京ちゃんと過ごす一ヶ月姉帯さん編



「一日目」


豊音「すが…きょうたろう君、だね?うんっ覚えたよ!私は姉帯豊音!豊音って呼んでね!

それにしても金髪なんだねー、エイスリンさんみたーい…

あ、ごめんね、私なんかがジロジロ見ちゃって、男の子ってあまり見たことないから……

でも京太郎君ってテレビで見る俳優さんよりかっこいいね!うん、かっこいい!

これからよろしくね!」


………

「三日目」


豊音「あっ、京太郎君!これうちで漬けた名づけて豊音流ほろほろ漬けだよー、よかったらどーぞ♪

え?京太郎君も自分で漬けてるんだー、なになに?

野沢菜!わー長野だねー!ちょーおいしそーだよー!

え、明日持ってくるって?わー、わー!たのしみだよー!」


………

「八日目」


豊音「おっはよー京太郎君♪

今日はいい天気だねー!京太郎君の髪の色とおんなじでキラキラしてて眩しいくらいだよー

ふふふっ♪

んー?えへっ、朝一番に京太郎君を見たから嬉しくって♪

じゃあ、一緒に行こうね♪」

………

「十五日目」


豊音「ねーねー京太郎君、京太郎君ってどういう女の子が好きなのかな?

え?あ、えーと、ちょっと気になっただけだから!

だ、だって今までこういうお話なんてしたことなかったから、してみようかなーって

かなーって、思っただけだから…

そ、それで……どういう子が、好きなの、かな…?

明るい子、うん…守ってあげたくなるような子、うん…頭がいい子、うん………

うん!教えてくれてありがとう!

……がんばらなくっちゃ」

………

「二十日目」


豊音「京太郎君、最近シロと仲が良いよね

そうでもない?あははっ、遠めにみてたら何だかラブラブな感じだよー

……でも、シロって暗くはないけど明るいってほどじゃないよね

え、私変なこと言った…?

そうかなー何か言ったのかなー」

………

「二十一日目」


豊音「塞と話すこと多いけど好きなの?

そうだねー、塞かー

明るいよねー、頭もいいし、いいんじゃないかなー

塞なら男の子がそばにいなくても大丈夫っぽいから安心だよね」

………

「二十二日目」


豊音「京太郎君、さっき胡桃に抱きつかれていたね

仲良しさんなんだねー微笑ましいよー

まるで親子みたいだったよー

明るくて、守ってあげたくなる頭のいい子だもんね胡桃って

京太郎君と胡桃ならお似合いだよ」

………

「二十三日目」


豊音「エイスリンさんにね、京太郎君の好きな映画とか聞いてほしいって頼まれたんだよー

恥ずかしがって自分で聞けないなんて、本当に可愛いよねエイスリンさん

でもいつかニュージーランドに帰っちゃうんだよね

ちょー悲しいよー」

………

「二十六日目」


豊音「京太郎君、京太郎君

ねえ京太郎君のお家に行ってもいいかなー

やっぱり迷惑、かな……迷惑だよね…

ご、ごめんね!

……え、いいの!

うん、うんうんうん!ありがとう!」

………

「二十七日目」


豊音「日付変わっても起きているなんて初めてだよー…

京太郎君は……寝てる、よね?

……お邪魔します

わぁ、あたたかいなー…うーん、京太郎君のにおいー

はぁ…ちょーしあわせだよー……

ずっとこのままでいたいなー…

京太郎君と離れて眠りたくないよー…

京太郎…く…ん…………

くぅ…くぅ…」

………

「三十日目」


豊音「京太郎君……ねえ、どこにもいかないでよ…

私、京太郎君と少しでも離れていたら怖くて…寒くて…

ダメになっちゃった…私

そばにいてくれないともう私ダメ…ダメなんだよー…

京太郎君が大好き…うん、本当に大好き……

もう京太郎君がいないと…生きていけない……

でも私も村に連れ戻されちゃうかもしれない…

だから、ね?

ここから逃げて、どこかへ行こう?

遠くへ逃げて逃げて、一緒に暮らそう?

そうしたら二人きり、いつまでもいつまでも二人きりでいられる……

ねえ、そうしよ…?

京太郎君…」


カンッ