遠征先の旅館です

竜華「京太郎、こっちこっち」

京太郎「竜華さん、もう就寝時間ですよね?バレたら色々面倒ですよ?」

竜華「ええからええから。付いてき」

京太郎「……ベランダ?」

竜華「秋やから少し冷えるかな」

京太郎「すこし肌寒いくらいなんで大丈夫ですよ」

竜華「ほら、見てみ。今夜満月やん」

京太郎「お、雲も全くないからよく見えますね」

竜華「ちょっと月見でもしたくなったんよ。一人でやるんも寂しいし、な?」

京太郎「だからってこんな夜中に呼び出さなくても」

竜華「もうちょっと早く呼びたかったんやけどな……これ作るんに思いのほか時間かかってな」

京太郎「……おはぎとお茶?」

竜華「秋の夜長におはぎでも、ってな」

京太郎「月見は団子じゃないんですか?」

竜華「こないだ見たおはぎがおいしそうで……いらん?」

京太郎「いただきます……美味しいですね、これ」

竜華「やろ?こうやっておはぎでも食べながらのんびりしたかったんや」

京太郎「また熱いお茶に合いますねー」

竜華「せやろ?」

竜華(……こうやって好きな人とのんびりしたかったんよね……まだ付き合ってないけど)

竜華(……ああ、でも幸せってこういうことやろなー)

竜華「えへへ」

京太郎「竜華さん?」

竜華「あ、なんでもないで?月が綺麗やなー、って思ってな?」

京太郎「……え?」

竜華「?どないしたん、そんな驚いた顔して」

京太郎「いや、さっきの……」

竜華「?」

京太郎「……いや、微妙に違いましたよね」

京太郎「……月が綺麗ですね」

竜華「ほんまやね」

京太郎「私死んでもいいわ、なんてね」

竜華「い、いきなり物騒なこと言うなぁ……まだ死んでもらったら困るで?」

京太郎「そうですよね」クスッ

竜華「?」

竜華「昨日の京太郎なんやったんやろな……」

竜華「月は綺麗やったけど、死んでもいい、なんて物騒やな……ん?」

竜華「え?じゃあ昨日言われたんは…」

竜華「……うわぁ……どないしよ」


その後、顔を真っ赤にしながら京太郎と話す竜華が見られたとか


カンッ!!