病院

コンコン

京太郎「お邪魔しまーす」

怜「……」

京太郎「あ、先輩起きてたんですか?」

怜「……」

京太郎「具合はどうですか?」

怜「……」

京太郎「あ、飲み物買ってきたんですけどどうですか?飲めヨーグルト!、これ好きでしたよね」

怜「何しに来たん?」

京太郎「え?」

怜「笑い来たんやろ?」

怜「ええよ!笑えばいいやん!もうウチは麻雀することも出来ひん」

京太郎「笑いに来たって……そんなことないですよ!」

怜「もうインターハイに行くことも、プロになることも出来ひん。ウチなん、もう生きとる意味ないねん」

京太郎「園城寺先輩……」

怜「もう、死んだほうがましや!」

京太郎「いい加減にしてください!」

京太郎「先輩、麻雀下手じゃん」

怜「……」

京太郎「何をゆっとるんですかあなたは」

怜「なんでそれ言ってしまうん?うわ~ノリ悪いはー」

京太郎「は?」

怜「ただの悲劇のヒロインごっこやん?」

京太郎「あぁ?」

怜「だからぁ、ウチが麻雀超上手くて、でも病気で入院しちゃって将来が絶たれてってそういう寸劇をやってんやろ?ついてきぃや」

京太郎「だって先輩、麻雀下手じゃん。3軍じゃん」

怜「え、実際の話?」

京太郎「はい」

怜「まぁ、超下手やけど」

京太郎「でしょ!?なんかいかにも麻雀上手いみたいな話してたからさぁ」

怜「ほんなん京太郎にいわれとないわ」

京太郎「は?なんすか?なんすか!俺が悪いんすか!?」

怜「そういうことにしといてもらえる?」

京太郎「何頼んでんすか?」

京太郎「大体入院だって持病の発作とかですらないじゃん。ただの食あたりじゃん」

怜「ま、まぁ食あたりですけど?」

京太郎「賞味期限切れたプリンを「まだいける!」とかいって三つも食ってさ。…………馬鹿じゃないの?」

怜「京太郎かて、悲劇のヒーローみたいんに憧れるのはわかるやろ?」

京太郎「んー、少しは」

怜「それをやってるんやん。のにま~、だから長野の幼馴染に愛想尽かされるやで」

京太郎「尽かされてません!愛想!尽かされて!ません!!」

京太郎「なんすか?じゃあもう一回やりますか?いいっすよ?入ってくるところからでいいですか!?」

怜「アドリブでやらない意味ないやん!なんでテイク2はじめようとしてるん!?」

京太郎「どんだけ注文多いんすか?」

コンコン

京怜「うん?」

竜華「お邪魔しますー怜、来たでー」

怜「……」

京太郎「……」

竜華「あ、京くんも来とったん」

京太郎「……」ペコ

竜華「具合はどうや?怜」

怜「……」

京太郎「……」

竜華「あ、飲み物買ってきたんやけどどう?飲めヨーグルト!、これ好きやったよね」

怜「何しに来たん?」

京太郎「……」

竜華「え?」

怜「笑い来たんやろ?」

京太郎「……」

竜華「と、怜……?」

怜「ええよ!笑えばいいやん!もうウチは麻雀することも出来ひん」

京太郎「……」

竜華「怜、どうしてしまったん?」

怜「もうインターハイに行くことも、プロになることも出来ひん。ウチなん、もう生きとる意味ないねん」

京太郎「……」

竜華「何をいうんや!」

怜「もう、死んだほうがましや!」

京太郎「……」

竜華「いい加減にしいや!」

怜「っ!?」

京太郎「……」

竜華「なに馬鹿のこといっとるんや!私とセーラと怜。3人でインハイ行こうって約束したやん!」

怜「竜華?」

京太郎「……」

竜華「だから、だからそんなこといわんでよ。怜ぃ~」グス

怜「竜華。ウチこそ、ごめんな?ちょっと自棄になっとった見たいや」

京太郎「……」

怜「竜華!」ヒシ

竜華「怜!」ダキ

京太郎「え?これが正解なんですか?」

怜「いや、これはちょっと」

ガラ

セーラ「よう怜ー……って、うわ、なんやこの状況!?」


カン!


後日、園城寺怜は一巡先を見る力を手に入れた。

怜「ふふん!」ドヤッフィィィィィィイイイィィィッ!!

京太郎「納得いかねぇ……」


もいっこカン!