京太郎「……ん、もう朝」

明華「あ、おはようございます」

京太郎「…………見知らぬ天井か」

明華「見知った彼女の下でなんてことを」

京太郎「そもそもなんでいるんですか!?ここは俺の部屋のはずですけど!!」

明華「ふっ。そんな小さなことはともかく……朝から元気ですよね?」

京太郎「生理現象です!」

明華「という訳で朝食をいただきます」

京太郎「朝からって……脱ぐの早いですね!?いや、俺は……」



明華「京太郎くん、お昼作ってきました」

京太郎「お、ありがとうございます。今日はパン買おうと思ってたんでありがたいです」

明華「どうぞ。母から教わったとっておきのメニューです」

京太郎「へぇ、とっておき……」

明華「どうしました?」

京太郎「なんで弁当に鰻が?」

明華「とっておきです」

京太郎「これはニンニクじゃ?」

明華「ちゃんと臭い対策もありますよ。これに一番苦労したそうです」

京太郎「この魚介類のようなものは?」

明華「スッポンです」

京太郎「どこの国のとっておきですか!本当にフランス人ですか!?」

明華「母が日本の食材を使い、今は亡き父を落としたと……」

京太郎「あ……そういえばお父さん……」

明華「そして私を仕込んだ時のメニューです」

京太郎「台無しじゃないですか!!」

明華「という訳で早く食べて私達も……ね?」

智葉「では今日の練習はこれまで」

京太郎「ふー、なかなか疲れましたね」

明華「そうですね。ご休憩します?」

京太郎「しません。そんなに俺から搾り取らないでください」

明華「おやぁ、搾り取られるよりかけるほうがいいですか?」

京太郎「そっちから離れろって言ってるんですよ!」

明華「まぁまぁ落ちついて。あ、怒って獣のようになった京太郎というのもいいですね?」

京太郎「もうやだこの人」

智葉「おい……お前な」

明華「なんですか?」

京太郎「言ってやってください」

智葉「これもらってくれ」

ラブホ無料券

京太郎「何渡してるんですか!!」

明華「ありがとうございます!!」

智葉「いや、ウチの若いの……じゃなくて、親戚が持っててな。余るくらいならやる、ってなってな」

京太郎「だからって……」

智葉「……部活終了後の部室から妙な声が聞こえるという噂が立っているんだが?」

京太郎「…………」

明華「さっそく使わせていただきます!!さ、たまにはこういう場所もいいですね!!」

京太郎「ちくしょぉぉぉ…………」



明華「明日は休みなので夜通しやりましょう!!」

京太郎「おーい、不審者通してるぞー」

明華「ご両親の許可は取ってあります。で、出張だそうで」

京太郎「どちくしょう」

明華「……やっぱり、迷惑ですか?」

京太郎「え?」

明華「私、母子家庭だって知ってますよね?」

京太郎「ええ」

明華「母は、大事な人との時間がもっと欲しかったって言ってました」

京太郎「…………」

明華「いつ別れるか分からない。だから、今大事な人と一緒にいたい」

京太郎「明華さん……俺……」

明華「……という夢をみました」

京太郎「俺の気持ちを返せ」

明華「まぁ、そういう訳でやりましょう!」

京太郎「結局それですか!!」

明華(でも、大事な人と一緒にいたいって気持ちは本当です。それに)

明華(結局京太郎は優しくて、してくれて)

明華「っはぁ……はぁ、はぁ……もう、限界……」

京太郎「何言ってるんですか?」

明華「きょう……たろ……」

明華(最後は主導権を握って、私をめちゃくちゃにしますよね)

明華「待って……もう、私……」

京太郎「夜通しって言ったの明華さんですしね。寝かしませんよ?」

明華(そんな京太郎が大好きです)


カンッ!!