456 名前:咲と京太郎の歌[] 投稿日:2011/01/29(土) 22:39:03 ID:9Djkf28NO
胸騒ぎとともに眠りについた夜更け
とても悲しい夢を見ていたのを覚えている
その朝予感は沈黙を破るように
鳴り出した電話で現実のものとなった
心に消えない傷跡を残したまま
京ちゃんは一人星になった

さよならね
もう二度と会えない場所へ行ったのね
永遠の別れの冷たさを受け止められずに
聞かせてほしかった
嘘で構わないから
あたしは京ちゃんに確かに愛されてたって
たった一度でいいから

終わりなきはずの悲しみは幕を閉じて
季節もかわって寒さがやけに身にしみるけど
あれは忘れもしない夏の始まりの日で
あたしの代わりに今年は空が泣き続けた
だってあまりにも夢の続きの様で
まだ泣くことさえもできないまま

さよならね
最後の言葉さえ届かない
別れの冷たさを嫌ってほど思い知らせれる
聞かせてほしかった
嘘で構わないから
過ごしたあの日をくやんだりしてないんだって
たった一度でいいから
どうしてそうやって最後の最後まで
ねえ思い出だけを置いてくの

さよならね
もう二度と会えない場所へ行ったのね
永遠の別れの冷たさを受け止められずに
聞かせてほしかった
嘘で構わないから
あたしは京ちゃんに確かに愛されてたって
たった一度でいいから

これはただの夢の続きの物語で
あたしはまだ目が覚めてないだけと言って
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最終更新:2012年07月15日 09:38