京太郎(まずはビスケットを砕いてっと)ドンドン
照「~♪」モグモグ
京太郎(砕いてる間にチンしたバターをビスケットに混ぜて冷蔵庫へ…)
照「~♪」パクパク
京太郎(さて後はクリームチーズと生クリームを…ってあれ?)
京太郎「…照さんここにあったクリームチーズと生クリーム知りませんか?」キョロキョロ
照「うん、美味しかったよ?」
京太郎「美味しかったって全部食べちゃったんですか!?」
照「個人的にはもう少し砂糖を加えてくれた方が好みかな?」
京太郎「…いいんですか?IH近いのにココ(料理部)にいて」
照「その辺は大丈夫。今日のノルマ分の練習は朝とお昼に前もってこなしたし、練習相手は全員ゴッ倒したから」キリッ
京太郎「だからって一々ここに来なくてもいいじゃないですか。最近は麻雀部の人にも宮永先輩知りませんか?とか聞かれるんですよ」
照「ならいっそ京ちゃんも麻雀部に入ればいい」
京太郎「それは前にお断りしましたよね。それにウチは男女問わずハードルが高いですからね」
京太郎「俺の実力じゃ入部テスト受ける前に門前払いですよ」
照「それなら私が教えるよ。京ちゃんなら合格どころか男子部のエースも狙えるかも」
京太郎「魅力的な話ですけどそんな事してもらったら麻雀部だけじゃなく全校生徒敵に回しかねないので遠慮します」
京太郎「照さんって結構人気あるんですよ?」
照「ぶー…!?」ゾワ
照(…この気配は)イソイソ
京太郎「照さん何やってるんですか?」
照「私はココに隠れるから誰が訪ねて来ても居ないって言ってね」
京太郎「またですか…」ハァ
ガラガラ
菫「部活中に申し訳ないが須賀君は居るだろうか?」
京太郎「弘世先輩お疲れ様です。どうかしましたか?」
菫「あぁ須賀そこにいたか。何時もの事なんだが照を見なかったか?」
京太郎「照さんですか…いえ、みませんでしたよ」ユビサシ
菫「…そうか。では私は他の場所を探しているからもし照が来たら私に連絡を頼む」ガラガラ
照「…菫は行ったかな?」コソコソ
菫「いやまだ居るぞ」
照「菫なんで!?」
菫「お前が須賀以外の所に行くのはまずあり得ないからな。さて、休憩は十分とっただろう?ほら部活動の再開だ」ガシ
照「京ちゃん助けて」ズルズル
京太郎「部活頑張ってくださいね。後でちゃんと差し入れ持っていきますから」
照「ほんと!?」
京太郎「はい。この後は女子部全員の総当たり戦でしたよね?それで一位を取ったなら専用のケーキを1ホール渡しますよ」
菫「…須賀、意地汚いと思われるかもしれないがその…専用のケーキと言うのは私が貰う事も可能か?」
照「京ちゃんは私の為に作ってくれるんだから菫のはないよ」ゴゴゴ
菫「須賀が出した条件は「総当たり戦で一位を取った者に渡す」だ。つまり私にももらう権利があるのは当然だろう?」ゴゴゴ
京太郎「俺としては別にかまいませんが今日作るケーキはレアチーズケーキですけど弘世先輩はレアチーズって大丈夫ですか?」
菫「レアチーズか…ああ問題ない。君の作るデザートに苦手なものはないよ」
照「京ちゃん!?」
京太郎「照さんが一位を取れば問題ない話じゃないですか。それにそっちの方が照さん本気になりますよね」
照「それは…」
京太郎「それにチーム虎姫用に同じものをもう一つ作るつもりですから1/4サイズで食べれますよ?」
照菫(…つまり一位を取れなかったらケーキが半分以下になるんだ(のか))
菫「決まりだな」ゴゴゴ
照「菫には渡さない」ゴゴゴ
京太郎(二人とも気合入ってるな。三連覇がかかってるから当然か…さて俺も頑張って美味しいケーキ作るかな)
その後二人の虎姫によって部員全員がゴッ倒され同着一位となった照と菫の為に更にもう一つケーキを作る事になったのは別の話
カン
最終更新:2014年03月31日 22:04