京太郎「部長」

久「なに? 今ちょっと桃鉄で閻魔にホールインワンされて機嫌悪いんだけど」

京太郎「日本は広いですね。俺はこの全国という舞台で痛感しました」

久「そうね。こんなに広い日本なのに、どうして私の物件ばかり奪われるのかしら」

京太郎「確かに和や鶴賀の東横さんも凄い」

京太郎「だが、姫松の上重さんや、有珠山の真屋さんのような、小さな巨人の存在を、俺は知ってしまった……」

久「やめやめ! 相手をまめ鬼にして無双しよーっと」

京太郎「しかし! 永水の石戸さんを凌駕するものは未だ現れず!」

久「やっぱ弱いやつを叩きのめすのっていいわねー」

京太郎「ということで部長ッ! 永水の試合観戦しに行きたいんでこの縄解いて下さいッ!」

久「ダメに決まってるでしょー。全国についてくるなら、用事がない場合は外出禁止って約束でしょ」

京太郎「て、偵察に……」

久「まこたちが行ってるからいらないわよ」

京太郎「くっ、どうしてもダメなんですか……?」

久「胸見ない、顔見ない、足見ない、口説かないを守れるなら、リードつけて会場に連れてってあげるわよ」

京太郎「……一人になりたいなぁ」

和「一人になったら、ところかまわず女性に声かけるでしょう」

久「あらおかえり。もう終わったの?」

和「はい。お昼はみんなで外で食べようということで、部長を呼びに来たんですが……」

京太郎「ん?」

和「かわいそうなので、須賀くんも……」

京太郎「ホテルから出れるのか!?」

和「と思いましたが、その態度ではダメですね」

京太郎「そんなぁ……」

和「じゃ、行きましょうか部長」

久「そうね。須賀くん、お土産買ってきてあげるから、おとなしく留守番しててね」

京太郎「くそう、本当に行っちまった。ん? 縄が緩い……解けた! よし、これなら……」

咲「抜け出せる」

京太郎「おうともよ! これで……その、あの……」

咲「これで、なに?」

京太郎「……」

咲「試したのは謝るよ。でも、約束破られるのは、ショックだなぁ。てなわけでペナルティだよ、京ちゃん。覚悟はいいよね?」

京太郎「あい……」


カンッ!