っていい…?

京太郎の物が京太郎の部屋にないってやっぱり変

それに…いつまでも服越しは可哀想

だから…今夜、私は本当に…


京太郎の物になりたい」

………

「三十日目」


春「京太郎……

京太郎……ふふふ

やっぱり京太郎っていい名前…

呟くだけで幸せになれる

やっぱり私の持ち主様の名前だから?

ふふふ…


あとは、京太郎が一線を踏み越えてきてくれるだけ…

私を女にしてくれるだけ…

そうすれば、二人はいつまでも一緒…

私は京太郎から離れないし、

京太郎も私を束縛して離さないようにしてくれれば…


いつまでも…


今夜、また待ってるから」

………

「――日目」


春「私が京太郎の物になってどれだけ経ったかな…

ふふふ…


こうしてずっと家の中にいて本当に幸せ…

外に出ないから京太郎しか見えない

だから幸せ…


須賀の地に八重垣を作って妻を守った神様の話、知ってるよね?

京太郎と一緒になってから思い返してみると…あれって素敵だな、って思う

妻のもとへ誰も来ないように、そして妻が出られないように家の周りを囲んで囲んで……

今ならその独占欲のような愛情を受けた櫛名田姫がうらやましいって思えるの


私も京太郎にもっともっと束縛されたいから…


ねえ、京太郎…私のお腹に命が宿ったって昨日話したよね

喜んでくれたときの顔、可愛くて素敵だった…



私も、京太郎との間に出来たこの結晶の重みを感じると、

考えるんだ…

身重になったら、ますます京太郎から離れられなくなっちゃうんだなって……

…ふふふふふ、幸せ…」


カンッ