小蒔「……」

男1「お、アレ見ろよ」

男2「なんだぁ? 巫女さん?」

男1「そうみたいだな……それよりもさぁ、あの子すっげぇかわいくね?」

男2「……確かに。胸もでけぇしな!」

男1「ちょっくら声かけてみようぜ」

男2「おう!」

男1「ねぇねぇそこの巫女さん、今暇?」

男2「よかったら俺らと遊ばない?」

小蒔「……」

男1「おい、無視すんなよ!」

男2「なんか喋れよ、おい!」

小蒔「…………」スヤスヤ

男1「なんだこいつ。寝てやがる」

男2「んだよ……お」

男1「? 何だよ?」

男2「これだけ大声出しても寝てんだからさぁ、ちょっとくらいいたずらしてもよくね?」

男1「おお、お前頭いいな! 俺らが話しかけてんのに無視するような悪い巫女さんにはお仕置きしてやらねぇよな!」

男2「だよな! じゃあ早速……」ゴクリ

男1「やっぱこのでけぇ乳からだろ……」ゴクリ

男2「……へへ、それじゃあいただき「おい! 何やってんだお前ら!?」!?」

男1「げっ……人に見られてたか!」

男2「おいっ、さっさと逃げるぞ!」

京太郎「あ、おい待て! ……行っちまいやがった」

585 名前:板分割議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2012/07/01(日) 23:50:46.77 ID:KvWIRxzp0
京太郎「まったく、女の子の寝込み襲うなんて男の風上にも置けねぇ奴がいたもんだぜ」

小蒔「……」スヤスヤ

京太郎「この人……あれだけ騒いでたのにまだ寝てんのかよ」

京太郎「しかしこのままほっとくのもなぁ……さっきみたいなやつらの獲物にされかねんし」

京太郎「しょうがねぇ、起こしてやるか。お~い」

小蒔「……」スヤスヤ

京太郎「お~い! 起きてくださ~い!」

小蒔「……」スヤスヤ

~三十分後~

小蒔「……」スヤスヤ

京太郎「……」ゼェゼェ

京太郎(なんて人だ……これだけやってもまだ起きねぇ。耳元で呼びかけたり肩たたいたりしたのに。まさか病気とかじゃないよな?)

小蒔「……」

京太郎(しかしあれだな、肩たたいた時に思ったけど……凄いおっぱいだな。和とはいかないまでも巫女服の上からでもわかる美乳だ)デヘヘ

京太郎「っと何考えてんだ俺は……はぁ、しょうがない。もう少しだけ粘って……」

小蒔「……」パチッ

586 名前:板分割議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2012/07/01(日) 23:51:22.39 ID:KvWIRxzp0
京太郎「……」

小蒔「……」

京太郎「…………おはようございます」

小蒔「……? おはようございます?」

京太郎「お目覚めですか?」

小蒔「あ、はい……あの、どちらさまでしょうか?」

京太郎「あ。俺は須賀京太郎って言います」

小蒔「神代小蒔です。あの、私に何御用でしょうか……?」

京太郎「あぁ、それはですね。さっき神代さんが寝てるところを襲おうとしてた男どもがいまして、そいつらが手を出す前に俺が追い払ったんですよ。で、このままにしとくと危ないと思ったんで神代さんを起こそうと思ったんですけど」

小蒔「そうだったんですか……どうもありがとうございます。私疲れてるとたまにこうして眠ってしまうんですよ。そうなるとなかなか起きなくて……すいません。私どれくらい寝てました?」

京太郎「いや、いつから寝てるか知らないっすけど……少なくとも三十分は寝てましたね」

小蒔「あ……もしかしてその間ずっと起こそうと?」

京太郎「はい。またさっきみたいな奴らに襲われるかもしれませんし、ちゃんと注意しとかないとって思いまして……」

小蒔「それは申し訳ありませんでした。あなたの貴重な時間を無駄にさせてしまいましたね……」シュン

京太郎「いや、いいっすよもう。でも、気をつけて下さいよ。今度からは自分の家で寝るか、信用できる人の傍で寝るようにしてください」

小蒔「はい、ありがとうございます。須賀さんはお優しい人なんですね」

京太郎「え、いや、えーと、別にそういう訳じゃ」

小蒔「見ず知らずの私をそこまで気にかけて下さった人が優しくないはずがありません」

京太郎「いや、俺も起こそうと半ば意地になってたとこもありますし(正直胸の物とか眼福でしたし)」

小蒔「それでも、です。そういう優しさは素敵だと思いますよ」ニコ

京太郎「そ、そうっすかね?」

587 名前:板分割議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2012/07/01(日) 23:52:11.30 ID:KvWIRxzp0
小蒔「あの、それで須賀さん。何かお礼をしたいのですが……」

京太郎「いや、いいですって」

小蒔「それでは私の気がすみません。何かさせて下さいませんか?」

京太郎「そうは言われても……あ、じゃあジュース奢ってもらえませんか?」

小蒔「そんなことでいいんですか?」

京太郎「いや~、美人にジュース奢ってもらうだけで三十分頑張った甲斐がありますよ!」

小蒔「び、美人……」

京太郎「あ、すいません! 今のはそういう意味じゃなくて……」

小蒔「あ、やっぱりそうですよね……」シュン

京太郎「いや、それも違うくて、美人ってのはホントで、別にくどいてる訳じゃなくて」

小蒔「…………クス」

京太郎「あ~もう! 笑わないでくださいよ!」

小蒔「ごめんなさい、つい……あ、あそこに自販機がありますね! あそこのジュースでいいですか?」

京太郎「え、あ、いいですけど……」

小蒔「機嫌直して下さい、二本奢りますから……あら?」

京太郎「? どうかしました?」

小蒔「財布が……」

京太郎「もしかして……盗まれたんですか?」

小蒔「いえ、そういえば預けたままでした……」シュン

京太郎「……あ~」

小蒔「も、申し訳ありません!」

京太郎「いや……もういいですよ」

小蒔「そういう訳には……あ、そうだ! 連絡先を教えてもらえませんか?」

京太郎「えっ」

小蒔「そうすればまた今度にでもお礼できますし……ですから連絡先交換しましょう!」

京太郎「は、はい、喜んで!(おぉ、成り行きとはいえこんな美人と連絡先交換できるとは……ちょっとしんどいとか思いつつも付き合ってたかいがあった!)」


588 名前:板分割議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2012/07/01(日) 23:52:49.55 ID:KvWIRxzp0
小蒔「ではこれで……えっと、これをこうして……」

京太郎「あの、俺がやりましょうか?」

小蒔「だ、大丈夫です…………できました!」

京太郎「じゃあこっちも……(ピピピ)よし、これで交換できましたね」

小蒔「ありがとうございます。近いうちに連絡しますので」

京太郎「はい、待ってます!」

小蒔「では、さようなら」

京太郎「さようなら~」



小蒔「須賀さん……」

小蒔(お優しい人でした……もう少しお話ししたかったです)

小蒔「……そうです、今度お食事にでもお誘いしましょう。私が支払えば今日のお礼になりますし、お話もできます。それがいいです!」



初美「姫様えらくご機嫌ですねー」

霞「何かいい事でもあったんじゃないかしら」

巴「姫様……」

春「……」ポリポリ

589 名前:板分割議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2012/07/01(日) 23:54:10.30 ID:KvWIRxzp0
~会場廊下~
初美「姫様、頑張ってくださいねー!」

小蒔「はい! ……あれは」

小蒔(須賀さん? ……と一緒にいるのは)

優希「さっさとタコス持ってくるじぇ!」

京太郎「はいはい、もう用意できてるよ」

優希「おお、流石犬だじぇ!」

京太郎「ちゃんと手作りしてやったんだからありがたく食えよ」

優希「うむ、苦しゅうない!」

小蒔(清澄の……先鋒? どうして……それにあれ、須賀君の手料理なんでしょうか)

小蒔(……何でしょうこの気持ち。少し、良くないですね)

霞「? 小蒔ちゃん?」

小蒔「……」ゴゴゴ

巴「ひっ……寝てないのにこの気迫!?」ガタガタ

霞「ちょ、ちょっとどうしたの小蒔ちゃん!?」

初美「お、落ち着いてくださいですよー!」

小蒔「……」ゴゴゴゴゴゴ



この後優希が三倍満食らうのは仕方のない話

という訳で小蒔×京太郎。まさか一日に二つ投稿することになるとは……予定外だぞ須賀ァ!

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最終更新:2012年07月15日 20:07