ダヴァン「…という訳デシテ」

智葉「あの日やけに満足そうに帰ってきたのはそういう訳だったのか」

ハオ「羨ましい……」

ネリー「悪かったってばー」

明華「今度何か埋め合わせしますから」

智葉「うちのが世話になったな」

京太郎「いえいえ。大したことじゃないですよ」

智葉「確かに明華が言う通り礼をしないとな……よし、ダヴァン、ラーメン全部やれ」

ダヴァン「ファッ!?」

智葉「ラーメンの借りはラーメンで返しとけ」

ネリー「サトハー、それって持って帰るのが面倒なだけじゃない?」

明華「さすがに彼も持ち帰れませんし、ダヴァンみたいにラーメンばかり食べる訳にはいきませんよ」

智葉「そうだな……どうするか」

ハオ「ここは日本人らしいもので」

ネリー「日本人らしく?……ハラキリ?」

智葉「それ違うからな。責任取る方」

明華「責任……つまり責任を取ってもらうという?」

ダヴァン「それもだいぶ違いマス」

智葉「うーん……さすがにこのままという訳にはな」

京太郎「だから別に……」

ネリー「無理だよー。サトハの性格じゃ恩をきっちり返さないと気が済まないんだよー」

ハオ「これぞ……仁義」

明華「そう……任侠」

ダヴァン「それ以上はいけないデス」

智葉「お前ら帰ったら覚えとけ……君は何か希望はないか?私達のできることならやるぞ?」

京太郎「うーん……それじゃ」

京太郎「じゃあ、大会が終わってからでいいんで麻雀の指導してくれませんか?」

智葉「いいぞ。むしろ清澄と合同で練習するレベルでも構わん」

京太郎「いや、そこまでは…」

智葉「あの龍門渕を破り、姫松、永水の強豪に同等かそれ以上の試合をしたんだ。むしろこっちから頼みたいくらいだな」

ダヴァン「清澄はもはや強豪と言っていいデスヨ。明日の試合も、気が抜けマセン」

ネリー「いっそ合宿とかー?」

明華「いいですね。うちと清澄の合同合宿」

ハオ「場所は中国で…」

ダヴァン「さりげなく自分の国にしようとしない」

明華「そうですよ」

ネリー「もうーハオったらー」

智葉「……やるとしても日本から出ないからな?」

ダヴァン・ネリー・明華・ハオ「えー!?」

智葉「全く……」

京太郎「……合宿は確定なんですか?」

智葉「そこはまだ分からん。ま、一応連絡先くらい教えておこう。こんな奴らだが麻雀の実力は確かだ。気軽に連絡するといい」

京太郎「あ、ありがとうございます!」

智葉「それじゃ、そろそろ迎えがくるんでな」

京太郎「はい。また」

智葉「……明日の試合、初出場だとか、そういうことは一切考えない」

京太郎「え?」

智葉「全力で勝ちに行かせてもらう。そう伝えておいてくれ」

京太郎「……はい」

智葉「じゃあな。おら、行くぞ」

ダヴァン「それじゃあまた」

ネリー「ばいばーい」

明華「またお会いしましょう」

ハオ「絶対連絡して」

「ちょっと!こんな時間に呼び出すなんて……ってまたラーメン!?」

ネリー「監督ー。ちょっと引き抜いて欲しい人が…」

智葉「男子を引き抜こうとするな」



京太郎「明日、か。どうなるんだろうな」

京太郎「……試合には出れないけど、俺は俺にできることをやろう」



準決勝当日

美穂子「はい、お弁当です」

久「ありがとう」

美穂子「それと、こっちは須賀くんと作ったタコスです」

久「あら、須賀くんったら美穂子にまで手出したの」

美穂子「そ、それは……」

京太郎「違います!福路さんも否定してください!」

久「でも、あげないわよ?」

まこ「いつまでやっとるんじゃ」

久「そうね……それじゃ、みんな行きましょうか!」

咲・和・優希・まこ・京太郎「おーっ!!」



ダヴァン「やはり日本のラーメンは素晴らしいデス!!まさにスバラ!!」

智葉「どこで覚えてきた……他の奴らは?」

ダヴァン「先に行きマシタ」

智葉「そうか……じゃ、行こうか」



みさき「全国大会準決勝第2試合。実況は私、村吉みさき。解説は」

理沙「……野依理沙!」

みさき「で、お送りします。対戦校は臨海女子、姫松、有珠山、清澄の4校です」

みさき「野依プロはどの高校に注目されていますか?」

理沙「……全部!」

みさき「いや、そういうことじゃなくて、ひとつに絞ってください」

理沙「……Kちゃん」

みさき「……かわいいですよね、私も持ってます。では、各校先鋒戦が始まります」

優希「行くじぇ!」

和「落ち着いていってくださいね」

咲「が、頑張って!」

京太郎「負けんなよー。負けたらタコス抜きにしてやる」

優希「よーし、勝つからタコスの特盛りを用意しておくんだじぇ!」

久「タコスの特盛り……どんなのかしら」

まこ「どのみち優希しか食えんじゃろな」



智葉「さて、やってくるか」

ダヴァン「頑張ってクダサイ!」

ネリー「ファイトー!」



洋榎「ええかー?善野さんの前でしょーもないことしたら……油性や」

漫「や、やめて下さいよ!」

恭子「主将は……漫ちゃん分かっとるな?」

漫「は、はい!」

恭子「よし!行ってき!!」



成香「では、いってきます」

有珠山B「頑張ってー」

有珠山C「しっかりね」



優希「……準決勝か……あと2つだじぇ」

智葉「清澄か?」

優希「じょ?」

智葉「うちの奴らがそっちの須賀に世話になってな」

優希「なるほど……あの犬はまた……」

智葉「?とにかく、世話になったが手は抜かないので、そのつもりで」

優希「最初っからそのつもりだじぇ!全国3位でも私は引かないじぇ!」

智葉「……なるほどな、確かに全力でやらないと手強そうだ」

みさき「先鋒戦、開始です!!」


智葉「ロン」

みさき「ぜ、前半戦終了です!序盤は上重選手がトップでしたが、片岡選手、辻垣内選手が追いつきました」

理沙「全国3位!すごい!」

みさき「はい、全国3位の実力ですね」



優希「帰ったじぇ!!さすが私だじぇ!!」

久「おかえり。よくやったわ」

和「ゆーき、危ないところが結構ありましたよ」

まこ「まぁまぁ、結果オーライじゃ」

咲「優希ちゃん、すごいね!」

京太郎「ああ、優希の割には頑張ったな」

優希「何をー!」



智葉「ちっ、1年がやりやがる」

ネリー「大丈夫ー?」

ハオ「姫松の……結構やりますよ」

智葉「やってやるさ。ここで負けられるかってんだ」



漫「す、すんません!3位で終わって…」

恭子「何言うてんの。爆発してあの辻垣内が相手やったんや。よーやったわ」

漫「先輩……」

由子「後半いけるー?」

漫「はい!後半で追いつきます!」

洋榎「よーゆうた!行ってきや!!」



成香「すいません……私1人……」

有珠山D「ドンマイドンマイ」

有珠山E「ここからだって」



優希「ツモ!」

漫(ちょ……こいつの勢いはどこまであるんや!?)

智葉「ロン」

成香(こ、怖いです……)

漫(なんや……爆発しとるはずやのに、全然追いつける気がせぇへん……)

成香(うぅ……泣きそうです……)

優希(くっ……やっぱり南場じゃ追いつけないじぇ)

智葉(確かにお前は1年生なのに強いよ。よくやったと言ってやる。だが)

智葉「ロン」

智葉(簡単に負ける訳にはいかないんでな)

みさき「先鋒戦終了!!1位は臨海女子です。全国3位はやはり強かった」

理沙「……他も強かった!!」

みさき「そうですね、目が離せない試合でした」

先鋒戦結果

1位臨海555

2位清澄523

3位姫松396

4位有珠山137


優希「すまないじぇ……2位だったじぇ」

まこ「相手は全国3位じゃぞ?胸はってええわ」

まこ「そして、後はまかしとけ」



ハオ「行ってくる」

ダヴァン「清澄の眼鏡に気を付けて下さい」

明華「眼鏡の人って、結構強かったり癖が強かったりしますからね」

智葉「ほう?」

ハオ「大丈夫……私は負けない」



由子「行ってくるのよー」

絹恵「大丈夫ですか?清澄の次鋒、宮守のも完封してましたけど」

恭子「大丈夫や。昨日由子と話し合って、清澄対策はバッチリや」

由子「そうなのよー。前よりかなりやれるし……今度は、勝つのよー」

由子の補正が変化しました



有珠山次鋒「じゃ、行ってくるから、期待しないでね?」

有珠山副将「いや、頑張ろうよ」



みさき「次鋒戦、開始です!」


まこ(さあ、いっちょやるかな)

由子(残念だけどそれは私には効かないのよー)

有珠山次鋒(……アレ、いいな)

まこ(!?)

由子(え!?なんなのよー!?)

ハオ(……へぇ、また珍しいのがいる)

まこ「つ、ツモ!」



まこ(な、なんじゃあいつは!?)

由子(あんなのありなのー!?)

有珠山次鋒(……次は、こっち)

ハオ(……私)

まこ(よし!いける)

まこ「ロン!」


みさき「前半戦終了!清澄がトップを独走です!」

理沙「……有珠山、変わってる」

みさき「有珠山?……野依プロもだいぶ変わってる方ですよ?」

理沙「酷い!」



まこ「おーう……気味の悪い相手じゃ」

久「あら?勝ってるように見えるけど?」

まこ「なんかやってきそうで怖いわ。気が抜けん」



ハオ「……申し訳ない」

ネリー「いや、あんなの予想できないってー」

智葉「次、いけるか?」

ハオ「……このままじゃ、終わらない」

ハオの補正が変化しました



由子「思わぬ伏兵なのよー」

恭子「有珠山……そんなんやったとは……」

漫「かなりやっかいそうですね」

由子「でも、やるしかないのよー」

洋榎「大丈夫や!由子なら負けへんわ!!」

由子「そうなのよー。期待に応えてくるのよー」



有珠山次鋒「……戻らなくて、いいや」



みさき「後半戦開始です!」




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