淡、自宅

淡「うーん、久しぶりに泡風呂にしたなー」

淡「豪華っぽい感じがいいよね、キョータロー!」

京太郎「うん、まず一緒に風呂に入ろうとしてる時点で問題あるな」

淡「えー?今さら文句言うー?『今日の部活でトップだったらなんでも言うこと聞く』って言ったじゃん」

京太郎「ああ言ったよ。でもそれが一緒に風呂に入ることになるのと、照さんが来ないのを知ってたら絶対に言わなかったけどな!」

京太郎「てかそれもお前が仕組んだんだろ!」

京太郎「帰りに喫茶店で読書しながら幸せそうにケーキ食ってる照さん見付けてから気付いたよ!」

淡「てへっ。ケーキ無料券、テルー喜んでくれたよ?」

京太郎「その後菫さんがすっげー説教してたがな」

淡「それでも約束は守らなきゃだよねー?」

京太郎「くっ……」

淡「じゃあまずは髪洗ってもらおっかなー」

京太郎「……ったく、タオル外すんじゃねーぞ」

淡「オッケー」



京太郎「……髪、結構綺麗だな」

淡「まーねー。でも、結構手入れとか洗ったりとか時間かかるんだよ?」

京太郎「そりゃこんだけ長けりゃなー」

淡「……丁寧に洗うね?」

京太郎「他人の髪だしな。下手に荒っぽくできねーって」

淡「そういうとこ優しいんだよねー」

京太郎「うっせ。おら、流すぞ」

淡「ん……じゃあ次は背中を」

京太郎「やらねーぞ?」

淡「私がやるの!」

京太郎「……大丈夫なのか?」

淡「もっちろん!なんなら前も洗ってあげよっか?」

京太郎「やめろ」



淡「……結構背中広いねー」

京太郎「そりゃ男だしな。そういや言われるままにお前の家まで来たけど、家の人とかどうしたんだ?」

淡「ん?どっちも出張で帰ってこないよ?帰ってきても来週かなー」

京太郎「……大丈夫なのか?」

淡「え?いないからできるんじゃん」

京太郎(2人っきりってことがだよ!)

淡「流すよー」



淡「さあ入ろう!」

京太郎「おい、タオルに手をかけるな」

淡「え?マナー違反じゃん」

京太郎「お前にマナーについて言われるとはな。そもそもお前…」

淡「おっさきー」

京太郎「……ま、タオルしてるからいいか」

淡「え?」タオル

京太郎「外すなよ!」後ろ向く

淡「大丈夫!泡風呂だから見えないって!」

京太郎「……本当だろうな?」

淡「ほらこの通り!」一部泡で隠すように

京太郎「余計駄目だろ!」

淡「もう!いいから入ってよ!」

京太郎「おい引っ張るな、うおっ!?」

淡「これで一緒に入ったね!」

京太郎「全く……」

淡「泡風呂も気持ちいーよね?」

京太郎「そうだな……泡風呂って初めてだけど、結構いいもんだな」

淡「ふふっ、良かった!」

京太郎「……やけに嬉しそうだな」

淡「ちょうど昨日やってた洋画でね?恋人同士が一緒に泡風呂入ってるシーンがあったからキョータローと入りたかったの!」

京太郎「お前、恋人同士って……」

淡「あっ……」

京太郎「…………」

淡「……ね。キョータローはさ、こういうの、嫌い?」

淡「その、私もね?女の子だから、こういうことやってみたいし……」

京太郎「淡……」

淡「それに……キョータローのこと、が……アレ?」

京太郎「淡?おい!しっかりしろ!淡!!」

淡「……なんか……ぐるぐる……回って……」

淡「……アレ?」

京太郎「お、起きたか」

淡「私……」

京太郎「のぼせたんだよ。勝手に色々使わせてもらったぞ。ほら、水飲んどけ」

淡「ありがと……え?私、Yシャツだけ?」

京太郎「あー……お前がのぼせて湯船から上げて、泡流したり色々して……」

淡「……全部、見たの?」

京太郎「……すまん、不可抗力だ。そうするしかなかった」

淡「……これ、キョータローの?」

京太郎「……悪い、他に無くてな」

淡「……いいよ。のぼせちゃった私が悪いんだし……嫌じゃないし」

京太郎「ん?最後なんだって?」

淡「な、なんでもない!」

京太郎「そうか?……それとな」

淡「な、何?」

京太郎「……のぼせただけとはいえ、1人にするのが心配だから……今日ここにいていいか?」

淡「え……いいの?」

京太郎「ほっとけねーんだよ……お前のこと」

淡「……ね、キョータロー?」

京太郎「な、なんだよ」

淡「お風呂での続きだけど……私、キョータローのことが好きだよ」

淡「だから……今日は、ずっと一緒にいよ?」


カンッ!!