えり「次の試合は一時間後ですね」
咏「ご飯ご飯ー♪」
えり「ああ、お昼はどうしましょうか……外に食べに行きますか?」
京太郎「あ、いた!三尋木さーん」スタスタ
えり「おや、あれは……京太郎くん?」
咏「にょっ!?きょ、京太郎!?ど、どうしてここに……?」アタフタ
京太郎「お昼ご飯を届けに来たんですよ」スッ
咏「お、お弁当……」
えり「手作り、ですか?」
京太郎「はい!あっ、針生さんの分も作ればよかったですね……」ショボーン
えり「私のを?ふふっ、いい彼氏をもちましたね、三尋木プロ」ニヤニヤ
咏「あう……///」カァァ
えり「それでは私はお邪魔のようなので、外で食べてきますね」スタスタ
京太郎「あ……気、遣わせちゃったかな……」
咏「な、なんでいきなり来るかなぁ、もーバカ……///」
京太郎「テレビで解説の三尋木さんをガン見してたので」
咏「いや対局を見ろよ!」
京太郎「それで、お昼どうすんだろうなーと思って」
咏「いやぁ京太郎の彼女でよかった~、えりちゃんには悪いけど」
京太郎「俺も、三尋木さんの彼氏で嬉しいですよ」ニコッ
咏「……///」カァァ
京太郎「解説見てて思ったんですけど……なんか適当じゃないですか」
咏「な、なんのことー?わっかんねー」シラッ
京太郎「……それと、解説してる時と俺といる時って性格違いますよね」
咏「……し、知らんし……///」
京太郎「いつもはもっと大人しいのになぁ、三尋木さん」
咏「……む」ピクッ
京太郎「?」
咏「さっきから、呼び方が気に入らなーい」プクー
京太郎「よ、呼び方?でも一応…………一応、年上ですから」チラッ
咏「お?なんだ今の間は?バカにしただろー?身長的な意味で!」
京太郎「いえ胸囲的な意味で」
咏「きょ、京太郎のスケベ!バカ!///」バッ
京太郎「いやいや、隠されても」
京太郎「呼び方って、どういうのがいいんですか」
咏「嫁!もしくは妻!」
京太郎「なんでやねん」
咏「高校を卒業したらいずれそうなるんだからさー…………っ……///」カァァ
京太郎(自ら墓穴を掘ったな……)
咏「人前だと、家内とか言われるのかなー……///」
京太郎「将来の話ですよね、今はじゃあ……」
咏「マイ・ワイフとか?」
京太郎「それも将来ですね!」
咏「じゃー彼女だから、ガールフレンド?」
京太郎「あの言いづらいんで英語以外でお願いします!」
咏「意中の人」
京太郎「あ、意中の人醤油取ってーってか、違和感ありすぎでしょう」
咏「……なんで醤油?」
京太郎「それに意中というか……普通に俺は大好きですから、三尋木さんを」
咏「うたっ!?///」ボフンッ
京太郎「なんだその驚き方」
咏「あ……咏!な、名前で、呼んでほしい……」
京太郎「はぁ、それじゃあ……咏さん」
咏「ぅ……///」
京太郎「将来は呼び捨てになるんでしょうかねー?」
咏「た……耐えられるかな……」ボソボソ
京太郎「咏」キリッ
咏「う、うわわっ!?そそっ、それは、無し、ダメ!!///」
京太郎「呼び捨てはやっぱり恥ずかしいですか?」
咏「しっ、知らんし……///」プイッ
京太郎「……正直、体系的には咏ちゃんって感じだ」ボソッ
咏「なにをー!?今に見てろー、瑞原プロみたいになるから!」
京太郎「ほーら咏ちゃん高い高ーい!」バッ
咏「うわっ!?お、降ろせバカー!」ブンブン
京太郎「あははっ、あの、咏さん」
咏「な、なに?京太郎」
京太郎「絶対、結婚しましょうね!」
咏「……知ってる、バカ」
カンッ!
最終更新:2014年03月31日 22:32